2010/12/11 (Sat) 倚天屠龍記 第3集~第4集

第二週を迎えた倚天屠龍記(いてんとりゅうき)ですが、なんだかいまひとつ萌えないなぁ……と思ったら、射雕、神に比べて、何やら笑えるシーンが少ないのと、
主人公の張無忌が、まだ、今週やっと生まれたばかりなんですが、郭靖ほどずば抜けたおバカでも、楊過みたいに先が案じられるほど生意気で気性が激しいわけでもないから、なんでしょうか。
頼みの于爺も、今回は殆ど座ってるだけだったしなぁ(笑)

さて。




屠龍刀の謎を解くために無人島へ向かうという謝遜(しゃ・そん)の船に捕らえられた張翠山(ちょう・すいざん)と殷素素(いん・そそ)。
張翠山が内力を使って鎖を切り、殷素素と共に脱出を企てたものの……
間の悪いことに、丁度嵐の真っ最中。
船から投げ出された殷素素を助けようと、嵐の海に飛び込んだ張翠山でしたが――
アナタが溺れて、逆に殷素素に助けられてどうするの(^▽^;)
な~んか、情けないなぁ。

というのは、ともあれ、なんとか氷の島状のものに這い上がった2人。
ところが、どうやら船が難破したらしく、その同じ氷の上に謝遜も這い上がっていて、しかも、どういうわけか狂乱状態になり、「家族の仇」と、殷素素と張翠山に襲い掛かります。
(で、張翠山は咄嗟に屠龍刀を真剣白刃取り――って、なかなか凄いシーンだ(^_^;)
 けど、実際には可能なのか?)

我が身と張翠山を守るため、暗器を投げて謝遜の目を潰した殷素素は、張翠山と主に再び氷の海へ――普通のものなら、心臓麻痺を起こして死にますが。
そうして、なんとか、氷と火山の島と云うとんでもないところへたどり着いた2人、白熊に追いかけられたりもしながら、洞窟を見つけ、さらには火種と食料と、凍死していたらしい白熊から毛皮も確保して、なんとかサバイバル生活を始めます。
で、ここのシーン、白熊が四足で立ったまま凍死するのか!? とか、風の入ってこないはずの洞窟の中のほうが寒いのは何故だ!? とか、突っ込みどころは満載なんですが、ある意味突っ込んでたらきりがないので、省略(^▽^;)
それにしても、どこまで流されちゃったんでしょうね、この2人。

と云うその間に、中国本土では鏢局の面々を皆殺しにしたりして、羅刹だと思っていた殷素素の、思いがけない優しさ、可愛らしさを認めた張翠山、
本土に帰れば、名門正派の弟子と、邪教の教主の娘と、お互いに立場が違うしと案じる殷素素に、いくら父上が天鷹教の教主でも、
「まさか、娘婿を殺したりはしないだろう」
ちょっと婉曲なプロポーズ。

これには、元々張翠山に一目惚れだった殷素素は、大喜び。
二人で天地に礼拝して夫婦の誓いを立てます。

2-1

そうして、盲目となり、やはり同じ島へたどり着いた謝遜の世話をしながら、暮らし始めるのですが、若い夫婦のことですから、やがて殷素素は妊娠。
ですが、しかし、それにしても、この張翠山といい、射雕のときのQちゃんといい、よく脈を取っただけで、赤ちゃんが出来てるってわかったこと(^▽^;)

やがて、月満ちて迎えた出産の日。
再び狂気が謝遜を襲い、懸命に妻子を守ろうとする張翠山を払いのけ、殷素素の頭上に屠龍刀を振り下ろそうとします。
と、まさにそのとき、赤子が呱々の声を上げ、はた! と謝遜は正気に戻り――って、危ねぇ、危ねぇ。
屠龍刀、紙一重のところで止まってるけど、何度も言いますケド、あれは重さ百斤(約50キロ)。ちょっと気を抜いて手を緩めたら、重さだけでお母さん、真っ二つですぞ。
刃も切尖もないのを内力で補ってた玄鉄重剣と違って、屠龍刀は切れ味、かなり鋭いらしいですしね。
原作の最初の方、屠龍刀の登場シーンで、刀を奪おうとしている面々が、どんなに探しても見つからない。どうしたことかと、あとで兪岱巌(ゆ・たいがん) が調べてみたら、偶々刀の上に死体が倒れ込んだのが、刀の切れ味がよすぎて、見事背中から肢体の中に埋まりこみ、おかげで発見されなかったんだという、なんか、物凄い記述があった記憶です。

