神鵰二次小説  鬼嘯(きしょう)   後編

前編 より



 二人の体を蝕む毒を消すために     楊兄さんは毒消しを、奥様は神僧を求めて訪れた絶情谷。一切の望みが水泡に帰した後、それでも二人は、残された日々を、寄り添って静かに暮らすはずだった。
 それが    
 抱き合って眠っていたはずが、目が覚めると姿が消えていたのだそうだ。  気が狂ったように探し回り、そうして見つけたのは、断腸崖という崖の岩壁に剣で刻まれた文字。

 十六年後、ここで逢いましょう。夫婦の情は深いもの。決して約を違えないで。

 そうして、楊兄さんの毒を消せるという、断腸草という草と、兄さんがたわむれに龍女花と名付け、奥様の髪に挿してやった紅い花。
「薬、あったの!?」
 驚いたあたしに、俺の分はなと、楊兄さんはこともなげに答えた。
「だったら、どうして    
「龍児の     あれのいない世の中に、俺だけが生きていてどうする?」
 奥様は大智島という孤島に住む南海神尼という尼僧に救われ、弟子になって大智島へ行ったに違いない。云ったのは、楊兄さんの養い親になる人。十六年後、無事に再会するためにも薬を飲むようにとその人は兄さんを諌め、兄さんはそれに従った。
「奥様を探しには行かなかったの?」
「行けるものなら、行ったさ。だが、誰も大智島も、南海神尼の名も知らない」
 ああ。それで    
 それで、楊兄さんは、沖を通る船や、この辺りの人たちに、端から大智島と南海神尼のことを訊ねていたんだ。
「それでも、今に至るまで、何の手掛かりもない。それに、仮に行き着けたとしても、男は島に入った途端に殺されてしまう。そう、郭おばさんは云った。それでも    
 冥い眸のままで、口許だけにうすい笑みを浮かべて、楊兄さんは云った。
 それでもかまわないのだ、と。
「一目     ただ一目でいい。もう一度だけ龍児に     妻に逢えれば、その場で八つ裂きにされたって、俺は    
「駄目だよ!」
 思わず、あたしは叫んでいた。
「駄目。駄目だよ。そんなの厭だよ」
「小花?」
「駄目だよ。そんなの、駄目だよ」
 駄目。駄目。駄目。頑是無い子供に戻ってしまったように、ただ駄目を繰り返すあたしに、
「小花は優しいな」
 軽く髪を撫でて、楊兄さんは、ふわっと微笑わらった。
 いつもの、うすい冬陽か、森の奥の木洩れ日みたいな笑み。
「今日は、もう、お帰り」
 それだけを云い、ふっと笑みを消すと、背を向ける。
 たまに     他に時にもごくたまにそんなことがあって、そうなるともう、取り付く島がなかった。
 子供と云うのは     いや、子供に限らず、人と云うのは仕様の無いものだ。まだ血を流している他人の傷口に、ざっくり爪を立てて、気付きもしない。
 そのときのあたしが、まさにそれ。
 なのに、むしろ楊兄さんの態度に少しばかり気を悪くして、そのまま家へ帰りかけた。
 と、不意に    
 冥い海と空の間に、鋭い叫び声が流れた。
 長く。長く、尾を引くように    
 慌てて駆け戻ったあたしの目の前、その人は岩頭に立ち、海に向かって長嘯を放っていた。
 嘯の本来は鬼嘯。亡者の叫びを真似、これを呼び寄せる呪法。その声は『鬼哭啾啾きこくしゅうしゅう』。無念にたおれた亡者の嘆き。
 応えるように雲が動き、風がく。裾を、髪を、空しくなった右の袖をなびかせ、吹き乱す。
 岸壁に当たり、鉛色の波が白く砕ける。
 雪が     その海と空をつないで、雪が降り始めていた。
 その一切を圧して、長嘯が、ただ長く響く。
 言葉にはならない     いや、言葉にすることの出来ない、その人の魂からの叫び。
 『鬼哭啾啾』が鬼神の声と云うのなら、その鬼神さえ、この声を聞いたら、臓腑を引きちぎられる思いがすることだろう。
「やめて!」
 耳をふさいでもなお、体のどこか深いところにまで響き渡るその声に、あたしは思わず声を上げていた。
「やめて! もう、やめて! 胸が裂けちゃう!!」
 それは、はたして、その人の胸だったか、あたしの胸の方だっただろうか。
 叫びながらしがみついたあたしに、その人は、はっとしたように嘯を止めた。
 我に返ったように、あたしの顔を眺め、
「すまない。怖がらせちまったな」
 ひどく優しい口調で云った。
 違う。
 その言葉が声にならないまま、あたしはただ、かぶりを振る。
 違う。違うよ。怖かったんじゃない。
「泣くな」
「泣いてない」
「…………」
「泣いてなんかいない」
 そうか     と、微笑いながら、楊兄さんは、あたしの顔をぬぐってくれる。
「優しいな、小花は」
 そんなことを云いながら。
 この人の     楊兄さんのことを思い出すとき、あたりの光景がいつも冬なのは、この日の出来事のせいかもしれない。
 とろりとした白緑の春の海も、輝く群青の夏の海も、一緒に見ていたはずなのに、あたしの記憶にあるのは、いつも鉛色の冬の海。
 低く昏い色の空と、それよりも冥い色の海。岸壁に当り、砕け散る白い波頭。その天と地をつないで、霏々ひひと降る白い雪。
 吹き荒れる風と、その風に乱された長い髪。
 そうして、あたしに向けられた優しい笑み。
 後の江湖の大英雄。神鵰大侠。
 そんな立派な人のことは、知らない。
 あたしの知っているあの人は、ただ優しい、驚くほどに心のもろい人だ。
 今も思う。どうして、奥様は、この人を置いてゆくことができたのだろう。
 十六年もの別れを、決意することが出来たのだろう。
 どうして……

