秋水長天

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鹿鼎記 第7週

海大富が、皇太后が、そして呉応熊(ご・おうゆう)までが手に入れようとしていた『四十二章経』。
その秘密が、意外なところから、意外な形で明らかにされます。
(それにしても、金庸作品って、宝探しネタが多いな~)


さて。


先週、皇太后の部屋へ忍び込み、偶然『四十二章経』を手に入れた韋小宝(い・しょうほう)、
同じく何かを探しに皇太后の部屋へ忍び込んだ女官、陶宮娥(とう・きゅうが)を(彼女が殺されると、次は自分が危ないという、非常に利己的な理由で)助けます。
その過程で、皇太后から、彼女と一緒にいた女装の男、さらには、運悪く現場に来合わせた大監までも殺してしまった(と思った)2人ですが、
(しかし、韋小宝の後ろからグッサリは当然として、かなり武芸の使える陶宮娥サンが、後ろから花瓶で殴りますかね、咄嗟とはいえ(^▽^;)

皇太后が間男と殺し合ったことにすればいいという小宝に対し、陶宮娥は、そんなコトをすれば、皇帝の憎しみを買うか、そうでなくとも疎ましく思われる。どこかへ身を隠すようにと忠告します。

が、韋小宝が取った手段は、やはり康熙帝に報告に行くこと。

ですが~いつの時代でも、高貴なかたがたと云うのは、滅多に一人になることがないわけで、
慈寧宮の異変、早々と康熙帝の元へも報告されていて、韋小宝、丁度その場へ滑り込むこととなりました。
そうして、康熙帝の供をして赴いた慈寧宮で彼が目にしたものは、
折り重なって死んでいるニセ宮女と大監と、帳を下ろした寝台で横になっている皇太后。
…………………………死んでなかったんだ。
が、陶宮娥の一撃で、かなりの内傷を負ったらしい皇太后、頭痛を装い、死体もそのままでいいからと、全員を下がらせます。
(で、「げ! 死体放置?」と思ったんですが、これには訳があったんです)

と云う次第で、ちゃっかりと康熙帝にくっついて、皇太后の前から下がってきた韋小宝、
(何で、お前まで下がってきたと、突っ込まれてました)
そのまま、こっそり紫禁城から姿を消すつもりだったようですが、
ここで別れたら、康熙帝とはもう逢えない     と思うと、後ろ髪を惹かれる様子。

そんな韋小宝の寂しそうな様子に、彼を呼び止め、奔走して腹が減ったろうと、菓子を差し出して労う康熙帝。

そんな康熙帝に対し、
あの女(皇太后)は、いずれ陛下にも害をなすに違いない。こんなに良くしてくれるのに、黙って姿を消したら、義侠の道に外れることになる。
全てを話す決心をした韋小宝、

「親友の小玄子に俺の秘密を話す。陛下には話せない。話せば、俺の首が飛ぶ」
自分が、本物の小桂子を殺して入れ替わったニセ宦官であること、
崩御したことになっていた、順治帝が出家して五台山に健在であること。
康熙帝の生母をはじめ、4人の妃や皇族を殺したのは、皇太后であること。
出家した順治帝の命令でそれを探っていた海大富は、皇太后に殺されたこと、等を話します。

で、ここのところの暁明・韋小宝の演技画、私的にはツボだったのですが。
が(^▽^;)
が……

小宝が、自分がニセ宦官だと打ち明けたところで、康熙帝、いきなり、
「脱げ」

え!? ひょっとして、脱ぐの  と、思わず期待   じゃなくて! (^▽^;)
どうするのかな~と思って見てましたら、当時のズボンって、かなりゆったりしてるんですね。それの前を大きく引っ張って広げて、「見ろ」って……
いくら男同士だって、ねぇ。
(というか、下着は~?)

と、康熙帝、いきなり“むにゅっ”と、あのへんをつかみましててんてんてん
………………しつこいよ、陛下。
「確かに、ニセ宦官だ」
…………………………………………(^▽^;)あれは、今までウソつかれてた意趣晴らしが入ってますな。

そうして、父(順治帝)の生存を喜び、皇太后が自分の生母を殺した犯人であり、父を出家させた元凶であることに(と、こっそり男を連れ込んでたことにも?)怒った康熙帝、
自分はこれで姿を消すという韋小宝に、
「あの女が怖いのか!?」
そりゃ、怖いでしょ。何度も殺されかけてるもんね。

