秋水長天

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鹿鼎記 第16週 前編 (^^ゞ

なんだか知らないケド、今週は長かった……
って、多分これ、連休明けの疲れが、一週置いて出てきてるんでしょうが、
(なんせ、会社一番の元気モノのNさんまで、今週は長いって言ってたし)
なので、もう、大概にヤバくなっている記憶が、今週はさらにヤバい(^▽^;)

と云う次第ですので……
どちらさんも、あげます言葉、前後取り違えましたら御免なすって。

では。





気が付けば陳円円、謎の男ともども、呉三桂の手勢に取り囲まれていた韋小宝、
さらには男が、二十数年前に死んだはずの李自成だと聞いてびっくり。

どうやら、呉三桂は、李自成にとっても恨み重なる相手~
って、実際には、李自成の方が呉三桂にとっての、恨み重なる相手のはずなんですがね。
なんせ、北京に置いておいた陳円円以外の家族を皆殺しにされてるんですから。

というのはともかく、原作の展開とは順序をたがえて、いきなり対一の果たし合いを始めてしまったオジさんたちですが~
周囲にいくらでも広いところがあるのに、何もそんな狭苦しい、しかも、どうやらお墓? みたいな石塔やら五輪等やらに囲まれた場所でやらんでも~
と思ったら、案の定、石塔、破壊しまくりです(^▽^;)
(しかも、呉三桂なんて、軽功使いまくりだし。いつ、何処で武芸の修行をしたんだ、このオッサン?)

ですが、何やら呉三桂のほうが形勢不利。
とみて、卑怯にも、いきなり愛妾の円円を襲う呉三桂。
それを守ろうとして、技に破綻をきたす李自成ですが、喉元に槍を突きつけられ、降参しろといわれて、あっさり「降参」
云っておいて、相手を油断させて攻撃するあたりは、どっちもどっち。

と、主君危うしと思ったか、形勢が有利に傾いたと思ったのか、呉三桂の手勢が、剣を構えて一斉に「かかれぇ~!」

というような状況に突如乱入し、次々と呉三桂の手勢を切り伏せた上、呉三桂本人を押さえ込んだのは、九難師太こと長平公主・阿九。
そうして、阿珂(あか)が李自成の娘であることをすっぱ抜き    って、どこかで例によって盗み聞きをしてたのか、阿九サン?

でもって、ここでは陳円円は劉宗敏に奪われたのではなく、李自成に奪われて、しかも、呉三桂の元へ戻ってからも、円円は浮気をしてたってコトになりますな。
(そのあたりの心情は、原作の方に縷々るる書いてありますケド)

逆賊の娘は、やはり逆賊かという呉三桂に、李自成、
「やかましい! 人のことがいえるか、この売国奴!」
とは、言いやしませんが~
なんかこう、この2人の場合、どっちもどっちというか、目○○鼻○○を笑うというか~
罵りあいをさせておいたら、
「お前、五十歩百歩って言葉の意味を知ってるか?」
「同じようでも、確実に五十歩の差はあるってコトだろ?」
くらいは、言いそうな感じ(^▽^;)
(ちなみに、この台詞は小野不由美さんの『十二国記』からの引用です)

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「全く、今日はなんと云う日だろう。この小さな庵室に古今第一の逆賊と、古今第一の売国奴が顔を揃えるとは」
嘆息する九難に、古今第一の美女と、古今第一の武芸の達人もと、茶々を入れる小宝。
「……お前こそ、古今第一の狸小僧のくせに(^_^;)」
これ、原作では子狸となってましたが、暁明ではさすがに“子”狸ってわけには行きませんものね~(笑)

と、さらにそこへ、呉三桂によって捕らえられていた天地会やら沐王府の面々やらが連れてこられ、事態は三すくみ、四すくみに。
(香主の身を案じて、あとをつけさせたりした割には、肝心の呉三桂たちの動きを見張ってないあたり、青木堂の皆さんも、結構お間抜け(^▽^;)

