射鵰英雄伝 第9集~第10集

一応、もう一人の主人公  と云うことになっている楊康が本格的に登場しましたが、
しかし、
ここまで軽薄な男だったとは~(-_-;)
まあ、アフレコやってる声優さんの声の調子とか、台詞回しとかも関係してくるんでしょうが、それでも見てる間、なんかイラついて、後ろから蹴飛ばしたくなって、ず~っと、足がムズムズして困りました(^^ゞ

さて。

黄蓉(こう・よう)と名乗る少年と意気投合した郭靖(かく・せい)、別れ際に、寒いだろうと着ていたテンの裏のついた上着と黄金を贈り、さらに、求められるままに赤馬までも、あっさりとプレゼント。
なんてお人よしなんだと呆れ気味の黄蓉でしたが――キミも、あまり人のことは言えないでしょ(^m^)
黄河四鬼と侯通海(こうつうかい)に狙われた郭靖を、こっそり助けた謎のワンタン売りやら、黄河四鬼のうちの一人のそっくりさんってば、どうやら黄蓉の変装みたいなんだもの。
(このワンタン売りたちは、原作には登場しないので、詳細は不明。謎解きも無さそうだしなぁ)

この黄河四鬼と侯通海に、突然宿に乱入された上、翌朝、町外れの林へと呼び出しを受けた郭靖ですが、行ってみると5人が木に逆さ吊りになっているので、
「戦っても、あんたたちには勝てそうにないから。じゃ!」
そのまま、あっさりと旅立ってしまいます。
(あの後、誰が木から降ろしてくれたんでしょうねぇ?)

そうして、やってまいりましたのが金の都、燕京。
そこで『比武招親』つまり婿取り試合をやっている父娘を見かけます。
この、穆易(ぼく・えき)穆念慈(ぼく・ねんじ)と云う父娘の父親の方が、実は死んだと思われていた楊鉄心(よう・てっしん)。
あの雪の夜、重傷を負ったところを近くの村の人に助けられましたが、傷が治って自宅へ戻ってみれば、義兄は殺されていた上に、自分の妻も義兄の奥さんも行方不明。
(奥さんの実家も、舅が死んでしまっていて~と、原作には書いてありましたな)
おまけに、自分を助けてくれた一家は、疫病で、まだ赤ちゃんの念慈を残して死に絶えてしまったので、恩返しのために、その子を養女にし、楊の字を木と易に分け、木を同じ音の穆に変えて穆易と名乗り、旅をしていたわけです。

でもって、郭嘯天(かく・しょうてん)兄貴の子なら、18にもなれば、そこそこの使い手になっているに違いないからと、その子を探すための『比武招親』  って、一応原作には書いてあったんですが、もし産まれたのが女の子か、男の子でも武芸を習う機会に恵まれなかったら、どうするつもりだったんだろう?
てか、現に当人、目の前にいるけど、見物してるだけで出てゆかないし(^_^;)

で、自分こそはと名乗り出たのが、1番目は猿拳を使う、言っちゃナンですが(つーか、容貌も難ですがの)美人の穆念慈には全く吊り合わない男性。
続いての2番手は、穆易さんが30歳以下と限定してるのに、明らかにいい年のオッサンと、か~な~り恰幅のいい坊さんで、もう、腕前をどうこういうより先に、3人とも鏡を  あ、この時代の鏡って、映りが良くないんだ(爆)
と云う、このシーン、穆父娘の実にうんざりした表情と仕種が、なかなか見ものでした。

と云うところへ登場したのが、金国の貴公子、完顔康(わんやん・こう)。
実は楊鉄心と包惜弱(ほう・せきじゃく)の息子の楊康(よう・こう)  って、初回放送でも、ほとんど登場した瞬間に、視聴者のあらかたにはわかっちゃったのに、当人たちは知らないってのが、なかなかスゴイ展開だな~と思って見ておりました。

で、この楊康と穆念慈、表情を見てると、お互いに一目ぼれっぽい  というか、どうやら『電撃の恋』というヤツらしいんですが、この恋の最大の障害が、楊康自身の性格だというのが、何とも、困ったもんです。

しかも、この楊康、全く、どういう性格に育っちゃったものか~
最初に、明らかに金国の貴人と云う身なりなので、身分が違うからと穆易が試合を辞退したのに、腕試しをしたいだけだから、お嬢さんの手が一手でもかすったら、お嬢さんの勝ちとしましょう、なんて格好の良いことを言っておいて、実際には一手をかすられても試合を続行。
念慈の靴を脱がせた上に、求婚もせず、靴も返さずに立ち去ろうとする非礼さ。
(この時代、人前で靴を脱がせられるというのは、服を脱がせられるのと同じくらい恥ずかしいことなんだそうです)
しかも、はずみとはいえ、それを咎めた穆易に怪我をさせるって  。