ともあれ、韋小宝の告白の真偽     死んでいた宮女が実は男だった     を確かめに出かけた2人、偶然、皇太后が男の死体を処分させようとしているところを立ち聞き&目撃。
侍衛に命じて、蓮池から捨てられた死体を、密かに回収させます。

しかし……。侍衛に向かって、「皇太后の安眠を妨げたら死刑だ」って。
極秘で死体を回収しなきゃいけないのはわかりますが、それにしても……
すまじきものは宮仕え、ですなぁ。つくづく。

そうして、引き上げた死体が紛れもなく男性であることを確かめた康熙帝、短刀でもってザクザクザク ヾ(~O~;)
お……、怒ってますなぁ。
止めかけた韋小宝が、「いい。好きにして」って云ったくらい、ものすご~く、怒ってますなぁ。

そうして、それから、父の順治帝が存命であると知って、今すぐにでも会いに行きたい康熙帝ですが、
(実際に、すぐに五台山へ行くって云ってましたもんね)
皇帝の身では、それもままならず。やむなく、韋小宝一人を五台山へ向かわせることにします。

と云う次第で、やっと康熙帝の御前を下がり、沐剣屏(もく・けんぺい)ちゃんたちのところへ向かおうとした小宝を呼び止めたのは、陶宮娥。
一旦、部屋に隠れていたけれど、小宝を案じて、探しに出てきたのでした。

彼女の本名は陶紅英。元は長平公主(阿九のことね)に使えた女官であるといい、その彼女の口から、韋小宝、『四十二章経』は全部で八部あり、そこには清が関内に攻め入った時に奪った財宝と、清朝の龍脈のありかが隠されていることと、さらには皇太后が神龍教と云う、何やら厄介な組織の関係者であることを聞かされます。

彼女を姐姐(おねえさま)と呼んでいる小宝に陶紅英、親子ほどに年齢が離れているのだから、義理の叔母と甥にならないかと。

そうして、自分は父親が誰かもわからない、妓女の息子だとの小宝の告白を、それがどうしたのと、一笑に付した陶紅英(実は、世間知らずで、意味がわからなかったのかも?)
感激した小宝、その場で義理の叔母と甥の契りを結びます。

で、小宝を案じて、振り返り、振り返りしながら去ってゆく紅英に、血の繋がった叔母じゃないけど優しいなと呟く小宝。

こうしてみると韋小宝、軽薄でお調子者で努力嫌いで嘘つきで、ちょっと残酷なところもあるけど、情にもろい、寂しがり屋さんなんですね。
彼のつく嘘も、命がかかってるときは別格として、ほとんどが自分を良く見せるか、相手を楽しませるためだし。

……というあれやこれやがあって、ようやく、沐剣屏ちゃん、方怡(ほう・い)さんのところへ戻った韋小宝、
(忘れずに、食べ物を持っていったところが偉い!)
先週、康熙帝の稽古用の皮人形で、方怡を散々脅した(で、抱きついてくるのにヤニ下がってた)仕返しに、娘さんたちに皮人形で脅されるという一幕はありましたが、
翌日、無事に天地会のアジトまで、二人を送り届けます。
そうして、徐天川に二人を目的地(石家荘って言ってました?)まで送ってゆくように頼み、自分は一人で五台山を目指すことにします。
が、その前に、玄貞道人に「反清復明の義士らしい二人が、宮中で殺された」からと、棺を二つ、用意してくれるように頼みます。
なので、え? カットされた部分で、誰か死んじゃった? と思ってみていたら……
『四十二章経』を隠すためだったのね~。
それにしても、いつの間に五部も……
あ。皇太后のところに四部あったのか!

さて、そうして、徐天川に送られて、石家荘に向かうこととなった方怡と沐剣屏、途中、偶然にも、やはりアジトを引き払ってきた呉立身らと出会い、合流します。
が、その頃には方怡の心は韋小宝に傾いており……

その夜、宿で、娘二人の話を立ち聞きしてしまった劉一舟、方怡を小宝に奪われたと思い、逆上して小宝の後を追いかけます。
でもって、都合よく(いや、都合悪く?)見つけちゃうんですな、これが。
しかも、逃げようとした小宝、馬の尻を匕首で傷つけるんですが、自分だけが馬車から振り落とされちゃうし ヾ(^o^;)

