壁血剣 第15話、16話

細かいことですが、承志の髪型が少し変わりましたね。
彼の場合、ちょっと細面に過ぎるから、今のほうがスッキリして、良く似合うように思えます。

さて、


逃走中を竹林に待ち伏せした錦衣衛に襲われた安大娘・小慧母娘と崔希敏。
小慧だけを何とか逃がしますが、あとの2人は捕らえられてしまいます。

そうして、捕らえた安大娘を自分の部屋へ連れてきて、ヨリを戻して昔のように親子3人で暮らしたいと口説く安剣清。
自分の夫は英雄好漢だったが、錦衣衛の安剣清に殺されたと言い放つ安大娘。

情のある良い旦那さんみたいなのに、どうして安大娘がここまで元ダンナを拒絶するのかと思っていたら……
安剣清は、安大娘の父親を殺し、母親と兄を死に追いやるという、とんでもないことをしていたんだそうです、なんと!

彼は元々は安大娘の父親の弟子――なんでも行き倒れになってるところを助けられて、弟子に迎えられた上、娘である安大娘とめあわされた――というからということですが、
安大娘が言うには、出世したいと奥さんとまだ小さい娘を捨てて出て行っちゃった。
これ、安剣清側からすると、自分の出世は無論でしょうが、奥さんと娘にいい生活をさせてやりたいと思ったんじゃないかな~と、そう感じさせるキャラになってます、このドラマでは。

で、錦衣衛に就職できたのはいいけれど、何処まで出世できた段階でだかはわかりませんが、仰せつかったお役目が、自分の師匠で舅である人の逮捕。
仕方なく(多分)出かけていったら、いきなり舅が斬りかかってきたので、やむなく斬ってしまった。
姑と義兄が死んでしまったのは、自分の責任じゃない~とは、安剣清側の言い分です。

ということは……
このご夫婦、その段階で、それぞれが自分の中で、何かを切り捨てたんでしょうね。
安剣清にしてみれば、自分が斬ったのは愛する妻の父親であり、自分にとっては命の恩人で、師匠で舅でと、この時代としては二重、三重に恩義のある人。
『親不孝者』と言われたら、生きてる値打ちがないといわれたのと同じというこの時代においては、それこそ『お上のご命令』という盾の後ろにでも身を隠さないと、自分が立ち行きません。
(第1話で承志に向かって、命令を受ければどんなことでもやるという意味のことを口にしたのは、こういういきさつがあったからだったんだ~)

一方の安大娘にしてみれば、自分の両親と兄を殺したのは、愛する夫で娘の父親。
これもまた、マトモに受け止めていては生きてゆけないくらい重いことだと思えます。
なので、自分の夫は錦衣衛の安将軍に殺された。
今の安剣清は、自分の夫なんかじゃない。そう思い切ることにしたんでしょう。

……と、ちょっと安剣清に字数を取りすぎました(^▽^;)
(だって、ひょっとすると主人公の承志よりもキャラが深いんですもん、この人(笑)

さて、そのころ――
そろそろ孟伯飛(もう・はくひ)の屋敷を辞そうとしていた承志の元へ、安小慧が駆け込みます。
安大娘と崔機敏た捕らえられたと聞き、早速救出に向かう承志たち。

一方、捕らえられたのが“袁”ではなくて“崔”だと知って安心した阿九、それでも相変わらずの“我が儘姫”の演技で錦衣衛を振り回し、狩りと称して足止めしたり、進ませたり。
(承知でやってるのか、単なる偶然なのか……)

一方の安剣清は、妻との和解が成立しにくいと悟って、彼女を囮に大物――目をつけているのが李岩――をつり出す作戦を立てます。
奥様が、闖王(ちんおう)の一味を捕らえるのに協力してくだされば、罪一等を減じてもらえますから、なんて入れ知恵するヤツもいますし。
(でも、全部承知でこういうコトを助言する部下がいるってことは、部下にとってはいい上司なんでしょうな、安剣清)

