きわめつき武侠小説指南 金庸ワールドを読み解く

まずは、18号台風の被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げると共に、一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。

……てな時に、こういうことを書いてて良いのかしら~と云う気も、ちらっとは、いたしますが……

きわめつき武侠小説指南―金庸ワールドを読み解くきわめつき武侠小説指南―金庸ワールドを読み解く
(1998/04)
岡崎 由美

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……というタイトルですが、これ、指南書と云うよりは、金庸迷  と言えるのは、岡崎、土屋量先生くらいかな。この本の発行が1998年、やっと『書剣恩仇録』『碧血剣』『侠客行』の3作品が翻訳、出版されたところのようですから。
なので、その3作を読んで、金庸好きになった人たちが、ああだこうだと、感想やら、好き勝手を言い合ってる本と云う感じ。
で、対談なんかも、幾つかありますのでね、
読む方も、その感想etc……に対して、

「金庸作品は、ジジババが可愛い、と」

そう、そう。そうなのよね~。特に老玩童とか、『書剣恩仇録』の天山双鷹とか。

「だいたいね、金庸の書く爺いっていうのはロクでもないのが多いじゃないですか(中略)なんか、老人に含むところがあるんじゃないかっていうくらい(笑)」
んなわけないでしょーが。てか、含むところなんてあったら、あんな面白いジジババが書けるわけ無いでしょ。

「金庸の作品では、いわゆる壮年、中年が精彩を欠くんだよね」
たった3作しか読んでないで、なにをほざくか、このオッサンは。
そういう意見は、全作精読してから言いなさいよね~。
(『倚天屠龍記』では、オジさんたちが活躍してたじゃないか~。あと『笑傲江湖』の不戒大師とか、田兄ぃでんにぃとか、どうしてくれるわけ?)

などと、自分も対談に参加した気分で、突っ込みを入れながら読むのが正しい気がいたします(笑)

あと、この本の最大のウリというか、ご馳走は、何といっても、岡崎・土屋両先生の金庸先生へのロング・インタビューなんですが、
そのほか、私的に読んでて面白かったのは、金庸作品の歴史的背景の解説と、
岡崎由美先生と評論家の平岡正明さんの特別対談。

特に、こちらの対談は、『三国志演義』『水滸伝』から『座頭市』『眠狂四郎』、中国の周辺国の話しから香港の出版会~と云うか、漫画の話まで、話題が多岐に渡り、
その話の持って行き方も、くだけていて、なかなか面白く、非常に楽しく読めました。
(一部引用しようかな~と思ったんですが、長くなりそうだし、面白い箇所が多すぎるし(^▽^;)

でも、ここだけでも面白かったので、興味の出た方は、お近くの図書館ででも~

あと、臘八粥(ろうはちがゆ)って、『侠客行』に登場した“あの”物凄い緑色の不気味なお粥ですが、アレの類似品(笑)の作り方も載っていて、なかなか面白かったです。
(作る気はありませんケドね~(^▽^;)

ああ、そう、そう。金庸先生は、やはり少女時代の黄蓉のようなおハネさんが好みだそうです。


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コメント

臘八粥

以前大幇会を12月に開いたとき、ちょうど時期なのでデザートを臘八粥(八宝粥)にしてもらったことがあります。缶詰でしたけど(^^;
店で作ってくれるのなら抹茶とかをまぜて緑色のにしてもらいたかったのですが残念ですw

八雲さんへ

ほぉ~。食されたことがおありなのですね。
デザートになるということは、本物 (本物って…(^▽^;) というか、スタンダード版も甘いんでしょうか?

> 店で作ってくれるのなら抹茶とかをまぜて緑色のにしてもらいたかったのですが残念ですw
抹茶、雰囲気でそうですね。ちょっとホロ苦になりそうですが。
ホント、残念。

ちなみに、本のほうでは芹が使ってありました。
原典の雰囲気を出しつつ美味しく仕上げるのに、かなり苦労されたとのことです。

八宝粥

八宝粥はほんのり甘いので食事用というよりはおやつ用ですね。
材料は、もち米や雑穀、小豆、緑豆、落花生、竜眼、蓮の実、胡桃、棗、クコの実などいろいろあって必ず一緒ということはありません。
入れるものによって色も変るでしょうね。
本のは小説のイメージだけでつくったみたいですね(^^;

八宝粥で検索したらいろいろと見られると思います。

八雲さんへ

毎度情報、ありがとうございます。
なるほど~。本来のものは、雑穀やら木の実やら色々入れて、ほんのり甘く仕上げるわけですね。
(検索してみたら、砂糖入りってのまでありました(^▽^;)

>本のは小説のイメージだけでつくったみたいですね(^^;
作られた方、実際の臘八粥はご存知ですが、
なるべく小説に近いものを作ろうと、試行錯誤されたそうです。

>八宝粥で検索したらいろいろと見られると思います。
ありがとうございます。
今、ちらっと見てみましたが、色々ありますね~。

ふく*たまさんとこで言われてた本って、
こちらだったんですね!

うちに、「漂白のヒーロー」も、
「金庸の世界」も、「武侠映画の快楽」もあるので、
今度ついでの時にお貸ししますね~!

八宝茶っていうお茶があって、
中身はクコとか色々入ってるんですが、
中から氷砂糖をよけて、
その具でお粥を炊くと美味しいです!
永●園の「インスタントマツタケのお吸い物」で
偽マツタケご飯を炊く、みたいなイメージですが。

…あ、臘八粥とかけ離れてきましたね(^^;

阿吉さんへ

ありがとうございます!

では、ご厚意に甘えて、「漂白のヒーロー」は地元図書館にありますので、あとの2冊を~
って、すぐ調子に乗ってしまうワタシ (^^ゞ
でも、すごく嬉しいです。

八宝茶、どんなんだろう? と画像検索してみたら……
これまた、色々逢って、なんか面白そう。
(飲食物に対して、面白そうって……(^▽^;)
一度、近くに中華食材の店があるか、調べて見なくては。

> …あ、臘八粥とかけ離れてきましたね(^^;
あはは……。そうですね。
でも、あらぬ方へ転がってゆくのもまた、話の醍醐というか、楽しいところで(笑)

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