倚天屠龍記 第1集~第2集

武林ノ至尊、宝刀龍屠、天下ニ号令セバ、敢ヘテ従ハザル莫シ
倚天出デズンバ、誰カ与ニ鋒ヲ争ハン

倚天屠龍記

と云うことで、いよいよ始まりました『倚天屠龍記』ですが、先週の『神侠侶』の、途中で予算がなくなった話の余波が残ってたのか、初っ端のシーンで、ま~た不必要にCG予算を無駄遣いして、な~んて思ってしまいました d( ̄  ̄) ヾ(^o^;オイオイ・・・
だって、あそこまで山盛りにCGの鳥を出さなくても、充分に画面に引き込まれるくらい、カメラワーク、奇麗でしたよ。

さて、



時は南宋末期――と云うか、ぶっちゃけ云うと襄陽大戦から約三年後。
少林寺の少年僧、張君宝は師匠の覚遠大師と共に、崑崙三聖を名乗る何足道(か・そくどう)と云う謎の男の奏でる琴の音と、それに操られて鳳凰を象った小鳥の群れに誘い出されます。
そこで覚遠大師に、得意とする琴、囲碁、剣の技で挑んだ何足道、尽くに及ばず、
「経典は皿の中にあり」という尹克西(いん・こくせい)の遺言を告げて退散するのですが、
このとき、張君宝が師匠危うし杜思って繰り出した技が少林寺の禁忌――師匠の指導無しで勝手に少林寺の武芸を身につけてはいけない――に触れていたため、駆けつけたほかの僧侶達に命を奪われそうになります。

弟子を救うために持っていた水桶に張君宝を入れてその場を逃れ、さらに山を越えた覚遠大師ですが、極度の過労のため、そこで昇天。
残された張君宝少年は、張三宝と名を改め、武当派の開祖となるのですが……

いくら張P作品が冒頭エピソードの大幅省略が得意技だからって、これはちょっと……(^_^;)
まあ、郭襄の登場を略したのは仕方がないんですけどね、作中で重要な役割を果たす『九陽真経』と覚遠、張君宝子弟とのかかわりを略してどうすんの (^▽^;)
これじゃ、あとになって登場人物たちが『九陽真経』『九陽真経』と騒いでも、原作を知らない視聴者は「?????」となるんじゃないかなぁ。

というのはとりあえず置いておいて、

それから月日は流れ、武当派の開祖となった張三宝、武当七侠と呼ばれる七人の弟子に囲まれ、やがて九十歳の誕生日を迎えようとしておりましたが、そのうちの三番弟子の兪岱巌(ゆ・たいがん)だけが、まだ用で赴いた福建から帰ってきておりません。

1-1

実は兪三侠、帰る途中で海沙派(かいさは)と天鷹教(てんようきょう)と争いを目撃。義侠心から深傷を負った男を救ったのですが、男は両派が狙っているらしい巨大な刀に執着。結局、受けた毒針の傷で命を落とします。

この、男が持っていた刀こそが、これを手にした者は武林の頂点に立てるという伝説の刀、屠龍刀――って、これ、重さ百斤なんですから、もうちょっと重そうに持ってください、兪三侠(^▽^;)
(ちなみに、玄鉄重剣は七十斤ね)

これをこのまま世に出しては、江湖に血風が吹き荒れることになる。武当山に持ち帰って、師父に処分してもらおう。
決意した兪三侠でしたが、帰途、天鷹教の不意打ちに逢い、毒針を受けて深傷を負います。

刀を奪った後、兪三侠を殺してしまえという教主の息子の殷野王でしたが、武当派と事を構えるのは得策でないと、これを止めたのが妹の殷素素。
龍門鏢局に金二千両の報酬を先払いした上、兪三侠に万が一のことがあったら、鏢局のものを皆殺しにすると脅しをかけ、武当山までの搬送を依頼。
さらに、自分も影からそれを見守るのですが……
鏢局の皆さん、いくら時間指定のお仕事だからって、その勢いで突っ走ったら、先方に着くまでに怪我人が死んじまいますがな(^▽^;)