と、そうこうするうち、途中の食堂で、承知たち一行と錦衣衛、さらには阿九が第一種接近遭遇。
さらには、
承志を思い切るために、無理に夜中(早朝?)に宿を立った阿九ですが、途中、狩りで足を止めているところで、錦衣衛たちの様子を探るために、一人先行した承志と、またまた遭遇。

自分たちと同行して欲しいと頼む承志に、それは出来ないと別れを告げる阿九。
承志の頼みで、名残の笹笛を聞かせます。

が、このことが安剣清の耳に入り、宿に戒厳令が敷かれることに。

そうとは知らず、第一陣として宿に忍び込んだ承志と胡桂男、いきなり発見されて大立ち回り。
が、図らずもこれが陽動となり、程青竹の支持を受けた沙天広たちが一気になだれ込み、安大娘たちを救出します。

というところで、承志の武芸は云うまでもありませんが、胡桂男が以外に強い。というか、次々に錦衣衛の連中の帯を奪って行く手際には、思わず拍手喝采です(笑)
あと、崔機敏が意外に使えるところを見せるんですが、
(そりゃぁ、すそでもドジでも、崋山派の弟子ですもんねぇ)
相変わらずのお笑いキャラ。
枷をつけられたまま、ぐるぐると回転技で相手を倒した者の、自分も倒れちゃってどうするんですかね、この人は(^▽^;)

ところで、先週も「おや?」と思ったんですが、金蛇剣って、使い手の内力が伝わると、色が銀から金に変化するんですかね?
(先週のときは、中央のミゾの部分に赤い血のような筋が走ってたし。どこかのアニメに登場してそうな剣だわ)
その金蛇剣を使っての安剣清との対決は、かなり魅せてくれます~と思っていたら、いきなり二階の窓が開いて、
「阿九!?」
「袁さま!」
公主ひめぎみ」
えっ!? と、意外な成り行きに瞬間凍結フリーズされる一同。

咄嗟に「退却!」の命令を出す程青竹。
ですが、承志は、まだ凍結されたまま。
で、先に解凍された――じゃない、正気に戻った安剣清が切りかかりますが、洪勝海が身をもって庇ってくれた上(この人も、かすり傷でよかった)承志を宿から引きずり出します。

そうして――
阿九は崇禎帝(すうていてい)の娘であること。
宮中で甘やかされて育つと早死にすると占い師に予言されたため、以前から縁のあった程青竹の弟子として預けられたこと、
などを一同に語る程青竹。
(実は、もうちょっと細かい事情があるんですが、私の記憶が曖昧なので。スミマセン(-_-;)

思いを寄せる女性が、こともあろうに仇である崇禎帝の娘と言う事実に、ショックを隠しきれない承志。

恋敵が圏外だとわかって、妙に元気な夏青青。
(でも、スープてんこ盛り攻撃は、もうやめたのね(笑)

そんな承志に、安剣清から聞いた、闖王軍を撃破するために、朝廷が外国から大砲を買い入れる情報を伝える安大娘。
さらに、李岩から大砲を処分するようにとの指令を受け、仲間を率いて……え~と、町の名前はなんだっけ(^_^;) に向かおうとします。

で、ここはとりあえず二手に別れ、青青には安大娘組と一緒に都へ向かうように言う承志。
当然のことながら、承志と一緒に行きたいとゴネる青青。
危険だから~という承志の言葉は、原作(日本語訳版)の場合だったら、とにかくトラブルメーカーな青青を遠ざけておきたいんだとも取れますが、ドラマの場合は、本当に青青を案じてのことなんでしょうなぁ。
原作の青青は、時々お尻を引っぱたきたくなりますが、ドラマの青青は以外にいい娘ですもん。

