秋水長天

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射鵰英雄伝 第7集~第8集

郭靖(かく・せい)って、案外可愛らしい以外に、意外にカッコイイ所も多い  というか、見せ場を作ってもらってるんだなと、改めて認識した第四週。

郭靖


さて。


先週の終わりの部分で、馬鈺(ば・ぎょく)さんに内功の指導を受け始めた郭靖、うっかり寝ちゃった? と思ったら、八雲幇主によると、あれは睡功と云って、眠っている間に内力をアップできる方法なんだそうです。
そうして、翌朝、気持ち良く目覚めた郭靖、馬鈺さんに、
「明日から毎晩おいで。ただし、誰にも内緒にしておくんだよ。話したら、お前さんの命にかかわるからな」
などといわれ、さて、帰ろうとしてみれば、思いのほかの高い崖。
で、つい、ためらっているところを馬さんに突き落とされます。
しかも、途中で宙吊りにされて、軽功の修行なんでしょうが、引き上げられたり下ろされたり。
……って、こういうところを見ると、この人もやっぱり、Qちゃんの師兄というか、全真教の人間と云うか。

なんたって、開祖の王重陽(おう・ちょうよう)にしてからが、自分の死期が近いって悟った時に、西毒を牽制しとかなきゃってんで、死んだふりっこしてお棺に入って、欧陽鋒(おうよう・ほう)とーちゃんを脅かしたという、お茶目な人ですから~

閑話休題(それはともあれ)

それから、あれよと云う間もなく2年が経過いたしまして、
さらに憎ったらしくなったトサカが、結納の品を携えて、テムジン(後のチンギス・ハーン)の元を訪れます。
が、未来の舅で一部族の長を訪ねたにしては、随分と無礼な態度。
テムジンの方も、顔つきを見てみると、そんなトサカの態度は何やら不満なようですが、部族間の和平のために自分の気持ちを抑え、返礼の品と共にトサカを送ってゆくことにします。

一方、馬さんのおかげで、この2年間でめきめきと腕を上げた郭靖、
約束通り、内功の修行のことは師匠たちには秘密にしていたのですが、
(って、“あの”郭靖で、よく師匠たちに隠し通せたもんだ)
野生馬の群れとの遭遇で、馬王神と呼ばれた韓宝駆(かん・ほうく)が捕まえそこねた赤馬を捕らえたことから、誰かから内功の伝授を受けたことがバレてしまいます。
と云う以前に、柯鎮悪(か・ちんあく)は、郭靖の内力がアップしたのに気付いて、怪しんでたわけですが。
ともあれ、あれこれ相談の上、今夜、郭靖の後を尾けてみることにした師匠たち  って、夜中に郭靖が出かけてたことには気付いてたわけか、師匠たち。
ですが、郭靖が軽功で軽々と登っていった崖を上がることが出来ず、麓で待ち受けることにします。
(これが、間違いの元になるんだけど(~_~;)

一方、その崖の上で、梅超風を見かけてしまった郭靖と馬鈺さん、彼女が江南七怪に復讐しようとしているのを知って、
「大変だ。師匠たちに知らせなきゃ」
「知らせたところで、お前の師匠たちが勝てる相手ではあるまい」
「でも、俺と貴方が加勢したらどうですか?」
「ふむ」
ということで、ひとまず梅姐さんの後をつけことにします。
と、梅超風は、なぜかオン・ハーンのテントに。
そうして、そこで、セングン、ジャムハ、完顔洪烈(わんやん・こうれつ)が顔を揃え、テムジンを罠にかけて殺す相談をしているのを訊いてしまいます。
これは、さらに大変だ! と、師匠たちに知らせに走ろうとする郭靖。
そんな郭靖に馬鈺さん、漸く、自分に内功の指導を受けたことを師匠たちに話す許可を与えます。

が、その師匠たちはと云うと、
朱聡(しゅ・そう)さんの知恵で、韓宝駆の鞭を使って、なんとか崖を上ったものの、運悪く、例の穴の開いた9個の髑髏を見つけてしまい、郭靖に内功を教えたのは梅超風だと誤解。例のごとく気が短くて思い込みの激しい柯鎮悪が郭靖を殺そうと言い出したことから、あれこれ意見が分かれますが  

