神侠侶 第3集~第4集

え~。
前回は、あんなわけで楊龍夫妻(もっぱら楊過)にレビューを任せちゃいましたが、
楊過だけじゃ突っ込みきれない部分もあり  というか、むしろ、私自身が突っ込みを入れたいので(笑)
今回から、また、元のパターンに戻したいと思います。
が、回線、繋がったままですからねぇ。時々2人のコメントが紛れ込む可能性も(笑)

というのは、とりあえず置いておいて、



孫ばあやの遺言で、古墓の小龍女に引き取られることとなった楊過、入門の儀式を経て、早速修行が始まるのですが、その前に、
「俺、心の中ではちゃんと師父だと思うし、尊敬もするけど、姑姑のことは師父じゃなくて姑姑と呼びたいんだ。だって、前の師父の趙志敬は酷い奴で、俺、夢の中でも奴を呪ってるんだ。だから、姑姑と呼べば、師父を罵るとき巻き添えにしなくて済むだろ」
と云うことで、小龍女のことを姑姑(父方の若い未婚の叔母の尊称)と呼ぶ事となります。

が、ここまでで、原作をこんな風に変えちゃ拙いんじゃないの? と云うところが2箇所。
その一つ目は、楊過が、寒玉床が寒くて眠れないと訴えるのに、これは祖師さまが極北の地から掘り出してきた、内功の鍛錬にこの上なく有効なと小龍女が解説くシーン、
お尻を引っぱたかれたチビ楊過が、原作と違って悲鳴を上げるのは、まあ、おまけしておくとしても、ちゃんと、内功の鍛錬法を教えてやらないと、チビ楊過、眠れないどころか、風邪を引いちゃいますよ。

それと、入門の儀式の前、原作の方では小龍女、弟子にならなくても武芸は教えてあげるといってるんですが、ドラマの方では、弟子入りしなかったら古墓から追い出しますって、それじゃ、一生楊過の面倒をみてやってくれという孫ばあやの遺言に背くことになりゃしませんかね。

と、こうして古墓派の弟子になった楊過ですが、まあ、楊過らしい勝気さが無い、無い。
修練し始めた軽功を使って外へ出るようにと言われると、失敗したら、折角姑姑が縫ってくれた服が汚れちゃうしと言い訳をするし。
(で、小龍女に、言い訳はいいから、さっさとやれと叱られて(^▽^;)

方や小龍女の方は、最初は冷淡だったのが、徐々に楊過の存在に馴染んでいって、時々お母さんかお姉さんかと云う表情を見せるようになってゆくのが、良いですね。
しかし、立ったままで移動しながら楊過の服を縫ってるって、かなり器用ですが(笑)
(布類も自給自足なのかな?)

と云う頃の重陽宮では、早い話が楊過を虐待したせいで、この騒ぎを引き起こした趙志敬が、クドゥくんが重陽宮に攻め入った日に、郭靖を敵と勘違いした上で、勝手に陣を動かしてしまったせいで、重陽宮の内部にクドゥ君を侵入させてしまった責任も、まとめて取らされ、主席門弟の地位を剥奪されておりました。
(小龍女に玉蜂で追い払われた武芸者って、クドゥくんだったんです(^m^)

が、それにしても、度重なる騒ぎというか、趙志敬の失態が、よくよく腹に据えかねてたんでしょうね。あの、全真七士の中では一番温厚で穏やかに思えた馬(ば・ぎょく)さんが、趙志敬が何か一言言い訳するたびに
「ふん!」
で、子供一人のしつけもまともに出来ないものが、主席門弟が務まるか、と。
(そうだ、そうだ! (笑)

そもそも楊過は、頭が良い分、かなり生意気ですし、幼くして世間の荒波にさらされちゃってるので、性格にもちょっとひねりが入っちゃってますが、欧陽鋒とーちゃんや孫ばあやに速やかに懐いちゃったように、優しく取り扱ってやれば、素直な良い子なんですよねぇ。
むしろ、虐待された動物より、取り扱いは易しいくらいで  
(あ、いま、「好き勝手言いやがって」と苦笑してる楊過の表情が脳裏に……(笑)

