2010/11/06 (Sat) 神侠侶 第35~第36集

かなり気をつけて入力&推敲しているはずなのに、いざUPしてみると、誤変換が多いなぁ(^_^;)
と思っていたら、実は、かなりの部分がワードのおせっかい機能のせいらしいことが判明いたしました。
きちんと史叔剛と入力、保存までかけておいたのに、ちょっと目を放したら、詩宿号だって(^▽^;)


さて。




万獣山荘の史兄弟が九尾霊狐を追っていた理由は、義侠心からクドゥと果し合いをし、闇討ちにあった三男の史叔剛の内傷を治すためですが、この九尾霊狐、ここからおよそ三十里離れた黒龍潭と云うそこなし沼に住んでいて、すばしっこい上に用心深く、簡単には捕まってくれません。
一年がかりで大量の餌を使って、やっとの思いでおびき出し、さあ、収穫! と云うときに西山一窟鬼に邪魔されてしまったわけで、
万獣山荘の武芸は特殊なので、内傷は九尾霊狐の血以外では治しようがなく、もう三弟は助からないと万獣山荘の兄弟たちはガックリ。
知らなかったとはいえ、大変なコトをしてしまったと、西山一窟鬼もガックリ。
ところが、
「大丈夫。1人だけ、狐を捕まえられる人がいるわよ」
郭襄の言葉で、みんな一斉に『神侠にお願い』となるわけです。
(この『お願い』シーンは省略されちゃったわけですが)

ところでこの九尾霊狐、原作では目が赤くて体が真っ白なだけのただの狐ですが、ドラマでは見た目が派手でわかりやすいように尻尾が9本。
楊過の玄鉄重剣の巨大化同様、ドラマではこういう見た目に分かり易い改変が必要なんだなぁと感心させられる部分であります。

さて、そうして、黒龍潭へと向かう神侠を懸命に追いかける郭襄ですが、待ってと声をかけても、神侠は立ち止まるどころか足を早める始末。
郭襄、声をかけたはずみで内功が乱れ、転んだ上に大事な神侠の人形をなくし、泣き出してしまいます。

と、目の前にひょっこり現れた人形が、
「お嬢ちゃん、何を泣いてるんだい? 誰かに苛められたのかな?」

36-1

……………………そういえば楊過って、か~なりの芝居っ気の持ち主だったんだわ。
ドラマの中では言ってなかったケド、丁大全を懲らしめるときに、わざわざ県官の格好をしてきて、お白州ごっこをやったって言うし……(~_~;)

実は楊過、万獣山荘やら西山一窟鬼の中に、一人毛色の変わった女の子が混じっているのがちょいと気になっていたようで、その女の子が自分にくっついてきたので、武芸の腕を試そうと、わざと知らないふりで先に行ってしまったんですね。
でも、こっそり様子を見ていて、郭襄が転んだのを見て戻ってきてくれた。
(しかも、人形を落としたのを見て、拾ってきてもくれた)
こういう優しさが、次々不幸な――というか、哀しい女性を作り上げることになるわけで、
一応は楊過も自覚して、面具をつけて、わざと醜い顔に作ったりして、用心はしていたわけなんですが……
男は顔じゃないモンなぁ……(-_-;)
(女もだけど(笑)
特にシャオミン楊過の神侠の場合、あの『眼』だけで8割から9割がた人を魅きつけちゃうわけで、ワタクシなんぞも…………いやいや、あはは……(^▽^;)

してまた郭襄が、黄蓉の頭の良さに郭靖の人の良さ、ちょっと押しは強いけど、素直で無邪気な性格で、するっと人の懐に入り込むんだものなぁ。

と云うわけで気が付けば、郭襄が江湖の大英雄大豪傑を何人か挙げられたら、一緒に九尾霊狐を捕まえに連れて行ってもらえるという賭けが成立しておりました。

そこで郭襄、お父様の郭大侠、お母さまの黄幇主、お祖父様の黄島主と、次々名前を挙げていって問題クリアー。黄薬師お祖父様に至っては、前から尊敬してる人だといわれて、ちょっといい気持ち。
(あ、ここではまだ2人とも本名を名乗りあってないので、お互いが従兄妹、兄妹に等しい近しい間からだと云うことは、まったく気付いてません。
 楊過は、もう少し後で「あれ?」と思うんですが、郭おばさんの娘なら、郭おじさんが風にもあてやしないさと、自分の思い付きを否定しちゃうし)
続けて、仲良しの魯有脚幇主の名前を挙げますが、神侠の評は、
「大した功績もないし、腕もそこそこ。しかし、まあ、『国のため、民のため』と云うのに免じて、英雄の内に入れておくか」
シ……シビアだなぁ(~_~;)

