鹿鼎記 第四週

旅行へ行く前に記事をUPしておきたいなぁと思ってたんですが、
なんか、いまひとつキリッとしなくて……
と云うわけで、一週間遅れ(毎度のことですか(^_^;)の『鹿鼎記』レビューです。


さて。

見事? オーバイを殺したものの、天地会に拉致されてしまった韋小宝。
なぜオーバイを殺したのかと訊かれ、ヤツは江湖の英雄を殺した悪人で、揚州の大虐殺の時には祖父の妾から父親まで殺され、自分もオーバイに無理矢理宦官にされてetc……と、口からでまかせを並べ立てます。
(さすがに、年齢が合わないと突っ込まれたりしてましたが(笑)

そこ韋小宝、オーバイに殺された江湖の英雄とは誰かと問われ、茅十八の名前を出したことから、奇しくも、天地会に救われていたその茅十八と再会。
さらに、韋小宝を新香主にすべきか否かと、天地会のメンバーがもめたことから、総舵手である陳近南に引き合わされます。
で、この陳近南、陳家洛と同姓なせいか、原作を読んだ段階で、勝手に、もっと若い人を想像してたんですが、考えてみたら、小宝が父のように慕うことになる人ですから、このくらいの年齢が妥当なんですね。
なかなかの貫禄ですな。

陳近南


その陳近南、小宝からこれまでの事情を聞きだし、(性格はあまり良くないけれど)頭が良く機転が利くのと、何より康熙帝の側近くに仕えているのを最大の利点と考えて、弟子に迎え、青木堂の香主の地位に据えます。

が、陳近南が他の天地会の兄弟に語ったその言葉を、密かに聞いてしまった韋小宝、優しくしてくれたのは自分を利用するためだったのかと反感を覚え、彼を香主にする儀式の場でも、祀り上げておいて、すぐにひき下ろす気ならやりたくないetcと減らず口を。
ですがが、時に厳しく、時に優しく諭する陳近南に、夢に思い描いた父親の姿を見出します。

    と云う二人の間柄が、実に良いですねぇ。
ドラマだから、二人の心情をよりわかりやすく作ってあるんでしょうが、
何かと小宝の頭を撫でたり、額をくっつけたりする陳近南と、分かれる時に、ふっと寂しそうな表情を見せたりする韋小宝。
擬似父子関係     と云うと語弊がありそうですが、この二人のシーン、何となくほのぼのさせられて、好きです。

さて、一方、なかなか、オーバイの残党にさらわれた(と報告を受けている)韋小宝の消息が知れず、いらだつ康熙帝。

……と云うところへ、漸く帰って来た韋小宝。
辮髪はほどけ、顔は煤だか墨だかで真っ黒と云う、折角の男振りも台無しの姿ですが(^m^)
身ぶり手振りどころか、部屋中を歩き回って、どうやって敵の手を逃れたかを語った上、
(ここの早回しが、結構笑えました)
陳近南に云われたとおり、オーバイの残党捕獲の先頭に立ち、すでに天地会のメンバーの立ち去っている隠れ家を襲撃。
畑に埋められていたオーバイの首を持ち帰り、宮廷側の疑いを逸らすことに成功します。

そうして数日後、約束通り陳近南を訪ねるのですが、肝心の師匠の方が、急用ができて武芸を教えることができないといいます。
じゃあ、俺が武芸ができないのは師父のせいだ。すねて内心で呟く韋小宝ですが、これで独習しろと武芸の秘伝書を渡され、
「絵があって良かった。俺は、字が読めないんです」
…………………………素直だ。
まったく、思いがけなく素直だ (@@!

