2009/07/18 (Sat) 鹿鼎記 第23週

通吃島で7人の妻と1匹の犬(なぜか、洞窟にいました)と楽しく暮らす韋小宝(い・しょうほう)
ですが、建寧公主には、ちょっぴり(いや、かなり)意地悪。
けれど、その分、他の夫人たちが、団結して小宝をからかったり、苛めたり。
公主がスネれば、慰めたり、なだめたり。
(てことは、小宝の公主いぢめ、奥サンたちが仲良く暮らすための作戦かなぁと云う気もしないでもありませんが、はたして、そこまで考える男かぁ? 小宝って?)

岡崎由美先生が、『笑傲江湖』に後書きがわりに収録されていた対談で言っておられたように、小宝が7人の妻を持っているのではなくて、7人の妻たちが、小宝1人を共有しているという形になってきている模様です。

さて、そのころ、


どうしても小宝を連れ戻したい康熙帝、趙棟東、王進宝の2人に、小宝と建寧公主たちが隠れたらしい島々を、しらみつぶしに探すようにと命令。
さらに、こう叫びながら捜せば、必ず出て来るはずと、ある言葉を、紙に書いて渡します。
その言葉とは

 小桂子ぃ、小玄子が逢いに来たぞぉ~

というもの。

島中に響き渡る、この言葉を聞いた小宝、
「皇帝に仕えるのは、虎に仕えるのも同じようなもの。酒も芝居も博打もないけど、この島の暮らしのほうが、気楽で、ずっといい」
なんて云ってたくせに、
(で、「兄上様は、あんなによくしてあげたのに!」と、例によって建寧公主とケンカになったくせに)
「まさか、小玄子が死んで、魂が逢いに来たのか!?」
声を求めて、出て行ってしまいます。
(小玄子が聞いたら、勝手に殺すなって怒るよ(笑)

そうして、海岸で小玄子の名を呼んでいて、ふと気付けば…………

ズラ~リ、と、後ろに並んでいるのは、清のお役人たち。
と、趙棟東と、王進宝。

しまった! 謀られた!! と、ほぞを噛んだ小宝でしたが、話を聞いてみれば、2人は罪人として自分を捕らえに来たわけではない、ということに安心。

と、そこへ進み出た宦官が、聖旨として小宝に手渡したのは、オーバイを捕らえたときをはじめとして、これまでに小宝が立てた手柄の数々を絵にしたもの。
(一枚一枚を海岸に並べ、風で飛んでしまった一枚を「小玄子~」と呼びながら、這いずるように追いかける小宝が、なんか愛おしいです)

さらに、続けて読み上げられた聖旨には、
「べらぼうめ、何処へ消えうせやがった。建寧まで拐いやがって。俺様の義弟におさまる気か?」
くだけた調子で、一切は不問に付すから、自分の婚礼までには帰って来いというないようのことが書かれていました。

幼友達の“小玄子”の思いやりに感激する小宝でしたが、それにもれなく『天地会を滅ぼすこと』という条件がくっついているのを知って、
   そんなコトをしたら、俺は、呉三桂や風際中と同じ売国奴になっちまう。

もし、拒否して首を刎ねられるというなら降参だが、そうでもない限りは、何とかして避けなけりゃと、一計を案じます。
(って、この考えだけは終始一貫してるのが偉いもんです)

それで、そうして、
まずは、公主が身重なので、すぐには島を離れることが出来ないと、牽制球を一つ。
さらには、自分は『天地会』の香主なので、その『天地会』を滅ぼすなどと云う“義に背く”真似は出来ないと言い、趙棟東、王進宝、両人の同意を得、
そうして、トドメ(笑)
現在の自分が、陛下のご厚情に報いるにはこれしかないと、やおら超棟東の剣を抜いて、自害の真似を~
で、当然ながら真に受けて、咄嗟に剣を掴み止めるご両人ですが、
趙棟東さんなんて、刃の方を素手で掴むんだものな~ (^▽^;)
演技とはいえ、見てたこちら、思わず

「趙兄貴、手! 手! (^O^;)」

(そりゃ、刃物は引かなきゃ切れないとはいえ、あれは、内力でも使って、手に剣をぴったり張り付かせでもしない限り、大抵は、指、切れます)

そんな具合で、しばしも見合った後、冗談だよと、あっさり剣をおさめる小宝 ヾ(^o^;オイオイ・・・
陛下は俺の気性をご存知だからと笑うと、2人にとりなしを頼み、さらには、主だったものを博打に誘います。
(で、こういう所にまで、きっちりサイコロを持ってきている王進宝さんって (^▽^;)

