『風雲2』 第17集~22集

ええと……
DVDの6巻目が2話しか入ってないのは、販売されたDVD-BOXが1と2に分かれてるせいなんですね。

と云うことで、一応この段階で『風雲2』の前半を見終わったことになりますが……


特に、この5~6巻って、エピソードと云うか事件てんこ盛りだった割りには、まだまだ帝釈天の最終目的というものが見えてこない。
(風雲が行方不明だった数年間で天門を作ってたのかと思ってたら、駱仙が帝釈天の弟子になって21年とかで、天門は、それより前からあったみたいですし)

この感じじゃぁ、あと20話あるとはいえ、クライマックスのラスボスとVS風雲の対決に持ってゆくには、相当な力技が要るんじゃないか~なんて気がいたしました。

さて。

例に拠ってのネタバレ満載ですので、ご注意下さい

漸く風と再会したものの、風に対する唯一の記憶が、千丈崖から突き落とされたときの雲、風を敵と認識して攻撃を仕掛けます。
が、先の断浪との戦いで内傷を負っていた上に、無理に功力を使おうとしたため、倒れてしまい、妻子共々風と駱仙に保護されますが……

連れて行かれた先が、よりにもよって断浪の家なんだもんな~
(断浪もきっと、物凄く厭だったろうと思う。
 しかも、「絶世好剣がいつまでも雲の近くにあると思うの? こんなところでウロウロしてるヒマがあったら、とっとと探しに行きなさい!」てな具合で、駱仙に叱られてるし)

そのせいで、天門外部のものに情報を流したとして、屋敷に運び込まれた南巒諸葛(いつぞやの愉快な東西南北の1人で、風が情報を聞き出そうといぢめてました(^▽^;)に、断浪が丸薬を飲ませて変化させた神獣に紫凝を殺され、天児を奪われ、その代償のように、全ての記憶を取り戻します。

「俺が……殺した」
自分のせいで、また愛する女性を死なせてしまったと、無意識のうちに訪れた、かつて最愛の孔慈を葬った皇后陵で、紫凝の亡骸を前に涙する雲。
この、『不哭死神』と呼ばれた漢の流す涙と嘆きは、見ていて胸に迫ります。
(でも、紫凝は幸せだと想うよ。好きになった人と一緒になれて、大切にしてもらって、死ぬ前に旦那さんと子供の顔も見られて、死んだらこんなに悲しんでもらえて)

そうして、愛する2人の女性の女性に殉じて、ここで死ぬことを望んだ雲でしたが、地下に棲む謎の人物に陵を追われ、まだやり残したことがあるのではとの言葉に、はたと気づき、(ここで漸く、雲児と楚楚のことも思い出し(^_^;)
その、やり残したことを果たすべく、再び立ち上がって、歩き出します。
(しかし、……てことは、雲の心の中での優先順位、孔慈・紫凝>雲児・天児>楚楚ってこと? それでは、楚楚があまりに哀れな……(T_T)

と云う雲の姿を  と云っても、紫凝を抱いて廟へ入っていって、入り繰りをふさいでいる岩を割るところまでですが  見ていたのは、何と剣晨。
実は、影に日向にと楚楚母子を守っているうちに、顔を合わせた雲児が、本能的に“父”を感じたんでしょうねぇ、「父さん!」と懐いちゃったので、楚楚とは形だけの夫婦になって、2人を守っていたのでした。

で、何だってこんなところにいたのかと云うと、毎年(死んだと思われている)雲の代わりに孔慈の墓参りに来る楚楚に付いてきていたのでした  って、なんか、辛い立場だよね~
雲児が、父さん大好き! って感じで懐いてるのが救いですケド。
(それでも、「俺は幸福だった」っていうんだから、誠実と云うか律儀というか、“いい人”ぶりが向こう側へ突き抜けてるというか……(^_^;)
(断浪あたりだったら、確実に馬鹿呼ばわりするでしょうが)

そうして剣晨、雲を見かけたことを楚楚に告げるかどうか迷うのですが、結局は話してしまいます。

慌てて皇后稜へ駆けつける楚楚。
ですが、すでに雲は立ち去ったあとで、失望した楚楚は、雲児と共に剣晨のもとから姿を消し  と思ったら、なんと、無名(雲と剣晨の師匠です)の第三の弟子を名乗る人物に拉致されていたのでした。
しかも、この第三の弟子、天下会を再建し、10月の5日にそこで英雄大会を開くから来いという。
で、楚楚と雲児は、そのための人質にされたわけなんですね。

と云う頃、神獣と化した南巒諸葛にさらわれたはずの天児の行方を追っていた風と駱仙は、天児は懐空の兄である懐滅の元に捕らえられていると云う情報を得、無事に取り戻しますが、天児は何者かによって背骨を折られておりました。
 
