2008/12/20 (Sat) 雪山飛狐 第29話、30話

30話目にして漸く、雪山飛狐こと28歳の胡斐の登場。
なかなか渋めに男前に育ったんじゃありませんこと?

……と云うことですが、MAXAMさんのサイトには適当な画像がなかったので、以前JINさんに教えてもらった百度から拾った画像をUP

kohi




さて。


先週、まんまと軍用金を奪われ、乾隆帝から犯人の雪山飛狐こと胡斐の捕縛 ―― 失敗したら、自分達の首を差し出せと命令を受けてしまった福康安と田帰農。
雪山飛狐が住むらしい長白山の玉筆峰に、雪山飛狐の名を借りて28年前の胡一刀殺害の関係者を集めることにより、罠を仕掛けて胡斐を捕らえようと図ります。

が、最近、乾隆帝に重用されている田帰農の頭脳の働きぶりに危機感を覚えた福康安、
田帰農に付けてやることにした劉元鶴に、田帰農が胡斐を捕らえたときは、隙を見て田帰農を殺すようにと命令します。

一方、百暁神尼の命で鉄花会の本拠地を訪ねた袁紫衣、
福考案たちが胡斐に罠を仕掛けたことと、胡斐が七心海棠の実を実らせるのに成功したことを知らされ、こちらも長白山へと向かいます。
(結局、胡斐への思いは断ち切れてなかったのね)

そうして、さらに、苗家荘では……
苗人鳳が旅に出ている間、外出禁止を申し渡された苗若蘭、
田帰農が雪山飛狐の名を騙って出した招待状を見てしまい、なんとか雪山飛狐に会いたいと、仮病を使って家人をだまし(でも、琴児にはバレバレでしたね。脱出には協力してくれたけど)長白山へ赴きます。

が~
あのときの琴児の様子だと、彼女は、お嬢様が気晴らしに町にでも出かけるだけだと思ってるな、と感じたら、案の定。
で、もう一人の~~阿牛でしたっけ? ともども、帰ってきた苗人鳳に平謝りと相成ります。

その苗人鳳はと云うと、鉄花会から雪山飛狐=平斐=胡斐であることを知らされており、
(やはり、それ以前に平斐が胡斐であることには気付いていたようですが)
手紙を見て、これは胡斐が7年前の約束を果たすために送ってきたものと勘違いします。

さて、そんな頃。
悪天候のせいで行き暮れた苗若蘭がたどり着いたのは、何と、平阿四が経営する宿屋。
天気の良いときは宿を開けない。悪天候の時に、困った人のためにだけ宿を開けるという平阿四、少年のなりをした苗若蘭を、あっさり、男装の美少女と見破ってしまいます。

と、そこへやってきたのは田帰農。
世話になるからと差し出した銀子を、右の手に急須(土瓶?)を持っているため、受け取れず、ここで正体がバレてはと、困惑する平阿四。
(田帰農は、平阿四のこと、覚えてないと思うんだケド)
その様子を見た若蘭、咄嗟に孫息子を装い、窮地を救います。
そんな若蘭を台所へ連れて行き、山を降りるように、それが駄目なら台所から出ないようにと諭す平阿四。
若蘭が、何か訳ありの女の子と気付いてはいるようですが……

というところへ次々とやってくる、今は宝樹和尚となった閻基やら陶百歳やら。
で、閻基の場合、呼び出しの理由が玉筆峰に財宝が隠されているというもので、
平阿四の出した酒が、その財宝と同時期に、同じ場所に埋められていたものと推測した閻基、平阿四と、その孫と思い込んだ若蘭に玉筆峰への案内を強要します。