と、その頃、小宝の奥さん達は……
実は、小宝が趙棟東さんと会った時点で、「迎えが来たのね~」と、ゾロゾロ海岸へ出てきてて、宦官が聖旨を見せる段階で、これは密勅だからと追い払われていたのでした。
で、住まいにしている洞窟へ戻った奥さん達、阿珂、蘇荃(そ・せん)の順で次々と産気づき~
(「産まれるわよ~」と一人で叫んでた公主も、人事ではなかったわけで(笑)

久々の賭博と一人がちで大いに盛り上がっていた小宝、
(勝ち分をご祝儀としてバラ撒くことを忘れないあたりが、いかにも~ですが)
「若様~ぁ。赤ちゃんが!!」
知らせにやってきた双児を見て、産まれたかと大喜びですっ飛んでいってしまいます。
(何やら一人でバタバタ騒ぎを演じていた宦官が、「宦官でも子供が出来るのか!」と感激してたのが、笑えました。この人の持ってる情報、遅すぎ(笑)

そうして、小宝が洞窟へ駆けつけてみると、阿珂と蘇荃の子供は、すでに産まれていて、
(ものすご~く、軽いお産だったわけね)
現在は、建公主が苦しんでいる真っ最中。
で、
「公主。がんばれ。いきめ。フッ、フッ、ハー」
…………………………郭靖じゃないんだから ヾ(^o^;)
(このシーン、シャレで入れたかな、張P?(笑)

という次第で、小宝クン、あっというまにチビ小宝2人と、チビ公主1人の父親になっておりました。

と、そうなってみると、炊事当番はサイコロで決めようなんていってた割には、意外にマメ男ぶりを発揮する小宝、
食事作りに、オムツ替えにと、大車輪の活躍~
(エプロンとお揃いの鉢巻が笑えます)
ですが、少々    いや、かなり疲れ気味のようです。
(と云う状態の若様を、双児が放っておくとは、普通は考えられないんですが、みんなと一緒に、おなかをすかせた雛鳥をやってるんだものなぁ……)

さらに、子供たちに名前をつけてと言われ、俺は学がないからと、一旦断った小宝ですが、
父親なんだからと、たってといわれ、サイコロを振って決めることに。
で、長男(阿珂の子供)は虎頭(ことう)、次男(蘇荃の子供)は銅錘(どうすい)にと順調に決まったのですが、
娘の名前を決める段になって、出たのは2の目が2つ。
「う~ん。娘は……ちょっと変わった名前だな」
「なに?」
「板櫈(はんとう=腰掛けの意味)だ」
「いやよ! 板櫈だなんて」
そんなだったら、娘の名前は自分で決めると、公主がもう一度サイコロを振ると……
出た目は、やはり2が2つ。
泣き出した公主に、2は双だから、双双(そうそう)とすればいいわと蘇荃がとりなして、その場はおさまりましたが~
もし、板櫈のままだったら、小宝、娘に恨まれてたぞ~

一方、
趙・王2人の報告を受けた康熙帝は、なぜ無理にでも連れ戻さなかったかのかと怒りと失望を見せますが、
即座に趙棟東に新たな命を下し、建寧公主の護衛の名目で、島に五百の兵を駐留させ、小宝を一等通吃伯に任じます。
そうして、さらに、もし、天地会を滅ぼせと言う聖旨に従えないようなら、一生、島で魚釣りをしていろという命令も付け加えます。

で、その条件だけは金輪際呑めない小宝と、延々、数年にわたる意地比べが続くんですが~
なんだって康熙帝、そうまで“小宝に”天地会を滅ぼさせたがるんですかねぇ?

そんな日々の中、阿珂が虎頭に、官服を着せた人形を剣で突かせているのを見て、
まだ俺を恨んでいるのかと肝を冷やしたり、
(でも、阿珂が敵と想定していたのは鄭公子で    相変わらず気性の激しい阿珂です)

阿珂に口づけをねだったら、肩車をされていた虎頭が真似をして、お父さんの頭にチュッとしたり、
(またまた、子役たちが、無茶苦茶可愛くて~

chtu!

と、そうこうするうちに、呉三桂は病に斃れ、世にいう三藩の乱は終結。
呉三桂の宝物のうちの、虎の絵が浮かび上がった衝立が島に届けられ、呉三桂討伐のための将を推薦した功績で、小宝も昇進します。

が、阿珂の母である陳円円が行方不明であることを知り、もし円円がこの島へ連れてこられたら、阿珂と一家団欒がさせてやれるのにと、残念がる小宝。

これで、婿と姑の一家団欒もいいななんて余計なことを思ったり、円円と、彼女の護衛についている胡逸之(こ・いつし)がいい仲になったら、義兄が義父を兼ねるというややこしいことになっちゃうと軽口を叩いて、阿珂に怒られたりしなきゃ、もっといいのに(笑)

