雪山飛狐 第15話、16話

1週遅れが定番――どころか、それすら危うくなってきた『雪山飛狐』のレビュー(^▽^;)
(いつも、金曜日の夜か土曜日の朝に書いてるんです)

今回、↓のように土曜日に『レッドクリフ』を見に行く予定だったので、金曜日のうちに書いておこうかとセカンドマシーンの『隼斗』を立ち上げたのはいいんですが、
(ちなみにネットにつないであって、今使ってるのは『風太』)
今週、仕事がハードだったせいか、肝腎のドラマのほうを忘れてる、忘れてる(^▽^;)

ということですので、今回のレビュー、ちょっといつものパターンから外れるかと思いますが、そのへんはご容赦下さい。

さて、 前回、薛萼(せつ・がく)の毒に当たった苗若蘭(びょう・じゃくらん)に毒消しをもらうために程霊素(てい・れいそ)が出した条件、『明日一日家事を手伝うこと』というのは、実は汗をかかせて体内の毒を抜くというものだったのですが、
お嬢様育ちで家事なんてやったことがない上に、幼いながらも胡斐(こ・ひ)に対する程霊素の想いを見抜いたらしい若蘭、
何かと反発するやら、妙な仕掛けを作って程霊素に仕返しをするやら。

けれど、何とか毒が抜け、尋ねる薬手毒王はすでに個人で、父の苗人鳳(びょう・じんほう)の毒を消せるのは、弟子である程霊素だけとわかり、幾つかの事件のあと、3人で連れ立って苗家荘めざして旅立つこととなります。が……

苗人鳳を探し当てるまで、ずっと、延々、若蘭と霊素の女の戦い(といっても、もっぱら若蘭が突っかかってるんですが)が繰り広げられるわけで――

そりゃあ、これまで父一人娘一人で、ず~~っと大事に庇護してくれた父親が失明の危機で、行方も知れなくなって、福爺やその他家人たちは焼け死んでしまってという心細さから、現在唯一の庇護者になった胡斐に頼るのも甘えるのも傾倒するのもわかるし、
思春期の初めに、ああいうドラマチックな状況で、ああいうハンサムで優しい青年に出会ったら、恋心を抱くのもわかりますが、
それにしても若蘭、ちょっと緊張感がなさすぎやしませんかね?
(対する霊素も、ちょっと大人気ないかとは思いますが、それ以上に若蘭が可愛げがなくて(笑)

大体、父一人娘一人の家庭で育った娘って、ああいう場合は、ひたすら父親が心配で、他のことは目に入るゆとりは無いと思うんですが。
しかも、霊素は父親を助けられる唯一の人だし、そんな人に意地悪をして、万が一腹を立てられたら――
子供とはいえ、数え年の11にもなって、そんなコトにも思い当たらない娘というのは――まあいいか、ドラマだから(爆)

(それにしても、このあたり、本来なら胡斐の女難旅と評したいところなんですが、肝心の胡斐が一向に2人の気持ちに気付いていないあたり、なんと思えばいいのやら(笑)

で、この程霊素の家を発つまでにおきたいくつかの事件と云うのは、全て霊素の姉弟子にあたる薛萼がらみ。

話はおよそ20年前に遡りますが、このお姉さま、薬手毒王の弟子であることをカサに着てか、江湖で悪事のし放題。
薬王の正体が女だという噂が立ったのも、悪名が立ったのも、みんなこの人の責任なんですが、
このオソロシイお姉さまが、こともあろうに、ひょんなきっかけから鉄花会の三番役・文泰来(ぶん・たいらい)に惚れてしまいました。
が、当然のことながら文泰来はこんな悪女は退治すること意外に興味はなく、ましてや駱冰(らく・ひょう)という恋女房のある身。薛萼なんぞには見向きもいたしません。

ところが、どうもストーカー行為などをはたらく人が、よくこういう心理状態になるらしいのですが(って、ワタシはドラマでしか知らないんですが)
文泰来も自分を想っているけれど、自分を受け入れてくれないのは妻である駱冰のせいだと勝手に思い込んでしまった薛萼、爪に猛毒を仕込んで駱冰を襲います。
が、文泰来に反撃され、自分の爪で自分の顔に傷を負う羽目に。
(これがまさに、人を呪わば穴二つですな)