「じゃあ、他の人にするわ。弱きを助け強きをくじく、誰もが誉める神大侠。これが大英雄でなかったら、この賭け、あなたの八百長よ」
これには、さすがの楊過も苦笑。郭襄は約束通り、狐狩りに連れて行ってもらえることになりますが、明朝出発だから少し寝て置けといわれ、
「目が覚めたら居なかった、なんてことないわよね、神侠」
郭襄としては当然の懸念ですが、そうとは知らずに、まだ血を流してる傷口に、思いっ切り爪を立てちゃいましたな、郭襄。
楊過の脳裏には、小龍女に去られたときの、断腸崖での光景がフラッシュバック。
これはもう、叫ぶしかないですわ。
うん、うん、わかる、わかる。
(見てた私も、あのシーンは心臓が痛かった(T_T)

そうして翌日、木の枝を折ってにわかスキーに仕立てた2人は、無事に沼の中洲に到着。
(どなただったかのブログのコメントに、「楊過、クロカンやっとる」というのがあって、笑わせていただきました(^m^)
そこに郭襄を残して、狐を追いかける楊過ですが、狐にしてみりゃ、捕まりたくはありませんからねぇ。追い回されて、ついに逃げ込んだ先は――

はい。瑛姑さんの登場です。
崋山で老玩童に逃げられてから、およそ36年(つまり、楊過が生きてきた年数と同じくですな)の孤独な暮らしで、瑛姑さん、さらに意固地で偏屈になってしまっておりまして、
友人のために九尾霊狐を譲って欲しいと頼む楊過に対し、連れの娘が10年間、自分と一緒に暮らすなら  って、以前と一緒のことを言ってますよー。

「ここは枯れ木と泥ばっかりでつまらないわ。代わりに家にお招きします。10年でも20年でもどうぞ。お父様もお母様も、大切なお客様にしてくれるわ」
「この私を招けるなんて、お前の両親はどこの馬の骨なの」
と、ここで、これが郭芙なら「お父様は郭大侠、お母様は黄幇主」とやらかして、いらん騒動を引き起こすところですが、自分の両親を『大英雄』と言っちゃったせいで、今さら気恥ずかしくて名乗れない上に、姉さんみたいな親自慢はみっともないと思ってる郭襄、
「両親は田舎の人よ。名前を言ってもご存じないわ」
楊過との間柄を聞かれ、咄嗟に、
「この人は私のお兄様です」
で、楊過が上手く話を合わせてくれたので、内心では大喜び。

一方、瑛姑の方は、招かれざる客が大人しく引き取りそうにないのでイライラ。
目の前で閉ざした扉も内力で開けられてしまい、腹を立てて必殺の『寒陰箭(かんいんせん)』を放ってしまいます。
郭襄を庇ってこの技を受けてしまった楊過ですが、それこそ内功の厚みが違うわけですわなぁ。
内臓が破れて当然の技に平然としている上に、内力を込めた笑声を響かせられ、これは勝ち目が無いと思った瑛姑、狐を横取りしようとしたら、ひねり殺すと宣言して、扉を閉ざしてしまいます。

しまった! あの偏屈でプライドの高い老婦人、点穴して狐を取り上げることは不可能じゃないが、そんなことをしたら口惜しがって自害しかねない。
それでは、史叔剛を助けても、あとに悔いが残るし――と思い悩む楊過と郭襄の耳に、彼方から届いたのは、瑛姑に面会を求める一灯大師の声。

ここは一旦引いて、大師に会いに行ってみようかと黒龍潭を後にした2人ですが、声の方に向かった2人が目に下のは、上品な老僧の傍ら、雪の中に横たわる精悍な容貌の僧侶――って、怪我で命が尽きる前に凍死するぞ、慈恩和尚。
実は慈恩和尚、蒙古が大理国を攻めると云う噂を聞き、国を案ずる一灯大師の代わりに偵察に出かけて、金輪国師と死闘となり、致命傷を負わされた、ということでした。
(チョモランマをじさん、チベットへ帰って蛇豚不若功の修行中じゃなかったのかい?)
が、瑛姑の子供を殺したことが心にかかって、目を瞑ることが出来ない。
一目会って、許してもらうなり仇を討たれるなり、何らかの形でケリをつけたいと、7日7晩ここで懇願し続けているが、瑛姑は答えようともしない、ということです。