「危険だからこそ、一緒に行きたいんじゃないの!」
言う青青に、
「連れて行っておやりなさい」
青青さんの腕なら足手まといなどということはない、むしろ役に立つと助言する程青竹。

ただただ恋しい人と一緒にいたい青青と、多分彼女を妹くらいにしか思っていない承志。
全てを飲み込んで、さりげなく自体を良い方向に導こうとする、苦労人な程青竹。
なかなか、ほのぼのしていい図式だなぁと、ワタクシ思いました。

ということで、やってまいりました、大砲が運ばれてゆく途中の某街(名前がわからないから(^▽^;)
よろしかったら、あとから、どなたか教えて下さい(ぼそっ)

メンバーはといいますと、承志、青青に洪勝海。軍師役の程青竹に沙天広。先週新たに加わった鉄羅漢に胡桂男……って、人数減ってないやん(笑)

で、取り敢えずは食堂兼宿に入ろうとすると、出てきた男(通詞の銭通四……ちょっと駄洒落が入ってる?)が、ここはポルトガルさんの貸切だから、とっとと出てゆけ、宿はほかで探せとでかい態度。
ですが、何をもめていると出てきたポルトガルの士官、ピーターのおかげで、中へ入ることが出来ます。

ところが、このピーターの上司に当るらしいレイモンドの高慢な態度やら、二人に同行しているジャクリーヌという娘さんの存在、中国の武芸に対する興味やらなにやらかやらで、また、一悶着。
レイモンドのぶっ放したピストルの弾が、男装していた青青の帽子を吹き飛ばし、彼女が女性だとバレたことも重なって、
「彼女と剣の勝負だ。彼女が勝ったら金貨をやろう。そのかわり、私が勝ったら彼女にキスをしてもらおう」
レイモンドの言葉をそのまま伝えて、青青にひっぱたかれる銭通四。
当たり前ですって。
この時代、アメリカやヨーロッパじゃキスは軽い挨拶でも、中華圏じゃアナタ、ベッドの中でよりやるもんじゃない(と、ものの本に書いてあったりして)

(それにしても、そういうコトをのこのこ伝えに来る、この時代、自分達中華の民からすれば野蛮人になるポルトガル人に、へいこらしてる銭通四って、何モノ?)

で、良家の子女に向けるには酷い侮辱に、
(と、そこまで意識して作ってるかなぁ?)
「懲らしめてやれ。ただし、殺すなよ」
命じる承志も、実は、こっそりと激怒してたりして(笑)

で、あっさりと勝ちを収める青青ですが、
中国剣法とフェンシングって、ああやって合わせると、意外なほど違和感を感じないものなんですねぇ。
中国剣法の方が、色々変化技がありそうで、見てると華麗ですけど。

そうして、その後――
皆が大砲奪取――あるいは、大砲破壊のためのミーティングを開こうという時に、“承志がジャクリーヌを見た”という理由で、焼餅を焼いてスネにスネる青青。
……………………普通、見るぞ。承志でなくても。
女性とか、美人とか言う観点じゃなくて、何か珍しい生きものとか、極端な話、遮光器土偶(しゃこうきどぐう)クラスの異物が目の前を過ぎったに等しいもの。
(まあ、一応、女性だな~という認識はしてるんでしょうけどね、承志)
仮に遮光器土偶が目の前を過ぎって、承志がそれに目を奪われても、ヤキモチを焼くんかね、青青?(^▽^;)

ということで、どうにも手を焼いた承志は、スネてる青青を残してミーティングへ。
で、その間に青青は家出。(宿から消えたのでも、家出でいいのかしら?)
慌てて探しに行ってみれば、例の白人さんたちを相手に、鉄砲を突きつけられている青青の姿。

取り敢えずはテーブルを盾に初弾を躱し、あとは技をふるって青青を連れ出す一同。
ですが、鉄羅漢がおシリに一発を~(^▽^;)
しかも原因はというと、青青がジャクリーヌのイヤリングを銅銭を撃って壊したってコトだし。
やっぱり青青ってトラブルメーカーかも(~_~;)