原作の方は、この一言が云えなかったばかりに、本心では師匠を慕ってたのに、修練ができてないのを叱られるのがいやで、何となく師匠を避けちゃう形になるんですが。

そうして、以後は海大富の武芸を使うな。生命にかかわることになるといわれ、こっそり毒を盛られていたことを思い出し、慌てる韋小宝。
(………………忘れますかね、普通? (~_~;)

その小宝の脈を見て、自分の内功で毒を抜けるという陳近南。
と云うところを見て、さらに、胡座の姿勢で座っている小宝を見て、これは、いつかの楊過と郭靖の再現     と思ったら、内力のない小宝、あっさり気絶しちゃいました(^▽^;)
(そういえば、あの頃の楊過の内力、すでに黄薬師おとーさまが舌を巻くくらいだったのよね)

で、意識を取り戻した小宝に「父さん!」と抱きつかれ、まんざらでも無さそうな陳近南。
今、何と? と問われ、照れた     のかな、生理的欲求のふりをして(ふりだよね?)トイレへ飛んでゆく韋小宝。
笑いながら、それを見送る陳近南。
(ちなみに、原作では、本当に生理的欲求でした)

「宮中は退屈です。師父と一緒に江湖を渡りたい」
云いますが、許されず、会のために手柄を立てろと諭され、去ってゆく師父を見送って、宮中へ帰る韋小宝。
このまま悪さをしなけりゃ、香主の地位から下ろされることもないしとか何とか、何やら、内心では不埒なことを呟いていましたが……
寂しそうな表情が、独白を裏切ってましたね~
このあたり、好きなシーンです。

さて。そんな具合で、宮中へ戻った韋小宝ですが、
師父からもらった教本片手に、真面目に修行に励んでるかと思いきや……
ヾ(~O~;) コレ
ものを食べながら内功の修行をするんじゃない! 
しかも、結局は辛気臭いとか、やらなくても一緒だとか、適当な理由をつけてやめちゃうし。
お勉強中の康熙帝を誘って、遊びに行っちゃうし……

(^m^)
    ↑しかし、相変わらず、屋根の上の好きな主従ですな(笑)

ちょっと遊びに行くような気分で、青木堂の支部は覗きに行くし ヾ(^o^;オイオイ・・・

と、そこで、同じ反清復明を志す一統である雲南沐王府との間に揉め事が起こり、小宝との連絡役であり青木堂の幹部でもある徐天川が沐王府に捕らえられたことを知らされます。

そうして、さらに何日か立ったところへ、宮中出入りの肉屋に扮してやってきたのは、何と、同じく青木堂の幹部の銭老本(せん・ろうほん ……ですよね。NECOさんの登場人物紹介によると)。
二重底にした銘酒の樽に仕込んで、こともあろうに沐王府の郡主     つまり、お姫様である沐剣屏(もく・けんぺい)を持ち込みます。

沐剣屏

そうして、ここ(つまり、宮中の、それも多分後宮ですな)で、しかも、預ける相手が宦官ならより安全と、沐剣屏を置いていってしまう銭老本。
(小宝が、偽宦官って知らないんですかね)

でもって、そこのところの二人の遣り取り、
「あなたは、小さいから安心です」
「小さいって、ナニが?」
と云うところの、二人の視線の行き場が……(^m^)プププ……
ヾ(~O~;) コレ。 あんたんたち、どこ見て喋ってる?

ともあれ、そういう次第で女の子を置いてゆかれてしまった韋小宝、
あれこれ、つついたり脅したりした挙句、目を閉じて、彼を見ようともしない沐剣屏に、意地になってイタズラ。
と云っても、ほっぺに刺青をしてやるぞ~と、墨でいたずら書きをするあたりが、まだまだ子供?
というか、お医者さんごっこに走ったりしないあたりが、金庸先生の上品なところでしょう。
で、ここンところ、陸無双と出会った頃の楊過(ドラマ版)を思い出してしまいました。
ひょっとして、この手のくすぐり、随所に出てくるのかな?

あと、原作では亀を彫ってやるとかいってた記憶ですが、ドラマでは茉莉花と向日葵にしたのね。
でもって、小宝の筆の持ち方が、いかにも読み書きのできない、筆を持ったことのない人間風で、芸の細かいところだと思いました。
(でも、さらに後から考えてみたら、地面に木の枝で絵を書いたりとかはしなかったんですかね、幼少期の韋小宝?)