それを聞いて、それはあまりに瑛姑が非道いと感じた楊過、長嘯を使って瑛姑を呼び出します。
そこで、息子の仇の慈恩と改めて対面した瑛姑、一度は慈恩の命を絶とうとしますが、それはかえって慈悲を与えることになると気付き、手を引っ込め、
「許してなんかやるものか。このまま地獄へ落ちるがいい」
それもまた非道いと思った楊過、
「瑛姑先輩、それはあまりに不人情と云うものだ。僭越ながらこの楊過、口を出させてもらいます」

この言葉に、いきなりプッツンした瑛姑、みんなでよってたかって私を苛めるーじゃないけど、自分達は適わないとなったら腕づくで押し通すくせに、私のあの人には合わせてくれない。本当に強い相手には尻込みするのよーと駄々っ子のように泣き喚きます。

と、そこで、持ち前の率直さと無邪気さから仲裁に入った郭襄、一灯大師とお兄様がいるんだから、きっとあなたの願いを叶えてくれると太鼓判。
瑛姑の会いたい人物が老玩童と聞き、あの御仁なら気が合うんだと楊過、早速老玩童の住む百花谷へ出向くことにします。

と云うここの、瑛姑の一途さと云うか現金さというか(笑)
老玩童と逢って話をさせてくれるなら、狐はあげる、裘千仞と和解したっていいと言い、
楊過たちが出発した途端、老玩童を思って、髪を撫で付け、服を整える、
この一連の行動が、可笑しくも可愛らしくて、何とも愛おしい。
少々意固地になっていたって、郭芙の一億五千万倍くらいいい女ですぞ、瑛姑サン。

さて、一灯大師のところへ残って、武芸の一手も教えてもらえばと云う楊過の提案、
(ここ、楊過の一灯大師に対する深い尊敬が現れてますね)
を断って、百花谷まで同行することにした郭襄、途中、老玩童の飼うミツバチは楊過の妻である小龍女からもらったものであること、楊過と小龍女がもう16年も離れ離れであることを聞き深く同情。誕生日には毎年三つの願い事をすることになっているけれど、その中で2人の再会を願うといいます。
この少女の真心からの言葉には、楊過も感動するのですが……この心のふれあいが、郭襄の不幸になってゆくんだものなぁ、あ~あ。

そうして百花谷に付いた楊過ですが、呼ばれて出てきた老玩童、楊過が面具をつけているのを面白がって引き剥がそうとして、早速軽くお手合わせ。
一灯大師と瑛姑が自分に逢いたがっていると聞いて、断固拒否する老玩童でしたが、一灯大師の出家の原因が、自分と瑛姑が割りない仲になったことではなく――という一連の真相を知らされ、瑛姑との間に子供が出来ていたことを知って、漸く瑛姑に逢いに行く気になります。
で、この百花谷エピソード、原作では3人の会話――というか、老玩童の武芸大好きぶりと、それを利用しての楊過の駆け引きなのか、本音なのか――の遣り取りがなかなか楽しくて、大好きなシーンの一つなんですが、ドラマでは大幅カットと云うか、とってつけたような展開になっていて、非常に惜しいです。

35-2

なんたって、二人の腕比べがかなり長いですし、楊過の黯然銷魂掌(あんぜんしょうこんしょう)のうちの二手を見てしまった老玩童、他の十五手も披露して行け、頼むから教えてくれ。弟子入りしたら教えてくれるのか、だったら、
「師父楊過、弟子老玩童の叩頭を受けて下さい」
(まったく見境が無いな、このジイさまも。そんなコトをしたら、郭靖の孫分になってしまうのに(笑)
「俺が師父になれますか(^_^;) じゃあ、黯然銷魂掌の技の名前を教えてあげますよ」
って、楊過もまた、子供の前にお菓子のパッケージだけを出して見せるような真似を(^▽^;)