と云うことで、見かねた郭靖、きちんと結婚するか靴を返すか、どっちかにしろと非難の声を上げたことから、最初の対戦  は、郭靖が一方的に負けてます。
が、腕はまだまだですが、師匠たちに散々打たれてたせいか、打たれ強い郭靖、何度転がされても向かってゆきます。
で、ついに、取り巻きの一人(誰だったっけ?)が手を出そうとしたところへ、助けに入ったのが全真七士の1人で玉陽子こと王処一(おう・しょいつ)さん。
さらには、趙王妃がやってきたことで、争いは一旦終結。
楊康は母親と一緒に、とっとと引き上げ、王処一も郭靖を連れて、その場を離れてしまい、あとには、趙王妃=包惜弱(ほう・せきじゃく)と知って、
「何と云うことだ……」
呆然と呟く穆易=楊鉄心と念慈だけが残されます。
(ちなみに、惜弱の方は、長年の苦労で楊鉄心の容貌が変わってしまってたんで、気付かなかったってことなんですな)

で、楊鉄心のほうも、包惜弱の息子で名前が康っていったら、自分の息子って気付いても良さそうなもんですが、あとで念慈が楊康と話してるときに、娘に近づくなとか怒鳴りつけてたから、そこまでは頭が回らなかったんですな。

一方、郭靖を連れてその場を立ち去った王処一さん、実はQちゃんと江南七怪との試合のときが近いと聞いて、心配して郭靖を探しに来ていたということで、
偶々、義侠心のある若者だな~と助けた相手が当の郭靖で、しかも素直で純朴そうな若者だったので一安心。
(郭靖って、なぜか基本的に年配者にウケがいいのね。例外は未来の舅殿くらいで~(^▽^;)それにしてもQ師兄――もとい、丘師兄は、なんだってあんな、完顔康のような、金国の人間の上に躾けも性格も悪そうな弟子と取ったのかと疑問に感じつつ、郭靖を連れて穆易さんのお見舞いに。
(しかしQちゃんってば、師兄の馬鈺(ば・ぎょく)さんばかりか、師弟の王処一さんにまで「争い好きで困っちゃう」って言われちゃってますよ(笑)

そうして、郭靖を連れて宿へ戻ったところへ、『師匠もいるから来てね』との、楊康からの趙王府への招待状が届きます。
で、原作とコミックでは、ここで使者が持ってきた御菓子を、黄蓉に食べさせてやりたいなと郭靖が懐へ入れるシーンがあるんですが、ここでは省略なのね。
(でも、黄蓉と再会した時には、しっかり、その御菓子を持ってたけど(^m^)

で、この『師匠もいる』ってのはウソ  というか、王処一さんはQ師兄がいると思って出向いたんですが、引き合わされたのは別の師匠で、
その前に霊智上人(れいちしょうにん)やら梁子翁(りょうしおう)やらの趙王府の食客陣と、西方は白駝山から来たという欧陽克(おうよう・こく)たちに引き合わされ、何やら腕比べめいたことがあった後、
郭靖にはモンゴルで弟子が恥を書かせられたから引き渡せ~という沙通天(さつうてん)たちに対し、咄嗟に楊康を人質にとって退散。
ですが、霊智上人(れいちしょうにん)の不意打ちを受け、一手を返したものの、毒沙掌を受けて重傷を負ってしまいます。

一方、小うるさい師叔を追い払った楊康、生かしておくと後が厄介だしと食客たちにけしかけられ、それでも直接手を下すほどの勇気もなく、家来に命じて燕京中の薬屋から、毒消しに必要な薬草を買占めさせたり、
訳あって、地下の洞窟にいる梅超風(ばい・ちょうふう)に『九陰白骨爪』の練習用の囚人を差し入れたり(するな!)
捕らえてきて牢に入れてある穆易父娘に会いに行って、性懲りもなく穆念慈を口説いたり……って、忙しいやっちゃ(^▽^;)
しかも、軽薄というか、いーかげんというか、支離滅裂と云うか、薬にしたくも誠実さの欠片もないというか……
と云うわけで、彼が喋れば喋るほど、後ろから蹴倒したくなって――え? それはもういい?