と、そこへ袁紫衣までがやってきて、結局、打ち揃って玉筆峰へと向かうこととなる一同。

……袁紫衣、当初の話では田帰農たちが胡斐に罠を仕掛けてることを警告するためにやってきたはずなんですが、その田帰農たちより遅く到着してては、警告になりゃしませんがな(^▽^;)
というか、鉄花会の本拠って、一体どこら辺にあるんでしょう?
田帰農たちは、多分北京に住んでいて、長白山は、確か中国の現在の北朝鮮の国境あたりにあった記憶ですが。

ともあれ、平阿四の案内で玉筆峰へと向かった一同、唯一の交通手段と云う大きな籠に乗って(で、自分の手で綱を引っ張って上がるのね)山頂へと上がってみれば、そこにあるのは、どうやって建てたのかと驚くような巨大な豪邸。
(建築費には、李自成の財宝を充てたんでしょうが、建築材料とか、どうやって運んだんでしょうね(笑)

中に入り、そうして気がつくと、いつの間にか案内役の平阿四がいません。
祖父はどこへ消えたと、孫と思い込んでいる若蘭を捕まえて責めようとする閻基。
それを止めようとした袁紫衣は、毒の発作を起こし、飲もうと取り出した、駱冰(らくひょう)にもらった薬を田帰農に取り上げられてしまいます。

そんな田帰農を非難した若蘭、
「そんなコトをしてると、父さまに言って、やっつけてもらうわよ」
と、自分から正体を現してしまいます。
………………成長しておらんなー

その若蘭に、失った南蘭の面影を見出したのか、言われるままに袁紫衣に薬を返してしまう田帰農。
まあ、このあたりが、この男の唯一の人間性……なのかなぁ(^_^;)

そうして、別部屋へ行って、旧交を暖める袁紫衣と若蘭ですが……
程霊素には、あれだけ反発したり、嫌がらせをしてたくせに、この若蘭の袁紫衣への懐きぶりは何なんでしょ?
こちらのほうが、本命のライバルなのにねぇ。

(で、いつの間にか若蘭の耳にイヤリングが戻ってたんですが、“平兄さん”に逢えた場合に備えて、女の衣装と装身具一式、持ってきてたんでしょうか(笑)

そうして、時が流れ、なかなか姿を現さない雪山飛狐に焦れる一同。
そんな中、現在は母の肩身として若蘭の手許にある、実は苗家に代々伝わる釵が、宝のありかを示すものではないかと、思い当たる田帰農。

……と云うところへ、漸くの胡斐の登場となるのですが……

扉が開いて、胡斐が立ってたシーン、
06年版神で、九尾霊狐を捕らえた楊過が万獣山荘に戻ってきた、あのシーンをを連想してしまいました(^▽^;)
で、楊過の場合ですら、大概カッコつけてるな~と思っちゃったのに、これが胡斐となったら……(まあ、コメントは避けとこう(笑)

しかも、その後の胡斐の目配りから立ち位置、話し方、髪に混じった白髪、うっすらと伸ばした髭まで、か~~~なり、楊過を意識してますよねぇ?
まぁ、髭に関しては、楊過(シャオミン)も胡斐も、似合うからいいんだけど(笑)

sansoude


客に対して茶の一杯も出さないと責める閻基たちに対し、招いた覚えはないという胡斐。
と、その場で、これは田帰農の仕掛けた罠だと、すっぱ抜く袁紫衣。
それならと、山を降りようとする閻基と陶百歳。
ですが、唯一の交通手段である籠の巻き上げ機は、すでに胡斐の手で壊されておりました。
……てことは、胡斐は山荘へ入ってきた時点で、もう、この連中が来てたのを、知ってたことになりますが ――
平阿四叔父さんが、別コースから行って、こっそり知らせたか、それとも、麓に陣取った福康安の軍から、察知したかな?
(案外、鉄花会から伝書鳩が来てたりして)

