碧血剣 第19話、20話

日曜日(27日ですな)ジャッキー・チェンの『シャンハイ・ナイト』を見たんですが、
たまにこういうのを見ると、本場の武侠モノの良さが、さらに実感できますな。
アクションの絡み(つまり、やられ役の方ね)、本場モノは投げられるのも蹴飛ばされるのも、はるかに優雅ですもん(笑)


さて、


北京の街中で、謎の物乞いの老婆に襲われ、毒の爪で傷ついてしまった程青竹(てい・せいちく)ですが、万能薬的毒消しのカエルさん、朱睛氷蟾(しゅせいひょうせん)のおかげで命をとりとめます。
(原作と違って、目が赤くないんですね。ここのカエルさんは)
が、程幇主がなにゆえに襲われたのかが判らない一同。
相手が『金蛇』の名を口にしたということは、本当は盟主である袁承志(えん・しょうし)を狙ったのだろうかと思いながら、首を傾げます。

一方、承志に朝廷の金蔵を破った賊の探索に関する協力をやんわりと断られた独眼神龍こと単鉄生(ぜん・てっせい)、今度は錦衣衛の長官である安剣清に泣きつきます。
が、その時の台詞が、自分の顔なんかは、どれだけ潰れてもかまわないが、このままでは捕り手たちとその家族が罰されてしまう。それだけは避けたい。何とか、彼らを助けてやってくれ……って、
承志たちにあれだけ高価な贈り物が出来たってことは、結構ワイロとか取ってたんでしょうけど……いい人じゃないですか。

ということで、部下と一緒に金蔵に潜んだ安剣清、
(また、財政難とか言いながら、かなりあるのね、金銀)
どこかの荒野まで賊を追いますが、突然現れた錦衣毒丐(きんいどくかい)こと斉雲傲(せい・うんごう 王偏の“ごう”が無いので、傲の字で代用です。以下同じ)に行く手を阻まれた上、毒針で傷を負ってしまいます。
(点穴して毒抜きをしてたってことは、こちらも相当の内功ですな)
(それにしても、敵役のはずの安剣清が、こうまで格好良いって……(^▽^;)

さて、一方の単鉄生はと申しますと、こちらも大車輪で捕り手たちをコキ使って(笑)
金蔵を破った賊であり、程青竹を傷つけた連中が潜む屋敷を発見。早速承志たちに注進します。
役人に協力はできないけれど、自分達に降りかかっている火の粉は払わなければと、単鉄生の案内で屋敷へ向かう承志たち。
すると、そこは、承志と青青が氷蟾(ひょうせん)を持ち去ろうとした男を追ってたどり着いた、あの門の無い屋敷。
ひょっとして、住人は壁抜けの術でも心得ているのかと胡桂南が冗談交じりに壁を触っていると、それが突然開いて、一同は屋敷内へ。
そうして、五式の旗などを使った派手な戦闘シーンなどがありまして、広間へ迎え入れられた一同、斉雲傲と謎の物乞いの老婆――実は教主の叔母の何紅薬(か・こうやく)、さらには五毒教教主の何鉄手(か・てっしゅ)との対面となります。
が、教主サマの右手、鉤爪はともかく、それの土台部分がちょっとゴツすぎやしませんか?
(ピーターパンのフック船長とか、もうちょっとスッキリしてたと思いますが)

朝廷の銀のことは自分達には関わりはないが、仲間を傷つけた理由を知りたいという承志に、氷蟾はどんな毒でも消せるのかと尋ねる何鉄手。
当たり障りの無い返事で、その場を穏便に収めようとする承志ですが、妙に対抗心を燃やした青青の言葉から、五聖と呼ばれる生き物――蝦蟇、ムカデ、蜘蛛、蛇、サソリの戦いを見物するはめに(^▽^;)
(ここのCGは見事でした)

さらには、金蛇郎君と金蛇営とのかかわりを知ろうとする何鉄手たち。
ここでもまた、何紅薬の「金蛇の悪党」の言葉に反応した青青の「父を悪く言うな!」の一言から、状況は悪化。
(原作(日本語訳版)ほどではないけど、適度にトラブルメーカーなんだ、青青ちゃん)

