孫子<兵法>大伝 第13集~第16集

NECOさんサイトのストーリー解説、地名人命にルビ打ってほしいですな(^▽^;)


さて。



天然痘にかかった多くの民を救い、霊樾(れいえつ)から届けられる料理の尽くも皆に分け与えてしまう漪羅(いら)を、勝利の人々は西王母と呼んで敬い、慕います。
そんな中、呉蔡唐の連合軍が勝利に向けて進軍を開始したとの知らせが届き、漪羅は民を戦の巻き添えにしないでほしいと霊樾に願い出ますが、当然、聞き入れられるはずはありません。

一方、鍾離を攻めると見せて都を奪ることを闔閭に献策していた孫武は、言葉通り、鍾離の手前60里の地点で軍を返し、潜城(せんじょう)弦城(げんじょう)、さらには夫慨の軍を夷城(いじょう)から夏州城(かしゅうじょう)へと転戦させ、鍾離へ応援に駆け付けようとした囊瓦(どうが)と、彼の率いる十万の軍を引きずりまわします。
んで、軍が潜城から弦城へ進んでるあたりでは、疲れたから、頼むから寝床で寝かせてくれ~なんて言ってた闔閭も、夫慨を夷城へ進ませるあたりでは、孫武の策が理解できて面白くなってきたようですね。孫武のいいように動いてやるとか、機嫌よく言ってます。
そうして、自分は楚軍の用意した兵糧を手に入れるために、防備の手薄になった鍾離へ向かうという孫武に、霊樾姫を手に入れて来いと――この女好き! ヾ(~O~;)

一方の霊樾姫、女ながらも孫武の兵法書を研究していて、孫武の動きを読んだつもりになり、申包胥軍を陽燧関(ようすいかん)に派遣、孫武の軍を待ち伏せさせます。
が、この動き、孫武には織り込み済みだったんですね~。(というか、これくらいが読めなきゃ兵法家じゃないかも)
先に山中に兵が伏せてあり、兵法書を読み返してそれに気づいた霊樾が馬を用意させようとしたときには(って、自分で出向いちゃうのか、この姫さんは(^▽^;)申包胥軍は大敗。それを知らせる使者が霊樾の前まで来て息絶えます。

そうして、守る兵のいなくなった鍾離城に、孫武の軍が入城しようとその時、単身、軍の前に立ちはだかったのは誰あろう、漪羅。
――アタマはいいハズなんですが、感情のほうが先走るようで、時々、ものを考えとらんだろう、という行動をやらかしますな、この娘さんはヾ(--;)
鍾離の民を戦に巻き込まないでほしいと言い、たって軍を進めるなら、全軍で自分の屍を踏み越えて行けと――これ、漪羅は誰を相手にしても同じことをしただろうけど、結果としては、孫武が相手だからこそ通じたやり方ではありますわな。
その気だったら、いくら決死の覚悟だからとはいえ武術の心得もない娘一人、ハリ倒してふん縛って、戦車に放り込んだら終わりですもん。
(まあ、漪羅のことだから、そんなことをやったら憤死しかねないケド(^▽^;)

ともあれ、漪羅の頼みを聞き入れた孫武、霊樾に対し、鍾離を明け渡して立ち去れば、霊樾の一行に手出しはしないと――要するに降伏勧告をしたわけですな。
もはや勝ち目のない霊越としては、これを受け入れざるを得ず――立ち去る霊樾の一行を見送った孫武、鍾離に残された兵糧を回収しようとしますが、これまた、漪羅が民に配っており、これは民の冬越しのための食料、奪われたら飢えて死んでしまうと断固拒絶。孫武の命で漪羅を姑蘇(こそ)へ連れ帰ろうとした弟子の田狄(でんてき)に、死んでも従わないと自分の喉に釵を擬して抵抗。
これに、漪羅を慕い、支持する鍾離の民の声が重なり、やむなく孫武、僅か荷車20台分の兵糧を回収しただけで、闔閭との合流先である柏挙(はくきょ)へ向かいます。
う~む(--;)
女の髪は象をも繋ぐ。いや、女子と小人は養い難し。これも違うか。
どちらにしても、漪羅に関しては踏んだり蹴ったりの孫武(^▽^;)
闔閭への言い訳はどのようにするのかな~と思ったら、兵糧についてはすでに民に配られちゃってましたと言い、霊樾姫を逃がしたことについては、プライドの高い囊瓦をさらに激怒させ、決戦に持ち込むためで――って、上手いコト誤魔化したな(笑)
(でも、闔閭の機嫌は悪くなったような……)
確かに囊瓦、連合軍を追いかけまわしてあっちこっちと引きずりまわされ、相当に“きて”ましたしね(一箇所回るごとに孫武の首にかける賞金の額が上がってゆくのが面白い)率いている軍もかなり疲弊してたし、ここで決戦となれば一挙にカタがついたわけしょうが……
楚の都である郢へ帰る霊樾の一行と出会ったことから、事態は大きく変わります。