で、途中、ピーターとレイモンドのジャクリーヌをめぐる恋の鞘当~かとおもったら、実はレイモンドの横恋慕だったんですな、から、二人の決闘騒ぎ、
卑怯な手を使ったレイモンドに殺されそうになったピーターを、承志が助ける一幕があって、

このあたりの顔役でもある程青竹が、人脈やら知力やらを使っての大砲争奪エピソードは……承志が出る幕が、ほとんどありませんでしたな。
火薬の爆発とかあって、それはもう派手でしたけど。
(それにしても、お馬さんの真横で爆発してたけど、大丈夫だったのかな?)

で、一人、最後まで立ち向かおうとしたレイモンドは、飛来した矢に射抜かれてあっさり絶命。
降伏したピーターたちは、この大砲が清と戦うためではなく、貧しい民に向けられるものだと知って、レイモンドにだまされていたとショック。
身代金も取らずに解き放ってくれる承志たちに感謝して、ピストルと南の島の地図を贈って、帰国の途に着きます。

そうして、李岩の指令を果たした承志、実際は阿九が崇禎帝(すうていてい)の娘だと知ったことで、多少の心境の変化もきたしたのかも知れません、
まずは、直接に国と民を脅かす清国皇帝ホンタイジを暗殺すべく、盛京へと向かいます。

一方、宮中へ戻った阿九は、絵を描いて承志の面影をしのんだり(侍女に冷やかされたり)籠の鳥に我が身を託したり……

阿九


そうして、父君のご機嫌伺いにといってみれば、居眠りをした罰にと外に座らせられている宦官たちの姿……。
(ここで阿九と話してた王承恩(おう・しょうおん)って人が、最後まで崇禎帝に付き従った人なんですよね、確か?)
現在はご機嫌斜めで、どなたもお通しできません。いいえ、公主様にとりなしていただいたら、かえって私の首が飛んでしまいます。
王承恩の言葉に、ため息をついて引き返す阿九。
……荒れてるなぁ、崇禎帝。

ということで、明朝最後の皇帝にして悲劇の皇帝、崇禎帝の登場となりますが……
虚竹……いや、クドゥ君……もとい、高虎(ガオ・フー)さん、渋い!

で、奇妙な夢を見たといい、夢解きをと命じる崇禎帝。
結果を聞いても首を斬らないと保障された王承恩、思い切ったように告げます。
明朝の終わりが近づいています、と。

というところで、以下次週。


ああ……。また、長くなっちゃった(苦笑)
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コメント

>恋敵が圏外だとわかって、妙に元気な夏青青
 これこのドラマで一番笑いましたよ!(爆)。 彼女の演技が意図したものかはともかく・・・(爆々)
>大砲が運ばれてゆく途中の某街(名前がわからないから)
 原作は青青が外人さんと試合をするのは「高碑店」という北京の南に実在する街ですが、ドラマはどうなんでしょう?筋が変わってるしね。 食堂の看板が映っているんですがよく読めないんです。

Marioさんへ

>彼女の演技が意図したものかはともかく・・・(爆々)

うふふふ……(^m^)
このドラマでの夏青青、黄聖衣(ホアン・シェンイー)さんの演技のせいもあるのか、原作よりずっと可愛い気がします。
ヤキモチ焼いても、とりあえず当るのは承志だけですし。
(あ。でも、ジャクリーヌのイヤリングを壊したりしてましたか(~_~;)

>「高碑店」という北京の南に実在する街

ありがとうございます。
こういう場合、教えてくださるのはきっとMarioさんかDさんだろうと(笑)

>ドラマはどうなんでしょう?筋が変わってるしね。

う~ん。どうなんでしょうね?
かえって、あまり意識しない方がいいのかなぁ。
ともあれ、教えてくださってありがとうございました。

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