金蛇郎君の行方を知りたいから青青を置いてゆけという五毒教と、当然のことながらそれを拒否する承志たちという図から、
(単鉄生の存在が、何気に忘れられているような……(^▽^;)
斉雲傲と沙天広の腕比べ――のはずが、何紅薬が青青に襲い掛かったことから、一気に乱戦に突入。
で――
先週も思ったんですが、やっぱり団体戦より個人戦の方が見ごたえがありますな~。
しかも、教主様、なかなか強い!
(承志も手加減してるのかな、相手が女性だし)

自分と貴女との間には遺恨は無いはず。これ以上の戦いはやめて帰らせてほしいと言う承志に向かい、何鉄手、
「私たちが用があるのは金蛇のご子息だけ。袁さま、どうぞ」
お一人でお帰り下さいとの、この言い草には、さすがに大人しい承志も、
「ふ・ざ・け・る・な!!!」
おおおお……。珍しい! 承志、怒ってる (@@;))))
と思ったら、今週、随所で怒ってました。珍しい!

ということで再戦に突入! 
ですが、何回か前からエンディングに登場するようになった大蜘蛛のオブジェっぽいもの、五毒教のシンボルであると同時に、武器でもあったんですね。
(あの蜘蛛の足は、何鉄手が足で操ってるって設定なのかな?)

「蜘蛛の足を切るのよ!」
青青の助言で危機を脱し、内力と金蛇剣で一同を助け、屋敷を脱出する承志。
ですが、鉄羅漢と沙天広は毒を受け、青青は足を傷つけられています。
(で「痛いよー」って言ってたのが、承志に気遣ってもらって一気に機嫌が良くなるあたり、青青って可愛いかも)

が……怪我程度で大人しくしていられないのが夏青青。
承志の留守中、洪勝海の止めるのも聞かずに駕籠(なんでしょうね。かたちとか担ぎ方とか、興味深かったです)を呼んで街へ気晴らしに出かけ、五毒教の襲撃を受けることに。
で、あわやというところに承志が駆けつけ、事なきを得るのですが……
それにしても、女姿に戻って出かけたのに、よく青青だってわかったこと(^▽^;)

……という承志たちの元を、焦宛児(しょう・えんじ)が訪れます。
が、部屋へ通された彼女の額には、喪の印の白い鉢巻が。
そうして、父の焦公礼(しょう・こうれい)は一月前に旅先で、閔子華(びん・しか)に殺されたと告げます。
しかも、焦公礼の胸には、閔子華の名を刻んだ仙都派の短剣が刺さっていたと。

怒りのあまり、傍らの卓子(テーブル)を撃ち叩き「閔子華はどこだ!?」と叫ぶ承志。

…………それにしても、承志の怒りのこもった内力を受けて無事だなんて、丈夫というか、根性のある卓子。
って、これ冗談じゃなくてね(笑)
承志の内力を受けて卓子が真っ二つに割れて、全員が真っ青になって顔を見合わせる、というシーンがあっても悪くないんじゃないか、と思うわけですよ。

というのはさておき、金龍幇の総力を挙げて閔子華を探し出し、2度に渡って襲撃したが、討ち果たすことは出来なかった。閔子華は現在北京にいるとの宛児の説明を聞いた承志、早速彼女と一緒に目的の場所へ向かいます。

その頃、洞玄(どうげん)と連れ立った閔子華が通りかかったのは、何やら非常――っに特徴的な、見覚えのある木々の林立した場所。
(セットでもマングローブでも別にいいケド、特に必要性の感じられない場面に、ああいう特徴的な舞台を使うの、やめよーよぉ(^▽^;)

待ち構えていた羅立如をはじめとする金龍幇の弟子たちに取り囲まれ、先ごろの2度の襲撃といい、これは何事かと怒りをあらわにします。
が、焦公礼が殺され、自分が犯人とされていると聞いて、驚愕した様子。

