2010/08/28 (Sat) おそろし 三島屋変調百物語事始

おそろし 三島屋変調百物語事始おそろし 三島屋変調百物語事始
(2008/07/30)
宮部 みゆき

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調べ物~というか、探し物をしていて、この本のタイトルに行き着いたんですが、
図書館で検索したら貸し出し中だったし、宮部さんの江戸ものは好きだし、
ちょこっと臨時収入もあったので、えいっ! と買っちゃいました(^^ゞ

さて。

曼珠沙華を恐れる客。
鍵のない古い錠前と、数年に一度開いて、人を呑む邸。
姉と弟の許されぬ恋の果てに起こった怪異譚……

川崎宿の大きな旅籠の娘おちかは、自分を巡っておこったある事件で、心に大きな傷を負い、江戸で袋物屋を営む叔父夫婦の元へ身を寄せます。
そんなある日、急用で出かけた叔父の代理として相手を言いつけられた客人から、不思議で痛ましい懺悔話を聞いたことから、叔父の発案で、叔父が招く客から1回1話、不思議な話を聞き集めることとなります。

やがてそれは、おちか自身の身に起きた事件とも絡み合い、物語は意外な形での大団円へ  と、なって行くわけなのですが、

短編や中篇が幾つか並んで、やがてそれが一つの事件へ収斂してゆく  というのは京極夏彦さんがよくやられる手法なので、同じ『大極宮』のお仲間の宮部さん、影響を受けたのかな~という気もしないでもないですが、
宮部さんがやられると、なのか、この作品に限ってなのか、ちょっと無理矢理っぽいかな~と云う気もいたしました。

それと、最初の曼珠沙華の話の、人の心の襞のさまざま、みたい話が気に入ってたせいか、
ちょいと、ここでバラすわけには行きませんが、クライマックスのあれ、というか、ヒロインの助け手に人たち(と云っても、全員、お亡くなりになってる方々なんですが)の登場ってのが、唐突というか、意外に過ぎて、ちょっとな~でした。

でも、話自体は面白いし、江戸の風情とか人間の心理とかも細かく書き込まれていて、
しっかり者で気丈で賢いヒロインと、苦労人の叔父さん夫婦、その他、脇役陣にも好意が持て、
暑い日の休日に、家でのんびり楽しむには丁度いい本でした。

ああ、そう、そう。
私が買ったのはノベル落ちしたもので、表紙は黒を基調にしたバックに、上下に曼珠沙華。
雰囲気があって、奇麗でしたよ。


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Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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