天龍八部 新版 第5集~第6集

本日、お正月休みの最終日。
一応喪中なので初詣は遠慮――となると、他に行くところも行きたいところもなく……
(ぶらっと名古屋に出ても良かったんですが、結局は本屋に行くだけだしなぁ、私の場合は(笑)
ということで、家で“ま~ったり”と過ごしました。
んで、まったりしすぎて、レビュー書くのを忘れかけてたりして(^^;)

さて。


王夫人とともに誘拐犯の船に乗り込んだ慕容復(ぼよう・ふく)。船に仕掛けられた火薬を爆発させられたりもしましたが、無事に王語嫣(おう・ごえん)を救出。
水中でおぼれかけた語嫣ちゃんに口移しで息を吹き込んだり、縛られていてできた手首の痣を気遣ったりと、ここの慕容復、語嫣ちゃんに優しい~~と思ったら、実はこれ、犯人たちと慕容復がつるんでの狂言誘拐で、一人娘の語嫣を助け出したという恩を売ることで、自分たちの彼岸達成のために姑蘇曼荼山荘(こそ・まんださんそう)の助力を得ようという目論見だったんですな。(ちなみに姑蘇慕容家と曼荼山荘は不仲~~というか、王夫人と慕容復のおかーさんが不仲だったのかな?)

さらには、自分たちは予想外の被害を出したんだから~~と、約束した以上の報酬を求める誘拐犯をあっさりと斬って捨てる慕容復。
うん、うん。彼ってこういうキャラだったよな~と思ったら、なんと慕容復、おとーさんのお墓の前で、自分は祖先からの悲願である燕国復興のために、人道に外れたことも平気でする卑怯卑劣な男になってしまった。こんな生き方は厭だ。普通の生き方をしたいと、盛大に嘆きます。

実は……。
YOU TUBEに、この新版がUPされていると知った段階で、部分的にチラ見をしておりまして、その中での慕容復の扱い――というか、彼の辿る結末、ちょ~っと甘すぎるんじゃないかなぁと思っていたんですが……中身がこういうキャラならねぇ、許す(って、上から目線で~(笑)

ちなみに、このドラマだけを見ますと、慕容家が復興しようとしている燕国、おとーさんの代で滅びたかのように見えますが、この燕国ってのがあったのが魏晋南北朝・五胡十六国。なんで、北宋の前の時代である五代十国どころか間に隋唐挟んでるわけで、前作見た時とか、初めて原作読んだ時とかは、まだこのあたりの知識がなかったんで、ほけ~っと見てたわけですが、ちょこっと中国の歴史をかじって、多少前後の事情がわかってみると、ずいぶんと執念深……いや、その(^▽^;)
五胡十六国時代にも、前燕滅びて後燕が復興して~とか、何度か繰り返してるわけですが(と言うあたりは、文庫本2巻の解説に書いてありました)そのおかげでか、ご先祖からこういう悲願を押し付けられちゃった子孫ってのは……災難だ(^^;)

さて一方、無事大会を終えた丐幇の面々は、三日三晩飲み明かそうという約束通りに酒盛り――って、そんなんして急性アルコール中毒で倒れるやつとか――まあ、大丈夫かな(笑)
そんな中、宴席を一人抜け出した喬峯(きょう・ほう)は、前幇主の霊に盃を捧げ――よくよく、恩義を感じると同時に好きでもあったんですね、師匠が。
そんな喬峯を信じ切れなかった汪剣通(おう・けんつう)って……。
というところに自分が作った酒を持ってやって来た馬夫人・康敏(こう・びん)、喬峯に言い寄りますが手ひどくはねつけられ、自分になびかないなんて💢 深く恨みを抱きます。……あのなヾ(--;)
何かで、『据え膳食わぬは男の恥』と言うケド、据え膳食うのはもっと恥だと書いてた人がいましたけど(笑)
それは横によけておくとしても、人にはそれぞれ好みというもんがありますからなぁ。色香だけで男を落とせると思うのは、そりゃ浅薄に過ぎるというものでしょう。