で、散々馬で追い掛け回され、つかまって殺されかけた韋小宝、理由を聞いて大爆笑。
一旦相手の毒気を抜いておいて、そこからは得意の口からでまかせ。
自分は宦官だから、方怡に何も出来るわけがないし、方怡は劉一舟一筋。その証拠に   と、釵(かんざし)の話をダシに、彼女の戦いぶりを語りながら、劉一舟をどさくさにまぎれて殴る蹴る。
方怡たちとの話の食い違いを指摘されれば、
「女の子の話を立ち聞きしたんだ? サイテー」と、ごまかし、
いいところで話を止めたり、腹が減ったと子供みたいにスネて見せたり……
(そういうテクは、育った遊郭で学んだのかい?)
あげく、隙を見て、こっそりと眠り薬を盛ります。

で、裸に剥いた劉一舟を、そのへんの木に縛り付けて    

tuntun

そこで、とっとと立ち去りゃぁいいものを、目を覚ましたところを木の枝でツンツンしたり、お腹に亀の絵を描いたり、
「方怡は俺の女房になるんだよ~」
な~んて意趣晴らしをしているもんだから、劉一舟を探しに来た方怡たちに見つかり、ひっぱたかれる羽目になります。

でも、すでに小宝のことを憎からず思っている方怡、全員で雨宿りに飛び込んだ廃屋で、沐剣屏を間に立てて、
「身内だと思ってるから、叱ったのよ」

『恋愛は、誤解と曲解によって成り立っている』んだそうですが、なるほど納得。

と云うところで、なぜか、急に廃屋が倒壊し、かろうじて難を逃れた一同、幾人かの人が入ってゆくのを見て、雨宿りにと、ある屋敷に飛び込みます。
が、何やら不気味な気配のその屋敷。
突如、天井からぽったりと落ちてきたのが、血であることに気付いて、韋小宝がパニック。
つられてパニックを起こした一同、ふわふわと舞う白い布に取り巻かれ、バラバラに分断されます。

そうして、意識を失っていた小宝の前に現れた少女は   
と云うところで、次週、第3の美少女、双児ちゃんの登場です

souji

独臂神尼(どっぴしんに)こと阿九は、まだ出てこないのかな~
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Comment

No title 

死体放置は、いくら頭痛のする皇后さまの命令でも、
流石にヘンだな~?と思いますよね。キモチワルイだろうに。
宮仕えって常に疑問を率直に口にしてしまう私には
絶対勤まらないと思う…

>え!? ひょっとして、脱ぐの  と、思わず期待
さすが、楊過ファンですね!
…って違うか!(爆)
まぁ、放映できないですよね…(^^;
  • posted by 阿吉 
  • URL 
  • 2009.03/29 18:19分 
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No title 

やはり武芸に心得のある者が、後ろから花瓶で殴るのって変ですよねぇ。

>すまじきものは宮仕え、ですなぁ。つくづく。
本当にそうですね。
下手なことを知ってしまったら命はないし……(^^;)

>………………しつこいよ、陛下。
康熙帝、しつこかったですね。
そこまでする~?!と思って見てましたが、ナルホド、意趣返しだったのか(笑)

双児ちゃん、可愛い♪
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2009.03/30 16:32分 
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阿吉さんへ 

> 死体放置
あれって、侍衛に処分させると、ニセ宮j女が男だとバレる可能性があるから、
こっそり侍女に始末させるためだったんですよね。
それにしても、それまでの間、自分の部屋に死体って……
皇太后、度胸が良いといおうか、何と云おうか(~_~;)

> 宮仕えって常に疑問を率直に口にしてしまう私には
> 絶対勤まらないと思う…
目と耳は大きく開いて、口はしっかり閉じて~が、宮仕えのコツみたいですものね。
ボンヤリの私にも、無理だと思います(^_^;)

> さすが、楊過ファンですね!
> …って違うか!(爆)
いえ。違ってません (笑)
楊過、結構、脱いでましたものね。上だけですが。
百度の画像を見ると、小宝も結構脱がされてるようですが……

> まぁ、放映できないですよね…(^^;
ですね~ (^▽^;)
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.03/30 18:29分 
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  • [Res]

ふく*たま さんへ 

> やはり武芸に心得のある者が、後ろから花瓶で殴るのって変ですよねぇ。
ですよね。あれだけ腕が立つんですもの、普通、掌打とかですよねぇ。

> 下手なことを知ってしまったら命はないし……(^^;)
そう。口が堅くて頭が良くて、なおかつ、相当運も良くないと勤まらない~
以前に、天寿を全うできない気がします(~_~;)

> そこまでする~?!と思って見てましたが、ナルホド、意趣返しだったのか(笑)
ですよ~。あのしつこさは、絶対~。

> 双児ちゃん、可愛い♪
ホント、可愛かったですね。性格も良いし。
『鹿鼎記』の女性キャラの中では、一番のお気に入りです。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.03/30 18:39分 
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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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