秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

2012年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年02月

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闇の塔  六

     第二章 《闇》    承前



 淡い蝋燭の明かりを頼りに、二つの影が狭い塔の階段を登っている。足音が周囲の壁に不気味に反響し、後ろの男の抜き放った匕首が、時折り、蝋燭の灯に鈍く光る。どうやらそれで、前の男を脅しているらしい。
 階段が尽きた。
 二人の前に、重々しく黒ずんだ金属製の扉が立ち塞がる。
 頼りなげな明かりが、その扉に刻まれた封じの古代文字を浮き上がらせた。
「開けろ」
 後ろの男が低く命じる。
 押し殺したその声は、楊駿よう・しゅんのものであった。もう一方の手にも、細長い包みを提げている。
「お……お許しを」
「開けろと云っている」
 ぴたり。首筋に冷たい刃を押し当てられ、獄吏は渋々錠を外した。
 重い音を立てて、扉がわずかに開く。
 最初に聞こえたのは、何かの絶叫する獣めいた声。
 ―― 蒼……!
 次の瞬間、その隙間から、何かが二人目掛けて襲い掛かってきた。

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| オリジナル小説 | 2013-01-28 | comments:0 | TOP↑

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浣花洗剣録 第16週

今朝はやけに冷える~と思ったら、外へ出たら風花……なんて風雅なものじゃなく、ほとんど横殴りの風に、細かい雪が舞っておりました。
でも、商店街の木蓮には、しっかり花芽が付いていて、いつの間にか、季節だけは確実に巡っていて……
つい、メロディーは知らないんですが、シャンソンの『ミラボー橋』の一節を思い浮かべたり、してしまいました。

 月日は流れ わたしは残る


さて。今回の『浣花洗剣禄』は……

16-1

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| 浣花洗剣録 | 2013-01-26 | comments:2 | TOP↑

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闇の塔  伍

       第二章 《闇》  承前



「つまらぬ」
 残心の姿勢のままの煌星こうせいの唇から、チッと小さな舌打ちが洩れるのと。
 くくっ……と、蒼牙の喉奥から、これはさげすみとも取れる笑声が洩れたのと。
 果たしていずれが先であったのか。
「瞬きひとつせぬ、か」
 忌々しげに云った、煌星の双手に握られた刃は、蒼牙の喉もと一寸ばかり手前で、ぴたりと止められていたのである。
 獄舎に走りこんできた楊駿は、思わずその場にへたり込んでいる。
 そうして蒼牙は――

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| オリジナル小説 | 2013-01-23 | comments:0 | TOP↑

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闇の塔  四

        第二章 《闇》     承前




 一群の暗雲が、月の玲瓏の面を汚しはじめていた。
 そして、その影の落ちたところから、石像が動き始めていた。
 一角の獣を、翼を持つ虎を、人面の蛇を、女人の貌と上体を持つ鳥を、象った石の像が、緩慢な仕草で台座から降り立ち、二人を取り囲もうとしている。

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| オリジナル小説 | 2013-01-21 | comments:2 | TOP↑

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浣花洗剣録 第15週

今朝は久々、途中で目を醒まさず、一気に5時まで熟睡。
ま、布団に入ったの、日付が変わってからでしたが(^▽^;)
つくづく、風邪ってのは体のゆがみを治すためにかかるのだと言うのを、納得しました。

さて。今回の『浣花洗剣禄』ですが……


15-1

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| 浣花洗剣録 | 2013-01-19 | comments:2 | TOP↑

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きんきょー(近況ですって (^▽^;) 久々の風邪

……って、軽い風邪は相変わらずちょこちょこひいてますが、
まあ、こちらは風邪薬を飲んで出勤して、仕事をやってると、いつの間にか治ってる~という状態だったんですが。

今回久々、風でお休みしました。
(あれ? 先月か、先々月だったかも、定例の翌日に1回休んだかな?(^^ゞ

というか、ここしばらく、夜コタツでTVドラマ若しくはDVDを見る→途中でものの見事に寝る→改めて寝→明け方3時ごろに目が覚める→起きても仕方がないので、無理やり4時半~5時くらいまでは布団に入っている。
というパターンが続いてまして、自覚はないけど、寝不足気味だったんですかね。
で、考えてみると、水曜日の段階で、調子は良くなかったみたいなんですが~

木曜日の明け方3時ごろ、背中に“ぞくっ”ときまして。
それでもまあ、普通に起きて朝の支度をしてご飯を食べて、PCの前に座ったんですが、どうも調子が悪い。
じゃあ、時間の余裕もあることだし、出勤前にちょっと寝ましょうと、風邪薬を飲んでコタツに入ったら……
じわっ――とやってまいりました。筋肉痛が(>_<)
ついでに、背筋もなにやらゾクゾクするし~。