さて。

そうして、赤ん坊の誕生で一旦狂気から開放された謝遜さん。そうなってみると、強面の外見に似ず、意外にに子煩悩だったんですな。
赤ちゃんから幼児に育ってゆく張夫妻の子供を、しきりに抱っこしたがりますが、この人には散々恐ろしい目に会わされた上に、殺されかけた夫妻、謝遜を危険視して、なかなか子供を近づけようとしません。
呼ばれた子供が“よちよち”と歩いてゆくと、ササッと来て抱き上げちゃう。
ここは、な~んか、謝遜さんが物凄く気の毒に思えるシーンでした。

が、謝遜の様子を見て、あれこれ考えもしたんでしょうね、張翠山、不安そうな妻を制して謝遜に子供を抱かせ、名付け親になった上で、さらにこの子の義父になって欲しいと頼みます。
義理の親子となれば、たとえ狂気に陥っても子供を殺すことはすまいと云う考えですが、笑ってそれを受け入れた謝遜、亡くなった息子の名前、無忌(むき)を子供に与えた上、翠山たちの申し出を受けて、二人と義兄弟の契りを結びます。

やがて月日は流れ――原作の展開からすると、十年くらいはたったんでしょうね。
なおも屠龍刀に隠された謎を解く鍵が見つからず、苛立つ謝遜でしたが、幼い無忌と張夫妻に、こうなったこれまでのいきさつ――かつての師匠であり、信頼しきっていた成崑(こん・せい)と云う男に、一夜にして妻と両親、産まれて間もない息子を殺されたこと。
仇討ちのために何度も挑んで敗北し、ついに絶技を身につけたときには、成崑は消息を絶っており、それを誘い出すために成崑の名で殺人を繰り返したこと。
自分を諌めるために命を投げ出した少林寺の空見大師から、屠龍刀の謎を解けば仇の所在が知れるだろうと教えられたことを語ります。
そうして、張忌を中原に帰すためにもと、夫妻に筏を作るように指示します。
(3人が流れ着いたときは、氷と火山、白熊と魚だけの島かと思ってたら、なんだか子供の足で行けるところに林があって、鹿まで居るんだものなぁ。どこの島なんだ(^▽^;)

一方中原では、屠龍刀披露の場に居合わせたものは、そこから姿を消した張翠山、殷素素、謝遜の3人以外は、皆死ぬか狂気に陥り、唯一正気で生き残った天鷹教の幹部もほどなく身罷り、一切は謎の中。
唯一、兄弟弟子の安否と、愛弟子の身を案じて堂にこもる師匠を気遣う武当派の弟子達は別格(ここは、師匠が良いおかげで、弟子もつぶ揃いなわけですね)
武林に姿を現した屠龍刀の行方を追って、哦嵋派、崑崙派、その他の武芸者達が蠢動を始めていました。

と云うところで、以下次週……って、異例の短さだなぁ(笑)
でも、今回は大半が冰火島での張家の家庭生活だし、あと書くことといったら、張無忌が赤ん坊と幼児時代はむっちゃ可愛かったのに、少年気になったら、なんかイマイチな感じだとか、
回想シーンの若いときの謝遜まで、同じ人が演じているのは、激しく無理があるなぁ、とか、
屠龍刀を捜しに出た紀暁芙(き・ぎょうふ)がチラッとすれ違ったの、多分楊逍(よう・しょう)なんだろうケド、全然イケメンじゃなかったなぁ、とか、
なんか、否定的な感想ばかりになってしまうのね。

と云うわけで、今回はこれまで。



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>(で、張翠山は咄嗟に屠龍刀を真剣白刃取り--ってなかなか凄いシーンだ
(^_^;)
けど、実際可能なのか?)

屠龍刀って百斤もあって、鋭くてよく切れるんですよね。
私の考えですが、例えば、独孤求敗とか楊過だったら屠龍刀の真剣白刃取りができるかもって思ったんですけど…
でも、実際だったら真っ二つに切られて不可能かな…(-o-;)
という事は屠龍刀を真剣白刃取りした、翠山は武芸も内力も強いって事ですか?


>しかし、それにしても、この張翠山といい、射雕のときのQちゃんといい、よく脈を取っただけで、赤ちゃんが出来きてるってわかったことよ(^▽^;)

本当。そうですよね
「何で脈を取っただけでわかるの!?」って思いました
コレって、妊娠してる人の脈の打ち方とそうでない人の脈の打ち方を教えた人がいるって事ですよね
もしかして、本物の妊娠さんに触れさせて教えているとか?