結局、殺す方に意見がまとまったんですな~
パオに飛び込んできた郭靖を転ばせるや、その頭上に柯鎮悪が鉄杖を振り下ろそうとします。
が、それを剣で遮り、さらに身をもってかばったのは、江南七怪の常識面を一人で請け負っている韓小瑩(かん・しょうえい)。
やはり、きちんと話を聞くべきよ、という彼女の言葉に、
「誰に内功を習った!?」
「え、あ、あの……外にいます」
で、殺気立って外へ飛び出していった江南七怪、そこで待ち受けていたのが品の良い老道士1人なのに、
「梅超風は!?」
「これから来ます」
あ……あのなぁ。

ま、元来口下手な上に、師匠たちのとんでもない行動でパニクっている郭靖に、まともな返事を期待する方が間違ってますわな(^▽^;)

と云うところで、馬鈺さんが改めてご挨拶。
郭靖に内功を教えたのは自分だと話し、江南七怪の誤解を解いてくれますが、それは、郭靖の素朴で善良な人柄が気に入ったからだと、上手に誤魔化したり、
(今の状態では郭靖に勝ち目がないから、ちょっと加勢を、なんて云ったら、不必要にプライドの高い江南七怪が怒っちゃいますものね)
梅超風を撃退する作戦を説明する際にも。梅超風は“かの”桃花島主の弟子で、非常に腕が立つといいつつ、江南七怪ほどではなかろうがと、さりげなくフォローする馬鈺さん。大人だなぁ(笑)
(ところで郭靖は、自分が梅超風に内功を習ったと師匠たちが誤解して、殺そうとしたってことは、一生知らないまま、なんだろうなぁ)

そうして、相談がまとまって、出かけようとするところへ、コジンが来合わせます。
そのコジンと、何言か言葉を交わしてから
「大ハーンが大変だ」
思い出す郭靖。遅いって! ヾ(--;)

郭靖に云われ、トゥルイに知らせに走るコジンですが、途中で梅超風に攫われてしまいます。
その救出も兼ねて馬さんと江南七怪(+1)の取った作戦は、人数が同じなのを利用して全真七士に成りすますこと。
しかも、無用の争いを避けるため、梅超風の目が見えないのを利用して、一寸先も見えない闇夜を装い、逃げ道を作っておいてやる周到さ。
(このあたり、さすが馬鈺さん)
で、途中、尹志平(いん・しへい)の役を割り振られた郭靖が、自分の名前を忘れるなんてコトもありましたが、なんとか梅超風を退散させることに成功。
郭靖はテムジンの元へ、コジンはトゥルイの元へ、それぞれ急を知らせに走ります。

そうして、郭靖の知らせを受けたテムジンの一行が、とりあえず近くに林に退避したところで、オン・ハーンたちの軍が姿を見せます。

で~、
テムジンを罠にかけることには失敗しましたが、もう、すっかり勝った気分のトサカ、
両陣営の中間地点にしゃしゃり出て、「や~い! さっさと降参しろ~」な~んてやってるものだから、飛び出していった郭靖に、あっさり捕らえられた上に、郭靖目掛けて射られた矢が、お尻に(^m^)ぷぷぷ……

しかも、話し合いに出向いたジャムハに、
「ジャムハおじさん、助けて~(ToT)」
……幼児か、おまえは(-_-)
つか、コレを見てると、バカだ、阿呆だ、間抜けだ、うすのろだ、愚鈍だといわれる郭靖よりも、コレの方がよほど阿呆に見えます(^▽^;)
(何より、性格はいいですからね、郭靖は)

さて

トサカを引き取りがてら、話し合いに出向いたジャムハですが、一部族の長でいいではないかと云うジャムハと、自分達の生活を守るためにも、全部族を統一して金に対抗できる力をつけたいというテムジンとの間で、話し合いは決裂。
互いにアンダとして取り交わした品を返し、別れを告げます。
(と云っても、日本のお侍みたいに「今日の、この瞬間までは友。明日からは敵同士」なんていう、潔くも清々しいのじゃないあたりが、ちょっと哀しい)

そうして向き合った両陣営。
で、テムジンを捕らえろといわれて出てまいりました4人組が、
ワタクシ、すっかり忘れておりましたが、黄河四鬼といいまして、完顔洪烈(わんやん・こうれつ)のところの食客の弟子  ってことは、早い話がスライムクラスの雑魚キャラですな。d( ̄  ̄) ヾ(^o^;オイオイ・・・(RPGじゃないって)