と云うことで、主席門弟から将来は教主へと云う野望から大幅に後退した趙志敬、自分の代わりに主席門弟となった甄志丙(しん・しへい)への恨みを募らせるとともに、全ての原因となった楊過への怒りも大きく、
(本当に心が狭いというか、この人の辞書には、反省とか自省と云う項目が欠落してるんですな)
捕まえて、連れ戻して、八つ裂きにしてやる!!!! と、弟子の鹿清篤(ろく・せいとく)を古墓の付近に張り込ませます。

で、それを知らずに(たぶん)小龍女に命じられて、練習用の雀を捕まえていた楊過が、鹿清篤に捕まりかけ、逆に軽功と頭脳で鹿清篤を翻弄して  というエピソードは、楊過の腕前が徐々に上がってきてることなどを示したいんでしょうが……
それにしても、この子役と、成長後の楊過を演じる暁明とのギャップが大きすぎて、未だに、楊過、楊過と書く度に物凄い違和感が~(^▽^;)

なので、第3集の終盤、楊過が成長して、暁明に入れ替わったら、マジでホッとしました(笑)
が!
成長しとりませんな~、この楊過も。
子供のころと同じようなことをやって、同じように小龍女に叱られるって、甘えてるにしても、ちょっと有り得な~いって気が。
(でも、まあ、何と言っても男前だし、目に力があるし、この後急激にカッコ良くなってゆくし~)

2-3


というのはともかくも、二年間で、雀八十一羽を使っての『天羅地網勢(てんらちもうせい)』の修練から、玉蜂針、『美女拳法』等の古墓派の武芸を一通り身につけた楊過、
鹿清篤を苛めて全真派の口伝を手に入れての全真剣法の習得を経て、いよいよ古墓派の奥儀、『玉女心経』の修練に入るのですが、
この内功の鍛錬は、2人が向かい合って両手を合わせ、内力を送りあって互いを助けなければいけない。その過程で体から熱気が発散されるため、服を脱いで行わなければいけないのだけれど、
「男女が服を脱いで向かい合うなど、はしたない」
だから、内功の鍛錬はあきらめましょうと小龍女にいわれてしまいます。

が、あきらめきれない勝気な楊過、ふと思い付き、以前見つけた花畑に小龍女を誘います。
そこは中州にあって人が近づきにくい上に、丈高く繁った草花が互いの姿を隠してくれるため、服を脱いで修行をするのに最適  って、近づいてきちゃいましたけどね、趙志敬と甄志丙。しかも楊過と小龍女、お互いの姿が丸見えじゃないですか。
(おまけに、服を脱いで修行しなきゃいけないはずが、服を着てたって苦情も幾つかあったそうで(笑)

で、途中から幽体離脱してのダンスには、DVDを何度も見て、大概に慣れましたが、
それにしても、渋め、堅実目の造りな印象だった『射英雄伝』に比べ、この『神侠侶』は、花とリボン満載  というか、女性の衣装なんかも特に華やか目で、武芸のシーンもアクロバティックと云うか、ダンスっぽい感じで、
張P、実はミュージカルを作りたかったのか? などと勘繰ってしまいます。
CGを使っての、2人の内力が研ぎ澄まされてゆく過程の表現は、何度見ても奇麗で見事なんですけどねぇ。

などと思いながら、シャオミンのセミヌード  もとい、シャオミンとイーフェイちゃんのダンスを鑑賞していたら……

だ~から、そこでいきなり甄志丙のアップは勘弁して下さいって!!
DVDと勘違いして、早送りしようと、思わずリモコンに手が伸びましたって(^▽^;)

さて、この甄志丙クン、原作では“あの”尹志平(いん・しへい)クンなんですが、ウチのご先祖様になんてコトをやらせるだ~と、子孫の方からクレームがついて、ドラマでは甄志丙に変更されたそうですが、この変更は正解ですよね。
『射~』のときの、あの向こうっ気の強い尹志平クンとは、別キャラですもん。
(しかも尹志平クンだったら、郭おじさんと同年輩だし、さし歯だし(爆)

で、この甄志丙クン、二年前の重陽宮の騒ぎで、楊過と孫ばあやを助けに出てきた小龍女に一目惚れ。

2-1

以後、悶々と想い焦がれて、紙に龍の字を書き散らしたり、ストーカーよろしく夜ごと古墓の周辺をうろつく日々。
そんな甄志丙に、主席門弟の地位を奪われたと逆恨みする、心と了見と見識が生まれたての子猫の額より狭くて、妄想力と権力欲は肥大してるくせに、反省心の欠落している、墓穴堀り恥かき男の趙志敬、お前は心の中で淫戒を犯してる、主席門弟に相応しくない、師伯たちに言いつけてやるetc……と、チクチクと苛めます。
(だ~か~ら! 自分はもっと、それ以上に相応しくないんだから!!)