で~
これが、取り囲んでるのが全真派で、指揮者が丘処機だったりしたら、駆けつけたのが誰だろうが確実に乱闘になってたでしょうが、一応は人の言うことに傾ける耳を持っている羅立如と、金龍幇の弟子達。
駆けつけた承志の言葉で、まずは閔子華と洞玄の言い分を聞くことになります。

という展開になれば、原作を読んでない人でも大概察しはつくでしょうが、2人は無実どころか、焦公礼が殺されたことも知らなかったし、短剣は盗まれたもの。
しかも、その短剣、名を戒殺刀と云って仙都派の弟子が万一のとき名誉を汚さないため、自害するために与えられたもの。
人を殺すために使わないのは無論、殺人現場に放置しておくことも有り得ません。

この短剣の由来は江湖でも有名といわれ、一旦承志の屋敷に戻り、程青竹から、その由来を聞いた宛児、自分の不明を恥じ、閔子華たちに深く詫びます。
が、事情を聞いてみれば、疑われるのも仕方のないことと、詫びを受け入れる閔子華たち……好漢ですよね。
(それにしても、気になって仕方が無いんですが、この人の着物だけ、なんで左前?)

その閔子華たちが現在北京にいる理由というのが、こともあろうに五毒教がらみ。
何年も前に仙都派の掌門である黄木道士(こうもくどうし)が弟子を連れて雲南へ赴き、消息を絶ってしまった。
それには、五毒教がかかわりを持っているらしい。
が、五毒教は雲南にあり、自分達には容易に手出しも確認も出来ない――と、手をこまねいていたところ、その五毒教のほうから北京へやってきてくれた。
なので、自分達も黄木道士の行方を聞き出すために北京へ――って、毎度のコトながら、江湖の情報網ってどうなってるんでしょうか?
伝わる情報に、物凄~~く偏りのある気がするんですが(^▽^;)

という、その五毒教ですが、何ゆえに承志たちにしつこく付きまとうかというと、金蛇郎君・夏雪宜(か・せつぎ)に奪われた金蛇三宝――金蛇剣と金蛇錘、あと原作(日本語訳版)では建文帝の宝の地図となっていましたが、ここでは武芸の秘伝書っぽいなぁ――と、現在では習得しているものは金蛇郎君だけになってしまった武芸を取り戻そうとしているのでした。

さらに、何紅薬は金蛇郎君に深ぁい恨みを抱いていて、
目的の遂行優先、金蛇の武芸を取り戻すためなら承志に弟子入りだって――の何鉄手と、次第に対立を深めてゆきます。

が、取り敢えずは、当初の計画通り、青青を捉えることに話はまとまります。

そうして――

こちらは話が終わり、宿に戻ろうとする焦宛児。
「兄さん。送っていってあげなさいよ」
と、なぜか宛児に優しい青青。どうしたんだ、一体っ(@@!)))
(原作では、呆れて本を放り出しそうになったくらい宛児にヤキモチ焼きまくりだったのに(^▽^;)

その帰路、承志に『親しい友』と言われて寂しそうな宛児。
(え!? 宛児って承志が好きだったの? と驚いた方、挙手願いま~す(笑)

肩を並べて戻ってきた承志と宛児に、複雑な視線を向ける羅立如。
(彼は明らかに、宛が好きですよねぇ)

そうして、さらにその帰路。突如、何鉄手に軽功の勝負を挑まれる承志ですが……
それまで手に提げてた金蛇剣を、いきなり、しかも布に包んで背負ってるのはなぜ? と、そっちの方が気になっちゃいました(笑)
……というのはひとまず置いておいて □\(゜ロ\)(/ロ゜)/□

追いかけっこの途中で、これは陽動ではと気付いた承志、何鉄手の鉄鉤を金蛇剣で粉砕して、屋敷へ書け戻ります。
が、時すでに遅く、門内には累々と横たわる仲間達の――全員、命は無事でしたが、かなりの重症です。
これは、寝入っているところへ、一気に毒をブチ込んだかな?