で、こいつ等の相手は俺がと出て行った郭靖、江南七怪の弟子で~と名乗って、ご挨拶をした後、相手の名を聞いて、
「お噂は  全然聞いたことがないや」
o(^▽^)oキャハハハ
郭靖らしいけど、すごいフェイント。
しかも、相手が怒ってるのに「本当に聞いたことがないんだけど」って、そこまで正直じゃなくてもいいってば(笑)

が、いざ戦いとなると、4人を相手に、なかなかの腕を見せる郭靖。
(で、また、一人がおシリに怪我をするわけで  要するに黄河四鬼ってギャグキャラなわけね ( ̄ヘ ̄)
が、ついに、胸に掌打受けて倒れたところで、師匠たち登場。
さらに、トゥルイの率いる援軍も到着して、いよいよ本格的な戦闘が開始され、どうやら乱戦の中でトサカが再び捕らえられたようですが、テムジンも矢傷を負ってしまい、すっかり弱気に。
トサカを解き放った上で、オン・ハーン、セングンたちに和解を求めます。
……と見せかけて、これが敵を油断させる作戦で、トサカを帰した後で、しっかり戦闘準備を整えるんだから、人が悪いというか、食えないというか。

そうして、この戦で勝利を得たテムジン、ついにモンゴルを統一して、チンギス・ハーンを名乗り、最大の手柄を立てた(?)ことになる郭靖を、コジンの婿と定めます。
が、念願かなって大喜びのコジンとは対照的に、コジンを妹くらいにしか思っていない郭靖は、全く気のない様子。
しかも、江南七怪とQちゃんとの約束の期日が迫っているからと、もう、翌日には中原目指して出発してしまいます  って、ちょっと話の展開が急すぎやしませんかね。
おまけに、確か、先週だか先々週だかで、コジンと結婚したいんだけどとか言ってたの、郭靖のほうだったはずなんですが。
わざわざ、あんな台詞を言わせた意味は、一体……?

というのは、まあ、置いておくとして。
郭靖の初めての旅は、物語の主人公の常として、のっけからトラブル  というか、さまざまの事件に遭遇することになります。

その第一弾は、乗っていた赤馬が、いきなり血まみれになっていたこと。
ですが、これは、その馬が血のような汗を流す『汗血馬(かんけつば)』という名馬だと知れて、師匠たち共々、大喜びしたんですが、
そのせいで赤馬、茶店に居合わせた白衣、男装の女性たちに目をつけられることになります。
このお嬢さん方、白駝山からやってきた、コックンこと欧陽克(おうよう・こく)のお取り巻きの女性たちなんですが、
“可愛い子には旅をさせよ。可愛い弟子にも旅をさせよ”との師匠たちの考えで、しばらく一人旅をすることになった郭靖、やはり師匠たちに注意されて、このお嬢さん方をやり過ごし、なんとか、とある街に辿り着きます。

で、勧められるままに食事に入ろうとした店で、饅頭をかっぱらって追いかけられている、小汚い身なりの少年と出会い、これが運命の出会いとは、お互いに知らないまま、少年に言われるままに、高価な食事をおごらされる羽目になります。
(この食事が、ほとんど満漢全席かって量で、ちょっと笑っちゃったんですが、それにしても、あの食堂で、良くまあアレだけの高価な料理が整ったなぁと(笑)
しかも、どうやら滅多にあれだけのものを注文するお客って、いないんでしょうね。結構な数のギャラリーだし)

満漢全席?

というギャラリーに眺められながら、とんちんかんな遣り取り(というか、郭靖が一方的にボケてるんですが)をしながら食事をする郭靖と少年を、迎えの楼の二階から眺める影5つ。
それは、モンゴルで郭靖に恥をかかせられる羽目になった黄河四鬼と、その師匠の沙通天(さつうてん)  だったと思ったけど、師兄の侯通海(こうつうかい)だったかも。
(あの食客陣は、もう、誰が誰やら~(^▽^;)
(で、“少年”を指して「丐幇か?」ってのは、ちょっと笑ってしまいましたが。も~うちょっと先の話ね、それ(^m^)

と云うところで次週、いよいよ郭靖の本格的な旅の始まりです。


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Comment

 

>……って、こういうところを見ると、この人もやっぱり、Qちゃんの師兄というか、全真教の人間と云うか。
いや、全くです(^^;
心臓の弱い人だったら、ショック死してますよねぇ。

>赤馬を捕らえたことから、誰かから内功の伝授を受けたことがバレてしまいます。
二年も他流派の内功を修行していて、馬を捕まえる時まで解らないなんて…(^^;普段の江南七怪との練習は、外功ばかりなんでしょうかね~。そして、馬に乗るのには内功が必要って事ですね!