麓の軍はすでに片付けたことを暗示し(本当か?)
招かれざる客、武器を持って訪れた客は、山の神への供物にする。一刻に一人ずつ。
暗鬱な声音で告げる胡斐。
満月の夜には、山々に男の笑い声が谺(こだま)して ―― と、胡一刀にまつわる話を怪談めいて聞かせ、
自分を満足させるものは命を助けてやろうと云い、一人ずつから、胡一刀に死の真相を聞きだそうとします。
(ここンとこ、胡斐の正体がわかってなかったら、物凄―く効果的なんですケド。惜しい(^_^;)

が。
はい。私が剣に毒を塗るように命じました。そうです。私が毒を塗りました。な~んて、素直に答える連中であるはずがなく
胡一刀に勝ちたい一心で、彼が剣に毒を塗ったのだと、寄ってたかって、苗人鳳一人に罪を押っかぶせようとする田帰農、閻基、陶百歳。
(ここに苗人鳳が同席してたら、なんて答えたんでしょうか(苦笑)

3人の話のわずかな齟齬(そご)から、なんとか真相を探り出そうとする胡斐に対し、仇は苗人鳳に決まっているのだからと言い切る平阿四。
一般庶民代表みたいな彼からすれば、真剣で殺し合いを演じた同志が無二の親友になるというのが理解できない、
世の中には、善人の顔をした大悪人が一杯いるから、だまされてはいけない、
と云う感覚も、納得できないことはないんですが~~
なんだってここまで 苗人鳳=胡一刀の仇 説に固執するかなぁ?
しかも、閻基が苗人鳳の剣に毒薬を塗っているのを目撃してるのに。
(そういえば、毒薬の件は胡斐に話したのかしら?)

一通りの話を聞き終えた後で、男性陣と女性陣を別部屋に分けた胡斐。
ここで、この玉筆山荘が仕掛けだらけだということがわかるのですが、
そうすると胡斐、田帰農がこういう罠を仕掛けなかった場合、自分から関係者をこの邸へ呼び出すつもりだったのか、
それとも、敵討ちを済ませた後は、鉄花会の支部にでも提供するつもりだったんでしょうかね?
単なる趣味で、仕掛けだらけの邸なんて酔狂なもの、建てるとは思えないし(笑)

さて。
袁紫衣と苗若蘭と、3人になった胡斐ですが、胡斐の視線は袁紫衣一人に注がれ、何やらいたたまれない思いの苗若蘭 ―― って、ここで楊過と小龍女の『必殺・二人だけの世界攻撃』を連想してしまったのって、私だけ?

ともあれ、袁紫衣には優しいまなざしを向け、手を取り、七心海棠が実をつけたことを伝える胡斐ですが、若蘭には冷たい態度。
ですが、袁紫衣に、
「理由はどうあれ、自分を慕ってくれるものを傷つけれはいけないわ」
諭されて漸く、「胡斐だよ」と名乗ります。
でもって、あとになってから、「本当は妹に会えて嬉しかった」って……

相手は親の敵の娘ってことで、複雑な思いもあったんでしょうが、

7年たって老成したように思えたんですが、成長の度合いは袁紫衣には及ばないのね……

その頃、広間に閉じ込められた田帰農たちの間では、世話役(兼見張り?)を引き受けた平阿四を相手に、『一致協力して、苗人鳳一人を悪人に仕立てよう』大会が始まっておりました。

その苗人鳳、はたしていつ頃長白山にたどり着くのか ―― というより、無事にたどり着けるのでしょうか?

と云うところで、以下次週。


ところで、玉筆山荘の広間に飾ってある巨大石像、どうやら胡斐が原作のほうでトレードマークにしている羽の生えた狐らしいんですが、このあたりは芸が細かいですね。


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たしかに 

06神雕を意識してる部分がありますね。王晶は、神雕を撮りたかったようですな。レイさんご存知の事と思いますが、胡斐役の人も暁明と06神雕の揚過役を最後まで競ったそうですね。
王晶は屈折していても金迷であると思える部分が今後あります。
また、レビューを楽しみにしてます。

2008/12/21 15:27 | 新龍 [ 編集 ]


 

>その若蘭に、失った南蘭の面影を見出したのか、言われるままに袁紫衣に薬を返してしまう田帰農。
まあ、このあたりが、この男の唯一の人間性……なのかなぁ(^_^;)

悪評高い田帰農なんですが、私はこの人のこういう所に何故かグッと来てしまうのでした(爆)だめんず好きなんで、ハイ、スミマセン(^^;

袁紫衣の対応は大人ですよね~。
もともとあまりオンナオンナしたキャラではないとは思いますが、死を目前にすると、達観してくるのでしょうか?

