秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

Entries

大唐游侠伝 第15集~16集

しかし、あの摩勒クンが、こういう形で恋に悩むことになろうとはねぇ。
なるほど、急速成長したわけだわ……

さて、



義父の仇の一人と思いながらも、燕羽を殺せなかったのは、本心は彼女に死んで欲しくなかったからだ。
思いもかけない形で王燕羽を喪い、今さらのように自分の気持ちに気付かされ、傷心の鉄摩勒、王龍客の頼みに従い、燕羽の遺骸を范陽へ運ぼうとします。

そうして、摩勒が馬車に燕羽の亡骸を乗せ、長安城外へ出ようとした、まさにその時、周囲から湧き起こったのは、何と“くしゃみ”の音。
実は、商人が籠に入れていたコショウらしき香料のせいなんですが、そのせいで門番に疑われた商人を、これは間違いなく南方の香料だと取り成してやった摩勒、お礼にと、その商人から気付けの香草をもらいます。

って、いかにも当時最大の国際都市、長安らしい設定ですが、摩勒が胡椒を知っていたのも意外なら、しょっちゅう色んな人が通る門を守っている門番さんが胡椒を知らなかったと言うのも、もっと意外~(笑)
というのは、ひとまず置いておいて。

もらった香料を無造作に馬車の中に放り込んで、馬を急がせる摩弥勒。
と、しばらく立つと、後ろのほうから可愛らしいクシャミが。
実は、精精児に吸わせられた薬(仮死粉とか言ってましたね)のせいで、一時的に仮死状態になっていた燕羽、気付けの香料のおかげで、王龍客が予定したより早く目が覚めたようです。

と云うこれは、妹を皇帝暗殺の現場へ連れてゆきたくない王龍客お兄ちゃんが、ついでに摩勒も現場から遠ざけられるという一石二鳥で仕組んだことだったのですが……。
それにしても、遺骸を痛ませないためとはいえ、あの氷の量は……(^▽^;)
摩勒が燕羽を運ぶに当って、秦襄将軍になにやら準備をお願いしていたのは、あの氷のことだったのね~とはわかったんですが、それにしても、あれだけ大量の氷って……(^▽^;)
范陽に着くまでに燕羽の意識が戻らなかったら、凍死はともかく、背中は確実に凍傷になってましたな。

ともあれ、王龍客の目論見に気付いた摩勒、いったい何がなにやら~状態の燕羽への説明の時間も惜しんで、長安へと取って返します。

と云う頃、王龍客たちは、持っていた書状が安禄山の自筆でないことに疑問を抱いた玄宗によって、じきじきに取り調べられることとなっておりました。
……って、秦襄将軍が、間違いなくこの2人は安禄山の配下だって言ってるのに、この皇帝は……(-_-;)
それにしても、王龍客も、玄宗の性格をよく読んでること。

と云う次第で、まんまと作戦が図に当った王龍客、精精児共々書斎に引き出されるや、あらかじめ燕羽に言いつけて机の下に隠させておいた剣を引き抜き、玄宗を狙います。
が……、よく躱したよね~玄宗も、一流の武芸者の刃を(@@;)
でもって、我が身が大事な楊国忠はともかく、高力士が、大事な皇帝を庇いもせず、人を呼ぼうともせずに逃げてるって何事? と思うんですが。
で、肝心の秦襄将軍も、皇帝の前へか剣を持って出られませんからね、まして、腕利きの武芸者2人を相手では、当然苦戦。
あわや、皇帝の命は風前の灯。
と云うところへ、からくも駆けつけた摩勒、身をもって玄宗をかばい、王龍客の刃を受けて倒れてしまいます。

摩勒が傷ついたと知り、部屋へ飛び込んでくる燕羽。
兄を捕らえさせまいと、室内になだれ込んできた衛兵と戦い、捕らえられてしまいます。
けど、精精児が真っ先に逃げるのは当然として、王龍客までねぇ。まあ、妹と一緒に捕まっても、どうしようもないわけで、それよりは、あとから救出作戦を練るのが正解なわけではありますが。
(で、精精児、王龍客に、今度一人で逃げたら殺すよって言われてました(^_^)