で、当然それだけじゃ気が済まないというか、ますます興味をそそられた老玩童に、一灯大師たちに逢いたくない理由は何? それを言ってくれたら、技を教えてくれるようにお兄様に頼んであげると郭襄が取り成し。
ここから老玩童の思い違いがわかって――ということで、本当にこのお嬢ちゃんはお役立ちというか、物語の推進役というか、いっそ郭芙のこの妹の爪のアカを煎じて飲ませたら――効き過ぎて死ぬな(爆)

さて、そうして無事に老玩童を瑛姑と引き合わせた楊過と郭襄、2人に赦された慈恩和尚が安心して息を引き取るのを看取り、瑛姑から狐を託され、万獣山荘へと戻ります。
しかも、一灯大師が居てくれたおかげで、狐は殺さずに済むことがわかって喜ぶ楊過たち。
(でも、毎日足先から血を取られるって、狐的にはかなり厭かも(-_-;)

そうして九尾霊狐と神侠、郭襄を迎えた万獣山荘では、すでにお客になっていた西山一窟鬼の面々と共に、さらに大盛り上がりの大宴会――となる直前、突如耳に届いたのは、紛れもない剣戟の音と、忘れもしない郭芙の声。
それを目の前の少女がお姉さまと呼んだものだから、楊過は愕然。
もう帰らなきゃと涙ぐみながら飛び出していった少女の後を追いますが、

郭大侠の娘さんだったんだなと呼び止めての第一声が「姉さんに苛められたんだろ」って、楊過、それはないでしょ(^▽^;)
しかも、郭襄も完全否定しないって、それじゃまるで郭芙が横暴な凶暴女――あ、事実だ。

ともあれ、目の前のこの少女が、かつてのあの赤ん坊だったのかと、感慨しきりの楊過、姉の郭芙とは正反対の、賢くて優しいこの子のために何かしてやりたい気になっていて、何か両親に言えないことで困りごとがあったら、知らせを寄越してくれれば自分が解決してやると約束。郭襄の誕生日の三つの願い事にちなんで、三本の金針を贈ります。

その針一本に付き、一つの願いをかなえてやるといわれ、郭襄が早速願ったのは、
一つ目、お面を取ってお顔を見せて。
二つ目、私の誕生日に襄陽へ来て。
子供だな、他愛のない願いばかり――と、呆れる楊過ですが……
子供じゃありません。恋する乙女なんですぅ。
(つっても、まだスターに憧れるようなもんなんでしょうが)
憧れの人の顔を見て、ゆっくりお話したいと願うのは、乙女としては当然の願いなんですが……
楊過にしてみると、郭襄は義妹――と云うよりむしろ、義娘みたいな存在なんでしょう。多分、おむつの世話もしてるし(爆)
あのまま小龍女と別れることがなかったら、郭襄くらいの年齢の子供がいても不思議はないし、実際に父娘と間違えられてもいるし(笑)

ともあれ、何やかやといいながら見せてくれた楊過の素顔に、こんなイケメンだったなんてと、郭襄はドキドキ。

36-1

さらに、両親や姉には自分に逢ったことは言わない、襄陽へ行っても逢うのは郭襄だけと云う約束で、誕生日の招待もOKをもらいます。
(もれなく、とんでもないバースディ・プレゼントが付いてくるとは、夢にも思わずに)

そうして、三つ目――と云いかけたところで、楊過に軽く睨まれ、これは後に取っておきますと、そこでお別れ。
(それにしてもシャオミン楊過、顔が良いだけに、素顔で睨んだ方が迫力がありますな(笑)

さて、一方の郭芙ですが、弟の破虜を連れて、郭襄を取り戻しにやってきたのはいいけれど、さぞかし喧嘩腰で乗り込んだんでしょう、彼女のことですから。万獣山荘の下っ端さんやら、騒ぎを聞いて乗り出してきたお兄ぃさんたちと、あっという間の剣戟沙汰。

郭襄が駆けつけてきて(ということは、楊過と郭襄の長い会話の間、ずっと戦ってたわけだ(^▽^;)「お姉さま」と呼びかけたので、万獣山荘、西山一窟鬼の面々は剣を控えてくれたのに、こともあろうに郭芙、そこをさらに攻撃。史孟捷(し・もうしょう)と大頭鬼に傷を負わせ、
「わたしの恐ろしさを思い知るがいいわ」

ったく、このバカ女

郭襄が連れ去られたあと、妹はあんなにいい子なのに、姉は横暴だと非難する一同に向かって楊過、
「あの女は、昔からああだ。俺のこの腕も、あの女に斬られたんだ」
愕然とした一同、訊きたいことは山でしたが、恐ろしくて誰も何も言えませんでしたとさ。
(と、原作に書いてあります)

