2009/12/17 (Thu) 大唐游侠伝 第19集~20集

先日、一緒にこの番組を見ていた父が、ポツリと、
「誰が良いヤツやら、悪いヤツやら、わかれへん」と。
今回、まさにそんなカンジ~と云うか……守るべき皇帝がアレじゃ、張り合いのないのを通り越して、何とも情けない次第です(-_-;)

さて。


摩勒を呼び出した秦襄将軍、玄宗は楊貴妃を殺した摩勒を恨んでいるからと、何か起こらない先にと、玄宗の側を去るように忠告。
気性が真っ直ぐすぎて、逆恨みとか、やり場のない感情を他人にぶつけてバランスとをるなんてことは理解できないらしい摩勒クン、都尉の身分に未練などはないが、楊貴妃を喪って傷心の玄宗を見捨てては行けないと優しいことを言いますが、重ねての忠告に、夏凌霜(か・りょうそう)が動けるようになり次第、軍を去ることにします。

一方、摩勒がなかなか戻ってこないんだから仕方がないとか云いながら、夏凌霜のために甲斐甲斐しくおかゆ(かな?)を作ったりしている空空児。
そんな空空児に、義兄である九原群太守の郭子儀(かく・しぎ)に、皇帝の居場所と現状を知らせて欲しいと頼む夏凌霜。

そうして、空空児の留守中、駆け込んできた早馬をきっかけに、事件は起こります。

その馬は、皇太子の霊元での即位を知らせてきたもので、愛する楊貴妃を喪った上に、玉座からも追われる形となった玄宗、摩勒への怒りと憎しみを爆発させ、
兵たちの騒ぎを収めた功績にかこつけ、褒美の酒で毒殺を画策。
その場の雰囲気と秦襄の合図に気付いた摩勒が盃を投げ捨てるや、皇太子と共謀して玉座を奪ったと摩勒を糾弾。
一旦は誤解を解こうとした摩勒が、ついに憤然として背を向けるや、陣を去ろうとした夏凌霜と摩勒に向け、謀叛人として、羽林軍(近衛兵のことのようです)を差し向けます。

10-1

一方、懸命に摩勒の命乞いをする秦襄と高力士に対し、玄宗、自分が楊貴妃を助けてくれと頼んだ時には、誰も、そんな風に助けようとしてくれなかったと  って、立場も状況も180度違うでしょ、摩勒と玄宗じゃ。
しかも、年を取ったんだから退位も仕方がないし、政治的にも軍事的にも誤った判断をしたんだから、罰を受けるのも仕方がないが、摩勒だけは許せないって。
はっきり自覚した上で、こういう陰険な八つ当たりをするんじゃねぇ、このオッサンは!
明帝の諡号が泣く  って、まだ生きてるか(^▽^;)

それとも、一庶民でありながら、友人である夏凌霜を守ることが出来、兵たちの支持も得、いざとなればこうして、命がけで庇ってくれる人までいる摩勒に、皇帝でありながら愛する女性も守りきれなかった玄宗、嫉妬してるのか?

と云ってる間にも、弓隊に囲まれ、絶体絶命の摩勒・夏凌霜。

と云うところへ、左右を高力士と秦襄に挟まれた玄宗が出座、摩勒の謀反は誤解とわかったため、摩勒には引き続き都尉を務めること、さらに太上皇となった玄宗の行き先である蜀へ先行することを命じられます。
が、それは全て、玄宗に剣を突きつけた秦襄が言わせたこと。

それに気付き、残れば殺されるからと、共に逃げるように促す摩勒でしたが、
「太上皇は寛大な方だ」
それに、秦家は代々忠臣の家系だからと摩勒を安心させ、自分の馬を与えて去らせる秦襄。

  
秦襄将軍、顔を見たら物凄い汗で、これはひょっとして毒でも飲んでるか、日本だったら確実に影腹切ってるところだけど  と思って見ていたら、代々の忠臣の家に生まれた人が、皇帝に剣を突きつけてる緊張のためだったんですな、あの汗は。
摩勒たちが去った途端、剣を投げ出してガックリと膝を折った秦襄、今度のことは、玄宗の名を忠臣を殺した暴君として歴史に残させたくなくてしたことだと言い、玄宗に詫びたあと、拾い取った剣で自害しますが……。
どうも、張Pだか監督だか、切腹の雰囲気を出したかったのかなぁ。短剣を腹に突き刺すって。
ただ、日本の場合ですと、ああいう風に立ち腹を斬るってのは、敵に取り囲まれて、捕らえられるよりは  とか、相当に追い詰められた場合ですが。