さらには青青が拐われたことを聞かされ激怒した承志、五毒教の本拠へ乗り込み、迎え撃つ弟子達を全部点穴。
崋山派の点穴は特殊で、他流派のものには解けない。青青を返さなければ絶対に点穴は解いてやらないと(青青を返せば点穴は解いてやる、だったかな? 意味は一緒だけど、とことんニュアンスが……(^▽^;)

が、その頃青青は崇禎帝(すうていてい)の叔父である恵王の屋敷へ連れてゆかれてしまっていたのですが、その屋敷には、何と、温家五老のうちの4人が来ておりました。

あ。この前に、何紅薬の前につれてこられた青青が、一言いう度に引っ叩かれるってシーンがありましたっけ。
女性二人の気の強さと、何紅薬の金蛇郎君への強い憎しみを表すシーンなんでしょうが、青青、足が自由なんだから蹴飛ばして返せよ~とか思って見てました。

さて。

青青を取り戻せないまま承志が屋敷へ戻ってみれば、そこには弟子を引き連れてやってきて、てきぱきと皆の治療と後の処理をする焦宛の姿と、
ウチにも、アレだけ“できる”人間がいてくれたら、悪虎溝(あくここう)も枕を高くして眠れるのにと感心する沙天広の姿。

その頃、一連の事件の黒幕が恵王であると知った単鉄生、上司に報告しますが、相手が相手だけに、これ以上の詮議(せんぎ)は無用。さらに口外も禁じられ、結果、思い余って承志に相談にやってきます。

その一方で五毒教は、組織(というか宗派?)と弟子達のためには承志との和解もと考える何鉄手と、金蛇郎君への憎しみに凝り固まった何紅薬が次第に対立を深めてゆき――最後には教主の権限でアタマを押さえられた何紅薬、
気晴らしに人殺しでもしなきゃと斉雲傲から毒薬をもらい ヾ(--;)ぉぃぉぃ
人もあろうに単鉄生命を殺害。
承志の屋敷へ死体を投げ込みます。

というところで、以下次週。


なんか、今回、ストーリーを追いかけるだけで精一杯だった感じ(^▽^;)
と……あの教主サマ、原作を読んでると、もうちょっと妖艶で破天荒――いや、破天荒とはちょっと違うな。もうちょっとこう、常識が他の部分にあるというか、一般的な人のそれとはズレてるというか、そんなキャラを想像してたんですが、ドラマでは少々おとなしめ……に感じるのは、私だけの感覚か、
それとも、何紅薬憎悪が表面に出すぎてるからかなぁ。

何鉄手ほか



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コメント

 今週はドラマも原作のドタバタを追っかけるのが精一杯みたいですね。私も功夫之王をみたりでこちらに集中できず(笑)
>セットでもマングローブでも・・・
 このドラマ予算が無いのか、北京にマングローブや武夷山とか、盛京で広葉樹林とかもう少し気を遣ってほしいです(笑)
>教主サマ、・・・・ドラマでは少々おとなしめ
 もっと破天荒というか別世界の人みたいほうが・・・残念でした。あっさり青青が女だってばれちゃうし。

Marioさんへ

あー。集中できなかったの、私だけじゃなかったんだ。良かった……じゃなくて! (笑)

>このドラマ……もう少し気を遣ってほしいです(笑)
ですよねぇ。
まあ、絶情谷とか、どことかの秘境とか、みたいに一目で分かる特徴が必要な場所なら、多少自然環境に合ってなくても目ェつむりますけど、
時間節約なのか、予算節約なのか? のロケ地の使い回しはというのはねぇ。
見てるほうの興が、妙な方向にそがれちゃいますから。

>もっと破天荒というか別世界の人みたいほうが・・・・
そう、そう。別世界というか、妙な方向へドーンと突き抜けちゃった感じで、もっとユニークなキャラだった記憶なのに。
惜しいですよね。
青青との絡み……というか、あとで承志が青青に、
「女に惚れられたんだよ。このバカ娘」
って言うの、楽しみにしてたんですけど(^▽^;)



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