そうして、夜を日に継いで到着した武当山でしたが、山門(なのか?)のところに来合わせた武当七侠を名乗る面々に、コロッと騙され、兪三侠を引き渡してしまいます。
(肝心の兪三侠は、毒針で口が利けない状態だし)
これを知った殷素素は急いで後を追いますが、兪三侠は屠龍刀の行方を追う面々の手で、四肢の関節を砕かれたあと。
兪三侠を救おうとした殷素素も、毒鏢をうけてその場を逃れます。

しかし……兪三侠を狙ったの、どこの組織か知らないけど、兪三侠が龍門鏢局に武当山まで運ばれるって調べておきながら、屠龍刀が天鷹教の手にあるの知らないって、諜報網がイマイチと云うか、肝心な部分で間が抜けてますよね。

一方、師父の誕生日になっても、まだ戻らない師兄を案じたのが、兪三侠を一番慕っているという武当派五番弟子の張翠山。
師父の許しを得て兄弟子を探しに山を降りますが、これが一足遅く、行き逢ったのは、人仕事を終えてくつろいでいる鏢局の面々。
礼儀正しい張翠山が、この面々を山に誘ったことから、兪三侠が武当七侠を装った者達に拉致されたことがわかり、慌てて山中を探し回りますが、時すでに遅く、漸く山中に見出したのは、四肢を砕た兄弟子の無残な姿。

師父の治療のおかげで、何とか命を取り留める望みは出来たものの、めでたい祝いの場は一転して悲しみの場と変わり、江湖に名を轟かせた英侠は、一夜にして気の毒な寝たきり青年となってしまったのでした。
……って、これ、以前にも書きましたけど、金庸先生の作品に登場する仲良し七人組みって、何故だか途中で一人欠けるんですよね~。
で、7って数字は、たしか何か意味があったよな~と、ちょこっとググって見た範囲では、7はなにやら完全を現すんだそうで、それが欠けるってことは、完全なものが壊されるとか、世に完全なものはあり得ないということを意味してる?
このあたり詳しい方、おられましたらご教授願います。

さて。

龍門鏢局の主から事情を聞いた張三宝師父は、依頼主の報復から鏢局を守るために2人の弟子(誰だったっけ?)を下山させ、
兄弟子の不幸がどうにも許せない張翠山は、鏢局の面々をこてこてにノして、受け取った報酬は民のために使えと言い捨て、これも師父の許しを得て下山。
兄弟子を傷つけた者の正体を知るために、まずは臨安へとやってまいりますが――って、臨安って仮の都って意味だったと思うんですが、南宋滅びて元の時代になって、大都に首都が置かれても、まだ臨安なのか?

というのはさておき、その臨安へやってまいりました張翠山、通りかかった龍門鏢局に異変の気配を感じて入ってみれば、中は案の定、血の海、屍の山。
しかも、間の悪いことに、一足遅れてやってきた少林僧から犯人と決め付けられ、唯一の生き証人――邸の奥に隠れていた少林僧は、服装は同じでも別人だったと証言する寸前、何者かの投じた暗器で命を絶たれてしまいます。
しかも、どうやらその同じ人物の暗器で片目を潰された少林僧の一方、円業(えんごう)は、この件で張翠山を一方的に犯人に決定。
武当派に深い恨みを抱いて、その場を去ってしまいます。
ったく、人の話を聞かないって、もはやこの時代じゃ、武林全般の伝等になってるんだな(^_^;)

