2018/04/26 (Thu) 知過必改 得能莫忘

過ちを知れば必ず改め
能(よきこと)を得ては忘るる莫(なか)れ

『千字文(せんじもん)』の中にあった言葉で、読む方も書き写す方も、なかなかはかどりませんが(^^ゞ
これは楊過の名前の元となった『過ちあれば之を改む』と似てるな~と、印象に残りました。

岩波文庫版にある「李注」(これが面白くて読んでるワケですが(笑)によると

『過ちがあっても、改めることができれば、過ちがないのと同じことである。過ちを犯しても改めないのなら、それは大きな災いとなる。【論語】(学而がくじ)に言う。「過てばすなわち改むるにはばかることなかれ」と。過ちを犯さない人は居ない。過ちがあれば、必ず改めよというのである――云々とあって、秦の穆(ぼく)公が、自分の駿馬を殺して食べた5人の盗賊を許した上、馬肉に毒があった場合でも、これを飲んでいれば病にならないで済むという薬酒まで与えたところ、5人はすっかり改心。さらに穆公の恩義に報いたいと思い、秦が晋と戦った時、先鋒の将となって大いに戦ったというエピソードがこれに続いています。

現代はここまでは行かなくても、身近なところでは、仕事でミスって注意されたら、そこを修正して、以後、同じミスを犯さないように注意するなり対策を立てるなりすれば、より良いことになる、というところでしょうが~~

まあ、仕事のミス程度なら、注意してくれる人はいくらでもいますが
(というか、そこでミスったまま放置したら、会社の損失になりますものね(笑) 
性格の欠点とか行動の過ちとかは、なかなか注意してくれる人がいないわけで。
それでも、親とかししょー~もとい、師匠(「ししょー」は『エミルクロニクル』キャラのサイちゃんの呼び方だった)とか上司がいる場合はね~、まだ、あれこれ注意してくれるんでしょうが、自分が、まあ、親になった場合は兎も角(子供が結構文句を言うので)師匠だの先生だの、上司でも部長、専務クラスになってくると、これはもう、注意じゃなくて諫言(かんげん)ってコトになりますから、相手に受け入れるだけの度量がない場合、自分で自分の首を絞める――場合によっては首が飛ぶことになります。
(実際、上司のパワハラに耐え兼ねて本社の部長に訴えた友人、その上司を地方の支社に飛ばすことに成功した代わりに、「喧嘩両成敗ということで、申し訳ないが辞めてくれるか」と、会社から因果を含められちゃいましたからね~)

というわけで、わが友人並みに気性が激しいか、余程腹に据えかねているか、そうでなければ、昔の、影腹(切腹しておいて、すぐには死なないように、腹に晒(さらし)を巻いておく)切っておいて殿さまに諫言した忠臣並みにその人のことを思っているのでもない限り、『大人』な人は、黙って穏便に、その人から離れて行くわけで…………
そうすると、人間、偉くなればなるほど、自分で自分を顧みて自省して自制して、相手に対する言動も、それが正しいか、効果的か、自分の思い込みだけで突っ走っていないか、部下や生徒たちが、自分との立場の違い上素直に指示に従っては居ても、本心では反発したりショックを受けたり、それを通り越して愛想を尽かすようなことを言ってないか、よくよく注意しなければいけないわけで――いやぁ、今の偉い人は大変だ(笑)
だって、立場が偉くなっただけで、自分の中身は変わってないのに、専務とか社長とかって持ち上げられると、精神までレベルアップしたって錯覚しちゃいがちですものね~。
(あ~。その点、ウチの社長は偉いな~。まあ、やっておられる仕事は、専務時代と全く変わってない――むしろ、自分がトップに立った分、大変になってるわけですが――専務時代と全然変わられないですもの)