「あの人のことを、あまり好きになっちゃいけないよ」
 云ったのは、祖父だった。
 楊兄さんと奥様の話をしたときは、人が人を好きになるのに理屈はないと、好きになってしまったものは仕方が無いと、そんなことを云ったくせに。
 でも、その理由も、よくわかっていた。
 あちらに三年、こちらに二年。人には深く立ち入らず、立ち入らせもせず。ずっと、そんな暮らしをしていれば、子供にだって嫌でもわかってくる。
 祖父は、何かから逃げていたのだと。
 そうして、ある人物が尋ねてきたときが、その土地を離れる前兆なのだと。
 誰かを好きになっていればいるほど、別れが辛くなるのだと。
 あるいは祖父が云ったのは、そういう意味ではなかったかもしれないけれど。
「また、引越しなの?」
 頭巾に顔を隠した人物が、そっと訪れ、祖父と長い話をして帰って行ったあと、そう尋ねたあたしに、祖父は頷いた。そのつもりで、いつでも立ち退ける準備をしておくようにと。
「うん。わかった」
 あたしは答えたけれど、
「行きたくない。あたし、どこへも行きたくないよ、楊兄さん」
 訴えるあたしに、
「子どもは、大人の都合であちこちへやられちまうもんだからな」
 ちょっとため息をついて、楊兄さんは云った。
「でも、お祖父ちゃんが一緒なんだろ?」
「けど、あたし、楊兄さんと別れたくないよ」
 云ったら、驚いたように軽く目をみはり、
「逢いに行くよ」
 ちょっと笑いながら、そう云った。
 でも、それは、あたしを慰めるための言葉だって、そんなことは、まだ十五にもならない小娘のあたしにだってわかることで、だから、
「兄さん。無理しなくていいよ」
「え?」
「楊兄さんは、いずれは江湖で名を知られる人になるだろうって、お祖父ちゃんが云ってた。だから、あたしは、その噂を聞いて、兄さんのことを思い出すの。兄さんは     ええと、行きずりの女の子のあたしのことなんか、忘れちゃっていいの」
 云ったら、楊兄さんはまた吹き出しそうな顔をして、
「まったく。まだガキのくせに、達観したようなことを云いやがって」
 つんと、あたしの額を指でつついた。
「そんな台詞は十年早い」
「べぇー、だ。あたしは、兄さんが思ってるほど、子供じゃありませんよーだ」
 立ち上がって、走り出して     振り返って、もう一回あかんべぇをしてやったら、兄さんのほうもお返しにべぇと舌を出して見せて、
 大人の男の人がやるとも思えない仕種に、あたしは思わず大笑いしてしまった。
 今思って見ると、その頃の楊兄さんは、まだ二十五にもなっていなかったのだけれど。
 ともかく、二人で大笑いをして、その場は別れた。
 そうして、それが、楊兄さんと普通に話をした、最後になった。
 その日のうちに、奴等がやってきたからだった。

