秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

Entries

コミック版 『射英雄伝』 一気読み

射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん) (4) (トクマコミックス)射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん) (4) (トクマコミックス)
(2009/03/30)
金 庸李 志清

商品詳細を見る



阿吉さんからお借りした、コミック版の『射英雄伝』④から⑨を~
もう、何回読み返したかなぁ。
これ、読み出すと1冊で止まらなくて、ズルズル行っちゃうんですよ。
(まるで、かっぱええびせんか、ポテトチップスですな (^^ゞ

あ! 金庸作品をご存じないお客様に、ざっと説明させていただきますと、
これ、『神雕侠侶』の楊過の養い親の郭靖・郭伯父さんと、黄蓉・郭伯母さん、両親である楊康と僕念慈(ぼく・ねんじ)の若い頃の話です~~って、本当に“ざっと”した説明だな(^▽^;)

で、常に悲壮感さえ漂わせていた楊・龍カップルの恋愛に比べると、
郭靖・黄蓉組の恋愛、かなり“ほのぼの”としております。
対照的に両親のほうが~ありゃ、ひとえに楊康が悪いんですが。

で~
以前に①から③を貸していただいた時には、作画が“あの”李志清さんでしょ、
細密すぎる絵に、ちょっと違和感を感じたりしたんですが、
(なんせ、アクションシーンにまで、細かく背景が描き込んであったり
 幼児期の郭靖の顔が、あまり幼児っぽくなかったり~)
④ともなると、描く方がこなれてきたのか、読むほうが慣れてきたのか、
はたまた、黄蓉が登場して、話をどんどん引っ掻き回してくれるせいか、
(郭靖が成長したってのも大きいとは思います。相変わらず、点目になっちゃうと、可愛いんですが(笑)
さらには、内容がどんどんとドラマチックになってゆくせいもあってか、
ぐんぐん物語の中に引き込まれていって、もう、読み出したら一気です。一気(笑)

それにしても、つくづく黄蓉ってのは、話の牽引役なんですな。
小悪魔~とかとか云われてて、“あの”東邪・黄薬師の娘だけあって、か~なり無茶なところもありますケド。
(また、作画がいかにも黄蓉“らしい”と言うか。で、ちょっと崩れた顔になったほうが、より可愛いのは、コミックならではですが (笑)

あと、五絶のうちの4人までとか(とっくに亡くなっている王重陽も回想シーンで登場)老玩童・周伯通とか、次々大物が登場するのも大きいかなぁ。
で、特筆すべきは~
黄薬師おとーさまが、めっちゃ男前です
特に、最初の顔見せのシーンと、奥さんと一緒になって老玩童から九陰真経の下巻を騙し取る(^m^)ププッ 若い頃のお顔。
楊康や欧陽克が、そこそこいい男に描いてあるな~と思ってたんですが、
もう、目じゃない、目じゃない。
この、黄薬師おとーさまのお顔が拝めただけでも、貸していただいた甲斐がありました。

(で、そのあと、どんどん老けてっちゃうんですが、これは黄蓉が心配をかけまくってるせいだな(^▽^;)

それと、洪七公師匠が大柄だったのと、欧陽鋒とーちゃんが髷を結ってたのが、ちょっと意外な感じがしたんですが、これは多分、ドラマでキャラが刷り込まれてたせいで、
そうしてみると、ドラマの影響とか、第一印象って大きいんですね~

あと、ですね~
最初に原作を読んだときは、楊過って、気の短いところとか、祖父の楊鉄心に似たんだなと思ってたんですが、
それと、『神~』の方では、容姿は父親の楊康に生き写しで、性格も、父の軽薄なところを受け継いでいて~なんて、煙幕が張ってあるんで、気づかなかったんですが、
このコミック版を読んでると、
気性の激しいところや一途なところ、プライドの高いところなんて、殆ど母親の僕念慈のそれを受け継いでるんだな、というのがわかりました。
(……って、結局楊過の話になっちゃうんだわ (^▽^;)
 なんせ、Dさんに、筋金入りの楊過迷って云われちゃったくらいだし)