さて、そうして、襄陽に帰ってきた郭襄、神大侠楊過と逢ったことは絶対内緒といわれていますが、大の仲良しの魯幇主にだけは、お誕生日になったら教えてあげるねと、こっそりと約束。
ところが、その魯幇主がクドゥの闇討ちにあって命を落とし、打狗棒まで奪われるという事件が起きて、悲しくてたまりません。

夜更けにこっそり、幇主が殺害された羊太傅廟へ行き、お酒を捧げて幇主の霊に語りかけておりました。
が、それを探しに来た郭芙に邪魔された上、あんたの誕生日には、丐幇の幇主を選ぶ大会が行われるから、お母様たちは誕生日どころじゃないわよと意地悪を言われてお冠。
いいもん、若くて二枚目の大英雄が、私に逢いに来てくれるんだもんと、悔し紛れの情報開示(事実ですし)。
と云うところへ現れたのが、待ち人ならぬ尼摩星(じませい)で、姉妹は危機に陥りますが、
「恐れるな、暗器を使え」
優しい声共に、郭襄の腕から抜けて飛び出した腕輪が、尼摩星の杖を強打。(と云うか、細い金の腕輪が、杖に象嵌細工のようにめり込んでたそうです)
さらに、「もう一度」の声に続き、今度は郭襄の釵(かんざし)が、尼摩星の防御した両掌を貫通して、眉間に突き刺さり、絶命させます。

これには郭芙、郭襄姉妹はもとより、遺骸を確かめた郭靖、黄蓉、耶律斉もびっくり。
これほどの達人は一灯大師か師父(老玩童)またはお祖父さま(黄薬師)か――と数名の名を挙げる耶律斉に対し、
「この内功は剛猛の気だ。俺も知る限り、これほどの内功の持ち主は2人しかいない」
「でも、師父の洪七公はもう亡くなっているし、あなたでないことは確かだし」
やはり首をかしげる郭靖と黄蓉。
行方不明の自分達の養い子が、これほどの腕になっているとは思いも及ばないのは当然としても、江湖に轟く神大侠の噂も、このご夫婦の耳には達していないようですなぁ。
丐幇の情報網、一体どうなっているのやら。
(それとも、有名とはいえ一遊侠の噂まで、常用の守備に忙しい夫妻に伝える必要無しとして、丐幇の上層部がシャットアウトしたかな)

郭襄の方は、助けてくれたのはお兄様かもと思いつつ、逢ったのは内緒との約束を守って、救い主は魯幇主の霊魂かもと言い張ります。
そんな郭襄の様子を気にしつつ、危ぶみつつ、密かに見守る黄蓉。

と、そうこうするうちに郭襄たちの誕生日が近付きまして……
郭襄の房(部屋)には、江湖に名を知られているが、正邪分かちがたいという、大人の目からするとなかなかに厄介なお歴々が、高価な誕生祝いを持って訪れ、呑めや歌えの大騒ぎ。
黄蓉が誕生祝いの長寿麺を作って、様子を見に行ってみると、お歴々は引き上げた後でしたが、取り取りの誕生祝いに囲まれた郭襄、自分に贈られた百年に一度と云う白人参を取り出し、
「これ、お父様とお母様で半分こして」
いい子だなぁ。
まあ、郭襄にしてみれば、弟と一緒に食べる、黄蓉母さん手作りの長寿麺が、一番嬉しいものだったかもしれませんね。

36-2

(あと、これで、楊過さえ来てくれれば最高でしょうね(^_-)-☆

そうして、やってまいりました英雄大宴は、丐幇の幇主決定大武闘大会。
蒙古の侵攻を控えて、時は風雲急を告げおりますれば、丐幇幇主も文武両道の人材を外部から求めるべしとして、腕に覚えの英雄を集めて、勝ち抜き戦と云う趣向と相成っております。
かくて、まず名乗り出ましたのは武修文。これを露払いといたしまして、武敦儒が中堅。最期に耶律斉が出て、幇主の地位を勝ち取るというのが、この兄弟たちの作戦で、
未来の幇主夫人と義妹の耶律燕にからかわれて、郭芙はまんざらでもない様子。

