秋水長天

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射英雄伝 第29集~第30集

ついこの間始まったと思ったら、もう30集だって。
早いですよね~。
それにしても、今回メッチャ盛りだくさんで、もう、何がなにやら~(^▽^;)

さて。



皆が追い出された中、自分は全真教の弟子で善人だからと店に居残った尹志平(いん・しへい)、なぜ善人である江南七怪を傷つけようとするのかと黄薬師を糾弾  って、ホント、怖いもの知らずだなぁ(^_^;)
おかげで、黄薬師おとーさまの一撃を受けて、歯をへし折られ、なんてコトするんだ、この邪道の悪魔(と、原作では呼んでましたが)。
と、その遠慮のなさが気に入られて、無傷で店の外へポイ。
で、ここまで来ると、さすがに逆らう気力をなくした尹志平クン、そそくさと引き上げます。

そうして今度は程瑶迦(てい・ようか)に、お前も全真教の弟子だなと云う黄薬師。
太師父の不快を買っては  と、咄嗟に程瑶迦をかばい、さらには彼女が善人であることは自分の命にかけても保障しますという陸冠英に、
「普段は、儂と目もあわせられないくせに、そこまでこの女人を庇うとは」
好き合っているなら結婚させてやると言う黄薬師の急性さに、最初は戸惑う2人でしたが、あまり煮え切らないと、今後は会うことを禁じる。口をきいたら舌を引き抜いてやるという過激な黄薬師おとーさまの言葉に、結局は大急ぎでOK。
その場で天地を拝んでの祝言と相成ります。

さて。自分の尽力  というか威力(?)でNewカップルを作り上げてご満悦の黄薬師おとーさまは、簫を奏でながら木の上で夜明かし。
おとーさまの奏でる簫の音が自分を偲んでのものだと悟り、黄蓉はしんみり。
でも、声をかけてくればとの郭靖の言葉には、治療にまだ数日かかるからと諾いません。
(実際には、お父様は靖さんのことを怒ってるから、一緒にいると知られると厄介なことになると思ってるんですが……親ってのは案外、子供には甘いものなんですけどね~(笑)

で、この会話が、壁際にいた欧陽克に聞こえていたことから、次の事件が……。

翌朝、黄薬師おとーさまはどうやら、昨夜のうちに欧陽鋒と老玩童の追いかけっこに参加しちゃったらしいんですが、そうとは知らず、気持ちよく起きてきた程瑶迦、部屋の隅に異様な人物を見かけて悲鳴を上げますが、
「は……腹がへって。何か食べるものを」
と云う言葉と、どうやら行き倒れかけた書生らしいという陸冠英の言葉に、ちょっと安心。
大丈夫ですかと近寄った途端に、2人とも点穴されてしまいます。
(そういえばコックン、少なくとも丸一日は絶食ですもんね~。演技も真に迫ろうと云うもの(^_^;)

しかも、こういう偶然ってアリですか~(~_~;) といいたくなるくらい偶然に、そこにやってきたのが穆念慈。
養父母の遺骸を故郷の牛家村に埋葬してあげようと、お棺を持ってやってきたんですが、これも、何がなにやら分けが分らない間に点穴。
女性2人を人質に取った欧陽克、隠し部屋から出てくるように黄蓉に呼びかけ、さらに、仕掛けを作動させて扉を開け、2人に襲い掛かります。

打狗棒術を駆使して迎え撃ちますが、治療中の郭靖との手を離せないため、逆に打狗棒を奪われてしまう黄蓉。
と、このあたりの一連の欧陽克の動き、猛スピードで這って動いてるのを、カメラを欧陽克自身にして表現してるんですが、武術の達人というよりは、なんかこう、アナコンダとか、そのあたりの動物パニック映画のようで(笑)

と云うところへ、今度は曲ねえやに案内させての楊康の登場。
欧陽克の腕に穆念慈が抱かれているのに驚いたでしょうに、そんなコトはおくびにも出さず、
「どうです、王子。この女たちを裸にして躍らせましょうか?」
コックンのとんでもない提案に同意した振りをし、穆姐さんを受け取るや、親の形見になる短剣でグサリ。
どうしてと問う欧陽克に対し、
「これはな、私のたった一人の女性だ。私の妻なんだよ。殺されても当然とは思わないか?」
楊康も  というか、そういえば殆どの金庸キャラって、女性には誠実なんだよな~。
“あの”韋小宝も、愛情過多のおかげでヨメさんの数は多かったケド、決して不実ではなかったし(笑)

