2008/12/07 (Sun) 雪山飛狐 第25話、26話

チャンネルNECO 『武侠ドラマ23』次回放送作品は

黄暁明(ホアン・シャオミン)版『鹿鼎記』!!!

字幕放送だそうですが、声は残念ながら暁明のナマ声ではないそうなんですが、
でも、うれしー

と云うことで、気分はすっかりあちら向きなんですが、
まあ、ここは一つ、気を引き締めて、『雪山飛狐』のレビュー、いってみましょう。
(なんか、『大旗英雄伝』のときも、そんなコトを書いてた気がしますが、
  あれはまだ、温黛黛が魅力的だったからなぁ……)

却説(さて)


のっけから人死にが出る等の波乱含みで始まった掌門人大会、少林、武当の二大流派が、
「ワシら、そんな茶番には、ようお付き合い出来まへんわ」(心の声)
と会場を去ってしまい、玉龍杯は、残った有象無象 ―― もとい、他の流派で争われることとなりました。

そんな中、圧倒的な強さを見せ付けながら、武林の連中はみんなクズだ的な暴言を吐く海蘭弼(かいらん・ひつ)に、突如乱入した袁紫衣が挑戦。
ですが、海蘭弼はどんな武器にも傷つけられないという鉄布散(と云う字でいいのかな?)と云う技を身につけておりました。
袁紫衣危うしと見て取って、参戦する胡斐。

……と云うあたりを見ておりますと、まあ、こういうのはあまり比較しちゃいかんとは思うのですが、
こういった個人戦、張P作品と比べると、些か見劣りがする気がいたします。
してみると、1話、2話あたりの胡一刀と苗人鳳の戦いが見ごたえがあったのは、それぞれの役者さんの力量が大きかったのかな?

と云うところへ、今度はその苗人鳳が乱入。
田帰農のこれまでの悪事を暴き立てた上、結果として海蘭弼と戦うことに。
で、ここのところの、胡斐が戦っているのを音と、ぼかしで表現して、その外側で対峙する相手と睨み合う苗人鳳を映すって、なかなか上手い演出じゃない~と、思って見てたんですが、
さて、レビューを書こうと思ったら、苗人鳳と対峙してたの、田帰農だったか海蘭弼だったか、どうしても思い出せない(~_~;)

結局、苗人鳳の顔ばかり見てたのね、ワタシ(^▽^;)
(しかし、この人が登場して、これだけホッとするとは、思いもよりませんでした)

それやこれやを見ていた福康安、
(袁紫衣が登場したときは、紫衣を捕らえるようにと命令してたけど)
側のものに、「反逆者を捕らえよ」と命令。
さらには、鉄花会の好漢たちの乱入まであって、会場は大混乱 ―― 通り越して、ほとんど戦場ですな(^▽^;)

と云う混乱の中で、鳳天南は袁紫衣をかばって死に、
無敵を誇った海蘭弼は、苗人鳳に倒されます。
(どんな技にも弱点はあるといいながら、苗大侠、苦戦? と思ってたら、チャンスをうかがってたんですな)
(それにしても、弱点が『口』というのは、ありがちで解り易いですが、一旦口に鞘を突っ込んで、改めて剣を突っ込むというのは、いまひとつ判らない(-_-;)

そうして、騒ぎが収まってみれば、時計はまだ半を指してもおらず、

武侠ドラマで一番派手になるはずの、それも肝腎の武侠シーンを、ここまで端折るんじゃない!!!!

と、ワタシは思わず、テレビの前で雄叫びを ―― じゃなくて! (笑)

敵味方の屍の累々と折り重なる中に、無事で立っているのは胡斐と程霊素、鉄花会の面々と袁紫衣、苗人鳳のみと云う有様で、
福康安たちと田帰農は、とっくに逃げ去っておりました。

さらに、苗人鳳は田帰農を追って去り、
鉄花会の面々は、陳家洛の命令を受け、朝廷が少林寺をはじめとする五大門派を潰すのを阻止するために出発し、
そうしてまた袁紫衣も、出家の決意を告げて、胡斐の元を去ってゆきます。

一方。
必死の思い出、一人会場を逃れてきた田帰農ですが、いつの間にか苗人鳳に先回りされており、
(このへんは、ドラマのお約束ですな(笑)
平身低頭、恥も外聞もなく謝り倒し、もし許してもらえるのなら、引退して、名前も何もかも捨てて遠くでひっそり暮らす。この先、武林には顔を出さない。
(↑ 大嘘つき~ (笑)
でも、殺されても恨みには思わない(当たり前だ!)