一方、一人部屋に残った郭襄は、ひたすら楊過の訪れを待ちわびておりますが……
と云うところで、以下次号。


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スイマセン…私もシャオミン楊過の『眼』魅せられた一人です(^▽^;)あの『眼』の威力は凄すぎ!一撃でやられます(笑)

郭壌、可愛いですね。優しいし、素直だし、姉の郭芙とは大違い!
郭芙、結婚して幸せなハズなのに凶暴化してるし…何が不満なの?
それに斉さん、何故あんな女を選んだの?謎です。

2010/11/06 22:34 | 由香 [ 編集 ]


由香さんへ 

以前に無双ちゃんこと陸無双山さんが、目でコロされますとおっしゃってましたが、多いですよね~、そういう方(笑)

>それに斉さん、何故あんな女を選んだの?謎です。
おかげで耶律斉、逆玉狙いの疑いまでかけられて(^▽^;)
郭芙の美貌に目がくらんだか、単に、女性の趣味が底抜けに悪かった、ってあたりが真相なんでしょうが、
そのあたりを自分で考えてみるってのも、二次小説創作のトレーニングの一環になりますよ。

2010/11/07 18:21 | rei★azumi [ 編集 ]


 

こんばんは。初めてこちらに書き込みさせて頂きます。
reiさんはとても表現豊かに書かれるので、レビューが凄く楽しいです。さらにツボが似ているので、なおさらです。

いよいよもうあと数話で終わりですね。(次は二次小説ゆっくり読ませて頂きます(^^))私はDVDと原作本を片手に復習しながら毎週テレビを見ています。

私もシャオミン楊過の目に殺された一人です(^^;。
特に面具を取るシーンは萌え~なのですが、シャオミンの演技なのかメイクなのか、はたまた撮影の厳しさのせいだったのか(・0・)、この時の眼は青年楊過のような強い眼差しではなく、勢いや輝きを抑えているように思います。
少年楊過を演じるシャオミンには賛否両論あるようですが、私はあの、終南山の木の下の大誤解のシーンで小龍女の顔を覗き込む困惑した楊過の眼、あるいは、郭靖を殺そうと狙った時の楊過の眼など、同じ人が演技しているの?というくらい違って見えて、凄い俳優だなと思うのですが。

>いっそ郭芙のこの妹の爪のアカを煎じて飲ませたら――効き過ぎて死ぬな(爆)
仰せの通りで!(爆)

2010/11/08 20:26 | meimei [ 編集 ]


meimeiさんへ 

訪問&コメント、ありがとうございます。

ワタクシの場合、知識と情報量では、ネット江湖のご先輩方に適うわけはないし、
代わりに、モノの見方や感じ方、書き表し方が、ちょっと人とズレた部分があって、面白いらしい、
と云うことなので、そこを勝負どころ(と云うほど、大仰なものじゃありませんが)として書いておりますので、
そのあたり、楽しんでいただけていると、大変嬉しいです(^^ゞ

>私もシャオミン楊過の目に殺された一人です(^^;。

うふふ……
ちょっとないくらい、いい目をした俳優さんですものね。

>特に面具を取るシーン

ここ、まなざしを向ける相手が郭襄ですものね。
むしろ、柔らかい視線になって当然――と云うことで、眼光を抑えているのは、演技なんだろうな~と思います。

シャオミンの演技についても、仰る通り、楊過の少年期、青年期、神侠時代の中年期と、まさに別人の観ありですが、
さらに『鹿鼎記』の韋小宝、『新・上海グランド』の許文強も、本当にこれ、同じ人が演じてるのか~と溜め息を吐かせられる演技で、
(しかも、素顔ときたら、シャイで生真面目で、可愛らしい好青年のようで)
本当に、凄い俳優さんだと思います。
(というか、現在の日本に、これだけの俳優がいるかと考えてしまいます(^_^;)

2010/11/10 11:17 | rei★azumi [ 編集 ]


reiさんへ 

レス、ありがとうございます。

>そのあたり、楽しんでいただけていると、大変嬉しいです
はい、これからも大いに楽しませて頂きます(^^)

>さらに『鹿鼎記』の韋小宝、『新・上海グランド』の許文強も・・・
私もあちこちで画像の断片をを見たことがあるのですが、reiさんおっしゃるとおり、今の日本にこれだけの俳優はいないのでは?というほどの目ヂカラとオーラを感じ、見たいと思いつつも手が出ない・・・
・・・というのも、ハマったら最後、出られなくなりそうで恐ろしい~(^^;