というところで話は本線(?)に戻り、南海鱷神(なんかいがくしん)たちの元を逃れて来た段誉(だん・よ)たち、途中、木婉清(ぼく・えんせい)が、段誉が大理国の王子と知ってショックを受けたり、雲中鶴(うんちゅうかく)に追いかけられて、段誉が道観に入っているお母さんに助けを求めたり(段誉ママ、四大悪人の末席より腕が立つわけか~)という騒ぎはありましたが、どうにかこうにか大理国に帰還。
この騒ぎのおかげで段正淳(だん・せいじゅん)お父さんの度重なる浮気に愛想をつかして別居中だったお母さんも一緒に王宮に戻るという(段誉にとっては)嬉しいおまけがつき、しかも、大理段家というのは気さくな家柄なんですな。皇帝の弟の一人息子が市井の庶民の娘を連れて来て「妻です」と云うのに、父親の息子だけあって面食いだ~とからかいはしても、反対はしない。皇帝からが、時期を見て婚儀を挙げればいいというくらいで――しかも、段誉を弟子にすると王宮に乗り込んできた南海鱷神に対しては、段誉、三手以内に自分に勝てなかったら逆にそちらが弟子になれと賭けを挑み、凌波微歩(りょうはびほ)と北冥神功(ほくめいしんこう)で勝ちを取って追い払います。
(で、約束を破るものは大馬鹿だのあんぽんたんだのと言われ、それがイヤさに、以後、何のかんのと言いつつ段誉を師父と呼ぶことになる岳老三って……(^▽^;)
(だから私、この岳老三って結構好きなんですよね(笑)

――と、ここまではめでたしめでたしだったんですが、ここから飛んでもない方向に転げて行くのが物語のお約束。
手の甲にあった痣から段誉の母は婉清の師父が婉清に殺せと命じていた刀白鳳(とう・はくほう)であることが判明。そうして婉清の師父『幽谷客(ゆうこくかく)』は段正淳のかつての愛人、『修羅刀』の秦紅棉(しん・こうめん)。捨て子で師父に拾い育てられたと教えられてきた木婉清は、実は段正淳と秦紅棉との間の娘だったことがわかり――こーれは、誰にとってもショックですよね。
しかも正淳さん、このほかにも鍾霊(しょう・れい)の母親で万劫谷の奥様の甘宝宝(かん・ほうほう)とも、さらには語嫣ちゃんのおかーさんの王夫人ともワケアリであったという(^▽^;)
んで、結果から言いますと、このおかげで一番ヒドイ目に遭ったのは段誉クンなんですが、多分に吊り橋効果とはいえ、すったもんだの末に妻と決めた娘が腹違いの妹とわかってショックを受けた上、ヨメさん以上に正淳パパに深ぁ~~い恨みを抱く万劫谷主の金万仇(しょう・ばんきゅう)のために、南海鱷神と雲中鶴の手で万劫谷へと拉致って行かれてしまいます。

一方、この人ならと見込んで一生を託そうとした相手が実の兄で、敬愛する(多分)師父が実の母と、突然現れた師父=母の口からもきかせられた木婉清は、衝撃のあまり自暴自棄になって王宮の外へ。
いっそ身投げでもして死んでしまおうかと思ったところで、生きているのか死んでいるのかもわからない、しかも口を開かずに話をする――っても、腹話術なんですが――って、生きてるじゃんヾ(~O~;)
兎も角、そんな男と出会い、実の兄を夫にしてやろうと言われ、これまたいずこかへ拉致されて行ってしまいます。

そうして、息子を取り返そうとした段正淳は、姿を見せた秦紅棉と甘宝宝を点穴して人質にしようとしますが、兄である保定帝に王者の気概を見せられ、人質などとっでは大理段氏の名折れと思いかえして2人を解放。こうして舞台は万劫谷――と思ったら……

ここで話は喬峯と慕容復に戻り――段誉ぱーどの途中でもエピソードが入ってましたけどね(^▽^;)
武林の使い手が次々『彼の道を以て、還た彼の身に施す』つまり相手の得意技でもってその相手を倒すという慕容家に特有の手段で殺害されるという事件が起き、そのうちの一人、柯百歳(か・ひゃくさい)の遺骸を調べに来た慕容復、そこで同じく遺骸を調べに来た喬峯と出会います。
こういう見え透いた手段を使うということは、犯人は慕容復ではないだろうと言い、犯人探しに協力しようという喬峯に、最初は感謝する慕容復でしたが、まずな自分たちのところへ来て話し合いをという喬峯に言葉に、そちらこそ見え透いたわなを仕掛けると怒りをあらわにし――
というところで、次回に続きます。

てコトなんですが、こういう作り方、先の展開を知っているとはいえ――と云うより、知っていればこそ、ですかな。こう、原作(日本語訳版)と違って段誉エピソードが喬峯、慕容復エピソードでぶつ切りにされると、いささかイライラしますな(^▽^;)

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