 
 夜だった。
 何の予告もなく扉が蹴り開けられ、幾人もの男たちが押し入ってきた     とは、あとから聞いた話。
 あたしが耳にしたのは、何かが壊れる物凄い音。入り乱れる幾つかの足音と、怒号めいた男の声。
「お祖父ちゃん?」
 何が     と、間仕切りの扉を開けたあたしを見返した、感情を欠いた男たちの目と、意外なほどに静かな祖父の表情。
「見ての通りの年寄りと子供じゃ。手向かいはせんよ。手向かいはせんから、着替える間くらいは、くれてもいいんじゃないかの?」
 頭らしい男がうなずくのを確かめ、祖父は、あたしに着替えを促す振りをして、そっと囁いた。合図をしたら、自分にはかまわずに逃げろと。
「でも、お祖父ちゃん」
「黙って云うとおりにするんじゃ。いいな」
 強い口調で云われて、仕方なく頷く。
 男たちに囲まれて歩く戸外は、ただただ暗い夜。月は、はたして出ていたかどうか。ただ、彼方に白く波頭の砕けていたのを、妙にはっきりと覚えている。
 と、不意に祖父が呻き声を上げて、その場にうずくまった。
「お祖父ちゃん!」
 驚いて取りすがったあたしを、すごい力で突き飛ばす。
 行け     ごく小さく囁きながら。
「あ……」
 浜に転がったまま、見返すあたしに、小さく頷いてみせる。
 立ち上がって、あたしはそのまま走り出した。
 あっ! と声を上げた男たちの、幾人かの足音が背後から追ってくる。それを振り切るように、懸命に駆けた。
 何度も転び、あたしを捕まえようとする何本もの手に爪を立て、噛み付き、蹴飛す。
 突き倒されて、砂浜に転がる。
 押さえつけられ、口の中に砂が入ってくる。
 その間、ずっと叫んでいたと思う。
 助けて。楊兄さん、助けて。
 不意に、幾つかの打撲音に、ぎゃっいう声が重なり、あたしを押さえつけていた手が     背中の重みが消え失せた。
 そうして    文字色
 なんとか起き上がったあたしを背にかばうように、黒影が一つ、立っていた。
 夜風に、髪と、空の右袖をなぶらせながら。
「な……貴様、何者だ?」
 地面に転がったままの一人の問いに、ふ     と、楊兄さんは息だけで小さく嗤ったようだった。
「そいつは、こっちの台詞だ。なりを見りゃあ役人らしいが、よってたかって、この子をどうしようってんだ?」
「やかましい。貴様の知ったことでは    
 云いかけたところへ、待てと別の男がしゃしゃり出る。口にしたのは、何やら小難しくもご大層なお役所の名前。
「大人しくその娘を引き渡せばよし。さもなくば、ただですむとは    
 チッ     と、楊兄さんは舌打ちをする。
「まったく、どいつもこいつも、毎度同じようなことをほざきやがって。たまには、ちったぁ変わったことを云ってみやがれってんだ」
「貴様!」
 棒で打ちかかってきたのを、すっと右にかわしざま、足を引っ掛ける。無様に倒れ掛かったのに、さらに肘で一撃。
 もう一人、打ちかかってきたのの懐に飛び込み、右肩を相手の喉もとに叩き込んだ。
     と、あたしの目に見えたのは、そこまで。
 あとは、それぞれの服の裾がひるがえるのが見えた     と思う間もなく、その場に居た連中は、全員が浜に寝転んでおり、
「小花。おじいちゃんはどうした?」
「に……おじ……」
 兄さんの問に、まったく言葉にならいあたしの声が重なり、
「…………こいつらの……仲間……」
 あたしが、なんとか言葉をしぼり出すと、それだけで、楊兄さんは了解したようだった。
 寝転んでいる一人の胸を足で踏みつけ、この子の祖父をどうしたという。
「だ……誰が、お前なんぞに」
「へぇ。そうかい」
 どうやら、この急場に関わらず、事態を面白がっている口調。云うと、わずかに喉を反らし、人の声とは思えない鋭い叫びを上げた。
 同じ鋭い声がそれに応じ、のしのしと、向こうからやってきた魁夷かいいな鳥の黒影に、男がヒッと引きつった声を上げる。
「この鵰兄はな、人の生き胆が好物なんだ。ここしばらく、美味いものを食わせてないし   
「わ……わかった。云う」
 いともあっさりと屈服した役人から、簡単に事情を聞きだすと、楊兄さんは、あたしに、ここで待っていろと云った。
「や……。あたしも    
 服の袖をつかんで云うあたしに、仕方がないなと云うように、ちょっと微笑う。
「鵰兄。悪いが、この子を乗せてやってくれ」
 後に神鵰として知られることになる大きな鳥の背中に乗せられて、後はさっきの繰り返し。あたしと役人達の残した足跡を逆に辿って追いついて、あっという間にお祖父ちゃんを取り戻し    武芸の用語で点穴するとか血道を封じるとか云うそうだが、そうして動けなくした役人達を、今度姿を見せたら鵰兄の餌にしてやると散々に脅して、あたしたち三人と一羽は家へ引き上げた。