そうして、そのあまりな言葉に、ついに甄志丙と刃物沙汰になり、争いながら2人、どんどん移動して行くですが、その先はなんと、楊過と小龍女が内功の鍛錬中の場。
しかも、第7段目の『陰進』に入っている小龍女は、途中で鍛錬をやめられる6段目の『陽退』に入っている楊過とは違い、一気呵成に内力を運用せねばならず、途中で止めると命にかかわります。

と云うところへ、次第に近づいてくる、人の争う気配。
さらにその上、吹っ飛ばされてきたのは、あの趙志敬。
このままでは姑姑に当る! と、咄嗟に立ち上がった楊過、趙志敬を弾き飛ばします。
が、その気配に、鍛錬を途中で止められた小龍女、真気が逆流して吐血。
あせった楊過、咄嗟に着物で小龍女の体を覆います。

2-2


が、それを見た趙志敬、甄志丙に向かって、お前の想い人が、弟子とヤラシイことをしているぞ  って、半裸の男女を見て、速やかにそういう風に思うのってアンタだけです。
てか、こういうところで、その人物の品性がわかるんですよね~。
甄志丙なんかは、まず小龍女の体を案じて、古墓に連れ帰るようにと楊過にいってますものね~。

ですが、こんなところを見られた以上生かしては置けない、口をふさいでとの小龍女の命令で、そのあたりの木の枝を手にした楊過、趙志敬に打ってかかります。
痛い目に会いたいかと楊過を舐めてかかった趙志敬ですが、玉女剣法は元々全真剣法を制するために編まれたもの。あっさり剣を奪われ  いやぁ、あの屈辱の表情、本当に何度見ても、ざまぁ見ろです(^w^)

が、でもでも冗でも何かの間違いでも(とまでは言ってないか)一応師匠だったモノを殺すのは不吉ですという小龍女の言葉で、口外しないと云う誓いを立てさせるだけで放してやることとなります。
(いっそ、このときに始末しておけば、後の話がややこしくならずにすんだのに……)

しかし、このときに立てた趙志敬の誓い、
「このことは、ここの4人だけの秘密。もし5人目に話したら、武林からつまはじきにされ、胸に矢を受けて死ぬだろう」
と云うの、後のことがわかって聞いていると、非常に象徴的というか、後々の運命を現しているというか。

それはさておき、

小龍女を古墓へ連れ帰った楊過でしたが、致命傷を負ってもう助からないと思った小龍女、自分が逝けば、誰も楊過の面倒を見てくれるものもなくなるし、孫ばあやとの約束にも背くことになる。それなら、お前を殺して私も死にますと、楊過の喉もとに剣を。

で、ここでのお互いの表情の変化が見ものなんですが、
力尽きたように見える小龍女に、「姑姑!」と楊過が近づくと、小龍女が“かっ”と目を見開いて、また剣を構える。それを、あの無表情でやられると、これは怖い。
実に怖い。
楊過ならずとも、パニクって逃げ出したくなります。

そうして、思わず古墓を逃げ出した楊過でしたが、
「何をやってるんだ、俺は!? 重傷の姑姑を見捨てて!」
「でも、戻れば姑姑に殺される」
葛藤の末、
「姑姑に助けてもらった命だ。殺されたってかまうもんか」
小龍女を案じる思いのほうが勝り、また、古墓へと引き返します。

が、その楊過より一足先に、古墓へ侵入していたのが、李莫愁と弟子の洪凌波(こう・りょうは)。
この2人、『玉女心経』を手に入れようとやってきたのですが、
前にも書きましたが、この洪凌波、原作にあった陸家荘襲撃と、古墓に入る前の楊過との出会いを削られちゃったせいで、性格面での李莫愁仕込みの残虐な面もあっさり削除。
妹弟子思いの、非常に気の毒なキャラになってしまっております。