という事態を一挙解決、収束させたのは、例によって韋小宝。
ここで皆で心中してもつまらないだろうと、人質交換と一時の和議を提案します。
で、こういう場合に強いのは、何といっても玉(ぎょく=呉三桂)を押さえている方。
提案を呑んだ呉三桂に、きっちり、阿珂まで引き渡させ   
さらには、阿珂を助けてという陳円円に、
「阿珂を俺の嫁にくれると約束してくれるならね」

この執着心、いっそ、天晴れと云うべきか…… C= (-。- ) フゥー
でも、こういう義侠心にかける行為って、女性からは嫌われるのよね~ ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

で、当人の意思は全く無視で、円円と李自成から約束を取り付けた小宝、
さらに抜け目のなさを発揮して、北京までの道中の保障として、呉応熊を人質として差し出させます。

そんな小宝を物陰に呼んだ呉三桂、もし小宝が自分の謀反の遺志を康熙帝に告げるなら、自分も小宝がや沐王府や李自成と付き合いがあることをバラすと脅しますが、
「李自成は天下の美女としか付き合わないんだ。なんだって狸小僧と付き合いがあるんだ?」
しゃらっといなした上で、皇帝に報告して出世するより、毎年、あんたから付け届けをもらう方がいいなと、堂々と賄賂を要求。
しかも、一部をこの場で渡せと言い出します。

さらに、
「小宝。恥を知りなさい!」
非難する九難には、俺には沢山の配下がいるから、沢山の金が必要なんだと嘯く小宝ですが……

これ、一応原作の方にも解説がありますが、この場合、呉三桂には、韋小宝は金で口をふさげると思わせておいたほうが得策で安全と、計算しての上のことでした。
……と云う芝居を暁明がやると、あの、ちょっと鋭い挑発的な目つきとあいまって、いかにも切れ者って感じでサマになるんですが~
それにしても、多分ドラマの設定でも二十歳前、原作にいたっては十五・六歳で、この頭の切れ方って……(^▽^;)

というか、下に付いてる、江湖渡世ン十年の、海千山千のはずの天地会のオジさん達が、情けなさすぎ。

と云うのはともかく、急遽きゅうきょ仕立てた行列を、わざわざ呉三桂に送らせて、無事昆明を出た小宝たちですが……


首尾よく正式の嫁にしたはずの阿珂は、あまりの事態に、とにかく怒り狂っており、
(当たり前ですわな)
自分には師匠も親もいないといい、
「亭主がいる」
余計な口出しをした小宝を張り倒して、その場を後にします。
(しかも、またまた、顔を~(^▽^;)
 暁明に鼻血って構図、張Pだか監督だかが、よっぽど気に入ってるのかな)

さらに、小宝を憎憎しげににらみつけた李自成も、つばを吐きかけて、娘の後を追い、
それに先立ち、
「確かに、ずっとお前をだましていた私は、師父ではないかもしれない。けれど、親のことは認めなさい」
阿珂を諭した九難も、一行の元を去っており、
それに続いて、沐剣声(もく・けんせい)呉立身たち沐王府の一向と共に、沐剣屏(もく・けんぺい)も名残惜しげに立ち去ってゆきます。

……となってみると、意外に寂しがりやだったみたいな小宝、
柳州に着いてからも、落ち込んで、酔っ払ったりしてたようですが   その、宿の部屋で小宝を待っていたのは、なんと、双児!!

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実は双児、少林寺で小宝が九難にさらわれてから、行方を捜して歩き回り、
清涼寺へ戻って、住職から小宝が北京に戻っていると聞いてからは、小宝の後を追って、北京から昆明まで。
ですが、小宝が子爵にまで出世してしまったので、もしかして自分はもう要らないのかな~と、驍騎衛の制服を着て一行の中に紛れ込んでいた    って、考えたら、随分無用心な軍隊ですケド(^▽^;)
それとも、小宝の小間使いだって皆知ってて、わけアリで紛れ込んでるんだと思って、
「黙ってような~」って、やってたのかな?