 あたしたちが     正確にいうと、祖父が追われていた理由は、聞いてみれば、物凄くありがちな話。
 官戸     つまり、一族から都のお役人を出した土地の大地主の馬鹿様     祖父は、本当にそう口にした     が、あたしの母さんを見初め、無理矢理屋敷に連れて行き、取り戻しに云った父さんともども、帰ってこなかった。
 それから一月ぐらいして、その馬鹿様がぽっくりと死んでしまい、誰が言い出したのか、祖父が嘯を使って呪い殺したと云う話になり、怒り狂った馬鹿様の父親が、都とのつてやら何やらを使い、祖父を捕らえようと追い掛け回していたという次第だった。
「お祖父ちゃん、本当にその馬鹿様を呪い殺したの?」
 訊いてみたけれど、祖父は一種独特の妙な笑いを顔に浮かばせただけで、何も答えなかった。
 多分、馬鹿様の死は偶然で、祖父は呪殺なんてやっていないだろうと、あたしは思う。だって、それだけの呪力があったら、屋敷の主人やら都の何某なにがしやらも始末してしまえば、こんな風に逃げ回らなくてもいいじゃない?
「張ご老体。差し出口とは思いますが、行く先があるのなら、早めにここを立ち退かれたほうが」
 祖父の話を聞き終わった楊兄さんは云い、心得ておりますよと祖父は答えた。
「漢口に甥がおりましてな。族甥というやつじゃが、なかなか羽振りよくやっておって、儂らに来いと云うてくれた。役人のことなど、気にせんでよいとな。近々、そちらへ移ろうと思うておった矢先でしてな」
 祖父の言葉に、そうですかと楊兄さんは頷く。
「楊殿は    
「俺のことはお気遣いなく。鵰兄と二人、何とでもなります」
「然様か。此度のこと、これまでの孫娘とのこと。何ともお礼の申しようがない」
 大急ぎで旅の支度を整えて、その前後に、何度も兄さんにお礼を云って、そうして出発の間際、
「漢口へ来ることがあれば、是非、訪ねて来てくだされ。あちらで張大胯子ちょうだいこしと云えばわかるはずですでな」
 機会があれば。祖父の言葉に、楊兄さんは短く答える。
 あたしに向かって、
「梨花。達者でな」
 ふわっとした笑みを見せた。
「お祖父ちゃんを大事にしろ」
「兄さん……」
 たまらなくなって、あたしは楊兄さんにしがみついた。
「楊兄さん。昼間云ったことは嘘。あたしを忘れないで。あたしに逢いに来て。あたし、待ってるから。ずっと待ってるから!」
「ああ。いつか……な」
 あたしの髪を撫でて、楊兄さんは優しい口調で云った。
 それが     別れになった。


 張大胯子と云う人は、漢口の大親分。お役人ともつながりがあるとかの大層な羽振りの人だそうだが、見たところは気の良い伯父さんと云う感じの人で、訪ねていったあたしたちは、とても大切にされた。
 その漢口の張伯父さんの家へ落ち着いて何ヶ月かがすぎたころ、祖父を追い回していた官戸の主人が急死したという情報が入ってきた。
 偶然なのか、それとも、誰かが手を下したのか     張伯父さんの息のかかった誰かか、祖父なのか、それとも、ひょっとして楊兄さんなのか     ともかく、もう追われることも逃げ回ることもなくなり、あたしたちは漢口で穏やかな日々を送った。
 そうして、何年かがすぎて    
 江湖を、一人の侠客の噂が流れるようになった。
 神鵰とも呼ぶべき魁偉な巨鳥を伴った、隻腕の若い侠客の噂。
 常に義侠の振る舞いを続けながら、決して名乗ろうとしないその人を、道連れの大ワシにちなんで、江湖の人々は神鵰侠と呼んだ。
 それからさらに何年か後、張大胯子     張伯父さんは縁があって何度か神鵰侠に会えたそうだけれど、その頃には、あたしは遠方に嫁いでいて、ついに、その人に逢う機会はなかった。
 ことわざに「縁あらば千里を逢いに来るも、縁なくば会うてもすれ違うまま」と云うけれど、あたしと楊兄さんの縁は、あの時にきっと切れてしまったのだろう。
 それはそれで、良いと思う。
 あたしが魅かれたのは、江湖の大英雄などではなく、冥い眸をした、それでも優しい笑みを見せる、孤独な若い修行者だったのだから。
 ちなみに、あたしの亭主は、当然あれほどの男前じゃないけれど、笑顔がほんの少しあの人を思わせる。二人の子供にも恵まれ、あたしたちは今、幸せに暮らしている。
 それでも    
 海鳴りを耳にすると、今もあのときの光景が鮮やかによみがえる。
 冥い鉛色の海と空。
 岸壁に当たって砕ける白い波頭。
 天と地をつないで、霏々ひひと降る雪。
 その一切を圧して響き渡る     魂の奥底を揺さぶる鬼嘯きしょう