それにしても、秦襄のあの顔つきを見れば、この人は死ぬ気だなって一目瞭然なのに、そんなコトにも気付かないで、また忠臣を死なせてしまうって、本当にバカ皇帝。

一方、玄宗の手を逃れた摩勒たちは、郭子儀が新皇帝の補佐のために霊元へ移ったことを知らせにきた空空児と合流、到着した霊元で秦襄の死を知らされます。
まさかの成り行きに驚愕し、激しく嘆く摩勒。
(がくっと膝を折った時に、内力で石畳が割れる演出が、中々でした)
で、その摩勒を慰める言葉が、いかにもそれぞれのキャラらしくて、
ことに空空児の、「これから、一緒に太上皇を殺しに行こう」ってのが、ああ、やっぱりな、と。
で、その気になって出て行きかけた摩勒ですが、おりよく入ってきた段圭璋(だん・けいしょう)と、韓湛(かん・たん)芷芬(しふん)父娘に止められ、郭子儀たちの、秦襄の気持ちを思うなら、謀反人を倒して一刻も早く唐に平和を取り戻すことが大切だと諭され、思いとどまるわけですが。

その後、武芸なんて何の役に立つのだろうと疑問を抱いてしまった摩勒、しばらく酒びたり。
いくら武芸の腕が上がったって、民も救えないし、親たちの敵も討てない、大事な人を守ることすら出来やしない  って、これ、まるっきり『射英雄伝』5巻での郭靖じゃないですか~。
で、ついには秦大哥が死んだのは俺のせいだ。俺なんか役立たずだ~って、まあ、気持ちはわかるけどねぇ。

と、一夜、そんな摩勒のもとを訪れた皇甫嵩(こうほ・すう)、武芸の腕が上がれば権力が握れる。世の中の全てが思い通りに出来ると、フォースの暗黒面への誘惑を  じゃなくて!(笑)

しかし、この人  もとい、羊牧労を最初にダースベイダーって呼んだの、Marioさんだそうですが、実に慧眼でした。
というのは置いておいて、

ですが、元々権力欲とか名誉欲とかって薄いんですよね。そんな皇甫嵩の云うことを、理解も納得もできない摩勒。
(で、久々で、アタマが悪いとか云われてます~(^m^)
そんな摩勒に皇甫嵩、さらに強力な武芸を披露。
何もかも一人で抱え込むなと云う芷芬の優しい言葉は心に届かなかったくせに、遠方から掌力で立ち木に穴を開けるほどの技には興味を示すあたり、摩勒も根っからの武芸者なんですねぇ。
しかし、強力すぎる技は扱いかねるようで……右手が地面にめり込んじゃいました  って、まさか、今のこの段階の摩勒が、ギャグを演じようとは(^▽^;)

しかもこの技、強力な分、相当に危険なようで、様子を見に来た段圭璋が、何やら案じ顔だな~と思ったら、内力を暴走させて正気を失った摩勒、段圭璋に襲い掛かり、点穴された上で内気を注ぎ込まれ  って、このシーンは『神雕侠侶』のアレですかね。

で、摩勒の内気を鎮めた段圭璋、武芸を身につけるのは虎を育てるのと同じこと。武芸が強くなるほどに危険はす。迷えば道を誤り、道を誤れば魔に落ちると諭します。
(このあたり、さすが大侠と呼ばれる人)

一方、修練を重ねるほどに心が定まらなくなり、人を殺したくて堪らなくなるという摩勒にたいし、それが本当のお前だと言う皇甫嵩。
(なるほど、そうして大唐のダースベイダーはフォースの暗黒面に……違う~!)
違うと否定しながら、なお深い迷いに落ち込む摩勒。