それにしても、原作ではもっとドラマチックに再登場する双児なのですが、
この状況で、こういう具合に部屋で待ってたってことは、行列に双児が紛れ込んでることに気付いた誰か    張康年か、天地会の誰かが、説得して、部屋へ連れてきたんでしょうか?
双児、ちゃんと娘姿に戻ってましたし。

ともあれ、
「不要なんて、そんなコトがあるもんか! もう、絶対に放さないぞ。お前が俺を見限って、嫁に行かない限りはな」
大喜びの小宝。
さらに、天地会の香主たち、呉六奇(ご・ろっき)と馬超興(ば・ちょうこう)の出迎えを受け、呉六奇が自分と同様に清朝の役人を勤めていると聞いて、さらに元気を取り戻します。
(しかし、あんなに堂々と天地会のメンバーと会ってて、よくバレないもんだ(笑)

そうして、李自成のその後の動きを追っていたという馬超興から聞かされたのは、李自成、阿珂の父娘が、なぜか現在は鄭二公子と師父の馮錫範(ふう・しゃくはん)と共にいるということ   

「阿珂姑娘は俺の許婚なんだが、鄭の野郎に騙されてるんだ」
(いや、いや。横恋慕してるのは、誰がどこからどう見ても、あんたの方でしょ ヾ(--;)
小宝の言葉に、もともと鄭二公子にいい感情を抱いていなかった天地会の面々、早速2人を捕らえるべく、柳江へ向かいます。


と云うところで、今回、なんだかズルズルと長くなっちゃったので、
一旦ここで切りまして、前後編とさせていただきます m(_ _)m ペコ
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Comment

No title 

この回は、豪華キャストと言うか、いろいろお話の整理、と言うか、一気にネタバレな回でしたね~。

>「確かに、ずっとお前をだましていた私は、師父ではないかもしれない。けれど、親のことは認めなさい」
このセリフは、あんたが言うか~(^^;って感じでした。完全なる棚上げ(爆)

>呉三桂には、韋小宝は金で口をふさげると思わせておいたほうが得策で安全
このくだりは妙~に感心しました!
英雄と取引する場合、お金の話はヤボですが、商売人と取引する場合、”タダより怖いモノはない”ですからね。やっぱり付け届けを貰った方が、お互い安心~てなもんでしょうか。
「小宝の交渉術」みたいなHOW TO本があればきっと売れると思います!
で、やっぱり彼は英雄に憧れてるけど、商人ですよね。

最終的には、双児の登場でなんだかホッとしました!
  • posted by 阿吉 
  • URL 
  • 2009.06/01 21:59分 
  • [Edit]
  • [Res]

阿吉さんへ 

> この回は、豪華キャストと言うか、いろいろお話の整理、と言うか、一気にネタバレな回でしたね~。
本当に、一気にいろんなことが起きた回でしたね。
(そうか。レビューが以上に長くなった原因は、そこにあったか……(笑)

> このセリフは、あんたが言うか~(^^;って感じでした。完全なる棚上げ(爆)
あはは……。本当に。
あの可憐だった阿九さんが、何とも“いい性格”になったもので (^▽^;)

> このくだりは妙~に感心しました!
> 英雄と取引する場合、お金の話はヤボですが、商売人と取引する場合、”タダより怖いモノはない”ですからね。やっぱり付け届けを貰った方が、お互い安心~てなもんでしょうか。
本当に、こういうところは小宝、すごいですよね。
人間、相手が自分と同じような考えや価値観を持ってると安心する~というか、
自分の想定内の人間だと安心する、というようなことが、ものの本に書いてありますが、
小宝、学問はしないケド、本能的にそういうコトを心得てる。
宮中と天地会と神龍教、二股どころか三股も四つ股もかけて、しっかり生き延びてるあたり、
やはり、運のよさばかりじゃないということなんですね。

> 「小宝の交渉術」みたいなHOW TO本があればきっと売れると思います!
ですね。
かなり実戦に即してますし、現代でも通用しそうだし。

> で、やっぱり彼は英雄に憧れてるけど、商人ですよね。
そうですね。
で、世の仲が平和になると、幅を利かせてくるのが商人なので、
そうすると、小宝って意外に最強のキャラ? (笑)

> 最終的には、双児の登場でなんだかホッとしました!
はい。
彼女、ドラマ中のオアシスのような存在ですよね。

  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.06/02 19:41分 
  • [Edit]
  • [Res]

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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