秋水長天

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『風雲2』 第5集~第8集

さて、かっぱえびせんの2袋目~もとい、『風雲2』DVDの第二巻ですが……




(例によって、ネタばれと突っ込み満載ですので、ご注意下さい)





漸く記憶の戻った夢を再びその手に収めた帝釈天は、彼女を救うためには  と、風に毒薬を飲むことを要求。
が、しかし、それは実は毒薬ではなく、風を再び『魔』に堕とすための魔血。

帝釈天本人の口からそれを聞かせられた雲は、風の危機を救うため、楚楚を追うのを中断、風の元へ駆けつけますが、正気を失った風との戦いの末、崖下に転落。消息を断ちます。
(ここ、激闘と言いたかったんですが、雲VS帝釈天に比較すると、意外に呆気なかったもので(^_^;)

一旦は正気を失い、帝釈天に操られるままに大量殺戮を犯した風ですが、洞窟に籠もり、家伝の『氷心の法』によって数年がかりで魔血を克服。
帝釈天を討つべく、外界へ戻ります。

  という、この『氷心の法』って、ドラマでは、ずーっと「心氷のごとく澄み、天崩るるとも驚かず」って唱えて精神を集中するんですが、
これをやってる最中に後ろから忍び寄って、「わっ!!」ってやったら、死ぬほどビックリするだろうなって、つい、ろくでもないことを思いついちゃいました ヾ(^o^;オイオイ・・・

それにしても、洞窟にこもってた間、食料はどうしてたかな?
買出しに出て、うっかり魔血が騒ぎ出したら拙いだろうし。

一方、大量殺戮事件以降消息の知れなくなった風を捜し求める夢は、途中、暴漢に襲われている母子を助けますが、母親の方は、すでに毒掌を受けており、
その、瀕死の母親から、子供の養育と、成長しても決して武芸を教えないことを頼まれ、子供の出自を示す手紙と剣を託され、その子供  龍児を養子にします。

という、この龍児、原作では銀髪で、額に天目(神格を示す第三の目)を持つ、かなり派手な容姿。
で、剣聖(と云うと、『風雲ストームライダーズ』で、雄覇を圧倒しながら、楚楚に“つん“ってされて消滅しちゃった、あの方ですね)の死と同日同時刻に産まれた、剣聖の転生とみなされる少年で、養い親も別の人。
ということは、原作では、風・雲たちとも、これと異なる絡み方をしてくるんでしょうが……
そのあたりのことは、八雲幇主が解説に来てくださると嬉しいな、っと (^m^)ムフ……

して、また一方、愛児である雲児を殺したのは雲であると誤解し、彼の元を去ってしまった楚楚、
剣晨の手から本物の雲児を戻され、雲に対する誤解は解けたのですが、
今度は、風と雲が戦った末に、とも倒れで死んだと思い込み、風雲の遺産である剣と秘伝書を狙う江湖の武芸者達から、付け狙われることとなります。
(って、相も変わらず、江湖での噂の足の速さと、歪んだ伝わり具合には  というか、風雲の戦いは、夢しか目撃してないはずなのに、情報源はどこにあるんだ!?)

そんな母子を助け、楚楚に拒絶されたあとも、密かに守り続ける、健気な剣晨。
(まあ、この剣晨の楚楚に対する執着ってのも、半ばストーカー的ではあるんですが(^_^;)

で、その頃、雲はと云うと  

漁師の父娘に救われていたのですが、崖から落ちた衝撃のためか、一切の記憶を失ってしまっておりました。
(しかも、絶世好剣は、な~んとなく気味悪く感じたお父さんが、雲が気を失ってる間に仕舞っちゃったし)

そうして、その漁師の娘、目の不自由な紫凝が自分に好意を寄せてくれているのを知り、
また、雲自身も、日ごろの紫凝の挙措に、魅かれるものを感じていたのでしょう、
彼女と結婚、過去の一切を捨て去ることを決意します。

……はいいんですが、江湖者  と云うか、武林の人間である風雲や第二夢、雲の妻である楚楚が丐幇(かいほう)ルックなのは、まあ、三百歩くらい譲って、いいことにするとしても、
カタギの漁師の娘である紫凝までが丐幇ルックにじゃらじゃらのネックレスってのは、いかがなものでしょうかねぇ。
子育て中の夢が、あれは、変装の意味もあるんでしょうが、普通の庶民の服装をしてるってのに。