対する苗人鳳、「許す理由があるのか」と云いながら、結局は非情にはなりきれず、
この先、悪事を働いていると知ったら、今度こそは必ず殺すといい置いて、去ってしまいます。
この、非情になれないというのが、この人の大きな弱点なんでしょうが、
それにしても、剣をもったこの人は、つくづく格好良いです。

さて。話は戻りまして、胡斐と程霊素。

ようやく実った七心海棠の実に、兄さんにも一緒に喜んでもらおうと、胡斐のところへ駆けつける(と云っても、同じ建物内に居るんですが)程霊素でしたが、
胡斐が未だに袁紫衣を思い切れず、玉の胡蝶を持っていることを知り、もう一度袁紫衣と話し合うようにと勧めます。
(それにしても、よく胡蝶を落し物にするんですよね、胡斐は)

が、程霊素に教えられた寺に赴いた胡斐に、袁紫衣は頑として会おうとはせず、
一度は胡斐を追い払おうとした百暁神尼の、胡斐の真情を知っての再度の問いかけにも答えようとはしません。

そうして、(結局紫衣にフラれ)道観に戻った胡斐を待ち受けていたのは、
程霊素は預かったから、七心海棠の実と薬王神篇を持って薬王谷へ来いとの薛萼(せつ・がく)の書置き。
(七心海棠の実と薬王神篇って、霊素ちゃんが身につけてないのか?)

……それにしても程霊素、先週放送分の設定からすると、全ての毒は効かない体質になってるはずなんですが、なんで薛萼の麻酔薬程度で気絶するかな~?

そんな頃、固く出家を決意したはずですが、まだ内心の迷い ―― というより、胡斐への想いを断ち切れない袁紫衣に対し、師匠の百暁神尼、もう一度胡斐と会ってくるように ―― つまりは、自分の気持ちを整理して来いという意味でしょうね ―― と云います。

実は紫衣ちゃん、すぐにも髪を剃りたいと云ったんですが、
未練を抱えたまま尼になっては、かえって魔道に落ちることになる。剃髪は百日後にしようと百暁神尼が云ったんですね。
でも、考えてみると、さっさと尼姿になってた方がお互いの ―― 特に、胡斐の未練を断ち切るためには良かったかもしれない。

と云う次第で胡斐の元へ赴いた袁紫衣ですが、程霊素がさらわれたことを知り、自分のことどころではないと、胡斐と供に薬王谷へ向かうこととなります。

で、その頃の薛萼の家では、
なにやら煮えたぎった釜の上につるした程霊素に向かい、薛萼が脅したりすかしたり~なんて器用な真似は出来ないので、もっぱら脅しの一辺倒です。

と云うところへ、家の外から胡斐の声がかかり、
それに応じて薛萼が外へ出て行った隙に、家の中に入り込んだ袁紫衣が程霊素を救出。
……の、完璧な作戦のハズだったのですが、毒手薬王の兄弟弟子だという石万嗔(せき・まんしん)が袁紫衣を阻止。
袁紫衣は、解毒不可能な毒手を受けてしまいます。

ちなみに、この石万嗔、原作のほうではもう少し早く、掌門人大会に毒手薬王を名乗って登場、霊素ちゃんにしてやられてしまっております。

なので、こんな取って付けたような登場のさせ方をするなら、いっそ原作の霊素ちゃんの台詞を生かして、
「姉師、一体どこからこんな師叔を見繕っていらしたんですか?」
くらい、言わせりゃぁいいのに(笑)