やむなくその場を離れ、先ほど屋外を過ぎった、暗器を打ったらしい人影を追った張翠山、途中琴の音に誘われ、その音を追って湖まで来て見れば、そこにいるのは瀟洒な男装の麗人。
ところがこれが、言葉を交わしてみれば、愈三侠の輸送を龍門鏢局に依頼し、なおかつ、依頼を果たしそこねた報復として、鏢局の一家を皆殺しにした張本人。
で、当人が申告するには、愈三侠を助けようとしたときに受けた暗器は、少林寺の梅花鏢。
これに毒が塗ってあり、龍門鏢局には毒消しを出させようとして出向いたのだが、向こうが先に仕掛けたので、やむなく殺したとのこと。
さらに、龍門鏢局は少林派なので、少林寺とも争う羽目になった、と云うことなのですが、
それにしても、笑傲江湖で云うところの邪派の、いわば総帥の娘とはいえ、かなり荒っぽいお嬢さんです。

しかも、当人が云うには、張翠山の服装が瀟洒で格好いいから、自分も同じ服を買って着てみたって。そのまま、人殺しに行って、少林僧の方目を潰して、暗躍しますか、普通?
これで、張翠山に罪をかぶせるつもりはなかったと云っても、そんなコトを信用するの――な……なんか、信用しちゃったみたいですな、張翠山サン。

なんてワガママな娘だとか何とか言いながらも、結局は内功使って、殷素素の解毒をしてやるし。

と云うところへやってきた天鷹教の配下、殷素素に屠龍刀のお披露目の支度が出来たことを知らせます。

この屠龍刀こそが全ての元凶と悟った張翠山、殷素素に同行を申し出、お披露目の会場へ。
そこには江湖に名を知られた面々が数多く集まっておりましたが――とは云うものの、射、神時代に比べると、全体的に小粒になった気がしますが。

と云うところへ、突如乱入して、屠龍刀は俺のもの宣言をブチかましてくれましたのは――張三宝師父を除けば、この時代では最凶――もとい、最強なんじゃないかなぁ。金毛獅王こと謝遜(しゃ、そん)さん。

1-2

ここで屠龍刀、アーサー王のエクスカリバーだか、伝説の宝刀みたく反発現象を起こしてましたが――って、これも伝説の宝刀だったか(^▽^;)
(いや、いや。原材料がアレかと思うと、なんか有り難味が薄くてさ(^^ゞ 
   てか、私的には原材料の方が余程在り難い感じなんですが)

どうやら、圧倒的な内功で屠龍刀を制したらしい謝遜、海沙派の掌門を始め、罪を犯した悪辣な武林の侠客――いや、こういう面々を侠客と呼んじゃいけませんな――を処分にかかるのですが、待って下さいとそれを止めた張翠山、自分の命を賭けて謝遜に勝負を申し出ます。

そうして、剣で岩壁に『武林ノ至尊~』の句を刻んでゆくのですが……
なんだか皆、凄い、凄い言ってましたけど、剣で岩壁に字を書くだけなら、小龍女だって蕭遠山だってやってましたケド?
てか、本来ならあの技、師父の張三宝が武芸の型として、あの『武林ノ至尊~』の文字を宙に書いて見せたのを、自分の銀鉤の技に映した――というか、応用したわけなんですよね。
で、このシーン、すご~く期待してたのにぃ (~_~;)
(まったく、冒頭の小鳥の群舞とか、いらんところに力を入れるくせに、肝心のところでは肩透かしを食わせてくれるんだから~)

ともあれ、
その技は自分には出来ないと、素直に負けを認めた謝遜でしたが、勝ちの代償として張翠山が求めたその場のものの命乞いについては拒否。
張翠山と殷素素に、布を裂いて耳栓にしろと指示しておいて――出ました、獅子咆哮。しかも、CG映像の獅子(つーか、虎に見えましたケド)つきで。
ありゃぁ、楊過の長嘯より凄まじい。
というか、もはや超音波兵器ですな。

技のすさまじさに、バタバタと斃れてゆく武芸者達。
その最中にあって、どうやら張翠山と殷素素、気を失ってしまったようですな。
気がついたら、鎖で船中の柱に縛り付けられ、船はどこぞの海の上。
家族の仇を討つため、人のいない離島へ行って、屠龍刀の秘密を解くのだという謝遜に拉致されていたのでありました。