2008/12/21 21:28 | 阿吉 [ 編集 ]


 

おぉ!
美男子登場w
金城武かと思った(^ー^;

2008/12/22 13:07 | mogumogu [ 編集 ]


 

私も、今回の胡斐にはずいぶん楊過を連想させられました(笑)

>ここンとこ、胡斐の正体がわかってなかったら、物凄―く効果的なんですケド。
ホントですね。ここから話が始まってたら、ミステリー色の濃い物語になったんでしょうね。
って、それが原作か(^^;ゞ
ドラマも、そういう始まりでも面白かっただろうなぁ。

2008/12/22 17:23 | ふく*たま [ 編集 ]


新龍さんへ 

>王晶は、神雕を撮りたかったようですな。
あ。やっぱり。
31話、32話を見て、特にそう感じましたが……
もし、王晶が神を撮っていたら……それに関するコメントは、次のレビューに取っておきましょ ヾ(・・;)ォィォィ

>王晶は屈折していても金迷であると思える部分が今後あります。
その、屈折していてもってあたりが、気になりますねぇ。
では、今後の展開を楽しみに……

2008/12/22 19:02 | rei★azumi [ 編集 ]


阿吉さんへ 

>私はこの人のこういう所に何故かグッと来てしまうのでした(爆)
世の中、根っからの悪人はいない――と云うところで、
先週分(32話)で見せた本音やらなにやらも、人間らしいというか、
(無理矢理ですが)可愛いと思えば、思えないこともないという(笑)
このあたりが、人物造形の上手さでもあるのでしょうね。

>袁紫衣の対応は大人ですよね~。
師匠が尼さんだし、幼少時から精神修養を積んでいたということなんでしょうか。
それにしても、あそこまで達観できるものなのかな~と、感心しました。

2008/12/22 19:08 | rei★azumi [ 編集 ]


mogumoguさんへ 

良い男でしょ (*^_^*)
華流~というか、武侠ドラマは、こういった男前がより取り見取りですよ~(笑)

(ツ○ヤのDVDレンタルで出てるから、一度見てみて)

2008/12/22 19:11 | rei★azumi [ 編集 ]


ふく*たま さんへ 

>私も、今回の胡斐にはずいぶん楊過を連想させられました(笑)
本当に。思い切り楊過を意識して撮ってますよね。
それも、ドラマの(笑)

>ホントですね。ここから話が始まってたら、ミステリー色の濃い物語になったんでしょうね。
>って、それが原作か(^^;ゞ
そうなんです。
この段階にいたって、もはやドラマと原作とは別物~~の感。
ですので、是非一度、原作のほうも読んで見て下さい。

ただし、結末を読んで、本を放り投げないようにね(笑)

2008/12/22 19:17 | rei★azumi [ 編集 ]


変な 

期待はしないでください。(笑)人それぞる色んな感想あるもんです。(そこが面白い)
来年の鹿鼎記レビューもも楽しみにしております。

2008/12/22 19:39 | 新龍 [ 編集 ]


新龍さんへ 

大丈夫ですよ。
そのあたりは、重々承知していますから。

>来年の鹿鼎記レビューもも楽しみにしております。
ありがとうございます。
でも、それこそ、バイオリズムの調子、etc……ありますから、
あまり期待しないで下さいな (^▽^;)

2008/12/23 09:27 | rei★azumi [ 編集 ]


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ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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