欧陽克最期


それにしても、この後で見せる楊康の野放図さというか、
欧陽克の死体に横で寝転がってて、穆念慈にも、ここで一緒に寝ろと抱き寄せたり、
人に見られたら困ると世間体を気にする穆念慈に対し、
「誰かが見たら、恋人同士の幽霊だと思うさ」
こんなところは、さすがに楊過の父親だと思いましたね~(笑)

が、突如、このことが欧陽鋒に知れたら命がないと気づき、穆念慈に手伝わせて死体の始末。
さらに、このまま、2人で逃げてしまえばという穆念慈に対して、自分は、欧陽鋒の弟子になりたいのだと言います。
「どうして、そうまでして?」
「楊康の名を天下に知らしめたいんだ!」
「完顔康じゃないの?」
「楊康だ!」
この言葉に、それでは金の王家とは縁を切るのかと喜ぶ穆念慈ですが……、
見ていたこちらとしては、ああ、やはり腹に一物あったかと(笑)

で、珍しく、ここで楊康が本音を漏らすんでが。
この場で祝言をという楊康に対し、祝言は養父の仇を討ってからという穆念慈。
それに対し、いきなり現れて実父だと言われても実感はないし、そんな人物に対する道徳規範で自分を縛らないで欲しいという楊康。
このあたり、育った環境の違いなのか、もともとの精神的構造の違いなのかはわかりませんが、私個人としては、楊康の感覚に納得。
まして、その仇ってば、可愛がってくれてる養父ですしね~。

さて。

その後、穆念慈の言葉に従い、実の両親の遺骸を、元の住まいの敷地に葬った楊康ですが、その腰には、そうと知らずに拾った打狗棒が。
これを丐幇の弟子に見られていたことが、さらなる事件にと繋がってゆくのですが~このあたりの伏線の敷き方、上手いですね(笑)

と、時を同じくして、今度は曲三酒店に全真七士が来訪。
理由は弟子たちと同じく郭靖を探してなんですが、それにしても皆がみんな、なんだって郭靖が行方不明になると牛家村に行ったと思うかな?
そもそも、当の郭靖が、ここへ来るまで牛家村の場所を知らなかったわけだし(笑)

ともあれ、ここで師匠たちとバッタリ顔を合わせてしまって、気まず~い雰囲気の楊康。
しかもQちゃん、師兄師弟(師妹も?)が取り成してくれる中、やたら弟子には辛口なんだもんな~(~_~;)
と云うところへ、おりよく現れたのが丐幇の弟子たち。
楊康が打狗棒を持っていることから、新幇主になったと勘違いしているわけなんですが、
これについては、さっぱりワケが分らないまま、師匠たちから逃げ出す良いチャンスと、楊康、適当なことを行って同行してしまいます。
で、全真七士たちもワケが分らないまま、丐幇のために働いてるのなら、それはいいことだと(笑)

そうして、取り敢えずは曲三酒店に落ち着いた全真七士ですが……。
それにしても、よくもまあ、次から次へと事件が起こるものでして、今度はそこへ梅超風が登場。
全真七士との間には恩も恨みもないはずですが、なぜか、突然争いになってしまいます。
と云う、ここのシーンは、様式美というか、殆どダンスなんですが、実に見ごたえがありました。

梅超風と全真七士


が、さしもの梅超風も、天罡北斗陣の前には、圧倒的に不利。
で、ついに傷を負ったところに、黄薬師降臨。
(まさに降臨と云う感じです。上から降ってくるんですもん、あの狭い宿の(~▽~;)
全真七士対黄薬師の争いになったところへ、助太刀するぞと欧陽鋒が割り込み、まずは譚処端(たん・しょたん)に一撃。
続けて、背後から黄薬師を狙ったところへ、
「師匠?」
気配を察知した梅超風が割り込み、我が身で師匠を庇います。