この懐滅(なんか、凄い名前だわ(^▽^;) 懐空が絶世好剣の在り処を知ったと師匠のもとへ連絡を送った段階で、師妹の白玲ともども懐空の援護に遣わされてたんですが、
何はともあれ、自分の腕を上げるために、ひたすら強い相手と戦いたいと言う、とんでもない人物。
で、絶世好剣を手に入れた後も、俺は雲と戦いたいんだ! とワガママを言って、自分だけ中原に残っちゃったわけなんです。
なので、天児の背骨を折ったのは、この段階では懐滅かと思われるんですが、この人物の性格では、そういったことはやりそうにないので  
やっぱり、断浪かなぁ、一番そういうコトをやりそうなのは。

というのは、一旦置いておいて。

天児の様子を見た風、これを治せるのは神医のほかにはいないという駱仙の言葉を聞き、その神医の元へ天児を運び込みますが、
件の神医、医術の腕前はまさに神業ですが、報酬の代わりに女性を要求するというとんでもない人物。

で、今回、その女性の代わりに風に要求したのは、天児の背骨を治すための無形剣と、その持ち主である十親不認(情け知らず)と名乗る人物の首。
いわれるままに十親不認の元へ出向いた風は、その十親不認が神医の薬の実験台にされた実の娘であり、彼女もまた神医に深い恨みと殺意を抱いていることを知り(風にしては以外に乱暴なやり方で)怨恨に囚われて人生を無駄にするよりも、身近にいて真に自分を思いやってくれる人と共に生きることを諭し、無形剣を譲り受けて戻ります。

……にしても、今後、十親不認は名乗るな=十親不認は死んだ、というのは、ストレートな性格の風にしては珍しい詭弁と云うか、方便です。
で、これが、仮に雲だったら、あっさりと十親不認を殺しちゃっただろうな~と勝手に想像していたら、どうやら、そうでもなかったようですねぇ、八雲幇主?
(と、話題を振ってみる(笑)

と云うことで、背骨に無形剣を入れられ、より武芸に適した体になった天児を連れた風、駱仙とともに、天児の療養のために十親不認の家に身を寄せますが、
風への恋が決して成就するものではないと悟った駱仙が、風の元を去ってしまいます。
近くにいて疎まれるよりは、遠く離れていても、時に思い出してもらえるほうがいいと、書置きを残して。

と、ここでの駱仙は、かなりしおらしくて、それ以前もチラチラと可愛らしいところも見えたんですが、この後がね~ (~_~;)

さて。

ここで話は…………いったい、いくつに分かれるんだろうな~(^▽^;)

ともあれ、一旦、鉄心島へ戻った懐空の方へと話を移しますと……
師父の病を治すための絶世好剣を島へ持ち帰り、これで一安心と思っていたら、今度は次々と、謎の殺人事件が起こります。
しかも、懐空が師父から預けられ、管理していたはずの天罪(DVD1巻のレビューに、変わった武器と書いたアレです)が、いつの間にか盗まれており、
その他諸々、調べてゆくうちに、本当の師父は島の地下に幽閉されており、彼らが師父だと思い込まされていたのは、双子の弟の鉄狂屠(って、この人も凄い名前だ)で、
無敵の鎧、天劫を作るために絶世好剣が必要だったことを知ります。
(天劫は数種類の鉄を組み合わせて作るため、時間が立つと瓦解してしまうので、それを融合させるために絶世好剣の素材が必要だと言うんですが、その割りには絶世好剣は無傷だったんで  どういう具合に利用したのかなぁ?)

そして、鉄狂屠の手から逃れる過程で、師父と、島へ戻ってきていた兄の懐滅を喪います。

復讐のため、己の心と体に鎖をかけ、師父の遺言となった煉鉄手の技を習得すべく、天門の在り処を探す懐空。
……は、いいんですが、
鎖にかける錠前を作るシーン、熱した錠前を水につけてからトンカンやりだしたのには、思わずヾ(--;)ぉぃぉぃ

金属ってのは、熱すると柔らかくなるので、それを叩いて変形させるわけなので、
それを先に水につけて冷やしちゃってから叩いたら…………下手すりゃ割れますゾ(~_~;)
(ああ、本当に突っ込みどころの多いドラマだ (^_^;)

ともあれ、その状態で、天門の門を叩いた懐空、姿を見せた神母に、天門に入るには試練を受けなければならないと言われ、神母の掌打を受けて倒れます。

その懐空の看護のために連れてこられたのが、断情居で風の菩提を弔っていた夢。
訪ねてきた無二に、両極剣を見せられ、夢の後を追って摩陀蘭若寺を出た龍児が無二の手中にあることを知らされ(つまりは龍児を人質にされて)連れてこられたのでした。