>江南七怪の常識面を一人で請け負っている韓小瑩(かん・しょうえい)。
フフフ(^^)流石、紅一点、母性があるのかな~と思いました。しかしこういう早とちりからも、江南七”侠”じゃなくて江南七”怪”を自称してるだけあるなぁ~!なんて…

>互いにアンダとして取り交わした品を返し、別れを告げます。
どっちの主張も正しいような気はするんですよね~…
草原に英雄は二人もいらない、とか言うあたり、二番手になるのを良しとしない、男のロマン、みたいなのもあるのでしょうか?確かに、日本のお侍の別れ方とはなんか違う感じがしました。
  • posted by 阿吉 
  • URL 
  • 2010.03/08 22:51分 
  • [Edit]
  • [Res]

阿吉さんへ 

>心臓の弱い人だったら、ショック死してますよねぇ。
ねー。(笑)
郭靖がショック死しなかったのは、元々心臓が丈夫だったのか、
はたまた、あの師匠たちとの付き合いで、心臓が鍛えられたからか……(^m^)

>普段の江南七怪との練習は、外功ばかりなんでしょうかね~。
そうだったんでしょうね。
そもそも、内功がさっぱり出来てなかったってことですものね。

>そして、馬に乗るのには内功が必要って事ですね!
そうなんですね。
万事、内功が肝心、と。
(誰か、内功の鍛え方、教えてくれないかな~(笑)

>フフフ(^^)流石、紅一点、母性があるのかな~と思いました。
何かと郭靖を庇ったり、慰めたりも、この人ですものね。
原作の方での、黄蓉との『出来ちゃったの?』発言には、ちょっと笑いましたけど。

>しかしこういう早とちりからも、江南七”侠”じゃなくて江南七”怪”を自称してるだけあるなぁ~!なんて…
思い込みの激しい、突っ走り屋さんばかりが揃ってますからねぇ。
まさに、江南七“怪”。

>どっちの主張も正しいような気はするんですよね~…
お互いに、そういう生き方しか出来ない、ということですね。
これはむしろ、漢(おとこ)の業と云うべきではないでしょうか。

  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2010.03/09 18:34分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

>馬(ば・ぎょく)さんに内功の指導を受け始めた郭靖、うっかり寝ちゃった? と思ったら
私も寝ちゃったんだと思いました(笑)
睡功っていうんですね。眠っている間に内功がアップって、睡眠学習法みたいですね。

>つい、ためらっているところを馬さんに突き落とされます。
このシーン、「あーっ、突き落としたよー!」とびっくりしました。
お茶目というのか、何というのか。しかし、やられた方は、ホント、心臓止まりますよね。

>殺気立って外へ飛び出していった江南七怪、そこで待ち受けていたのが品の良い老道士1人なのに、
「梅超風は!?」
このシーン、思わず笑っちゃいました。
本当に、猪突猛進というか、他が見えてないっていうか、江南七怪らしい行動パターンですね。

>あの食堂で、良くまあアレだけの高価な料理が整ったなぁと(笑)
ですよねぇ!作った料理人も大したもんだと思いました。
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2010.03/25 16:05分 
  • [Edit]
  • [Res]

ふく*たま さんへ 

>私も寝ちゃったんだと思いました(笑)
あ、やっぱり(笑)

>眠っている間に内功がアップって、睡眠学習法みたいですね。
いいですよね、これで内功がアップしたら。
私は雑念が多いので、ダメそうですが(笑)

>お茶目というのか、何というのか。しかし、やられた方は、ホント、心臓止まりますよね。
本当に、全真教の皆さんは、お茶目ではた迷惑な方々揃いで(^m^)
(してみると、開祖の王重陽と云う方もきっと……)

>本当に、猪突猛進というか、他が見えてないっていうか、江南七怪らしい行動パターンですね。
それが、6人ともですものね~。
アレだけそろってれば、1人くらいはブレーキ役がいてもいいのに。

だから、江南七“怪”なんですな(^m^)

>ですよねぇ!作った料理人も大したもんだと思いました。
注文を受けて意地になったか、ぼうぼうに燃え上がったか……
いずれにしても、あそこの店の料理人にも、隠されたドラマがありそうな気が……

  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2010.03/25 19:28分 
  • [Edit]
  • [Res]

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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