で、さらに、頬に筆を付けられただけで失神してしまい、本当に刺青をされてしまったと思い込む沐剣屏に、秘薬をつけて直してやると、お菓子やら糖蜜(?)やら、真珠やらをこね混ぜたものをペトペト。
(唾も入れてたな。暁明の唾入りなら、喜んで塗ってもらうって女性ファン、結構居そうだけど(笑)

ヾ(~O~;) コレ


と云うところへ、康王府からお招きがかかり、小宝、沐剣屏が動けないように口の上にお菓子を積み木のように積み上げておいて、出かけてしまいます。
(俺も、子供のころにやられたって、結構キツいお仕置きですよね(^▽^;)

そうして、その康王府で引き合わされたのが、“あの”呉三桂の息子の呉応熊(ご・おうゆう)。
そこで、こっそり呉応熊を亀呼ばわりしたり(亀には寝取られ男の意味があるそうです)
呉三桂の愛妾だった陳円円を歌った『円円の曲』を聴かされたりと、原作をかじってる者には、ニヤリとさせられるあれこれがあって……

途中で席を立った呉応熊の態度に、何かを感じた韋小宝、こっそり後をつけ、彼が手に入れようとしていた『四十二章経』を、横合いから掠め取ってしまいます。

そうして、高価な“お土産”を大量にもらって帰途に着くのですが……
張P。ロコツな小道具の使いまわしはやめよーよー。
あの、黄金の麒麟の置物。オーバイの屋敷にあったアレでしょ?
それとも、あの時は小宝は、麒麟はもらわなくて、康王のところへ送られたという設定?

と云うのは置いておいて、

自室へ戻った韋小宝、沐剣屏が、そのまま動かずに居たのに安心して、これを砕いて塗ってやろうと、もらった真珠の首飾りを取り出します。
と、突然    
と云うところで、以下次週。


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コメント

この回はなかなか…

下ネタ、拉致監禁と、尋常でない、(ある意味「鹿鼎記」らしい)場面も多い回でしたが、私も陳近南とのシーンがほのぼのとして好きでした(^^)
「なんで楊過に続いて、韋小宝役も暁明が!?イメージ違うのに~」と思っていましたが、大人なのに子供のように見えるこういうシーンをこなせるあたりが抜擢の理由かも…!

沐剣屏、登場しましたね!
女性が沢山出てくるドラマですけど、彼女の顔はなんか見分けやすい気がします!

>………………忘れますかね、普通? (~_~;)
忘れませんよね、普通(笑)
この楽天家なところが、福運を呼びよせるのかも。

「小さい」のシーンは、私も笑いました。
宦官じゃないなら香主になれるって陳近南は言ってたように思ったんですが、銭老本は偽宦官って知らなかったんでしょうかね?

>お医者さんごっこに走ったりしないあたりが、
あっはっは、言われてみれば、走ってもおかしくない状況でしたね!

阿吉さんへ

本当に、金庸作品としては珍しい~その分、鹿鼎記ならではのシーンが多い回でしたが、
陳近南とのシーン、本当に良かったですね。

> 大人なのに子供のように見えるこういうシーンをこなせるあたりが抜擢の理由かも…!
神侠侶のときも、時々十代に見えることがありましたしね。
なるほど。そのへんが抜擢の理由なのかな~。

> 女性が沢山出てくるドラマですけど、彼女の顔はなんか見分けやすい気がします!
あは……(^m^) そういわれれば。
私も、オープニング、エンディングの映像で、顔を見てパッとわかるの、彼女と双児くらいです。

ふく*たま さんへ

> この楽天家なところが、福運を呼びよせるのかも。
あはは。そうかもしれませんね。
お気楽に嗤ってると、幸運のほうから寄って来るんだ~(笑)

> 宦官じゃないなら香主になれるって陳近南は言ってたように思ったんですが、銭老本は偽宦官って知らなかったんでしょうかね?
でも、「小さい」といって下を見てたってことは……
どっちなんでしょうね???

> あっはっは、言われてみれば、走ってもおかしくない状況でしたね!
でしょ(笑)
金庸キャラたち、何のかんのいっても上品にできてますよね。
(ドサクサ紛れでも、ほっぺにチュー程度だったし(^m^)

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