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大唐游侠伝 第5集~第6集

唐代版スターウォーズとの評判もいよいよ高い『大唐游侠伝』、今度は王龍客以上の有力なハン・ソロ候補が出てまいりました(笑)

それは、王龍客の配下にして、精精児(せいせいじ)の師弟である空空児(くうくうじ)。

kukuji

……って、精精児、空空児ってば、なんでも聶隠娘と戦った妖術使いの名前なんだそうで、  梁羽生先生、遊んでるなぁ(^m^)


さて、
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中国妖艶伝

中国妖艶伝 (文春文庫)

海音寺潮五郎先生の中国モノの短編集で、
1991年、第一刷発行 (^▽^;)
(古い本なので、イメージ画像が無いんですな)

ウチの~というか、私の本棚には、今になってみると、当時、何を思って買ったかな~? と云う本が何冊か入っております。
で、この本も、その1冊。

と云うか、中国モノだろうが、剣豪小説だろうが、SFだろうがFTだろうが、面白そうだと思えば何でも読んでいたころの産物なんでしょうね。
(と、まるで他人事のように(笑)

さて。


大唐游侠伝 第3集~第4集

『相手変われど主変わらず』と云う諺が、この場合相応しいかどうかは不明ですが、
どうやら、ちょいと気のいい主人公が、アタマがよくて気の強い女の子に、鼻面取って引き回されるのが、『武侠ドラマ23』の黄金のパターンのようで……

kuchigenka



さて、

破妖の剣外伝-言ノ葉は呪縛する

なんか、だんだん読書ノートの様相を呈してきましたが…… (^^ゞ

言ノ葉は呪縛する―破妖の剣外伝 (コバルト文庫)言ノ葉は呪縛する―破妖の剣外伝 (コバルト文庫)
(2009/04/28)
前田 珠子

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ここ数年、放置プレイになっていた『破妖の剣』
少し前に「鬱金の暁闇」の4が出て、やっと再開されたな~と思っていたら、
それより前に、この外伝が出てたんですね~。


さて。

中国幻想ものがたり

中国幻想ものがたり (あじあブックス)中国幻想ものがたり (あじあブックス)
(2000/11)
井波 律子

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『志怪』『伝奇』などと呼ばれる中国の不思議な物語を「夢の巻」「恋の巻」「怪異の巻」の3部構成、各12節の合計36節に分けて紹介、解説した本で、
『西遊記』『水滸伝』『三国志』『金瓶梅』『紅楼夢』の有名どころの内容の一部紹介や、
「邯鄲の夢」や、『聊斎志異』の「葛巾」「侠女」など有名な話も載っていますが、
それ以上に、知らない話が山盛り。
(よく似た話のほかに、同じ話の書き換えと云うのもあるらしいです)

ちょっとホロリとさせられる話や、
(早くに母をなくした少年のところへ、何人かの子どもがやってきて「弟」と呼んで可愛がってくれるが、それは亡母が生前大事にしていた人形の化身だった)
クスリと笑わせられる話、
(それぞれ、妻と夫の再婚に嫉妬して現れた幽霊が、仲人婆の口利きで、幽霊同士結婚してしまう)
ぞっとさせられる話、
(結婚したら、奥さんが実は幽霊だった、と云う話がいくつか)
等々、色々とありまして、

中国っで国は、いったいどれだけ怪異譚があるんだ~と思うのと同時に、
井波先生、まえがきの最初で、
「子は怪力乱神を語らず」という言葉は、儒家思想ひいては儒教の現実主義・合理主義をずばり表現したものとして、はなはだ人口に膾炙(かいしゃ)する。
と、真面目に書いていらっしゃいますが~
(にもかかわらず、中国には幻想文学・幻想物語が大量にあって……と続くわけですが)

ちょっとひねくれた読者といたしましては、京極夏彦さんが作中で書いておられた、

「まあ、小難しい話は横に置いておくとして、儒家が今で云う怪異好きであったことはまあ、間違いないんです。孔丘先生(孔子)がわざわざ語るなと云ってるくらいですから、止めなきゃ語り倒していたんでしょう」
 語り倒しますかと柴は大いに受けた。
「だって語るなと云っても皆語るじゃないか。(後略)」                            
               『陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)』より

というのを思い出して、にやぁ~り、とさせられるんですが、
(大体、志怪小説を書いたりまとめたりするのって、知識人ですしね~)
同時に、この本に紹介されていた志怪小説、猛烈に読みたくなってきます。

あと、読んでて「へぇ~」と思ったのが、『長恨歌』に関する話。
白居易は、あれの執筆中、楊貴妃と同門の楊家の女性に深く恋をしていて、なので、『長恨歌』の楊貴妃のモデルは、後に奥さんになったこの女性らしい。で、彼女は、若い頃は蒲柳の質で病気がちだった、というものです。