毒手薬王のおかげで命は取り留めましたが、その薬王にすら、毒で焼け爛れた顔を治す方法はなく、
しかも、毒で朦朧(もうろう)とした薛萼、自分を看病してくれる弟弟子を文泰来と思い込んだ果てに、身ごもってしまいます。
(誰だ、途中経過をすっ飛ばしたなと思ったの(笑)

が、子供の父親は文泰来だと思い込んでいる薛萼、それは自分の子だと言った弟弟子を怒りのあまり殺害。
以後も行状は改まらず、現在に至る――というわけですが、
じゃあ、ひょっとして産まれた子供は? と思ったら、案の定、小鉄(しょうてつ)でした。
(我が子を捨て子だといって弟子にする師匠、金庸作品には多いのかしら?)

で、そんな薛萼を見て、もう弟子は取るまいと思った毒手薬王でしたが、さらに行いが改まらないのを見て、押さえになるものが必要と霊素を弟子に迎え、自分のあらゆる知識を教え込んだ、というわけです。

が、薛萼の性格からゆけば、当然、妹弟子ばかりが贔屓されてると怒りますよね。
(あら! このあたり、李莫愁と小龍女みたい(笑)

師匠(実は母親)の意を汲んだ小鉄が、霊素の花畑を荒らしに来て胡斐に追い払われたり(ついでに、毒に当たって帰ったり)
霊素の呼び出しを受け、師匠の遺言、
『師匠の死を悼む気持ちがあるなら、秘伝書の『薬王神篇』を見せるが、そうでなければ義絶する』
を聞かされ、秘伝書を奪おうと霊素に襲い掛かって胡斐に撃退されたりした挙げ句、
霊素の撒いた毒であっさりダウンして、王の小父さんという人から奪った土地を返還させられ、散々に殴られたうえに、小鉄ともども霊素に毒抜きをしてもらうという恩を受けますが、これで行いが改まるようなしおらしいキャラではないらしい(苦笑)

これは、その弟子にして息子である小鉄も同様で、
師匠に無断で霊素に仕返しをするために彼女の家へ出向き、彼女が防備のために置いた仕掛けと、若蘭が霊素への反感と悪戯心から持ち出した七心海棠(しちしんかいどう)という毒草の粉に当って、呆気なく死んでしまいます。

という次第で、ますます霊素を恨むことになっただろう薛萼が、どういう行動に出るかは……かなり後の話になりそうです。
(このへん、完全ドラマオリジナルでもなく、といって原作通りでもないので、先が読めないんです(^▽^;)

というようなことがあって、3人連れ立って旅に出た胡斐たちですが、霊素、男装も似合うのね♪

3人旅

あっ、そう、そう。
ちなみに、さっきのシーンで取ってつけたように登場して、あっさり退場した王の小父さん。原作でもあんな風なんですが、実は胡斐に対して「程お嬢さんを大事にしてあげなさいよ」と、霊素の恋心を伝える、重要な役割を持ってたんだけどな~
(画面の中で、胡斐がちょろちょろと行ったり来たりしてたってことは、そのシーンがカットされたんでしょうか)

さて。

話は変わって、その頃の田帰農(でん・きのう)ですが――
先週のようなことがあったからには、?心を入れ替えるか(話の進展上、これは絶対に無し!)、?落ち込んで廃人みたいになるか、?あるいは苗人鳳にさらなる恨みを募らせるか――と思っていたら、ほ……ほとんど変化してないじゃん(^▽^;)

でもまあ、若蘭の動向を調べて、刺客(ではないのかな?)を送ったりしているところをみると、一応?ではあるようですが。
それにしても、これは情報源が悪いのザツなのかもしれないケド、
「若蘭も侮れない。腕の立つ用心棒を2人も雇って」
って………………
苗人鳳の頭脳を3歳児並みと評してたけど、アンタも人のコトは言えないって(^▽^;)

という田帰農からの刺客? をかわしながら苗家荘に戻ってきた胡斐たちですが、苗家荘は、やはり無人。
ですが、焼け跡につるされた風鈴と、下に置かれた三つの石から、若蘭、父親の居場所を悟ります。
そこは父の友人の屋敷ですが、主人の名前が趙常山とかって、ひょっとして趙半山さんのご親戚?

