秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

Archive [2013年01月 ] 記事一覧

闇の塔  六

     第二章 《闇》    承前  淡い蝋燭の明かりを頼りに、二つの影が狭い塔の階段を登っている。足音が周囲の壁に不気味に反響し、後ろの男の抜き放った匕首が、時折り、蝋燭の灯に鈍く光る。どうやらそれで、前の男を脅しているらしい。 階段が尽きた。 二人の前に、重々しく黒ずんだ金属製の扉が立ち塞がる。 頼りなげな明かりが、その扉に刻まれた封じの古代文字を浮き上がらせた。「開けろ」 後ろの男が低く命...

浣花洗剣録 第16週

今朝はやけに冷える~と思ったら、外へ出たら風花……なんて風雅なものじゃなく、ほとんど横殴りの風に、細かい雪が舞っておりました。でも、商店街の木蓮には、しっかり花芽が付いていて、いつの間にか、季節だけは確実に巡っていて……つい、メロディーは知らないんですが、シャンソンの『ミラボー橋』の一節を思い浮かべたり、してしまいました。 月日は流れ わたしは残るさて。今回の『浣花洗剣禄』は……...

闇の塔  伍

       第二章 《闇》  承前「つまらぬ」 残心の姿勢のままの煌星こうせいの唇から、チッと小さな舌打ちが洩れるのと。 くくっ……と、蒼牙の喉奥から、これは蔑さげすみとも取れる笑声が洩れたのと。 果たしていずれが先であったのか。「瞬きひとつせぬ、か」 忌々しげに云った、煌星の双手に握られた刃は、蒼牙の喉もと一寸ばかり手前で、ぴたりと止められていたのである。 獄舎に走りこんできた楊駿は、思わずその...

闇の塔  四

        第二章 《闇》     承前 一群の暗雲が、月の玲瓏の面を汚しはじめていた。 そして、その影の落ちたところから、石像が動き始めていた。 一角の獣を、翼を持つ虎を、人面の蛇を、女人の貌と上体を持つ鳥を、象った石の像が、緩慢な仕草で台座から降り立ち、二人を取り囲もうとしている。...

浣花洗剣録 第15週

今朝は久々、途中で目を醒まさず、一気に5時まで熟睡。ま、布団に入ったの、日付が変わってからでしたが(^▽^;)つくづく、風邪ってのは体のゆがみを治すためにかかるのだと言うのを、納得しました。さて。今回の『浣花洗剣禄』ですが……...

きんきょー(近況ですって (^▽^;) 久々の風邪

……って、軽い風邪は相変わらずちょこちょこひいてますが、まあ、こちらは風邪薬を飲んで出勤して、仕事をやってると、いつの間にか治ってる~という状態だったんですが。今回久々、風でお休みしました。(あれ? 先月か、先々月だったかも、定例の翌日に1回休んだかな?(^^ゞというか、ここしばらく、夜コタツでTVドラマ若しくはDVDを見る→途中でものの見事に寝る→改めて寝→明け方3時ごろに目が覚める→起きても仕方がない...

闇の塔  参

                  第一章 魔公子 承前「この小屋が発見されたと!?」 小者の報告に揺玉の、そして付き従う武人たちの顔色が変わった。 あの戦いから半年あまり。揺玉たちは〈畢ひつ〉にいた。 〈壁へき〉王室の残党狩りを打ち切って帰国の途に着いた璞炫はく・げんを討つべく、生き残りの武将たちを糾合して後を追い、〈畢〉の国内に潜入。機会を得られぬままに、郊外の森の外れにある、誰のものとも知れ...

浣花洗剣録 第14週

なんか、まともに大臧くんの顔を見るの、ものすご~~~~~~く久しぶりの気がします。よく、禁断症状起きなかったもんだ(笑)(一応、対策はしてたのよね。お絵描きとか二次小説とか)というのはともかくも、まずは宝玉(と木郎)のターンを片付けてしまわなくてはいけないのですが、明らかに木郎の方が悪役なのに、どうしてもこっちの肩を持ちたくなるのって、何故だろう(^_^;)さて。...

呼延大臧イメージイラスト -花-

...

闇の塔  弐

      第一章  魔公子 序章より...

闇の塔

この小説は、栗本薫FC『剣の民』会誌『笑気の谷(グル・ヌー)』に、1984年12月から1985年10月まで10回に渡って、無国籍異世界ファンタジーのかたちで掲載したものに手を加え、人物名等を中国風に改めたものです。あくまで“風”ですので、考証等はほとんどやっておりませんので、そのあたりは大目に見ていただけると、非常にありがたく存じます。どうして、そんな面倒くさいことをしたかといいますと、掲載当時から...

『浣花洗剣録』二次小説  翔び立つ日まで

少年時代の大臧くんと公孫師匠の話を……というふく*たまさんのリクエストによる、いわばお年玉ですが……基本的にはリクエスト不可ですからぁ ヾ(~O~;) 毎度いい具合に話が降りてきたり、ボキャの神様が降臨してくださるとは、限らないんですから。ともあれ、期待にこたえられる出来になっておりますかどうか、とりあえずは、ご賞味くださいませ。...

謹賀新年

あけまして おめでとうございます旧年中は色々とお世話になりました本年も、何とぞよろしくお願い申し上げます今年が皆様にとって、おだやかな良い年でありますように頑張って、楽しいこといっぱい探しましょーね (^_-)-☆...

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プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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