申包胥と囊瓦の両者に謁見を許した霊樾は、さらに沈戊戌(しんぼじゅつ)の軍を呼び寄せ、両者で呉軍を挟み撃ちにする計略を立てます。そうして囊瓦には、沈戊戌が到着するまで、決して打って出てはいけないと命じるのでした。

こうして漢水を挟んで対峙することとなった連合軍と囊瓦軍。
(漢水と云うと、襄陽城の前の流れているあの川なわけで、つい『神鵰侠侶』の方に頭が~(^▽^;)
なんとか囊瓦を渡河させたい孫武は、楚の兵が呉の糧道を立つために動き回っても知らんふりをしたりと、じっと我慢の子。楚軍の方にも、この機に打って出るべきだ~と云う声が上がりますが、囊瓦は霊樾姫のいうことを聞いて動こうとしません。

そうして、連合軍の兵糧がついに、あと3日分となったある日、孫武のもとを漪羅を連れた季札が訪れます。というか、孫武の方が呼んだのか。
そうして漢水を渡り、楚軍をこちらへ連れてきてほしいとお願い。
呉のためならばと引き受けた季札、漪羅は孫武の元に残して行くつもりだったんですが、私も師匠と一緒にと漪羅、くっついて行ってしまいます。が、なんと、実にお役立ちなんですよね、漪羅。
というのはちょっと後のことにして、さらに孫武、この2人に後もう2人、蔡の将軍である蔡鑑(さいかん)と、呉の老兵・常を同行させますが、この2人の役目は囊瓦に殺されること。2人に下剤を飲ませたうえで、季札と漪羅を医師とその弟子に仕立て、呉軍には水あたりのせいで下痢が蔓延していると信じさせる作戦――って、この前の要離(ようり)の件といい、この話の孫武って自分の作戦遂行当たって、すごい、自分の身内というか友人知人を犠牲にするんですよね💢
そりゃぁ戦になれば、この時代ですら千単位、万単位で人が死ぬわけなんですが、ここの孫武のやり方ってのは、それとはまた次元が違う感じで――なんか、好きになれんですな。
しかも、そういうことならと潔く命を捨てに行っちゃうのが、プロの諜報部員とかじゃなく、ごく普通の武将とか兵隊さんとか街のオジさんなんで、余計に気分が悪いです。
(しかも、孫武がこの常さんと息子たちと話してるシーンがあったんで、こりゃぁ死亡フラグか? と思ったら、大当たりだったという(-_-;)

蔡鑑と常を捕えて殺してしまった囊瓦は、さらに季札まで殺そうとしますが、漪羅の毅然とした態度と師匠は名医扁鵲(へんじゃく)の弟子で神医に近い腕前だという言葉で、軍の内に医師としてとどめておくことにします。
囊瓦の讒言によって両親を惨殺されていた漪羅は、彼に深い恨みを抱いていて、深夜、囊瓦の天幕に忍び込み彼を殺そうとしますが、どうしても手を下すことができません。
それもまた漪羅の成長の証と喜ぶ季札。
恨み、憎むことよりも、慈しみ、守ることを覚えた漪羅だからねぇ。

――と云う作戦を取ってもなお、霊樾の言いつけを守り、漢水を渡ろうとしない囊瓦。

その囊瓦を動かすため、兵糧が尽きる予定の3日目、今度は連合軍がついに撤退するという芝居を打って見せます。
(こういう芝居を打つのなら、果たして蔡鑑たちを死なせる必要があったのか、と思っちゃいますが)
先に撤退したように見せた蔡と唐の軍を柏挙に伏せ、追撃してきた囊瓦軍をそこにおびき寄せる予定だったのですが――これが三国志なんかですとねぇ、趙雲なんか、ちょろっと戦っては逃げ、ちょろっと戦っては逃げと、実に上手に敵軍を目的地まで誘い込んでくれるわけですが、なんか、孫武本人が相手をしておきながら、あんまり速やかに逃げちゃって、反撃もしてゆかないものだから、作戦、ばれちゃったみたいです。

で、囊瓦が漢水まで戻っちゃったものですから、やむなく孫武、
「特大の餌をつけて釣り出しましょう」
と云うもんで、こりゃぁ、特大の餌って闔閭だな――と、私が思ったくらいだから、闔閭本人もそう思ったようですね。なんか、かなり機嫌が悪くなったようですが……
(これが玄ちゃんあたりなら、平気で囮をやりそうだが……)

ところが、実は孫武の立てた作戦(伍子胥もわかってたようですが)闔閭の弟である夫慨に闔閭の甲冑を着せて影武者に仕立て、これを陣頭に立てて囊瓦を釣り出すというもので、激戦の末、夫慨は無事に役目を果たし、囊瓦を柏挙に引きずり込むのですが、この“王の甲冑”をまとうように命じられたことが発端なのか、もともと心中にあったことなのか、玉座に対する夫慨の野心が動き始めたようで――
そうして、夫慨の表情から、これは意外に野心家だったと見て取った孫武、警戒心を抱きます。

闔閭もまた同じ警戒心を抱いており、翌日の決戦に際し、これまで率いていた一万に加え、さらに一万の兵と先鋒を願い出た夫慨に対し、即答を避けます。

そうして――というところで、来週から通常放送に戻るんですな。

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