   と、このこともあってか小宝、そろそろ、島の平穏な(あれで平穏とは云いがたいと思いますが)暮らしに倦んできた様子。
本土に帰って、陛下のお世話がしたいよ~と嘆いたり、
なんとか、島を脱出する方法はないかと考えを巡らしたり、
(で、妻子連れでは難しいから、一人で脱出するかと考えるあたりが~ \(`o'") こら-っ)
ついには、何やら悪夢にうなされたりもして。

と云うところへやってきたのは、今度は施琅(し・ろう)の船。
実は台湾・延平王府、鄭公子が後を継いだのですが、当然、このばかサマに台湾が支えきれるはずはなく、ついに清朝に降伏したのでありました。

で、その功績で施琅は侯に任じられ、その施琅を推薦した功績で、小宝も二等通吃侯に任じられたのでした。

施琅自身から、その知らせを受け、
あいつが朝廷に降伏してしまったのでは、もう、師父の復讐は出来ないと、悔しがる小宝。

同時に、これは康熙帝がもたらしてくれたチャンス! と、施琅を利用して、島を抜け出す方法を考え始めます。


と云うところで、以下次週。

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No title 

>海岸で小玄子の名を呼んでいて
他人様のラブラブ風景はあまり長いとダレてしまう…という回でしたが、ここはグッときましたね~!

虎頭(ことう)、銅錘(どうすい)、
そして板櫈(はんとう)、
どれがどう変わってるか、というのは
良く解らないんですけど、小宝らしい名づけ方法ですよね(^^;意味まで考えたら、確かに板櫈となってた場合、娘はグレますな!(っていうか、名づけ方法を聞いたら長男・次男もグレないでしょうか?)

>なんだって康熙帝、そうまで“小宝に”天地会を滅ぼさせたがるんですかねぇ?
ほんとにねぇ…これはもう意地なんでしょうか?ものすごい嫉妬心を感じるのですが・・・

2009/07/19 23:19 | 阿吉 [ 編集 ]


No title 

>小宝が7人の妻を持っているのではなくて、7人の妻たちが、小宝1人を共有しているという形になってきている模様
なるほど、確かにそんな感じ!言いえて妙ですね~。

>もし、板櫈のままだったら、小宝、娘に恨まれてたぞ~
ほんとですよね(^^;)
しかし、サイコロの目、小宝はイカサマができたんじゃなかったっけ?わざと公主の時だけそんな目を出したの?とか思ったり。公主に対しては、小宝は不思議と強気ですよね。相手の方から惚れたって言うんなら曾柔だってそうなのに。これは、相手の性格によるのかしら。

康熙帝、小宝と天地会のつながりにこだわってますよね。やはり、オレだけに忠義を尽くせっていう嫉妬でしょうか?

2009/07/19 23:40 | ふく*たま [ 編集 ]


阿吉さんへ 

>ここはグッときましたね~!
小宝の康熙帝~と云うより、小玄子への想い、ここまで強かったのか! と思わせられました。
その割には、チビ皇帝とかも言ってますが (^▽^;)

子供たちの名前、虎頭は、まあ、幼名だし、当たり前な感じがしますし、銅錘にしても、中国の昔話で鉄臼、鉄杵と云う名前が出てきたので、それもアリかなとは思えますが、板櫈(こしかけ)はねぇ。

>娘はグレますな!
ですね、絶対に。

>名づけ方法を聞いたら長男・次男もグレないでしょうか?
たしかに、グレそうですね。
それとも、小宝の息子だから、「さすが、父ちゃん!」と思ったりして? (笑)

>ものすごい嫉妬心を感じるのですが・・・
やはり、嫉妬でしょうか。
先週(24週)分を見ていて、ふと、旦那の浮気に目を光らせる奥様を連想してしまったくらいですし。

2009/07/22 18:43 | rei★azumi [ 編集 ]


ふく*たま さんへ 

>なるほど、確かにそんな感じ!言いえて妙ですね~。
でしょ (^_^)
さすが、岡崎先生です。

>サイコロの目、小宝はイカサマができたんじゃなかったっけ?
得意ですが、さすがに子供の命名には使わないでしょ~と思うんですが。
でも、小宝のことだから、わからない?

しかし、小宝、本当に公主に対しては強気というか、意地悪ですね。
まあ、曾柔との扱いの差は、曾柔が、言うべきときにはピシリと言うけれど、あとはおとなしめなのに対し、
公主のほうは気が強くて、どんどんわがままを言ったり、突っかかってくる、という部分が大きいんでしょう。
ただ、もうちょっとこう、“じゃれあい”って雰囲気が出ても、悪くなかったんじゃないか、とは思えました。

>オレだけに忠義を尽くせっていう嫉妬でしょうか?
そんな感じですね。
康熙帝、ここまで来ると、もはや古女房の気分? ヾ(--;)ぉぃぉぃ

2009/07/22 18:51 | rei★azumi [ 編集 ]


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ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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