ちなみに、なんで話がこういう流れになったかというと、中学生のころ、あれは武者小路実篤の本でしたかね。宮本武蔵が、当時当時仕えていた殿さま(細川公だったと思う)に、「真(まこと)の武士とはどういうものであろうか?」 と尋ねられ、養子の宮本伊織を呼ぶや、殿から切腹を仰せつかったと告げます。
と、伊織、顔色一つどころか眉一筋動かさず、平然と切腹の支度をはじめ、続いて、切腹の沙汰は取りやめになったと聞かされても、同様に平静なままであった――というエピソードが載っておりまして、真の武士とは、それほどに死を見ること帰するがごとく――というか、生死に対して感情を動かさないものだ、と云返答であったかと思われましたが、本当につい最近まで、私はこの話が大嫌いでね~。
なんせ、侍なんて、殿さまの命令ひとつで簡単に、唯々諾々と腹を切っちゃうようなものか、と思っちゃったものですから。

で、その考えが、ころっとひっくり返ったのは、隆慶一郎を読むようになってからですから、三十代になってからかなぁ。
殿さまの立場になってみれば、余程のバカ殿でもない限り、侍というものは、自分の命令ひとつでこんなに簡単に死んじゃうものかと、慄然と――人によっては恐怖すら覚えたことでしょう。
で、ちょっと考え深い殿さまなら、だからこそ、決して間違った命令は出せない。よくよく熟考しなければ、と思ったことでしょうし、武蔵の方も、自分が仕える殿さまが名君と思えばこそ、二重の意味で、こういう答え方をしたのだろうなぁ、と思ったからです。
でもって、子が親に従い、部下が上司に従う以上、親や上司は正しい支持が出せて当たり前。自分を律して手本となることが当たり前であり(実は、これに気付いている人は、もの凄く少ないと思いますケド)
そうしてみると、親であれ上司であれ、その他の人であれ、人の上に立つってことは大変なことだよなぁと、ずっと思ってきたからなのでした。

(知らない人は、昔の殿様や将軍様は、やりたい放題やってたみたいに思ってますが、殿さまたちがワガママを言うと、組んであった予定が狂って家来が大変なことになったり、下手をすると切腹した、場合によっては御家おとり潰しの元になったりするので、余程のバカ殿じゃない限り、自制が習慣になってたって言いますから、やっぱり大変は大変だけど、大変さが違うと思う(笑)



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2013/04/03 (Wed) 読書メーター 3月のまとめ

燃え尽き現象かなぁ。書きたいという気分はあって、記事にしたいネタも色々あるんだけど、それが実行にまで移らない(^_^;)
……てな事を言っていると、あれもこれも永遠に書けなくなりそうなので、取り敢えずは、簡単に記事になりそうなものから。

というコトで……

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2013/02/02 (Sat) 読書メーター 1月のまとめ

ここ何十年来で一番、本を読まない生活を送っています。
(その分、DVDの鑑賞と、昔書いた小説の手直しとかになってるわけなんですけどね)

てことで、脳が軽い読み物を求めるのか……
今回読みきったの、ほとんどマンガばっかだな~(^▽^;)

他にもチラホラ、参考資料本みたいなのは見てるんですがね……

さて。

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2012/12/05 (Wed) 超簡単 まんが中国語

超簡単 まんが中国語―はじめての中国語入門 (知恵の森文庫)超簡単 まんが中国語―はじめての中国語入門 (知恵の森文庫)
(2010/02/09)
高 信太郎

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まずはこの本、有名な西遊記のキャラクターたちを案内役に、“中国語の旅”をしながら勉強してゆこうと言う本で、いつごろかなぁ、ちょっと前に買って、ろくに読まずに、そのあたりに突っ込んでおいたんですが、
先日、ふと思いついて引っ張り出してみましたら……
これが、意外に実践的――というか、
私のように中国語を習いにも行かず、独学といえるほどの勉強もせずに、中文のサイトのドラマを見たり、中文のDVDを買ってしまったり、と言う無謀な人間には、実に強い味方なのでありました。
(一応、この数年の間に、中国語入門みたいな本も、何冊かは読んでみたんですよね。で、字引も持ってます。このごろは、大概手元に待機させておりますし)