ともあれ、玄宗を助けた摩勒、その功績で万戸侯に封じられ、褒美の黄金も与えられますが、当人は意識不明の重態。
そうして、意識が戻ったときには、燕羽の処刑は指呼の間に迫ってしまっておりました。

それを韓芷芬(かん・しふん)から聞かされた摩勒が、彼女にに頼んだこととは  
そうして訪れた処刑の時。
燕羽を助けようと、王龍客、精精児の2人は、処刑の場に暴れこみます。
が、その鼻先を掠めるように、燕羽をさらってそ空へ駆け上がった白い影は  
なんと  というか、まあ、姿を見りゃぁわかるんですが。
空空児でした。

彼ってば、潼関にいるとばかり思ってたのに、摩勒  というか、芷芬ちゃん、いつの間に連絡を取ったんでしょうなぁ。
それとも、摩勒にくっついて、長安に来てたんでしょうか(笑)

その空空児に、彼に頼まれて  と摩勒を示され、
「心配してたのよ!」
思わず摩勒に抱きつく燕羽でしたが、

sinnpaisitetanoyo
(摩勒も思わず抱き返してたな(^m^)

「これで借りは全て返した」
摩勒の言葉に、自分達の立場を思い出し、記念にと燕を描いた手巾を贈って別れを告げます。

そうして、屋敷(といっても韓湛(かん・たん)の家。摩勒クン、長安にいる間は、個々のお世話になってるんですね)に戻った摩勒を、段圭璋(だん・けいしょう)夫妻が訪れます。

と、その段圭璋夫妻に、芷芬と摩勒との縁談を持ち出す韓湛。
かねてからの娘の摩勒への想いを知っており、この機会にと持ち出したわけなのです。
芷芬ならば似合いの相手と、喜んで縁談を受ける段圭璋。
まだ結婚なんてと云う摩勒に、鉄家の血筋はお前一人なのだからと、結婚を承知させます。
(ご先祖様を祀る為に子孫を残してゆく~ってのが、当時の人の義務の一つらしいんですな)

が、燕羽への想いを断ち切れない摩勒、気がついてみれば、初めて燕羽と出会った安禄山の屋敷の前へ。
そうして、その屋敷の中には、同じく摩勒への想いを捨てきれない燕羽が……。
……と云う2人の再会の仕方、寸前までは、実に上手い撮り方がしてあったんですけどねぇ。
時間差で、同じ橋のところにいたり、燕羽が欄干の上に置いた花を、後から来た摩勒が、何気なく池へ落としたり。

なのに、なんで双方が振り向いたら、目の前に相手がいるわけ?

と、まぁ、そんな形で再会した2人ですが、
「わたしが好きなんでしょ!? はっきり言いなさいよ!!」
迫る燕羽に対し、摩勒は本心を明かそうとはしません。
さらに、芷芬との婚約を告げた直後、摩勒を案じて後を追ってきた当の芷芬が、丁度その場所に……(これは気まずい(^_^;)

逃げるようにその場を立ち去る芷芬と、追うべきか、留まるべきか迷う摩勒。さらに、私はいいからと芷芬の後を追うように言う燕羽。
追いついた摩勒を責めようとはせず、なんとか普通に振舞おうとする芷芬。
誰が悪いわけでもない  強いて悪いって言えば、くっつけちゃえば何とかなるだろって感じで、どんどん縁談を進める大人たちなんですが、おかげで3人、何ともやるせない関係になってしまいました。