2010/11/11 23:20 | meimei [ 編集 ]


meimeiさんへ 

こちらこそ、レスへのさらなるレス、ありがとうございます。

>はい、これからも大いに楽しませて頂きます(^^)
と云うお言葉を励みに、頑張って楽しい記事を書かねば(^o^)
(ちょと、プレッシャー(笑)

>・・・というのも、ハマったら最後、出られなくなりそうで恐ろしい~(^^;
え~。いいじゃないですか。一緒にハマりましょうよぉ。
(あ、私はとっくにハマってるか(^^ゞ

というのはともかくも、また違ったシャオミンの顔を見てみるのも、悪くはありませんので、機会がありましたら是非(^_^)

2010/11/13 10:56 | rei★azumi [ 編集 ]


 

>この『お願い』シーンは省略されちゃったわけですが

このシーンがないから、私は一瞬、お願いするために郭襄が楊過を追いかけているのかと思ってしまいましたよ。相変わらず、すごいカットの仕方するんだもの、もう、わかりにくいったら~(^^;)

>男は顔じゃないモンなぁ……(-_-;)

優しい上に顔がいいんだから、文句なし!ですよねぇ(^▽^;)

>連れの娘が10年間、自分と一緒に暮らすなら  って、以前と一緒のことを言ってますよー。

ホントだ!(笑)瑛姑さんもちっとも変わっとらんということですね。

>ここで、これが郭芙なら「お父様は郭大侠、お母様は黄幇主」とやらかして

確かに~。郭芙の自慢って、自分の美貌と血統のよさだけですもんね。

>この一連の行動が、可笑しくも可愛らしくて、何とも愛おしい。

同感です。瑛姑もまた、一途な女性なんですよねぇ。

>こともあろうに郭芙、そこをさらに攻撃

ほんとに、どうしようもない女ですよねぇ(_ _;)
「姉に代わってお詫びします」という郭襄がどんなにいい娘に思えるコトか。
郭襄の引き立て役だなぁ。。。

>恐ろしくて誰も何も言えませんでしたとさ。

何か、聞きようによっては、ものすご~く意味深なんじゃないだろか…と思ってしまいました(^▽^;)

郭襄の誕生日―と郭襄にばかりスポットライトが当たってますが、郭破虜の誕生日でもあるんですよね。存在感薄いけど(^^;)

2010/12/09 22:39 | ふく*たま [ 編集 ]


ふく*たま さんへ 

>相変わらず、すごいカットの仕方するんだもの、もう、わかりにくいったら~(^^;)

完全に、視聴者が原作を読んでることを前提にした作り方ですよね。
本来ドラマや映画ってものは、原作を知らない人にもわかるように作らなきゃいけないものなのに(~_~;)

>優しい上に顔がいいんだから、文句なし!ですよねぇ(^▽^;)

唯一の欠点が、既に運命の女性(ひと)がいて、いくら想っても、そちらの意味では振り向いてもらえないことだというのが、哀しいですけどね。

>同感です。瑛姑もまた、一途な女性なんですよねぇ。

相手が“あの”老玩童と云うあたりがナニですが(笑)
その一途さが可愛らしくてイイですよね。
ちょ~っと、ハタ迷惑な部分もありますが(^▽^;)

>「姉に代わってお詫びします」という郭襄がどんなにいい娘に思えるコトか。
>郭襄の引き立て役だなぁ。。。

史の兄弟たちも、妹はこんなにいい娘なのに、姉は横暴で――って、怒ってましたものね。
そうとは気付かずに、どんどん郭襄を引き立たせる郭芙って……(ホント、莫迦(~_~;)

>何か、聞きようによっては、ものすご~く意味深なんじゃないだろか…と思ってしまいました(^▽^;)

ですねぇ。
西山一窟鬼やら万獣山荘の皆さん方、どんな想像をしたことやら。
(大体、察しはつきますが(笑)

>郭破虜の誕生日でもあるんですよね。存在感薄いけど(^^;)

そう、そう。
お母さん以外、誰も祝ってくれないなんて、可哀想な破虜。
(お父さんは……あの靖さんのことだから、“すこっ”と念頭から抜けてる可能性、ありますものね(^_^;)

2010/12/10 18:59 | rei★azumi [ 編集 ]


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ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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