2010/08/22 (Sun) 神侠侶 第13集~第14集(後編)

土陣を作って李莫愁を迎え撃つ程英と陸無双。
ここで李莫愁が陸無双に言った、五毒秘伝を返せば云々、字幕版では「死体は残してやるよ」になってまして、これは、昔の中国での、死体が損なわれると、死後の世界でも、生まれ変わってからでも、不自由な体のまま、と云う考えから来ている台詞のようですな。

さて。


土陣を縦横に動かし、李莫愁の侵入を阻んだ程英と無双、
(って、中国の映画とかドラマって、こういう発想がすごいと思うんですが)
陣を破れたら相手をしてやると言い捨て、楊過の様子を見に、家の中へ。

14-1

すると、楊兄さまは、床の上にぶっ倒れておりまして  重態ですなぁ。そもそも、ほとんどまともに歩けやしないんですから。

で、3人が3人とも、自分が残るから2人で逃げろと言い合いまして、
結果、運を天に任せて、3人で力を合わせて戦おうということになります。
そうして、思い切り楽しい曲を演奏して、李莫愁を怒らせてやろうと楊過が言い出し、また、琴と簫の合奏。

それを聴いた李莫愁、
「小僧ども、世の苦しみを知らぬのか。死を目前にして、何を浮かれておる」

いや、いや。死を目前にしてるから、命がけで浮かれてるんです。
てか、失恋しただけでグレまくって、すっかり凶暴化しちゃって、世間に八つ当たりし倒してるアナタに比べりゃ、若手の方がよっぽど苦労人です。

で、「まだ弾くか!?」と李莫愁が内力で琴をブチ壊し、家へ乗り込んだところで、やってきましたのが、曲ねえや!
黄薬師おとーさまが精魂こめて指導したおかげで、武芸の腕“だけ”は上がっております。
その上、状況判断能力も武芸のかけひきもなくて、ただひたすらに攻めてくるものだから、さすがの赤錬仙子もたじたじの様子。

ですが、彼女と程英が桃花島の弟子と聞いても、
「この李莫愁、何者も恐れはせぬわ」

と、「なかなかに威勢がいいのう」と声がして、屋外の樹上に姿を見せた青衣のご老人は  
出ました! てか、待ってました、黄薬師おとーさま!! \(^o^)/
しかし、ふと気がついたら、えらく細っい枝に立っておられますが、これは、それだけ軽功にも長けておられるということですね。

そうして、すい  と室内に入ってきたおとーさま、李莫愁の払子の糸を絡め取ると、琴の糸の代わりにして、楊過たちが奏でていた曲を~。
しかも、あの姿勢で、一弦だけの糸で演奏って、何ごとにも秀でているとはいえ、ちょっと凄すぎ。

その内力をこめた演奏に、さしもの赤錬仙子も抗する術はなく、発狂寸前  と云うところで、ひょいと楊過の顔を見た曲ねえやが、
「うわぁあああ! 楊康にいちゃんのお化けだぁ」
声を上げたせいで、黄薬師おとーさまは手許を狂わせ、その隙に李莫愁は逃げ去ります。

危ないところを助けられた楊過、早速、黄蓉の安否を尋ねますが、大事無いと答えたおとーさま、立ち上がろうとした楊過の肩に手をかけ  
内力を注がれた時点で、治療がしてもらえると悟って、体制を整える楊過。本当に頭の回転がいいなぁ。

一方こちらは、郭靖一家。
ようやく体調が元に戻ったらしく、外に出てきた黄蓉に、郭芙がご機嫌伺いに来ますが、
(てことは、これまで面会謝絶だったのかしら?)
黄蓉が怪我をする原因を作った上に、命の恩人である楊過を置き去りにしたと、武兄弟共々、郭靖に叱り飛ばされます。
しかも、黄蓉も肩を持ってくれないし  と、不平たらたらの郭芙ですが、この親たちならそうでしょ。特に靖さんは、恩とか義とかの方が、命や恋人より大事な人だったし。

そうして、いまは無事であってくれさえすればいいと、ひたすら楊過を案じる郭靖に、父に探しに行ってもらうように頼んだから大丈夫と云う黄蓉。
父ならきっと、龍さんとのことも諭してくれるでしょうといいますが……
甘い!!
てか、離れて暮らして、おとーさまの性格をすっかり忘れてるでしょ、阿蓉。

諭すどころかぁ、
すっかり意気投合しちゃって、かえって煽ってますよ、おとーさま(^▽^;)
というか、黄蓉から話を聞いて、顔を合わせる前にお気に入り登録済ませちゃってましたよね。あれは、絶対。

そんなおとーさまが、亡父の楊康と面識があると知った楊過、少しでも父のことを知りたいと思いますが、黄薬師おとーさま、
「昔のことだ。もう聞くな」

そりゃ言えませんよねぇ、いくらおとーさまでも。
お前の父は性格と根性が歪んでいて、結婚前のお前の母を散々に泣かせ、儂の娘と娘婿を何度も殺そうとした上、西毒とつるんでの人殺しの罪を儂にかぶせ、娘にそれを見破られるや、その口をふさごうとし、挙げ句に自業自得の死を遂げた、な~んて。
こんなの、サラッと言っちゃうの、カッチン悪師匠くらいだ(^_^;)
(てか、真面目な話、楊康って、どっかいいトコあったっけか?)