そこで、懐空が天門への入門を望んでいることを知り、思いとどまらせようとする夢ですが、懐空が聞き入れずはずもなく、さらにそこへ懐滅の妻でありながら、本心は懐空に思いを寄せているらしい白玲が連れてこられ、
おまけに無二が、夢のことを懐空が唯一心を動かした女性だなんていうものだから、そこは、みょ~に気まずい雰囲気に(^▽^;)
(このあとの、雲、楚楚、剣晨の関係といい、脚本家さんか監督さん、この手のドロドロと云うかグチャグチャが好きみたいですねぇ(~_~;)

と云う頃、天児を連れて旅を続ける風は、江湖者たちの争いから、無名の第3の弟子が開く英雄会のことを知り、さらに、当の無名と再会。
無名の口から、天下会の再建と英雄会のことについては、すでに調査のために雲を天山へやってあることを告げられ、風には石家堡なる場所へいってほしいと頼まれます。

が、無名の言動を怪しんだ風は、密かに無名の後を尾けます。
……って、でしょうねぇ。私も怪しいと思ったもん。
と云うか、最初のころは(無名先生がなかなか登場しないせいもあって)帝釈天の正体、あの天空に現れた巨大な顔に憑依された無名かと疑ってました(笑)

それにしても、無名が入っていった家に、内功(?)を使って無数の木の葉を打ち込む風。何やってるんだ~と思いつつ、あの技は凄かった (^_^)

が、そこで無名から、自分は「武林伝説」とも言うべきある人物の指示によって動いている(天児も、その人物に預けたから安全だ)と言われ、納得して石家堡へ向かいます。
(って、なぜそこで、あっさり説得される? (笑)

と、その地で風を待ち受けていたのは  
な~んか、衣装が日本っぽいなぁと思ったら、東瀛(とうえい=武侠世界における架空日本)の剣客、皇影さんでした。
(この人の、脛丈までの短い着物に、同寸くらいの長い羽織って組み合わせ、江戸初期の傾奇者の装束で実在するみたいで、ハズしてそうで微妙にハズしてないあたりが、なんか面白いです)

で、この皇影さんも、ひたすらに強さを求め、より強い相手と戦いたいと望む、ある意味、武芸に取り憑かれた人で、中原武林に名高い無名か、その弟子の雲と戦いたいと中土にやってきたのでした。

という皇影と風とが戦っている間に、石家堡には東瀛の忍者軍団と、それを率いる東瀛の天皇(爆)が侵入。

実は、天山での英雄会というのは、この東瀛天皇の仕掛けた陽動で、以前に無名・雲師弟と戦って破れた東瀛の先帝の遺骨を取り戻しに  って、雲たち、いつの間にそんな大物と戦ったんだっ!? (@o@;)

で、この天皇と云う人がまた、無茶苦茶強くて、次々と石家堡内に配された武人と罠を蹴散らし、先帝の骨の納められた部屋まで  って、ここまで荒唐無稽をやられたら、もう、笑って見てるっきゃないですw、って感じ。

と、その石家堡の内部で待ち受けていたのは、なんと無名。
本当の東瀛先帝の骨は別の場所にあるからと、その場に天皇を案内して遺骨を引き渡し、
さらに、皇影とは後日の立会いを約束することで、東瀛の侵略を未然に防ぎます。
(あ……あのな ヾ(--;)

と云う頃、天山へ来ていた雲と剣晨は、ばったりと再会。
雲が皇后稜へ葬った女性が、雲の妻だと聞き、楚楚はまだお前を想っているのにと、雲の不実をなじる剣晨でしたが、
雲がこの数年間記憶を失っていたと知り、
「天は、なぜ俺たちにこんな罪を背負わせるんだ」
ここで、雲の頬をつーっと涙のつたうのが……何とも切ないです。

(それにしても、この2人、なぜか師弟、師兄とは呼び合わないのね。無名の2人きりの弟子だし、風と雲は、雲師兄、風師弟と呼び合ってるのに)

と云う頃、作戦中止の連絡を受け取り、撤収しようとしていた東瀛の武士たちは、なぜか訪れた断浪によって制圧され、再建なった天下会は、断浪の手に落ちます。

そうして訪れた英雄会当日、あまたの英雄好漢の群れ集う中、天劫に身を包んで登場した鉄狂屠は、その場にいた乾震なる人物を、自分が掌門になるのを妨げ、師妹との縁談を壊したと糾弾、大殺戮を始めます。