と云う頃、王処一さんのための毒消しを探して燕京中の薬屋を回るも、どの店も薬が買い占められた直後で困り果てていた郭靖の元へ、『大事な話があるから来て』と、黄蓉からの絵入りのお手紙。
頭が良くて物知りの黄兄弟なら、いい知恵があるかも、と出向いた郭靖ですが、そこで待っていたのは花のような美少女。
「?」
「わたしが分らない?」
「???」
「俺が黄兄弟だよ」
「えーーーーーっ!!!!(@@!)」

てことで、以後『阿蓉(およう)』『靖さん』と呼び合うことになります。

で、郭靖、早速毒消しの件を相談。明日の朝までに毒消しが手に入らないと死んじゃうんだというのに、黄蓉、
「死んだっていいじゃない。他人だもの」
……さすが、東邪の一人娘(^▽^;)
ですが、そういうわけには行かないという郭靖の言葉を聞いて、一番確実な場所へ行きましょと、一緒に趙王府に忍び込みます。
が、王子が美女を閉じ込めてるという家来達の会話を漏れ聞いて、好奇心旺盛な黄蓉、こちらが先と、美女を見に行ってしまいます。
(で、仕方がなしに同行する郭靖)

と、そこに捕らえられていたのは穆易、穆念慈の父娘。
で、牢へやってきた楊康が、2人をここへ閉じ込めたのは悪意があってのことではなく、『比武招親』のことを知った父の怒りから守るため。
約束を守る気はあるが、王子が平民の娘を娶るのは簡単ではない。一旦牛家村へ戻っていてくれれば、あとから迎えに行くetc……
と、好き勝手なことを云うのを、なんてヤツだ~と腹を立てながら、立ち聞き。

母親の前で同じ話ができたら信じてやると、穆易(こと楊鉄心)に言われ、母は王妃なんだから、こんなところへ連れてこられるかと牢を出た楊康、
家来に用意させて老いた、わざと足を折ったウサギを持って、その足で母の元へ向かいます。

すると、『比武招親』のことは当然、母の耳にも入っており、あの娘さんを娶る気なら、私が父上に話をして上げましょうというのですが、
母に対しては、穆念慈を妻にする気はないと答える楊康。

穆念慈に対して、父は政務で忙しいし、母は一人でいるのが好きで、自分はこんな風に話し合える相手もなくて、ずっと寂しかったって言ったときは、王族だし、お母さんはあんな感じ出し、そういうことのあるのかな~とチラッと同情もしたんですが、
ったく、この男としたら、
何が本気で、どのへんが、どこまでウソなんだか~
と云うところで、次週に続きます。




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コメント

>なんかイラついて、後ろから蹴飛ばしたくなって
いや、全くです!
この俳優さん、佐野史郎さんに似てますよねぇ。
私は基本的に楊康擁護派なんですけど、
俳優さんの素晴らしい演技のお陰(?)で、
この楊康の奴め…!と思ってしまうのでした(爆)

>しかも、軽薄というか、いーかげんというか、支離滅裂と云うか、薬にしたくも誠実さの欠片もないというか……
そうそう!
念慈の事を好きなのか、体面があるからなのか、
どうもはっきりしないですよねぇ。

楊康が完璧なヒールだと、
もうちょっと郭靖との対比が出てくるのでしょうが、
もう少し弱いんですよねぇ…
悪い奴というより、子供な感じです。

阿吉さんへ

>この俳優さん、佐野史郎さんに似てますよねぇ
あはは……。本当。
これが暁明~とまでは行かなくても、見るからに~の美男子だったら、もうちょっと印象が違ったかも、ですね。

それにしても……
初回放送の時に思ったんですが、性格とか、置かれた立場とか、その後の運命とかから考えると、
郭靖より楊康の方が、絶対私の好みのタイプになるはずなのに、なぜかシンパシィを感じない……
これって、楊康の性格以上に、俳優さんの名演技が影響してたんですねぇ。
(料理の仕方によっては、悪のヒーローか、悲劇の貴公子かって云う、おいしい立場なんですケドねぇ)

>念慈の事を好きなのか、体面があるからなのか、
>どうもはっきりしないですよねぇ。
そうなんですよねぇ。
どのあたりまでが本気で、どのあたりが口先だけなのか……
こういうところもまた、蹴飛ばしたくなる要因でして(^▽^;)

>悪い奴というより、子供な感じです。
そういえば、何事も、深く考えていない、
行き当たりばったりと云う感じですものね。
そうすると楊康、武芸の腕だけでなく、精神面も登場時点のまま、
成長することなくいっちゃったわけですね~。
それもまた、哀れな……

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