そうして、部屋に入ってきた胡斐と袁紫衣、程霊素の目の前で、
程霊素の舌先三寸に引っ掛けられ、この師叔と姪弟子、薬王神編に書かれた秘伝を巡って醜い争いを繰り広げた上、結果としては殺し合い。
で、その間、胡斐たちは何をしていたかと云うと、これを超えると、床に撒かれた毒が舞い上がるという毒線という仕掛けのせいで、身動きならず ―― って、アンタたちの軽功なら、チリ一つ舞い上げずに、そのくらい飛び越えられるでしょーに(-_-;)

ですが、その過程で石万嗔が胡斐に向けた刃を、咄嗟に程霊素が受け、刃に塗られた毒で、これもまた解毒不可能な傷を受けてしまいます。
が、胡斐に心配をかけまいと、傷を受けたことをひた隠しにする健気な霊素。
(だから、毒が効かない体じゃなかったのか、霊素ちゃん?)

一方、死の間際に改心した薛萼、実際には師匠に目をかけられていたのは自分だと聞かされ、
使った翌日には命を落とすという劇薬なので、あえて師匠が使わなかったという、顔の傷を治す薬をつけてもらい、
歓喜のあまり飛び出して行った先の湖で、文泰来と小鉄の幻を見ながら息を引き取ります。

……って、ここまで違うキャラにしたから、原作の薛鵲(せつ・じゃく)から薛萼に名前が変えてあったのね。

それにしても……
単純に好みだけを云わせていただくと、こういうメロドラマ的展開よりは、少々むさくるしいオッサンたちが大量に登場しようが、原作の通りの戦闘――というか、アクションシーンの多いほうが好きです。
美青年、美中年、美老人以外にも、妙なジイ様とか、妙なオッサンとかも大好きですし。

特に掌門人大会なんて、原作通りだったら、陳家洛の童僕だった使い手の書生さんとか、奇妙な双子の武芸者とか、妙な暗器の使い手とか、藍鳳凰や何鉄手を思わせる美人の掌門とか、色々と面白い人たちが登場したのに……

しかも、胡斐は鐘阿四一家の仇を討つために鳳天南を追いかけていたはずなんだけど、どうも、すっかり忘れてる気がするし(^_^;)

さて……

石万嗔の毒で瀕死の重傷を負ってしまった袁紫衣、自分が死んだら、胡斐と一緒になってくれるようにと程霊素に頼みます。
で、その胡斐はと云うと、自分ではどうすることも出来ず、程霊素に何とかならないかと――

万能の毒消しとなる七心海棠の実は、一つきり。
自分が助かるか、袁紫衣を助けるか、考えた程霊素、
このまま袁紫衣が死ねば、仮に胡斐と一緒になっても、二人の間に永久に袁紫衣の面影が立ちふさがることになる。それくらいなら ―― と、七心海棠の実を袁紫衣に譲り、
「袁さん、さっきの言葉、そのまま返してもいい? 私が死んだら、胡兄さんと一緒になって」
さらに、七心海棠の実は、七年後に、もう一つ食べなければ、完全な解毒は出来ず、死に至るからと、種を胡斐に託して息を引き取ってしまいます。

が、程霊素を葬った後、このまま一緒になっても、自分達のために犠牲となった霊素のことを思わずにはいられないからと、袁紫衣は胡斐に別れを告げるのでした。

と云うところで、27話に続いているわけですが、
普通なら、ここで話を切って、それから7年 ―― となるところだと思うんですが、
ちらっとNECOさんのサイトを見たところでは、胡斐と同様、話の進み方も、なかなか未練なようで……



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>武侠ドラマで一番派手になるはずの、それも肝腎の武侠シーンを、ここまで端折るんじゃない!!!!