で、一夜、そんな摩勒を訪れた空空児、段夫人竇線娘(とう・せんじょう)が用意していった摩勒の婚礼衣装陽の布を引き裂いた上で、摩勒を酒楼まで誘い出し、このまま結婚しては3人ともが不幸になると説得しますが、燕羽が好きだと本心を明かしながらも摩勒、芷芬を傷つけることは出来ない。自分ひとりが我慢すれば  って、それが3人友を不幸にする元だってぇの!
賢い芷芬ちゃんは、とっくに摩勒の気持ちは見抜いてるし。
(でも「待つわ」とは言っても、身を引いたりはしないわけなんですな)

しかし、お父さんとしては娘の気持ちを思って持ち出した縁談だったんでしょうけど、これならいっそ、まだ片思い状態のほうがマシだったかも~ですな。

というころ  

玄宗の暗殺に失敗した王龍客は、今度こそ潼関の、ひいては唐の守りの要、哥舒翰(かじょ・かん)を退けようと策動。
楊国忠の配下である杜乾運(と・けんうん)に大量のワイロを送り、哥舒翰の名前で書かれた楊国忠を弾劾する書状を、楊国忠の手に渡るように計らわせます。

で、これに見事に引っかかたおバカな楊国忠、哥舒翰が守りに徹して出撃しないのは、わざと戦を難しく見せて、自分の功績を大きく見せるためだとの噂があると玄宗に讒言。
杜乾運を査察官として潼関へ差し向けます。

戦のことなど分らないくせに、楊国忠の意を受けて、何かと口出しをする杜乾運に怒りを募らせる夏凌霜(か・りょうそう)。
皇帝に報告して哥舒翰の処分を  とまで言い出した杜乾運に、ついにブッツリ切れて、後ろから  
やっちまったのかと思ったら、さすがに点穴しただけでした(^▽^;)
しかし、凌霜姐さんが摩勒より短気だったとは、意外でした~。

で、このままではいけないから、摩勒経由で玄宗に釈明の手紙をと勧められ、筆を取る哥舒翰。

と、こうなると、話は早くて、
(途中で、楊国忠の妨害が入るかと思ったけど(^^ゞ

無事に手紙は玄宗の手に渡って、処分は取り消されましたが、このまま放っておけないと考えた摩勒たち、そろって潼関へ向かうこととなります。

で、摩勒としては、行き先は戦場だし、コトが納まるまで、しばし結婚は延期  のつもりだったんですが、
「芷芬さんも一緒に行って、向こうで式を挙げればいいわ」
竇線娘の言葉に  う~ん、この場合は、何と反応すればいいんだ(^▽^;)
まあ、竇線娘サンとしては、亡くした息子の身代わり、こんなに大きくなって、お嫁ももらって一人前になって~的な気分を味わいたいという部分もあるのかもしれませんが。

と、こんな次第で潼関へやってきた一行、このまま守りに徹しているだけではなんなので、ちょっとは敵をつついてみてはと提案。
かねてから哥舒翰も懸念の、敵の兵糧の集積場所がわかったので、そこを攻撃しましょうということになり、摩勒たちが向かうこととなります。
(それにしても、哥舒将軍が調べさせてわからなかった兵糧の隠し場所、段大侠はどうやって調べたんだろう?)

が、この作戦は、しっかり敵の間者に聞かれており、しかも、王龍客の元には羊牧労が訪れておりました。

そうとは知らず、兵糧の集積場所に向かった摩勒たちですが、その場につまれていたのは大量の藁で、待ち受けていた王龍客と兵士達がわらわらと……。
ですが、かまわずに、藁に火を放てと命じる段圭璋。
あの短時間で兵糧を他所へ移せるわけはない。藁をかぶせて隠しただけ  との読みは大当たりで、藁の下には米が隠されておりました。

が、河間剣客と呼ばれた段圭璋でも、王龍客と精精児の2人がかりには、かなり梃子摺るんですね。
と云うところへ、降臨したのが羊牧労。
 
命じられるまま、負傷した竇線娘を守って、その場を逃れた摩勒でしたが、
「師父たちが心配だ」
何かを告げようとする竇線娘を残し、戻ってしまいます。

そうして、一人逃れる竇線娘の前に立ちはだかった黒影は、
「あなたは!?」
「そうだ。わたしだ」
と云うところで、第9週に続きです。
スポンサーサイト

Comment

 