その、おとーさまの様子と、曲ねえやの反応から、父の死には何か重大な秘密があると悟った楊過、楊康の幽霊の振りをして曲ねえやを脅し、その時の状況を聞きだそうとしますが、“あの”曲ねえやに系統だった話は無理ですし、途中でおとーさまがやってきてしまって失敗。
ただ、尋常な死に方ではなかったことには気付いたようです。
(黄蓉が係わっていたことへの確信も深めたかも(-_-;)

一方、黄薬師おとーさまにお仕置きされかけて、ほうほうの体で逃げ帰った李莫愁は、山の上のお堂にお籠もり。
牽制のために、お堂の扉に貼った『桃花島主にあまたの弟子あり。1人に五人がかりとは江湖の笑いもの』の言葉に、一同腹を立てますが、

「陳梅曲陸の四大弟子の1人でもこの場に居れば、このような勝手は言わせて置かぬものを」

14-2

言い捨てて背を向けたおとーさま、程英の家に戻ると、再び楊過の治療。
それまで、体の方々に散らばって、上手く運用できなかった楊過の内力を一箇所に集め、さらなる高みに引き上げます。
それでもまだ李莫愁の払子の技と五毒神掌は手ごわいという楊過のため、これだけの内力があれば充分身につけられると、弾指神道と玉簫剣法を伝授。
と云う、これではまるで、武芸を伝授してやったから、李莫愁を倒せとけしかけてるみたいですが、ここのところにもまた、原作の省略が。

実は、あの張り紙を見てから、鬱々として楽しまない様子の黄薬師おとーさまのため、楊過は李莫愁を倒すことを決意。
密かに内功を巡らして準備をしていたのをおとーさまに知られ、武芸の伝授となったわけです。
しかも、傲岸不遜、奔放不羈、日ごろ目上を目上とも思わない楊過が、黄薬師おとーさまだけには、自分から「師父」と呼んで叩頭すると言う、感動的なシーンも。

と云う頃、楊過の元を去ってしまった小龍女はと言いますと……
まーた、原作未読の人には、ワケが分らないでしょうね、あのシーン。
楊過を想うあまり、内功の修行をしくじり、気が暴走した小龍女、半死半生の状態で絶情谷に流れ着いき、谷主の公孫止(こうそん・し)に救われたことを、象徴的に(?)現したわけです。

それにしても、水面を流れてゆく小龍女は、
大白百合とも見まごう白きオフィリア流れ行く
と云う感じで、美しかったですが。

人を好きになったけれど、一緒になることは出来ない。
別れようとしたけれど、想いは募るばかりで、苦しい。
いっそ死にたいという小龍女に、桃源郷を求め、情を断ち切ればいい。ここがその桃源郷、『絶情谷』と告げる谷主の公孫止、ここではまだ“いい人”に見えますが……

と云うところで話は戻りまして、
李莫愁がお堂を焼き払って姿を消したことを知った黄薬師、自分も楊過に別れを告げ、
去り際に、楊過たちの婚礼を妨げるものがあったら、自分が駆けつけて加勢してやるといいますが、
「真っ先に反対するのは、郭おじさんと郭おばさんですよ」
「郭靖は融通の利かぬ石頭。阿蓉は……あれは、好きな男と一緒になった。ゆえに、人の苦しみがわからぬ。いわゆる、嫁しては夫にしたがえを頭から信じ込んでおる。あんなものたちの云うことは放っておけばいい」

うん。黄蓉、すっかり賢夫人になっちゃって、靖さんやらコックンやらを顎でこき使ってたころの闊達だった面影がなくなって、つまらなくなったな~と思ってたら、おとーさまも同じことを思ってたのね(笑)

……にしてもおとーさま、
「何者にも縛られず、自由に江湖をさすらうものなり」ちゅどーん!! って……
ロケットじゃないんですから (-_-;)

と、ものすごく派手におとーさまが立ち去り、
自分も小龍女を探しに行く決意をした楊過ですが、書置きをしたためたものの、それを残して行きかね、引き裂いているところを程英に見つかります。
(このシーン、舞い散る蓮の花弁が奇麗で、楊過の表情も雰囲気があって、すごく好き)

youkatoteiei

姑姑を探しに行くのなら止めないからと、自分が縫った服を楊過の肩にかけ、
「寸法が合うかしら。合わなくても着てね。旅立ちのお餞別だから」
言葉に万感の想いをこめる程英。