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2012/10/17 (Wed) 吉原御免状

吉原御免状 (新潮文庫)吉原御免状 (新潮文庫)
(1989/09)
隆 慶一郎

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『浣花洗剣録』を見たり、記事を書いたりしているうちに、若い頃(笑)に熱心に読んだ、柴田錬三郎やら隆慶一郎やらの小説が懐かしくなって、
剣と恋――というか、孤独に生い立った青年剣士の成長と恋の物語ということでは、『浣花~』の作品世界は、むしろシバレンさんの剣豪小説――いわゆる戦国三部作――と言ってもわからないか(^▽^;)や、『運命峠』の方が近いかな~~と思いつつ、
なんか、気分的にはこちらの方がしっくるくるかしら~と、引っ張り出してみました。
(というより、隆作品は未だに大好きなので、大抵がすぐ読める場所に待機させてあるんです(笑)
うん。やっぱり、しっくり着ました。


さて。

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2012/10/03 (Wed) 読書メーター 9月のまとめ

あれよ、という間の10月です。
で、↓以外にも、お片づけとか時間の使い方の本なんかも読んでるのに、部屋は散らかる一方。
なぜだ~!?
(あ。両手広げて絶叫とかはしてませんから(笑)
と考えたら、
仕事から帰ってくると、もう、動くのも億劫なくらい疲れてるんですよね。なんせ、力仕事――つか、肉体労働と頭脳労働を兼ね備えた仕事なもんですから(笑)

一昨日なんて、マジで、朝干していった洗濯物、取り込んでたたむって考えただけで、うんざりしちゃって ヾ(--;)ぉぃぉぃ
で、どうしたかというと、先にお茶して、少ぉし体力を充電したあと、以前にDさんからプレゼントされた武協ドラマの主題歌CDをかけながらの作業で、なんとかこなしました。

武侠はパワーの原典でもあるようですな(笑)


さて。

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2012/08/02 (Thu) 読書メーター 7月のまとめ

8月です! 相も変わらず熱い――じゃない、暑いです。
……が、体のほうがちょっと慣れてきたのかなぁ。
室温30度だったら、エアコン無しで眠れるもの。

onemu
(これも、昔描いた絵)

さて、

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2012/07/01 (Sun) 読書メータ 6月のまとめ

あっという間の7月です。
で、気がついたら、先月は3本しか記事をUPしてなかったと言う……。

今月から定例が復活するし、もうちょっと全体定期にゆとりが出来るといいなぁ。


さて、6月中に読んだ本ですが……

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2012/06/02 (Sat) 読書メーター 5月のまとめ

……という機能も備えられてるんですな、読書メーター。(すぐれものかも)
んで、タグを自分のHPやブログに貼り付けて使えますってことなので、早速実行してみました。

で、文中、赤字部分はあとからの書き加えです。

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2012/02/25 (Sat) 『チーズ スイートホーム』と『ふくふく ふにゃーん』

ふく*たま さんからお借りしている本です。

チーズスイートホーム(1) (モーニングKCDX (1943))チーズスイートホーム(1) (モーニングKCDX (1943))
(2004/11/22)
こなみ かなた

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(帯には『この子猫、拾ってください』と書いてありますが、本当に拾いたくなりますね(笑)

ママと兄弟たちとお散歩に出て、いきなり迷子になった子猫。空腹で行き倒れになった所を、ある家族に保護され、猫自身の思い込みから、チーという名前になり、(このエピソードも、かなり笑えますが)最初は、一家の住むマンションがペット飼育不可なところから、引き取り手を捜していたはずが、いつの間にやら家族の一員となり……

チーズスイートホーム(5) (KCデラックス)チーズスイートホーム(5) (KCデラックス)
(2008/04/23)
こなみ かなた

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(もう、こんなに元気)