こういう面でも、原作だけじゃなく、色々な人が色々な方面からアプローチしてる作品、見たり読んだりしてみるのも、大切なんですね。

スポンサーサイト

Comment

No title 

コミックになったことは知っていましたが、敢えて読みたいとは思ってなかったんですけど…
reiさんの感想を読んでいたら、何だかむしょーに読みたくなってきました。
特に、“めっちゃ男前”だという黄薬師おとーさまをぜひ見てみたいですわ(笑)
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2009.06/25 16:07分 
  • [Edit]
  • [Res]

ふく*たま さんへ 

> reiさんの感想を読んでいたら、何だかむしょーに読みたくなってきました。
私も、阿吉さんに貸していただかなかったら、どうだったかな~とは思いますが、
これが、読み出すと、結構ハマるんですよ~

> 特に、“めっちゃ男前”だという黄薬師おとーさまをぜひ見てみたいですわ(笑)
これは、私も見ていただきたいです。
自分の本だったら、お貸しするんですが。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.06/25 19:22分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

本当に、”筋金入りの楊過迷”ですね!
全ての道は、楊過へ続く…っと!(^^)

『射英雄伝』はファンも多い作品ですよね~。
なんとなく、『射英雄伝』好きと、『神雕侠侶』好きは、相反する気がしているんですが(ストーリーの雰囲気からして)・・・そんな事ないかな?私はどっちかというと『神雕侠侶』派ですね!漫画の方も、完結したら、次は『神雕侠侶』が出たりするんでしょうか?

>黄蓉ってのは、話の牽引役
ナルホド!そう言われてみれば!
郭靖はボンヤリしてるしなぁ…(^^;
今作は断然、五絶が目立っているのですが、全体的には黄蓉の働きに負うトコロは大きいですね!

>黄薬師おとーさまが、めっちゃ男前です
ドラマの方も勿論カッコイイですけど、落ち着いたイメージが先行してるかも??漫画の方が若いし、天邪鬼な東邪の感じにピッタリですよねw

点目は…結構色々なキャラがなってますよね!ついついツッコミたくなる…(^^)

6/30には続刊購入予定ですので、reiさんからお借りした本の返却と一緒に同梱してお送りしますね!

>ふく*たまさんへ
もしよければお貸ししますよ~!是非言ってくださいね(^^)
  • posted by 阿吉 
  • URL 
  • 2009.06/25 21:31分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

【筋金入りの楊過迷】ですかププッ ( ̄m ̄*)
上の阿吉さんの すべての道は、楊過続く・・
というの・・まさに、reiさんのそれですね(笑)
でも、その気持ちよくわかります!! わたしとて、きっと冬獅郎君のそういう、話とか、別目線からかかれた本とかあったら、絶対総読みしますもん!! もう・・貴方のすべてが知りたい!って感じになりますものね(笑)

愛ですよ・・【愛】 ニャハハ (*^▽^*)
  • posted by 氷無月  
  • URL 
  • 2009.06/25 21:57分 
  • [Edit]
  • [Res]

阿吉さんへ 

> 全ての道は、楊過へ続く…っと!(^^)
なんか、ものすご~く語呂がいいんですケド(笑)
でも、本当に、そんな感じかなっ d( ̄  ̄) ヾ(^o^;オイオイ・・

『射英雄伝』と『神雕侠侶』、極端な例え方をすると、まさに少年漫画と少女漫画~ってくらい、あれこれ、異なってますものねぇ。
私みたいに、楊過の親世代の話、的な読み方をする人間はともかく、
確かに、ファン層とか、随分と異なっていそうな気がします。
(と云うか、『神雕侠侶』が、金庸作品としては、随分異色な気がするんですが、どうでしょう?)

> 漫画の方も、完結したら、次は『神雕侠侶』が出たりするんでしょうか?
だとしたら、作画はまた、李志清さんでしょうか?
あの細密すぎる絵で、小龍女の透明感が出るのかな?