捕らえた二人をつくづく眺め、似合いの美男美女だから、いっそ夫婦になれと無茶を言う謝遜でしたが――

と云うところで、以下次週。

しかし、『射三部作』と銘打ちながら、原作の方でも前二作とのつながりは薄いな~と思える『倚天屠龍記』ですが、ドラマの方では、『神侠侶』ラストの崋山エピソードと、『倚天屠龍記』冒頭の郭襄登場シーンが省略されたせいで、ますますつながりが薄くなっちゃった気がしますな~。
まあ、先の展開を見なきゃ何とも言えませんし、とりあえず于爺の出番が多きゃ、私はそれでいいですケド。
(楊逍が期待してたほど男前じゃ無さそうなんだモン (~_~;)



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コメント

「倚天屠龍記」
いよいよ始まりましたね。TV初登場と言う事で楽しみにしてました。(^_^)


三部作と言っても
神雕侠侶から百年後の話しみたいなので
「射雕英雄伝」と
「神雕侠侶」みたいにつながりは濃くはないんですよね
でも「射雕三部作」って銘打つのなら、始めの豪華なCGをドラマの内容に入れるよりも、神雕侠侶つながりの話しをもう少しだけ入れて欲しかったかな。

しかし、今後どう展開していくのか楽しみではあります。

そう。時代は既に元末なので、射雕、神時代の皆さんは、張三宝以外は皆鬼籍に入っちゃってます。
ですが、実~に意外な部分が繋がってますので、そのあたりは、見てのお楽しみと云うことで(笑)

>神雕侠侶つながりの話しをもう少しだけ入れて欲しかったかな。
と云うと、原作冒頭の、郭襄の「兄さま尋ねて少林寺」エピソードしかないんですが、これ、結構切ないですよ。

ようやく見始めました~。
一向に追いつけそうにありませんが、ボチボチやります(笑)

相変わらずの乱暴なカット、すごかったですねぇ。原作を読んだものの、もう印象でしか覚えていない私は、あれれ~?です(^^;)

>その勢いで突っ走ったら、先方に着くまでに怪我人が死んじまいますがな(^▽^;)

そうそう。しかも、何であんな悪路を選っていくかな~(苦笑)

>諜報網がイマイチと云うか、肝心な部分で間が抜けてますよね。

あはは、確かに、言われてみればそうですね!!
兪岱巌を追っかけりゃ屠龍刀が手に入る、という大雑把な見立てで動いてたんでしょうかね。

>とは云うものの、射、神時代に比べると、全体的に小粒になった気がしますが。

同感です。みんなセコイというか、「大侠」という名に相応しい人物がいませんよね。

ふく*たま さんへ

>一向に追いつけそうにありませんが、ボチボチやります(笑)

は~い。無理をしないで、ボチボチ楽しんでやって下さい(^_^)

>相変わらずの乱暴なカット、すごかったですねぇ。原作を読んだものの、もう印象でしか覚えていない私は、あれれ~?です(^^;)

ですよねぇ。
同じく原作うろ覚えの私としては、むむむ……でした(~_~;)
あんな半端なことをやるなら、いっそ笑傲江湖くらい思い切り良く作り替えてくれればいいのに。

>そうそう。しかも、何であんな悪路を選っていくかな~(苦笑)

他に道がないわけでもないでしょうに。
それともあれ、近道だったんでしょうか(笑)

>兪岱巌を追っかけりゃ屠龍刀が手に入る、という大雑把な見立てで動いてたんでしょうかね。

ですかねぇ。
本当、いい加減な奴等だ(^▽^;)

>同感です。みんなセコイというか、「大侠」という名に相応しい人物がいませんよね。

あそこまで人材が払拭するって、百年の間に一体何があったのか……
って、考えてしまいますよね。
あれで、邪派の方には好漢もチラホラ居るようですが。

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