というのは、おいておいて、

そうして、数年の月日が流れ~
と云うのが、非常に大まかなストーリーなんですが、

さて、今回の突っ込みポイント-☆ ヾ(--;)ぉぃぉぃ
まだ突っ込む気かよ、私~(^▽^;)

まずは、帝釈天本人が、雲のところへ、風に魔血を飲ませたからって言いに来るシーン、
あの時代に潜水艦があるのか、スクリューがあるのかっ!? ってのは、
“あの”特撮ヒーローものの名作『仮面の忍者赤影』とかって、戦国時代にロボットは出るわ、UFOまがいの水空両用機(大卍です)は出るわ、赤影さんの刀の鞘は銃になってるわ(しかも、確か連発銃でしたな)という無茶な作品もあるので、まあ、良いとして、

帝釈天ともあろうモノが、自分で、しかも、鳥人間コンテストの足踏み式人力飛行機のような形態でペダルをこいでるって……(^▽^;)
思わず、あんた、部下はおらんの? と突っ込みを入れちゃいましたが、
結局は、自分が遊びたいだけなんでしょうな、この厄介な自称カミさまは (~_~;)

で、雲にやられてりゃ、世話はない~あれは、雲を油断させるためにわざと倒されたふりをしたのか、本当にやられたけど、不死だから助かったのか、ちょっと迷うところですが、
それにしても、あそこでの雲のアクションといい、
(水中にもぐって、潜水艦を持ち上げたのにはひっくり返りましたが)
1巻での東西南北との戦いといい、見せ場の作り方が上手いんでしょうが、なんか、雲のほうが風より腕が立つように見受けられます。

と、あと、風の性格がね~
(ホント、『続・風雲』の時って、あんな性格してたかな (^_^;)
再び死体に戻されてしまった(?)夢を助けるために、毒薬を飲むようにと帝釈天に要求されて、
で、その帝釈天が、この毒薬は、簡単に死ねる毒ではない、
「三日三晩、のたうちまわって苦しんだ挙げ句に、内臓から云々」
と、脅し文句を並べてる最中に、手にした丸薬を、いとも無造作にパクリ ヾ(^o^;オイオイオイ・・・

漸く再会できた夢が、夜、寝台の中で、「なんだか眠れないのと」といえば、
「俺に任せろ」と  おい、こら! 昏睡穴を点穴してどーする!? (^▽^;)

と云う次第で、風の“イイ性格”ぶり(と云うか、何かの時のハズしぶり)、ますます拍車がかかってる気がします。
尤も、ああいう性格でもしてなきゃ、あんな事件と災難続きの人生、やってゆけませんわな。
(一旦は、再び『魔』に堕ちるくらいならと、夢と心中を決意してるくらいだし)

あ、そう言えば、これは突込みではないんですが、
紫凝と楚楚、一度顔を合わせてまして、
(その間、雲は婚礼のロウソクを買いに行っていました)
話の様子から、楚楚の探しているのは雲だと悟りながら、雲を手放したくない紫凝、思わず嘘をついてしまうんですが、

その良心の呵責から、婚礼の夜、過去は気にならないのかと雲に問う紫凝に、
『卓山』の名を与えられた、あのときまでは、ずっと気になっていたと答えた雲、
そのとき、風呂場で、自分の体に刻まれた無数の傷痕を目にして、
過去の自分は暴虐非道の大悪人か、善人ならば哀れな悲運の男、いずれにしても、悲惨な悪夢の連続だったに違いない。
そんな過去なら、奇麗に忘れ去って、この家に留まって生まれ変わりたいと告げます。
(このシーンは、かなり好き)
(しかし、まかり間違っても、武林の英雄だったとは想像しないんだね、雲)

と云うところで、つらつらと思い返してみれば、雲も風も、戦って勝ち抜くだけの力は持っていたと云うものの、かなり悲惨な人生だったんだなぁと、改めて思ったことでした。
(親は殺されるわ、師匠は悪人だわ、想い人には死なれるわ、親友の厄介ごとには巻き込まれるわ~)

その人生の悲惨さ、帝釈天のせいで、これ以後のさらにグレードアップしてゆくようなのですが……


と云うところで、返却期限なので、DVDを返しに行って来ます。

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Comment

劍聖 

解説に来ましたw

『氷心の法』(冰心訣)の修行を重ねると、感覚が研ぎ澄まされて気配や音に敏感になるため気付かれずに近づくのは無理です(^^;
原作の初登場時に子供のときの風を斷浪が脅かそうとして失敗するシーンがでてきます。