欧陽鋒が、続いて全真七士が去った後、私をもう一度桃花島の弟子にと言い残して、梅超風絶命。

直後、今度は江南七怪が店を訪れ、梅超風の亡骸を抱いた黄薬師と鉢合わせ。
「よかったな。この手でお前の夫の仇をとってやれる」
うわああああ……。もう、いい加減にして~(~O~;)
と、言いたくなったところへ、7日間の治療を終えた郭靖と黄蓉が隠し部屋から飛び出し、これまでのいきさつを話したことで漸く、両者の間に和解が成立します。

大変な目にあったなと娘を労わる黄薬師に対し、
「大したことないわ。ちょ~っと漂流して、ちょ~っと無人島に流れ着いて……」
と黄蓉。
黄蓉たちが死んだと大嘘を吐かれていたことに対し、
「これから欧陽鋒を殺しに行く。霊智上人(れいちしょうにん)も殺す。お前たちも一緒に来い」
(あ……あのね……ヾ(^o^;)
つくづく、お茶目な父娘です。

さらに、曲霊風の遺骸がと、娘に隠し部屋に案内された黄薬師、壁の中に塗りこめた弟子の遺書を発見。
(このあたりの見識と眼力は、さすが五絶の1人)
この部屋の宝は、曲霊風が自分のために宮中から盗み取ったものだと知り、残された娘を桃花島に引き取り、武芸と知識の全てを伝授することを誓いますが……それは、さすがに無理でしょう、いくら黄薬師おとーさまでも。
そうしてさらに、隠し部屋から出てきた、岳飛の詩を書いた掛け軸を郭靖に与えます。

  と云うところまでは、まあ、和やかに話が進んだんですが、
楊康に持って行かれた打狗棒を取り戻し、丐幇の大会を無事に終らせるために、さあ、2人が旅立とうとしたところで、また新たな事件が~(~_~;)

上空に白ワシが舞っているのを見つけ、その様子から異変を察知した郭靖、黄蓉と共に赤馬で先行すると、その先には欧陽鋒と裘千仞に捕らえられたトゥルイ、コジン、ジェベ師匠の姿が。
(ジェベ師匠、ここのところ、良いトコなしです)

またお前たちか~と争いになりかけたところへ、黄薬師と江南七怪が追いつき、形勢不利と見た裘千仞は、腹痛を装って、とっととリタイヤ。
が、その前に朱聡さんに遊ばれて、あげく、大事な鉄掌党の令牌を落としていってしまいます。

欧陽鋒もまた、欧陽克が殺されたことを知らされ、復讐を誓ってその場を後にするのですが、
黄薬師おとーさまってば、犯人を聞かれて、全真教の武芸を学び、桃花島の武芸も身につけて  なんて、もって回った言い方をするものだから、欧陽鋒、郭靖が犯人だと思っちゃったじゃないですか~(^▽^;)
郭靖はまだ、この時点では桃花島の武芸は身につけてないんですけどね。
でもって欧陽鋒は、楊康が梅超風の弟子だとは知らなかったわけなのかな?
(あれ! そうすると、欧陽鋒にとっては楊康は息子の仇だけど、楊康にとって欧陽鋒は師匠の仇になるわけで……ああ、ややこしい(~_~;)

というのはともかく、トゥルイたちを助けて、一旦店に戻ってきた一行ですが、
その女性は誰と聞かれた郭靖が、(多少のためらいは見せますが)バカ正直に自分の許婚だと紹介したことから、その場は紛糾。
黄蓉を取るかコジンを取るか、黄蓉に対する想いが真実なら、今すぐコジンたち3人を殺せ、出来なければ儂が殺してやると、黄薬師おとーさまが言い出す騒ぎと、、
さらには、コジンを娶る気がないなら、はっきりと言え。仕返しをする気はないし、母親の面倒も見てやる。望むなら母親を中原に送り返すが、アンダの間柄はこれまでだと、トゥルイが怒り出す一幕があり、
悩んだ郭靖、やはり『義』を立てるべきだと決意、自分はコジンと結婚すると宣言します。
が、それでも自分の心は常に黄蓉にあると  って、
これまで散々、バカだ馬鹿だといわれていた郭靖ですが、本当に、正真正銘に馬鹿だ~と思ったのは、この時です。

愛し合ってるのに結ばれない2人に、加えるに、夫の心が他の女性にある、形ばかりの妻って、これじゃ、誰一人幸福になれないじゃない。
やっぱり、ここは一番、コジン姫は泣かせても、自分の気持ちに正直に黄蓉を取るべきだったよな~と私は思います。
振られたコジンだって、あとからもっと良い男が出てこないとも限らないし。

それにしても、こういう状況を目の前で見てて、まだ郭靖と結婚できることを喜んでるコジンの神経って……
それとも、中原の言葉はわからなかったのかな?