ともかくも、その屋敷で無事に苗人鳳と再会できた若蘭たち。
程霊素が毒手薬王の弟子と知って、公平を帰すために薬王との過去のいきさつ、
胡一刀(ここでは苗人鳳、名前を出してはいませんが)を殺す羽目になった毒薬が薬王のものだと知って、争いを仕掛け、苗人鳳は薬王の指2本を切り、薬王は後日、苗人鳳に毒蛇と毒消しを送ってきた――を話す苗人鳳。

師匠は亡くなる前に法名を無瞋と改め、一切の恩讐を超えていたと告げる霊素に、目の治療を受けます。

苗人鳳の公正な態度にさらに感銘を受け、尊敬の念を募らせつつ、この人が本当に両親の仇なのかと、また悩みも募らせる胡斐。
(あの苗人鳳の気性なら、思い切って正面から聞いてみればいいのに。苗人鳳を力一杯誤解している平阿四叔父に、何を聞かされていることやら(~_~;)

……という三石荘に、今度こそ本当に、田帰農から刺客が送られます。
その一人は、旅の途中に泊まった空き家で、顔のない人が出たと若蘭を怯えさせた声色使いの無相人(むそうじん)。
と、名前通りの七人組の刺客、北斗七星(ドラマのオリキャラだと思うので、直接的な名前。これ、金庸作品の仲良し7人組みの伝統に従って、早々に1人欠けたら、すごく笑えますが)

無相人の使う若蘭の声色に誘い出され、危機に陥る苗人鳳ですが、そこへ胡斐が駆けつけ――

というところで、以下次週。
(あ。もう、今日の午後から放送だ(^^ゞ


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コメント

そうかぁ

拍手コメはコメント枠には反映されないんですね。
reiさんには、伝わったのでしょうか?そんな事も知らないなんて、通信関連の研究所にいながら恥ずかしい限りです。

新龍さんへ

拍手のほうも、ちゃんとチェックしてますので、コメント、読ませていただきましたよ~
ありがとうございました(*^_^*)

>しかも、霊素は父親を助けられる唯一の人だし、そんな人に意地悪をして、万が一腹を立てられたら――
本当だ。胡斐に諭されるまでもなく、若蘭が自分で気づくべきですよね。
最初の印象があまりに悪すぎたんでしょうか。
にしても、胡斐も甘すぎると私は思ってしまったのですが。

>実は胡斐に対して「程お嬢さんを大事にしてあげなさいよ」と、霊素の恋心を伝える、重要な役割を持ってたんだけどな~
そうだったんですか。それでも、程霊素の恋心に気づかないとなると、胡斐は相当の鈍チンですね。ってことで、カットになったのかも(笑)

程霊素の男装、可愛かったですね(男装に可愛いと言うのも変ですが)。

>あの苗人鳳の気性なら、思い切って正面から聞いてみればいいのに。
ホントに。ぐじぐじ悩んでいるより、よほどスッキリ解決しますね。育ててもらった阿四おじさんの言葉を疑うことが憚られるのかなぁ。

ふく*たま さんへ

>最初の印象があまりに悪すぎたんでしょうか。
かもしれませんね。
あと、17、18話を見て、どうやっても程霊素には頭が上がらない、何かを仕掛けても必ず負ける、というあたりに対する反発も混じっているように、思えてきました。

>胡斐も甘すぎると私は思ってしまったのですが。
同感です。
時には、もうちょっとピシッと言ってやったほうが、若蘭のためかも。

>胡斐は相当の鈍チンですね。
そうなんですよ~。
なので、原作の方、後のエピソードを読んで、胡斐を殴りたくなってしまって(笑)

>ってことで、カットになったのかも(笑)
あっ、なるほど~。
でも、やっぱり蹴飛ばしてやりたいほどに、鈍チンな胡斐なのでした(笑)

>程霊素の男装、可愛かったですね
美少年風、でしたね。
美人は男装も似合う、ということでしょうか。

>育ててもらった阿四おじさんの言葉を疑うことが憚られるのかなぁ。
……でしょうかねえ。
物心ついたときから、ずっと言い聞かされてきたでしょうしね。
そうしてみると、幼時の“刷り込み”というのは、尾を引くものなのですねぇ

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