これは同感ですね!
原作だとほぼ1冊丸ごと掌門人大会ですから。
武芸の出来る、絵になる俳優さんが足りない感じがします。

>結局は非情にはなりきれず、この先、悪事を働いていると知ったら、今度こそは必ず殺すといい置いて、去ってしまいます。

何度目かの命乞いシーン(爆)。
結局、苗人鳳は田帰農を甘く見ているというか、いつでも殺せる、と考えていたのではないでしょうか?娘の若蘭も、苗人鳳が誰かに負ける、という考えは、常に1ミリもないようですし。そう思わないと、どうしても思考パターンが理解出来ませんものね。

2008/12/07 22:41 | 阿吉 [ 編集 ]


 

黄暁明版『鹿鼎記』放送 おめでとうございます!
珍しく字幕放送なんですねー。
でも、ナマ声でないとは残念な。あちらでは声の吹き替えは当たり前なんでしょうか。
でも、レビューに力入りそうですね(笑)

掌門人大会、アクションシーンを期待していただけに、期待はずれで、とっても残念!!
ホントに、武侠ドラマでここを端折ってどーする!!って思いました。
武侠ドラマらしかったのは、最初の内だけですね、今のところ・・・

>毒が効かない体じゃなかったのか、霊素ちゃん?
確かに!七心海棠以外の毒は効かないはずでした。
てことは、この設定も原作とドラマとでは違うってコトですね?
ドラマを見終わってから原作を読むつもりだったのですが、ドラマが終わるのを待っていられないかも…(^^;ゞ
今お借りしている本を読み終わったら、すぐにでも読みたい心境です。

2008/12/08 16:56 | ふく*たま [ 編集 ]


阿吉さんへ 

>武芸の出来る、絵になる俳優さんが足りない感じがします。
そうですね。
折角、原作のほうには色々と面白そうな武芸者が登場してるのに、
そもそも、どうしてメロドラマに走ってしまったんでしょうね。

胡斐と無塵同人の、延々三百手に渡る戦い、なんてのも見てみたかったのに。

>結局、苗人鳳は田帰農を甘く見ているというか、いつでも殺せる、と考えていたのではないでしょうか?
ああ、なるほど。それはあるかもしれませんね。

あと、今思い出したんですが、南蘭との馴れ初めも、命乞いをされて剣を納めたところを反撃されたのだったような。
どうも、自分は強い→油断→痛い目を見る
と云うのが、パターンになっているような。

学習能力のない人です (-_-;)

2008/12/08 18:51 | rei☆azumi [ 編集 ]


ふく* たま さんへ 

>黄暁明版『鹿鼎記』放送 おめでとうございます!
ありがとうございます。

シャオミン、さる方の情報によると、スケジュールの都合で音声収録に参加できなかったとか。
もしかして張Pが、無理なスケジュールを立てたんでしょうか。
ちょっと残念です。

>武侠ドラマらしかったのは、最初の内だけですね、今のところ・・・
本当に。
最初の何話かで、アレだけ期待させておいて、これはないだろう……
という心境です  ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

>てことは、この設定も原作とドラマとでは違うってコトですね?
はい。そもそも、霊素ちゃんが毒が効かない体質~という設定が、原作にはありませんし、兄弟弟子の数から性質から、みんな違いますし。

どうも、原作とは全く違う結末に行き着きそうなので、
(というか『雪山飛狐』本編には、“結末”が無いんですが(^_^;)
早めに原作を読んでしまわれても、いいと思いますよ。

2008/12/08 19:05 | rei☆azumi [ 編集 ]


 

えらい!えらいぞ!
よくぞこんなキチンとしたレビューを書いておられる!

もう私は突っ込む気力もないほどにテンション下がりまくり…。

あのサルですら、雪山見ないで他の武侠ドラマ(DVD)を
見ているモンねぇ…。

「鹿鼎記」ではテンション復活する予定です!(爆)

2008/12/09 22:48 | どぅいちゃん [ 編集 ]


どぅいちゃんへ 

いえ、いえ~
私も、結構テンション下がっちゃって、手ぇ抜いてます。
と言って、途中でやめるのも癪な気がするので、続けてるわけですが。

>もう私は突っ込む気力もないほどにテンション下がりまくり…。
お気持ち、お察しいたします。
実のところ、正直言って、見てる途中で寝そうになりますもん。
他の武侠DVDを見てるサル君たち、正解かも~。

>「鹿鼎記」ではテンション復活する予定です!(爆)
はい。期待しております v-290
笑い顔と、上目遣いに睨みあげた目つきが暁明に似ているチビ小宝にも期待ですが。

2008/12/10 18:58 | rei☆azumi [ 編集 ]


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ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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