そういわれれば、唐代は、ふっくら型の女性が美人とされていて、たしか楊貴妃もその型だったはずですが、
作中の楊貴妃のイメージって、豊満、艶麗と云うよりは、雨に打たれる梨の花とか、楚楚として儚げな~と云うか、なよっとした感じですよねぇ。
(ねぇ、と云われても知らん、とか云われたりして(苦笑)
と、これは、なるほど~と納得の話でした。


それから、私的にちょいと気になったのは、『恋の巻』の最初で、恋の歌として紹介されていた『上邪(天よ!)』と云う詩。

上邪
我は君と相知り
とこしえに絶え衰うること無からしめんと欲す
山にみね無く
江水 くるを為し
冬に雷 震震と
夏に雪降り
天地 合すれば
乃ち敢えて君と絶たん

これ、井波先生は女性から男性に向けた恋の歌だと書いておられまして、
専門家がそう仰るんだから、間違いないんでしょうが、
な~んか、武侠小説とか武侠ドラマとか、ある程度の数を目にしますとねぇ、
江湖の侠客たち、義兄弟の契りで、このくらいのことは口にしそうな気がして(^m^)プププ……
(男性でも、こういうことを口にしそうな情熱的なキャラも、ひとり、ふた~り……)




大唐游侠伝 第1集~第2集

前作『鹿鼎記』から2ヶ月の間(長かった……)を置いて、ようやく再開しました武侠ドラマ23。

1-0


今回は、(『武侠ドラマ23』としては)初の梁羽生作品なのですが  なんだかんだ云っても、結局は“あの”張P作品ですからねぇ。
いやぁ。アクション、のっけから飛ばしてくれました~。


さて。

ちょっと息抜き……

と云うか、手抜き (笑)


錦秋


で、これは、かなり以前(2005年ごろかな)に、現在はサービス休止中の『王国ブログ』と云うところにUPした絵の1枚です。
な~んとなく、気分的に、華やかなものが欲しくなって、引っ張り出してみました。
(実は、『神雕侠侶』で中国武侠にハマる以前は、和モノが主流だったんですよ、ワタクシ)
 
今、見直すと、相当未熟ですが (^^ゞ

『風雲2』 第27集~30集

え~。しばらく間が開いてしまいましたが、『風雲2』の第8巻です。
(はじめた以上は、ちゃんと最期までやらないとね (^^ゞ

さて、



以下、例によってネタばれ山盛りですので、ご注意下さい。


蘭陵王(らんりょうおう)

蘭陵王蘭陵王
(2009/09/26)
田中 芳樹

商品詳細を見る


田中さん久々のオリジナルの中国モノ。
と云うことで、新聞の書籍広告欄で見つけて、早速書店に走りましたらば~
まぁ、8割がたは予測してたんですけどね~。やっぱり、置いてないんだものな~。

なので、やむなくお取り寄せ(笑)
台風やら何やらで、昨日(10月10日)やっとこさの入手となりました。
(『三国志』や『水滸伝』関連だけじゃなく、こういう本も、書店に並べておいて欲しいものなんですけどねぇ)


さて。

きわめつき武侠小説指南 金庸ワールドを読み解く

まずは、18号台風の被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げると共に、一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。

……てな時に、こういうことを書いてて良いのかしら~と云う気も、ちらっとは、いたしますが……

きわめつき武侠小説指南―金庸ワールドを読み解くきわめつき武侠小説指南―金庸ワールドを読み解く
(1998/04)
岡崎 由美

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……というタイトルですが、これ、指南書と云うよりは、金庸迷  と言えるのは、岡崎、土屋量先生くらいかな。この本の発行が1998年、やっと『書剣恩仇録』『碧血剣』『侠客行』の3作品が翻訳、出版されたところのようですから。
なので、その3作を読んで、金庸好きになった人たちが、ああだこうだと、感想やら、好き勝手を言い合ってる本と云う感じ。
で、対談なんかも、幾つかありますのでね、
読む方も、その感想etc……に対して、

「金庸作品は、ジジババが可愛い、と」

そう、そう。そうなのよね~。特に老玩童とか、『書剣恩仇録』の天山双鷹とか。

「だいたいね、金庸の書く爺いっていうのはロクでもないのが多いじゃないですか(中略)なんか、老人に含むところがあるんじゃないかっていうくらい(笑)」
んなわけないでしょーが。てか、含むところなんてあったら、あんな面白いジジババが書けるわけ無いでしょ。

「金庸の作品では、いわゆる壮年、中年が精彩を欠くんだよね」
たった3作しか読んでないで、なにをほざくか、このオッサンは。
そういう意見は、全作精読してから言いなさいよね~。
(『倚天屠龍記』では、オジさんたちが活躍してたじゃないか~。あと『笑傲江湖』の不戒大師とか、田兄ぃでんにぃとか、どうしてくれるわけ?)