ともあれ、そうしてトゥルイたちが去り、一緒に桃花島に帰ろうという黄薬師たちに対し、自分は丐幇の新幇主としての勤めを果たさなければと告げた黄蓉、
一緒に行ってあげなさいと韓小瑩のアドバイスを受けた郭靖と共に旅立つのですが~、
物分りの良かった原作とちがって、あのつんけんした態度は……怒ってるなぁ。
当然だろうケド。

けど、原作の方の物分りの良い黄蓉のほうが、より、悲哀は感じさせられまし、
途中で雨に降られて、雨宿りをという郭靖に、急いでも濡れるならゆっくり行きましょうという言葉に、いずれ来る別れなら、少しでも先にしましょうという思いを重ねる下りも、より切なさが増す気がします。

そうして、雨に濡れたおかげで、郭靖のもらった掛け軸が『武穆遺書』のありかを示すものだとわかるという一幕があって……、

いよいよ、丐幇の大会が行われる、その会場近くにやってきた郭靖と黄蓉、長老の一人である魯在脚と出会い、言葉を交わしますが、直後、別の長老の催眠術にかかり、捕らえられてしまいます。
そうして、いよいよ丐幇の大会  
というところで、以下次週~。

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  • posted by  
  •  
  • 2010.05/26 16:49分 
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NoTitle 

ホント、盛りだくさんでしたね~。
でもって、関係者が一カ所に集まるという、例によって例のごとくの、大偶然(笑)

>私個人としては、楊康の感覚に納得。
私もです。
ずっと父だと思ってた人が実父じゃないとわかったからって、すぐ納得できるものじゃないですよね。
「血は水よりも濃し」とはいうけれど、それと「情」とはまた別ですもの。

>愛し合ってるのに結ばれない2人に、加えるに、夫の心が他の女性にある、形ばかりの妻って、これじゃ、誰一人幸福になれないじゃない。
同感です!!
二人を不幸にするんなら、いっそのこと、どっちとも結婚しない、って言えばよかったのに。

>こういう状況を目の前で見てて、まだ郭靖と結婚できることを喜んでるコジンの神経って……
ですよねぇ(^^;)
まぁ、コジンは中国語がわからなかったのかな?と大目に見るとしても、トゥルイはわかってたはずだ。
妹が不幸になるのを承知で結婚させたいものか?と私にはそっちの感覚も疑問です。
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2010.06/10 11:01分 
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  • [Res]

ふく*たま さんへ 

>でもって、関係者が一カ所に集まるという、例によって例のごとくの、大偶然(笑)

そう、そう。
ご都合主義は物語の王道とはいえ、ちょっと凄すぎです(笑)

>ずっと父だと思ってた人が実父じゃないとわかったからって、すぐ納得できるものじゃないですよね。
「血は水よりも濃し」とはいうけれど、それと「情」とはまた別ですもの。

ですよねー。
「血よりも濃い水もある」ってのは、浅田さんの『天切り松』にあった喩えですが、世の中、そういうこともあるわけで。
まして、楊康にとって楊鉄心は、突然自分の生活に闖入して引っ掻き回し、挙げ句は母親を奪っていった人間ですからね。
こちらを「父親」と思えなくても無理はないです。

>二人を不幸にするんなら、いっそのこと、どっちとも結婚しない、って言えばよかったのに。

あ、なるほど。そういう選択肢もあるんだ。

しかも郭靖、あとになって、やっぱりコジンとは結婚しないとか。
だったら、最初から自分の気持ちに正直になっておけば良いものを(-_-;)

>まぁ、コジンは中国語がわからなかったのかな?と大目に見るとしても、トゥルイはわかってたはずだ。
妹が不幸になるのを承知で結婚させたいものか?と私にはそっちの感覚も疑問です。

トゥルイにとっても、あくまでも大事なのは『約束を守る』『義を通す』ってことだったんでしょうか。
だとしたら――
こういう感覚、ちょっと黄薬師おとーさまに、木っ端微塵に粉砕して欲しい気がします。

  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2010.06/11 08:35分 
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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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