その同じ頃、英雄たちの中に、中華皇帝の側近である石将軍の姿を見つけた雲は、将軍の側近に化けて天下楼に潜入、将軍の命を狙う絶心(って、死んだんじゃなかったの!?)の企みを妨げた後、そこに来合わせた断浪と剣を交えます。
……って、結局ストーリー、全部書いちゃった(^▽^;)



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コメント

お疲れ様~

いつもながら、すっきりと読みやすくまとまっていますね、さすが!(^^)
雲が紫凝の遺体を抱いて彷徨っている時、思わず「行動パターン変わってないやーん!」と笑っちゃいました(^^;)
前作とセットが変わっているせいで、雲が来たのは一体どこなの?って感じでしたが(笑)
無名の登場は怪しかったですよねぇ。私もすっかり騙されました。しかし、東瀛の陰謀がわかってて、何も言わずに雲や風を遣わすって、無名も人が悪い…。
懐空も器用ですね。家も作り、錠前も作り…何でもできちゃう(笑)
天児に怪我を負わせたのは、ドラマでは、結局誰か分からず仕舞いでした。
私は、駱仙が治せるはずじゃないの~?と思って見てたんですが、神医の登場は、天児の背骨に無形剣を入れるために必要な話だったんでしょうね。
これから、またまた一波乱、二波乱・・・

ふく*たま さんへ

ありがとうとございます。
ふく*たまさんこそ、レビューお疲れ様でした。

>雲が紫凝の遺体を抱いて彷徨っている時、思わず「行動パターン変わってないやーん!」と笑っちゃいました(^^;)
そっ……そういえば!
無意識の行動とはいえ、雲ってば(~_~;)

>無名の登場は怪しかったですよねぇ。私もすっかり騙されました。
ですよねぇ。しかも、姿まで妖しげに変わってるし(笑)
それにしても、敵を欺くにはまず味方から~なのかも知れませんが、秘密主義も時と場合、ですよね。

>懐空も器用ですね。
錠前は、師父が鍛冶師でもあるようなので、まあいいとしも、家を立てちゃったのにはビックリでした。しかも、超短期間で!

>神医の登場は、天児の背骨に無形剣を入れるために必要な話だったんでしょうね。
らしいですね。
それと、天児を医者へ連れて行くの、原作では雲になっていて、駱仙は同行していなかったので、そこの絡みもあるかと。

>これから、またまた一波乱、二波乱・・
はい。私も全巻見終わりましたが、本当に波乱万丈でしたね(^▽^;)
(でも、面白かったです)

神医

十親不認は原作では男で、雲が無形剣を取りに行きますが会話は少ないもののやり取りはドラマと似たようなものです。
十親不認が自害しようとすると「お前に死んでほしくないと思うものがいる限り、命を粗末にするものではない」という感じのことを雲は言って、剣を譲り受けて立ち去ります。

歩天の背骨を折ったのは「狂森」というドラマに出てこないキャラです。犯人がいないなんて(^^;
狂森は鉄狂屠の子ですが、野望のため薬などを使い強化され従順にするため子供程度の知能しか与えられていません。そして狂森も神医の実験台でした。
この狂森に使った神医の秘薬「逆乾坤」が原作では後々重要なポイントになってくるのですが…ドラマではでてきません(^^;

雲は楚楚のことがあるので劍晨は呼び捨てです。
そして20年後にようやく師兄と呼ぶことになります。

前作ドラマでは雄覇をボスにしたため改編されていますが、原作では雄覇の死後に絶無神や絶心が登場。その次に東瀛から天皇が龍脈を狙って来襲。天皇は絶無神とかよりはるかに強いです。しかし雲と無名により天皇は自害します。

八雲さんへ

いつもながら、丁寧な解説、ありがとうございます。

それにしても、雲も随分丸くなったというか~~あ、元々、本質は優しいんでしたっけ。

>歩天の背骨を折ったのは「狂森」というドラマに出てこないキャラです。
原作を眺めてて(読めませんので(^▽^;)なんか、「北斗の拳」に登場しそうなキャラが出てる。これは誰? と思ってたんですが、そういう人だったんですね。
それにしても、原作では、そんなに深いつながりが……。
ドラマでは犯人が不明なので、断浪か、南巒諸葛の変身した神獣かと、色んなキャラに濡れ衣を着せてしまいました(笑)

>20年後にようやく師兄と呼ぶことになります。
に……20年ですか (~_~;)
(何と云うべきか~)

>東瀛から天皇が龍脈を狙って来襲。
と云うのが、改変のせいで省略されてしまったのですね。
だったらドラマの方、雄覇との戦いを省略して、そちらのエピソードを入れてくれても良かったのに。

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