そんな摩勒を案じる芷芬は、夏凌霜に会いに来た空空児に、ある頼みごとをします。
それは、かつて摩勒が助けた潼関の民を、摩勒に引き合わせること。
(この人たち、段圭璋たちに導かれて、霊元へ移住してきてたんですね)

多くの人に感謝され、迷いを断ち切った摩勒は、皇甫嵩の武芸を習得。
敵を殺したいかと聞かれ、勿論と即答した摩勒にご満悦の皇甫嵩、安禄山配下の史思明(し・しめい)の軍が、ええと、大元だったかな、へ向かっていることを教えます。

それを郭子儀に報告、出陣を願い出て将軍に任じられた摩勒、夏凌霜、空空児と共に出陣し、鮮やかに敵を撃破。史思明は捕らえられなかったものの、数千名を捕虜にします。
(それにしても、日本での武芸者を示す兵法者ってのは、文字通りの兵法も学ぶんですが、中国の武芸者も、教養として兵法を学ぶんでしょうか? いきなり、一軍の指揮なんて(^▽^;)

ともあれ、摩勒の手絡を喜んだ郭子儀、
(太好了! を連発してましたな)
さらに一万の軍を出し、摩勒の軍と合流させることにします。
が、これが、思いがけない事件を引き起こすことに。

誰が見たって  というか、摩勒が見たって恋愛中(笑)の夏凌霜と空空児ですが、好漢だけれど天邪鬼な空空児と、些か向こうっ気の強すぎる夏凌霜、
夏凌霜が負傷中でしおらしくしてるときとか、余裕を持って空空児を上手く操作してるときは良かったんですが、今回は、敵に対する作戦を巡って、思い切り対立。

偵察の結果、敵は人数は多いが、武器の数が少ない。下手に攻撃をかければ双方に犠牲が出るからと、慎重論を唱える空空児に対し、こちらは大軍だからと一斉攻撃を主張する夏凌霜。
双方が、摩勒に対して自分の意見を通そうとして、挙げ句、一方的に怒った夏凌霜、その場を立ち去ってしまいます。

そうして、森の中を歩いていると、ふと目の前を過ぎった白い影は……
白衣は白衣でも、王龍客の白衣でありました。
(しかし、どこにでも出てきますな~この人は)

もともとが腕ではかなわない上に、なぜか陣中だというのに女姿で無腰の夏凌霜、抵抗しますが、あっけなく拉致監禁された上に、「数日後に結婚」宣言されてしまいます。
(だから、婚姻は両性の合意にのみ基づいて~って、時代が違うか(^▽^;)

逃げようとする途中で、「あ! 空空児」「え! どこだ!?」ってのが、なかなか良かったですが。王龍客おにいちゃんも、空空児は苦手なんだ~(^▽^)

一方、夏凌霜が自陣のどこにもいないのを案じた空空児、摩勒、韓芷芬と共に敵陣に探しに行きます。
で、精精児を脅して~というか、点穴して笑いが止まらなくして(どこのツボを突いたんだ~?)王龍客が夏凌霜を捕らえていることを確認した3人、
二手に分かれたところで、韓芷芬が王龍客の出てきた天幕から、白粉の匂いを嗅ぎ取ります  って、どんだけ鼻がいいんだ、芷芬ちゃん(^▽^;)
てか、実は密かに、内功は摩勒より上なのか?
(まぁ、化粧もしてない想い人の匂いを、数百メートル以上離れてる塀の向こうから嗅ぎ当てた若ぇ衆もいましたケド(笑)

ともあれ、芷芬の言葉を貴意いて、すわ! と天幕に飛び込んだ摩勒ですが、そこに見出したのはなんと、王燕羽の姿。
「わたしに逢いに来たの?」
思わず訊いた燕羽に、無言で首を横に振る摩勒でしたが……
また、間が悪く、こういうところへ飛び込んで包んだものなぁ、芷芬ちゃんも。
でもって、「久しぶりだから、ゆっくり話して」なんて、もの分かりよく言われたって、ああそうですかと、話しこめるモンじゃないし。