> 郭靖はボンヤリしてるしなぁ…(^^;
でしょ。
師匠の言うことを聞いて、トラブルは避けて通りそうだし、
巻き込まれても、ぼーっとしてて、あっさり殺されそうだし(^▽^;)

その分黄蓉は、好奇心は強いし、意外にトラブルメーカーだし、

> 今作は断然、五絶が目立っているのですが、全体的には黄蓉の働きに負うトコロは大きいですね!
はい! (*^_^*)

> ドラマの方も勿論カッコイイですけど、落ち着いたイメージが先行してるかも??漫画の方が若いし、天邪鬼な東邪の感じにピッタリですよねw
ですね ♪
ドラマの方、かなり渋かったですもんね。
で、原作を読んで、意外と人間臭い方だったのね、と。
漫画の方、そのあたりもよく表してますね。

> 点目は…結構色々なキャラがなってますよね!ついついツッコミたくなる…(^^)
確かに (笑)
でも、郭靖の点目って言うのが、一番似合っているような (^m^)

> 6/30には続刊購入予定ですので、reiさんからお借りした本の返却と一緒に同梱してお送りしますね!
いつもすまないねぇ(コホ、コホ)……じゃなくて!(笑)
ありがとうございます \(^o^)/

では、私のほうも、何か面白そうなものを見繕って……
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.06/26 19:36分 
  • [Edit]
  • [Res]

氷無月さんへ 

> 【筋金入りの楊過迷】ですかププッ ( ̄m ̄*)
……なんだそうです(笑)
まあ、そうでなきゃ、そもそも二次小説なんてねぇ。
(お互いに (^_-)-☆)

> でも、その気持ちよくわかります!! わたしとて、きっと冬獅郎君のそういう、話とか、別目線からかかれた本とかあったら、絶対総読みしますもん!! もう・・貴方のすべてが知りたい!って感じになりますものね(笑)
分かってくれますか! ありがとう!!
そうなんですよ。
で、つい、『楊過』で検索をかけて、妙な記事を拾っちゃったりして (^▽^;)

……と云うのも、やっぱり【愛】ゆえでしょうか (笑)

  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.06/26 19:45分 
  • [Edit]
  • [Res]

はじめまして 

こんにちは。お初にコメントいたします(^^)/
Chiepyと申します。
いろいろなところ(って言っても、
どぅい姐様のとこと阿吉さんのことで主に(笑))で、
お名前拝見しておりましたm(_ _)m

『神雕侠侶』っていうのは、射の続編なんですね~?
でも、単体として観ても、面白そうな感じですね~?
射とは、ファン層が異なるくらい(!?)テイストが違うんですか~。
私も、次に是非見てみたいと思っている作品です。

>両親である楊康と穆念慈(ぼく・ねんじ)
いまのところ、まだ結ばれない彼らを見ているので、
「両親」というと、『そうなんだ~』と、感慨深いものがあります(笑)
  • posted by Chiepy 
  • URL 
  • 2009.07/14 21:03分 
  • [Edit]
  • [Res]

Chiepy さんへ 

ようこそ、おいで下さいました。
訪問&コメント、ありがとうございます (^^)

> 『神雕侠侶』っていうのは、射の続編なんですね~?
はい。
主人公は、楊康と僕念慈の息子の楊過ですが、いわば、この2人と、郭靖、黄蓉の子供世代の話です。
で、単体で見ても、『射英雄伝』を知らない人が見ても、楽しめる造りにはなっています。
『射雕』と共通の登場人物も、多く登場しますし。

で、そうですねぇ。ファン層については知りませんが、本当に、テイストは異なります。
というか、金庸作品の中でも、純愛と、その成就がここまで前面に出ているのは、この作品が一番ではないかと云う気がします。

> 私も、次に是非見てみたいと思っている作品です。
は~い。
ぜひ、ぜひ、ご覧になって下さい。
ただし、子役時代の楊過が可愛くない(容姿も性格も)のは、ほぼ万人が認めるところですし、
青年期の楊過も、なかなか格好良くなってくれないので、
そのあたりは、ちょっとガマンしながら見てやって下さいませ。

>いまのところ、まだ結ばれない彼らを見ているので、
> 「両親」というと、『そうなんだ~』と、感慨深いものがあります(笑)
なるほど~。
私は逆方向から(『神』→『射雕』の順ですね)入った感じですが、
やはり、結ばれる前の2人を見ていると、感慨を受けますものね。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.07/15 19:14分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

Trackback

トラックバック URL
»»この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

漫画『射?英雄伝』

関東や東海地方に先を越されて、一体いつになったら明けるのかと思っていた梅雨ですが、中国地方でもようやく明けたようです。でもね、今...

ご案内

プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

最近の記事

FC2カウンター

月別アーカイブ

あし@

Pika_Mouse

powered by
3ET

右サイドメニュー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索