龍児が銀髪なのは実父が西洋人のため。劍聖の生まれ変わりとされる龍児は、龍袖・鳳舞夫婦に育てられます。
映画版で龍袖・鳳舞夫婦は千年氷のところで登場しますが、本来の役どころではありません。
かつて一人で武林を壊滅状態に追い込み、当時最強だった劍聖にも勝った若いときの無名は、以降武林神話と呼ばれます。
その時に師父を無名に殺されたと思い仇敵として狙っていたのが龍袖。
無名に忠誠を誓った3人の従者の一人で、弓をとっては天下一、軽功でも風に比肩する実力者が鳳舞です。(あとの二人は、七海龍王と鬼虎)
無名が愛妻を毒殺された(犯人は破軍)ことで、己の傲慢を悔い隠遁すると、鳳舞も無名をひそかに護りながら素性を隠して龍袖に嫁ぎます。(後に無名と龍袖は和解します)
しかし、二人とも江湖での争いで多くの命を奪っていたため、泥菩薩に「業のため二人の間に子供は生まれない」といわれるが同時に「3年後には子供を授かるだろう」と予言されます。そして出会ったのが龍児です。
生まれながらにして剣の天才の龍児は、教えてもらわずとも自然と奥義をさとり龍袖たちを瞠目させます。自分たちの手に負える器ではないと感じた二人は龍児に真実を告げ形見の剣をわたし、龍児は旅立ちます。
常に影から見守っていた無名は、姿を見せることなく龍児に劍聖の奥義「聖靈劍法」を伝授。龍児はまるで知っていたかのように習得します。
その後、実父に出会い、懐空の義侠心に学び、歩驚雲の子・歩天との友情をはぐくみます…が、新たな劍聖となる龍児の活躍は、このドラマよりずっとあとの原作第3部になってからです(^^;

長くなってしまいました(^^; 失礼m(__)m
  • posted by 八雲慶次郎 
  • URL 
  • 2009.09/12 16:23分 
  • [Edit]
  • [Res]

八雲さんへ 

早速の、しかも長文の解説、多謝、感謝です。
しかし、ちょっとした記事くらいありますもんね~。
大変でしたでしょう。

>原作の初登場時に子供のときの風を斷浪が脅かそうとして失敗するシーンがでてきます。
あははは……。
やはり、やったのがいましたか。
しかも、断浪って(^▽^;)
子供のころの断浪って、お茶目だったんですね。
(それが、あ~んなにグレてしまって……(~_~;)

しかし、そういうエピソードで『氷心訣』の説明をするって、馬榮成先生、上手いですね。

それから、肝心の龍児については~
原作とドラマ、こ~んなに違っているんですね!
(共通してるところは、武芸の天才って所だけ?)

そうすると、龍児の本来の活躍は、第3部からなハズですが、
設定を大幅に変えてまでドラマに登場させたのは、風と夢を引き離すこと以外に、まだ、何か役割があるんでしょうかね?
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.09/12 19:01分 
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  • [Res]

No title 

潜水艦~~、大笑いしました~!
あのペダルをこぐっていうのが、湖によくある白鳥の形をした足こぎボートを連想させて、爆笑でした。
一応、竹製ってことになってたようですが、それにしても、誰が作ったんでしょうね?帝釈天?・・・(^^;)

>雲のほうが風より腕が立つように見受けられます。
私も、風より雲の方が腕は上だと思います。
風って肝心なところで倒れてたりするような気が……(^^;)
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2009.09/14 14:46分 
  • [Edit]
  • [Res]

ふく*たま さんへ 

>潜水艦~~、大笑いしました~!
でしょ~ (^▽^;)
しかも、なんか、凄い発想の割には、セコイ潜水艦で、そのギャップもまた笑えたりして。

>誰が作ったんでしょうね?帝釈天?・・・(^^;)
だとしたら……
一人、こっそり手作りしてる図なんてのを想像して…… (・・*)。。oO(想像中)
これまた、爆笑モノですね  ヾ(@^▽^@)ノ

>風って肝心なところで倒れてたりするような気が……(^^;)
そう、そう。
しかも、いつまで立っても不意打ちに弱いし(^_^;)
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.09/14 18:22分 
  • [Edit]
  • [Res]

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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