あ~。これはダメだな……というコトで、仕事もそんなに切迫してないし、1日お休みさせてもらうことにしました。

で、後は、温かくして寝て、水分補給して寝て、ご飯食べて寝て~~って、そんなには眠れませんので、鑑賞途中だった『詠春』のDVD(結局、買っちゃったわけです(^▽^;)をを、とっかえひっかえ。途中で眠くなったら消して寝る~~というのをやって、
薬が効いたせいもあるのか、大体夕方くらいには普通の調子に戻ったんですが。

今朝動いてみて、改めて、昨日一昨日の不調がよくわかりました。
やっぱ、一人暮らしだと健康管理が甘くなり勝ちですからね~。気をつけなくてはいけません。
(考えたら、土日は必ず父の所へ行くので、それで半日潰れるので、1日ゆっくり体を休めるって云う日が、ほとんど無いですからね)

あと、ここしばらく放電ばかりで(お絵かきとか小説とか)充電してなかった、というのも、あったかもしれません(笑)

ともあれ、ゆっくり休んだので、また今日から仕切りなおし~~って、今日1日働いたら、また2日お休みでした。
(今月の給料については、あまり考えたくないなぁ(笑)

| 日記、ひとりごと | 2013-01-18 | comments:4 | TOP↑

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闇の塔  参

       
           第一章 魔公子 承前




「この小屋が発見されたと!?」
 小者の報告に揺玉の、そして付き従う武人たちの顔色が変わった。
 あの戦いから半年あまり。揺玉たちは〈ひつ〉にいた。
 〈へき〉王室の残党狩りを打ち切って帰国の途に着いた璞炫はく・げんを討つべく、生き残りの武将たちを糾合して後を追い、〈畢〉の国内に潜入。機会を得られぬままに、郊外の森の外れにある、誰のものとも知れぬ、荒れた狩猟小屋に潜んでいたのである。
 その隠れ家を目指して、武装した〈畢〉の騎兵の一隊が進んでくるというのである。

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| オリジナル小説 | 2013-01-14 | comments:1 | TOP↑

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浣花洗剣録 第14週

なんか、まともに大臧くんの顔を見るの、ものすご~~~~~~く久しぶりの気がします。
よく、禁断症状起きなかったもんだ(笑)
(一応、対策はしてたのよね。お絵描きとか二次小説とか)
14-1

というのはともかくも、まずは宝玉(と木郎)のターンを片付けてしまわなくてはいけないのですが、
明らかに木郎の方が悪役なのに、どうしてもこっちの肩を持ちたくなるのって、何故だろう(^_^;)


さて。

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| 浣花洗剣録 | 2013-01-12 | comments:4 | TOP↑

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呼延大臧イメージイラスト -花-

呼延大臧

| 浣花洗剣録 | 2013-01-09 | comments:4 | TOP↑

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闇の塔  弐

      第一章  魔公子


 序章より


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| オリジナル小説 | 2013-01-07 | comments:0 | TOP↑

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闇の塔

この小説は、栗本薫FC『剣の民』会誌『笑気の谷(グル・ヌー)』に、1984年12月から1985年10月まで10回に渡って、無国籍異世界ファンタジーのかたちで掲載したものに手を加え、人物名等を中国風に改めたものです。
あくまで“風”ですので、考証等はほとんどやっておりませんので、そのあたりは大目に見ていただけると、非常にありがたく存じます。

どうして、そんな面倒くさいことをしたかといいますと、掲載当時から、主人公の名前が字面と音的に弱い気がして、いまひとつ気に入らなかったからですが(^▽^;)
(この頃は、登場人物の名前を漢字で……と言う発想が、そもそもなかったんですよね)
名前を変えると性格も変わるか――という懸念は、どうやらものの見事に当たっていたようで……。入力途中なんですが、連載当時以上に梃子摺らされております(~_~;)


ともあれ……楽しん読んででいただれば幸いです。
で、お気が向きましたら、感想などいただけますと、管理人は非常に喜びます(笑)

では……


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| オリジナル小説 | 2013-01-04 | comments:4 | TOP↑

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『浣花洗剣録』二次小説  翔び立つ日まで

少年時代の大臧くんと公孫師匠の話を……というふく*たまさんのリクエストによる、
いわばお年玉ですが……

基本的にはリクエスト不可ですからぁ ヾ(~O~;)
毎度いい具合に話が降りてきたり、ボキャの神様が降臨してくださるとは、限らないんですから。

ともあれ、期待にこたえられる出来になっておりますかどうか、
とりあえずは、ご賞味くださいませ。




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| 浣花洗剣録 | 2013-01-01 | comments:3 | TOP↑

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謹賀新年


あけまして おめでとうございます

巳

旧年中は色々とお世話になりました
本年も、何とぞよろしくお願い申し上げます

今年が皆様にとって、おだやかな良い年でありますように

頑張って、楽しいこといっぱい探しましょーね (^_-)-☆

| 未分類 | 2013-01-01 | comments:4 | TOP↑

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