 もう、約束の十六年は過ぎたはずだ。
 あの人は、無事に奥様に     命よりも大切な女性ひとに巡り会えただろうか。
 もう、あんな寂しい笑みを浮かべることはないだろうか。
 神鵰は、今もあの人の傍らに寄り添っているだろうか。



                                      











はい。
と云うわけで、久々の(なんと、2ヶ月も間を開けてしまった(^▽^;)神侠侶二次小説。
その埋め合わせ~と云うわけでもないでしょうが、長くなりました~

ので、読むのが大変でしょうと、前後編にしてみました(^^ゞ

ちなみに楊過の長嘯、武器――というか、武芸の一つとして使われたり、
(虎、狼の類いがひっくり返るんですもんね~)
嘆きの声を上げただけで、原作では屋根瓦がビリビリ音をたて、ドラマでは突風が起きて堅気の衆が迷惑をする、というとんでもない技になっておりまして、

これは、ひょっとして独学ではなく、技と云うか、要訣を授けた人が居るかもしれない、などと妄想を膨らませたのが、この話になったのですが、
味のある爺様と云うのを書くだけの力量がないので、その孫娘の視点で――と思ったのと、
最近は『神鵰侠侶』をご存じないお客様も増えていることなので、
ちょっと、楊過と小龍女、十六年の別れに関する説明を――と、思ってしまったのが、
こんなにもズルズルと長くなる原因となりました

長さにめげずに、お楽しみいただければ幸いです。


ちなみに、嘯に関する記述は、隆慶一郎先生の『風の呪殺陣』を参考にしております。

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コメント

えっ!?(驚)このお爺さんと小花ちゃんは、reiさんの想像上の人物だったんですか!?


『神侠侶』ご存じない人→私(笑)でも、
凄くすごく楽しめました!!(・・っていうか早く見ろ!ってかんじですよね・・笑)

私長編物見始めたら、他がなんも手がつけられなくなるもので・・春までは制御してますの。でも、俄然見る気満々でいます!!

小龍女様が姿を消した後の、楊過様の悲しみが・・どれほど深く悲しいものだったのか・・というところの表現が凄い!!です

素晴らしいお話ありがとうございました♪

氷無月さんへ

>このお爺さんと小花ちゃんは、reiさんの想像上の人物だったんですか!?
はい。
ちなみに、この二人が頼って行った張大胯子(ちょうだいこし)は、原作の5巻に名前だけ登場する人物で、どうも、日本で云うと芸人や、お祭りの屋台の配置などを取り仕切る香具師(やし)の元締めと云う感じなので、
ちょっと、お爺さんの出自と絡めてみました。

>『神侠侶』ご存じない人→私(笑)でも、
>凄くすごく楽しめました!!
ホント!?
そう言っていただけると、すごく嬉しいです\(^o^)/

>小龍女様が姿を消した後の、楊過様の悲しみ
こちら、ドラマのほうでは、さらに凄いですよ。
二人の婚礼の前後の遣り取りも、胸を打たれますし、
ドラマ、是非是非、見て下さいね。
(と、また武侠迷(武侠ファンをいいます)を増やそうと思って~(^▽^;)

>素晴らしいお話ありがとうございました♪
こちらこそ、読んでいただいて、感想までいただいて、ありがとうございました。

情景が目に浮かぶようです~
こんな小説が書けてしまうなんて、スゴイ!
じっくり堪能させていただきました~♪

ふく*たま さんへ

ありがとうございます。

>情景が目に浮かぶようです~
これも、すごく嬉しい評価です。
照れますが…… (^^ゞ

小花ちゃん

優しい子で情感が豊かで人見知りしなくて、行動力がある。こんな、いいこを嫁さんに貰った男は幸せ者だ。

気我流さまへ

ありがとうございます。
小花ちゃんと、旦那さんの分まで、お礼を申し上げます (*^_^*)

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