と、またそこへ、李莫愁が~~と陸無双が飛び込んできます。
そうして示したのは、3つの鮮血の手形。
李莫愁、殺人予告として、殺す人数分の手形をその家の門や壁につけて行くんですが、そうすると4つ目はどこ? と言い合っている間に、背中に赤い手形を付けられた曲ねえやが。

これは大変と部屋へ運び込み、『五毒秘伝』を読んでいた楊過が、まずは内功を使ってデトックス。
すると、少し正気に戻った曲ねえや、
「悪い女、殺せ、殺せ、殺せ!」
床に落ちていたハサミを拾って、小さい箒をじょきじょき。
これを見た楊過、そうか、李莫愁の払子を封じるには、ハサミを使えばいいじゃないかと気付き、一同揃って、町の鍛冶屋のところへ出向きます。

14-3

すると  
李莫愁、隠れてみんなの様子を見てたんですね。
鍛冶屋の柱に、針を使って『桃花島主にあまたの弟子あり~』の張り紙を。
すると、黙々と仕事をしていた鍛冶屋の親方、火バサミで、その紙切れを摘み取ると、炉の中へポイ。
姿を見せて、何をするんだと気色ばむ李莫愁に向かい、店先にでたらめの張り紙をされては困ります。
と、妙に肝の据わったこの人の正体は  
と云うところで、次週に続きます。


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私もこのシーン好きです 

このシーンの楊過好きなんですよね~今私の携帯の壁紙は私のブログに載せてました手紙を破くシーンの楊過のアップ画像にしてます(^O^) あと2枚目ほど13~14集の画像かな?と思われるものがあります。後ほど楊過特集でブログに載せよかなと思っております。

2010/08/23 21:19 | 由香 [ 編集 ]


由香さんへ 

私も見つけましたよん~♪
(程英ちゃんとのつーショットですが)

と云うことで、画像追加しておきました。
この近辺 ↓ に色々ありますので、
http://tieba.baidu.com/%C9%F1%B5%F1%CF%C0%C2%C2/tupian/item/121895ca01be1ba5c91768c5.html#picId=a9280708184ca313e92488fb
よかったら、覗きに行ってみて下さい。

2010/08/25 07:51 | rei★azumi [ 編集 ]


 

>あの姿勢で、一弦だけの糸で演奏って、何ごとにも秀でているとはいえ、ちょっと凄すぎ。

このシーンは、黄薬師おとーさまの凄さ、というか、格の違いを見せつけるシーンでしたね。
おとーさま、かっこよかったです~♪

>そりゃ言えませんよねぇ、いくらおとーさまでも。

やはり言えませんかねぇ。私は、楊過が素直に聞くとしたら、おとーさまなんじゃないか、と思ったんですが。
父親を知らない楊過が思い描いていた理想の父親像を打ち砕くことになるわけで、話す方はかなり難しいでしょうけど。しかも養母の黄蓉と義父の欧陽鋒が関わってるんだもんなぁ。

>楊過を想うあまり、内功の修行をしくじり、気が暴走した小龍女、半死半生の状態で絶情谷に流れ着いき

あ、そうだったのか。
すっかり原作が頭から抜けているので、てっきり入水自殺かと思っちゃいました。訂正しておかなくちゃ(^^;)
あのシーンの小龍女には、私もオフィーリアを連想しました。

>「何者にも縛られず、自由に江湖をさすらうものなり」ちゅどーん!! って……
ロケットじゃないんですから (-_-;)

ほんとに、すごい去り方でしたねぇ!
イメージ的には、軽功を使って軽やかに去ってほしかったですが(苦笑)


2010/09/03 17:27 | ふく*たま [ 編集 ]


ふく*たま さんへ 

>おとーさま、かっこよかったです~♪

ね~。
思わず息を止めて見入ってしまいます(^^ゞ

>やはり言えませんかねぇ。

言えませんよ~。
しかも、すごい期待のまなざしで「(親父は)どんな人でした?」なんて聞かれちゃ。
おとーさまでなくても、不憫さが先に立っちゃいます。
本当は、ここで話してやるのが、一番よかったのかも知れませんけどね~。

>楊過を想うあまり、内功の修行をしくじり、気が暴走した小龍女、半死半生の状態で絶情谷に流れ着いき

>すっかり原作が頭から抜けているので、てっきり入水自殺かと思っちゃいました。

あ、やっぱり。
これは、原作を読んでない人は、入水自殺と誤解するだろうな、と思ってました。
いくら小龍女=水、のイメージだからって、紛らわしいマネを(-_-;)

>ほんとに、すごい去り方でしたねぇ!
>イメージ的には、軽功を使って軽やかに去ってほしかったですが(苦笑)

そう、そう。
もっと、『飄然』と云う雰囲気を出して欲しかったです。

2010/09/03 19:35 | rei★azumi [ 編集 ]


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Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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