などと、自分も対談に参加した気分で、突っ込みを入れながら読むのが正しい気がいたします(笑)

あと、この本の最大のウリというか、ご馳走は、何といっても、岡崎・土屋両先生の金庸先生へのロング・インタビューなんですが、
そのほか、私的に読んでて面白かったのは、金庸作品の歴史的背景の解説と、
岡崎由美先生と評論家の平岡正明さんの特別対談。

特に、こちらの対談は、『三国志演義』『水滸伝』から『座頭市』『眠狂四郎』、中国の周辺国の話しから香港の出版会~と云うか、漫画の話まで、話題が多岐に渡り、
その話の持って行き方も、くだけていて、なかなか面白く、非常に楽しく読めました。
(一部引用しようかな~と思ったんですが、長くなりそうだし、面白い箇所が多すぎるし(^▽^;)

でも、ここだけでも面白かったので、興味の出た方は、お近くの図書館ででも~

あと、臘八粥(ろうはちがゆ)って、『侠客行』に登場した“あの”物凄い緑色の不気味なお粥ですが、アレの類似品(笑)の作り方も載っていて、なかなか面白かったです。
(作る気はありませんケドね~(^▽^;)

ああ、そう、そう。金庸先生は、やはり少女時代の黄蓉のようなおハネさんが好みだそうです。


アクセス解析 9月

この何日か、『FC2サービス』って項目が、管理ページから消えてましたよね~
おかげで、『アクセス解析』はどこへ行っちゃったの???
とか、折角恒例に出来そうだったのに、『アクセス解析』はどうなっちゃうの?
と、ウロウロ、オロオロ (^▽^;)

あ~。アセった (^^ゞ


さて。

中秋

と云うことで、先ほど撮ってきた写真~

中秋1

きれいなお月様でした。
(ズームが、これで目一杯なので、映ってませんが、ちゃんと餅つきウサギの影も見えました)
(ちなみに、中国のウサギは、お餅じゃなくて、薬草をついて漢方薬を作ってるそうですが)

と、↓は、ウチのほう(尾張方面)の月見団子。

月見団子1


月見団子1

近年は、関東風の丸いお団子も売ってますが、私が子供のころは、こればっかり。
で、お月様を思わせる、黄色い丸いのも、入ってませんでした。
(サービスなのか? って、ウチで笑いましたケド(^_^)

ちなみに、味を一言で言い表すと、ほぼ大須ういろう味  じゃなくて! (笑)
(じゃあ、青柳ういろう味なのか? と云う突っ込みは、地元民ジモティーにしかわからんな (^▽^;)
でも、主材料は米粉にお砂糖なので、大体、そのような味です。
(つまり、もちもちした食感で、甘いんです)

実は、先日の県民ショーで、大阪の月見団子は、細長くて餡がかぶせてある、というのをやっていたので、じゃあ、他府県の方には、こういう格好の月見団子も珍しいのかなと思って、UPしてみました。





西遊記 リローデッド

西遊記 リローデッド [DVD]西遊記 リローデッド [DVD]
(2007/09/13)
ニコラス・ツェー.チェン・ボーリン.ファン・ビンビン.ケニー・クァン.シャーリーン・チョイ.スティーヴン・チョン

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レンタルDVDの棚で、このタイトルを見つけた瞬間から、どうも並みの『西遊記』じゃなさそうだなと思っていましたが、思い切ってレンタルしてみたら、予測大当たり。
というか、このストーリー展開で、ここまで予算とかCGとか膨大な手間隙とかかけちゃう? (音楽、久石譲さんだったし)
いや。ワタシ的には、すんごい好みっつーかツボでしたけど?(笑)
と云う映画でした。

(なんかこう、面白いというよりは、問答無用か傍若無人に凄いというカンジ(笑)
なんせ、始まったかと思ったら、三蔵一行は行きなり天竺のある街について、大歓迎を受けて~は、いいんですが、三蔵一行は、いきなり妙なポーズとっての登場だし、街中の人は『踊るマハラジャ』? ってカンジで、踊り狂っちゃってるし(^▽^;)
(一緒に踊っちゃう三蔵法師と「ヤバいぞ。師父の芸人魂に火がついちまった」と呟く八戒だったか悟浄だったかが、ちょっと楽しい)
あきらかに『未知との遭遇』のパロディや、『スターウォーズ』のパクリ? みたいなシーンは入ってるし(笑)


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