古墓へ戻ってくるなり、この洪凌波に剣を突きつけられた楊過、古墓派の技でそれを交わして、小龍女を庇う位置に。
男子禁制のはずの古墓に、その古墓派の技を身につけた男がいることを訝しむ李莫愁に、啖呵なんぞを切って見せますが、
こういうときの楊過の、目上を目上とも思わない性格って、実に素敵(笑)

小龍女に、師伯だから挨拶しなさいといわれて、
「いやだ」
師父の云うことには逆らいませんといいながら、ちょくちょく、こういうことをやるんですな、この子は(^▽^;)

で、仕掛けがあるから、挨拶のふりをして、それを作動させてと小龍女に耳打ちされての、いかにもふてくされた感じの挨拶と、その後で見せる反抗的な目つきが何ともいえません(^▽^)キャッ♪

そうして、楊過が仕掛けを作動させると、寒玉床が回転を始め、それに横たわっていた小龍女と、急いで飛び乗った楊過を壁の向こうへ。

と云うところで、以下次週。
ふたりの運命が、大きく動き始めます。

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コメント

>ちゃんと、内功の鍛錬法を教えてやらないと

いきなり氷の上で寝ろって言われても、フツーできることじゃないですもんね(^^;)
全真教にいたから、少しは内功の心得があるとでも思ってたんでしょうか。

>しかし、立ったままで移動しながら楊過の服を縫ってるって

小龍女、意外と潔癖というか、汚れとかほころびとかに口うるさかったですね。
それで母性を表現してたのかな。

>成長しとりませんな~、この楊過も。

でしたね~。どうも違和感が…(^^;)
もうちょっと、落ち着け、と。
男前は男前ですけど、「かっこいい♪」と思えるのは、もう少し先ですね。

>武芸のシーンもアクロバティックと云うか、ダンスっぽい感じで、

そうそう、まるでダンスでしたねー。
ホント、少女漫画チックに作られてますよね。ま、美男美女なんで、似合いますけど(笑)

>しかも尹志平クンだったら、郭おじさんと同年輩だし

ぎゃ、ホントだ!うーむ、そうだったのか・・・娘のような若い女に・・・
て、確かに子孫からクレームきそうですね(^^;)

>いっそ、このときに始末しておけば、後の話がややこしくならずにすんだのに……

小龍女が「口封じを」と言った時には、ぎょっとしましたが、後のことを考えれば、ホントに、この時ねぇ・・・

ふく*たま さんへ

>いきなり氷の上で寝ろって言われても、フツーできることじゃないですもんね(^^;)

ねー。
原作の方では、ちょっとイジワルしてから、内功の鍛錬法を教えてやっていましたが、

ひょっとしてドラマ、鍛錬のための口伝の台詞を思いつかなかったかな(爆)

>小龍女、意外と潔癖というか、汚れとかほころびとかに口うるさかったですね。
>それで母性を表現してたのかな。

小龍女自身は、いつも真っ白でしたから、かなりの奇麗好きだったんでしょうね。
でも、あそこから読み取れたの、小龍女の母性より、楊過の子供っぽさの方が大きかったりして(^▽^;)

>でしたね~。どうも違和感が…(^^;)
>もうちょっと、落ち着け、と。

そう、そう。
当時27歳のシャオミンが十代の楊過を演じるわけですからね、
どうやったって無理があるわけですから、無理に子供っぽい芝居をさせなくっても、ですよね。

>男前は男前ですけど、「かっこいい♪」と思えるのは、もう少し先ですね。

そうなんですよね。
おかげでワタクシ、初回放送のときは、シャオミンがあんなに男前だったって気付いたの、なんと、20話を過ぎてからだったという……(^_^;)

>ホント、少女漫画チックに作られてますよね。ま、美男美女なんで、似合いますけど(笑)

張P、意外と乙女チック趣味だったりするようで。
画像的に奇麗なので、私も文句はありませんケド(笑)

>ぎゃ、ホントだ!うーむ、そうだったのか・・・娘のような若い女に・・・
て、確かに子孫からクレームきそうですね(^^;)

でしょ、でしょ(笑)
まあ、真面目な人ほど、ハマってしまうと歯止めが利かないという例なのかもしれませんが……(~_~;)


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