と云うことで、夏凌霜を探しにきた事情を摩勒から聞いた燕羽、
「兄さんも失恋したのね」
寂しそうに言ったあと、夏凌霜を探すのに協力することを約束してくれます。

自陣に戻った後、燕羽を想い、つい、燕の絵などを書き散らしてしまう摩勒(意外に器用だ)
未練に感じて、まるめて投げ捨てたそれを、たまたま入ってきた芷芬が見てしまい、2人は気まずい雰囲気に……

一方、空空児は夏凌霜を思って笛を  と云うところで、次週に続きます。

omake



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>一庶民でありながら、友人である夏凌霜を守ることが出来、兵たちの支持も得、いざとなればこうして、命がけで庇ってくれる人までいる摩勒に、皇帝でありながら愛する女性も守りきれなかった玄宗、嫉妬してるのか?

あっ!これはスルドイですね~。そうかもしれない!
でもやっぱり玄宗には同情し難いです…

>武芸なんて何の役に立つのだろうと疑問を抱いてしまった摩勒
私も同じく郭靖を連想しました!
大侠とか英雄とか言われる、国に尽くす真面目な武芸者って、一度はこういう事で悩むのかも、ですね。
楊過タイプだとそうはならなさそうですが。

いよいよスターウォーズ化してきました(^^;
一体、どちらが発表は先なんでしょうかね~??
それとも永遠のテーマなんでしょうか??

2009/12/17 22:56 | 阿吉 [ 編集 ]


 

>一庶民でありながら、友人である夏凌霜を守ることが出来、兵たちの支持も得、いざとなればこうして、命がけで庇ってくれる人までいる摩勒に、皇帝でありながら愛する女性も守りきれなかった玄宗、嫉妬してるのか?
なるほど、そういう見方もできますね。
でも、嫉妬したり八つ当たりする前に、自分の言動を振り返ってみろよ、と言いたくなりますね。

>フォースの暗黒面への誘惑を  じゃなくて!(笑)
いやいや、私も「まるっきりスター・ウォーズやん!」と見ながら突っ込んでました(笑)
きっと誰もが思ったことでしょうねぇ。

>しかし、どこにでも出てきますな~この人は
ほんとですねー。あんなところで、唐軍の偵察でもしてたんでしょうか。

皇甫嵩と羊牧労の関係もチラッと匂わせてましたが、正式発表はいつになるんでしょうねー?(笑)

2009/12/18 17:03 | ふく*たま [ 編集 ]


阿吉さんへ 

>でもやっぱり玄宗には同情し難いです…
ですよね。
これが、『長恨歌』のように、ひたすら嘆いているだけ、というならまだしもですが。

>大侠とか英雄とか言われる、国に尽くす真面目な武芸者って、一度はこういう事で悩むのかも、ですね。
そういう面では、摩勒も、至って生真面目なタイプだったわけですね。

>楊過タイプだとそうはならなさそうですが。
あはは……。
いえてるかも~(^▽^)

>一体、どちらが発表は先なんでしょうかね~??
それ、私も、凄く気になってます。
ここまで似通っているということは、ひょっとして、どちらかがどちらかに影響を?
それとも、どこかに、双方の原型になったような物語があるのかもしれませんね。

2009/12/18 18:46 | rei★azumi [ 編集 ]


ふく*たま さんへ 

>でも、嫉妬したり八つ当たりする前に、自分の言動を振り返ってみろよ、と言いたくなりますね。
ですよね~。
ホント、情けない。

>いやいや、私も「まるっきりスター・ウォーズやん!」と見ながら突っ込んでました(笑)
本当に、どんどん『スター・ウォーズ』化してますよね(笑)
そのうちにきっと、ルーク……じゃなかった、
「摩勒、わたしはお前の父だ」
って台詞が~と、皆さん期待を(笑)

>あんなところで、唐軍の偵察でもしてたんでしょうか。
それとも、匂いでもしたかも、ですね。夏凌霜の(笑)

>皇甫嵩と羊牧労の関係もチラッと匂わせてましたが、正式発表はいつになるんでしょうねー?(笑)
ねー。
かなり、最終回近くまで引っ張る気もしますが、
どちらにしても、驚くのは摩勒だけだったりして(^m^)

2009/12/18 18:55 | rei★azumi [ 編集 ]


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ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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