元気な女の子猫、チーをめぐる、ほのぼのして、かなり笑えるハートフルコミックス……かな(^^)
で、とにかくチーが可愛いんです。
特に、萩尾望都さん仰るところのチー語――って、生後2~3ヶ月の子猫だから、舌が回ってないわけなんですが、
「おうち かえうー」
「いーとこらー」
「オトーサン ヨーヘー たつけて」
という具合に、ほぼラ行がア行、ダ行がラ行、サ行がタ行になってまして、これ、続けて読んでたら、こちらまでうつってしまいまして、
朝、出社して、お仕事用のチェックリストがどこかへ消えてて、思わず、
「あえ?」 ヾ(^o^;オイオイオイオイ・・・
(いや、口に出したりはしませんけどね(笑)

んで、とにかく元気で、一生懸命で、表情豊かなところがいいですね。
オトーサン、オカーサン、息子のヨーヘーもいい味出てますし。
最初は怖そうだった、同じマンションに住む『クロいの』とのかかわりも、なにやらしみじみさせられて、実にいいし。
思い込みやら勘違いやら、あと、迷子になったり困ったり、当てが外れて涙目になっちゃう所も可愛いし。

あ、そうそう。迷子といえばチー、4巻で一家が引っ越したペット可のマンションも含め、チー、武侠ドラマに並にかなり狭い範囲をウロウロしているらしく、
チーが通ってる塀の上で、ママと兄弟らしい猫たちがお昼寝していたり、
知り合いになった三毛おばさんに連れられてゆく途中の壁に、『探しています』という、チーの似顔絵つきの紙が貼ってあったり、
チーが歩いてるちょっと向こうの道を、ママと兄弟らしい猫が通ってたりと、こういうところの描き方が実に上手いです。

で、貸していただいたのが5巻までですが、どうやら全8巻なのかな? ママと再会できるかとか、先が気になって、行きつけの本屋さんに全巻揃ってるのを見て、思わず大人買いしかけましたが、そこはちょっと自制をかけて(笑)
図書検索かけてみたら、借りられるんですねーこれが。
ということで、今度予約しておいて6~8、借りてみようと思ってます。


ふくふくふにゃ~ん こたつの巻 (講談社漫画文庫)ふくふくふにゃ~ん こたつの巻 (講談社漫画文庫)
(2004/12/10)
こなみ かなた

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(あと『ごはんの巻』『縁側の巻』『原っぱの巻』をお借りしています)
こちらは和テイスト。
で、よろずやを営むおばあさんと、ちょっと目つきの悪い三毛猫の『ふくふく』との日常ですが、これがもう笑える笑る。
大人猫な分、行動範囲も広いし、その分失敗も悪さ(と、本猫は思ってないでしょうが)もグレードアップしてるわけですが、
ページめくる毎に――と言っては大げさでが、とにかく随所で、「くすっ」「にやり」「ぷっ」「ぷくくくく……」から「きゃはは……」まで。
これの面白さは、実際に読まなきゃわからないですが、とにかく笑わせていただきました。

あと、両方ともですが、擬音がなんとも絶妙――というか、いい味を出してますな~。
チーが走るときに、タララララー(勢いが付くと、ダララララーになる)から、ミウク――じゃない、ミルクを飲んだりご飯を食べるときの、ちゃっ ちゃっ ちゃっ というのはもちろんですが、ブラッシングされるときの、
 く~し く~し
「はわ?」
くしし~ くしし~
「はわわわ~」
それと、ふくふくがコタツで温まりすぎたときの 『ほが ほが』なんて、いかにも――って感じで、読みながらニヤニヤしてました。

ふく*たま さん、楽しい本をありがとうございます。

あ、そういえば……
三毛猫ってコトは、ふくふくも女の子猫なんでしょうか。(そうは思えないような、でも納得できるような(笑)

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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