>なのに、なんで双方が振り向いたら、目の前に相手がいるわけ?
あり得ないですよねぇ。
このシーンの直前までは、なかなか雰囲気があってよいなぁと思って見ていたのに、この再会シーンでズッコケました。

>お父さんとしては娘の気持ちを思って持ち出した縁談だったんでしょうけど、これならいっそ、まだ片思い状態のほうがマシだったかも~ですな。
ホント、そうですね。却って娘(だけじゃないけど)を苦しめる状況を作り出しちゃって…
親の心子知らず、とは言いますが、子どものためと思ってしたことが、子どもにとっては辛いだけってこともありますよね。
この時代、結婚は親が決めたんでしょうけど……

そういえば、酒場で摩勒が空空児に「燕羽が好きだ」って言った時、燕羽も酒場にいましたね。
女性が一人で酒飲んでるって…今の時代ならいざ知らず、昔にもあったのかしら?(^^;ゞ
燕羽に摩勒の告白を聞かせるためなんでしょうけど~
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2009.12/10 16:39分 
  • [Edit]
  • [Res]

ふく*たま さんへ 

>このシーンの直前までは、なかなか雰囲気があってよいなぁと思って見ていたのに、この再会シーンでズッコケました。
でしょ~。
折角、上手い撮り方をしていたのに、勿体無かったですよね。
あれならいっそ、あのまま擦れ違いのほうがよかったかも。

>親の心子知らず、とは言いますが、子どものためと思ってしたことが、子どもにとっては辛いだけってこともありますよね。
特に相手がある場合は余計に、ですね。
あれでも、もう少し事態が落ち着いて、だったら、また別の展開になったかもしれませんが。
(あ! だったら、ドラマになりませんか(^^ゞ

>女性が一人で酒飲んでるって…今の時代ならいざ知らず、昔にもあったのかしら?(^^;ゞ
普通、良家の子女はやらないでしょうね。
あそこ、本来だったら燕羽ちゃんには男装をさせたいところです。
(そういうところで手を抜くのが張P作品なんですな(^▽^;)
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.12/10 19:20分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

胡椒でクシャミ、って超古典的ですよね!

>我が身が大事な楊国忠はともかく、高力士が、大事な皇帝を庇いもせず、人を呼ぼうともせずに逃げてるって何事? と思うんですが。
全体的に、無防備ですよね。皇帝が命を狙われてるのに、暫く警護の人は駆けつけてこないし。

芷芬ちゃんは良い子なんですけどね~。どう考えてもこのまま嫁ぐと不幸になるパターンですよね。
  • posted by 阿吉 
  • URL 
  • 2009.12/13 23:10分 
  • [Edit]
  • [Res]

阿吉さんへ 

>胡椒でクシャミ、って超古典的ですよね!
本当! 古典的過ぎて、かえって新鮮だったりして~(笑)

>全体的に、無防備ですよね。皇帝が命を狙われてるのに、暫く警護の人は駆けつけてこないし。
普通、ありえないですよね。状況が状況だし、普通だったら、まず高力士が「出会え~!』とかですよね。
で、警護の人が、わらわらと……。

>芷芬ちゃんは良い子なんですけどね~。どう考えてもこのまま嫁ぐと不幸になるパターンですよね。
ですね~。
また、摩勒のことを思いやってるのか、ヘタなことを言って嫌われたくないと思うのか、つい、自分ひとりにあれこれ溜め込んじゃうタイプみたいですし。
そうじゃなくても、この子は賢すぎて幸せになれないタイぷだなと。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2009.12/14 19:38分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

最近の記事

FC2カウンター

月別アーカイブ

あし@

Pika_Mouse

powered by
3ET

右サイドメニュー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索