>それにしても、どこまで流されちゃったでしょうね、この2人。

どこまで流されたんでしょうか(笑)
白熊が出てくるから北極辺りなのかな…
でも氷火島ってあれだけ噴火してるのに氷が溶けないんですね。普通なら地熱や溶岩流で溶けるような気がするんですが…(^。^;)
花は咲いてるし、鹿はいるし、林はあるし、不思議な島ですね(?_?)


まさか、倚天屠龍記は突っ込み所満載のドラマって事はありませよね
期待していいのか、駄目なのか、分かりませが、放送は楽しみにしてます(^_^;)

2010/12/12 21:08 | 由香 [ 編集 ]


由香さんへ 

>独孤求敗とか楊過だったら
独孤ご先輩はともかく、楊過は無理です! 右腕ないから(^▽^;)
尤も、この2人の場合は、白刃取りやらなきゃいけないほど、追い詰められるってこと自体が、まずありえないでしょうね。

>という事は屠龍刀を真剣白刃取りした、翠山は武芸も内力も強いって事ですか?
いやぁ。むしろアレは、火事場の馬鹿力に類するものじゃないかと(^_^;)

>もしかして、本物の妊娠さんに触れさせて教えているとか?
Qちゃん~~というか、全真教の弟子たちなら、ありそうですが、武当派はねぇ……。
むしろアレは、脈ではなくて、体内の『気』の流れを読んでるのかな?
(で、気の流れが2人分あるぞ~とか(笑)

>普通なら地熱や溶岩流で溶けるような気がするんですが…(^。^;)
でしょ。
少なくとも、山の周りくらいは雪がなくなってなきゃおかしいんですが。
で、この島は、原作の方でも、こういう島で、思わず『クリ☆ドラ』かよ……と ヾ(--;)ぉぃぉぃ

>まさか、倚天屠龍記は突っ込み所満載のドラマって事はありませよね
いや、いや。原作が既に、突っ込みどころ満載ですから(爆)
これはむしろ、バリュー・ウォン監督的ノリで撮ってもらったほうが良かったかも。

ともあれ、この先の部分がどんなふうに料理してあるかと、私的には于爺の登場シーンが楽しみです。

2010/12/13 18:59 | rei★azumi [ 編集 ]


 

へんてこりんなシーンが多かったですねぇ(--;
おっしゃる通り、つっこんでたらキリが無いんですが、
原作を知らない方がついてこれるのか、心配です。

少年張無忌、どこかで見たことある顔のような気がするんですが、
思い出せない…

2010/12/13 19:56 | 阿吉 [ 編集 ]


脈 

脈診や鍼灸は、宋代にはほぼ確立していたようです。
腕のいいものなら脈を診ることで妊娠3~4週間くらいでわかるそうです。
3ヶ月くらいになれば、脈だけで胎児の性別もわかるとか。
滑脈(かつみゃく)と呼ばれる力強い脈で分かるので、武当派を興したかどうかはわからないものの点穴や内功の名手だったのは確からしい張三豊の弟子や自分で医術が得意という丘処機なら、この程度のことはすぐ分かると思われます。
脈診のやり方はわかるものの経験は無いも同然なので、私が診たら見るたびに男がおめでたになるかもしれませんw

2010/12/13 21:03 | 八雲慶次郎 [ 編集 ]


阿吉さんへ 

>へんてこりんなシーンが多かったですねぇ(--;
ですよねぇ。
原作の荒唐無稽は仕方がないと言うか、これはもう持ち味なわけですが、
だったら、ドラマの方は、いっそ、より派手にしてそれを生かすか、
上手にリアリティーをもたせる作り方をして欲しいですよね。

>原作を知らない方がついてこれるのか、心配です。
同感です。
例によっての大幅省略もされちゃってることですしねぇ(~_~;)

>少年張無忌、どこかで見たことある顔のような気がするんですが、
思い出せない…
私もです。
思い当たる子は、もっと大きくなってるはずですし。

2010/12/14 18:35 | rei★azumi [ 編集 ]


八雲幇主へ 

毎度毎度、ありがとうございます。
なるほど~。
そうすると例えば、知識としては知っていても、実戦がはじめてと云う人は、
多分、おめでただと思うけど~なんてことになるわけでしょうか?
(と、ネタとして考えているワタシ(^^ゞ

>私が診たら見るたびに男がおめでたになるかもしれませんw
それ、面白すぎですぅ(^m^)
てか、いつか使えたら、二次小説のネタにしていいですか?

2010/12/14 18:41 | rei★azumi [ 編集 ]


 

うん、ホント、突っ込み出したらキリがないですよねぇ(^▽^;)

>ここは、な~んか、謝遜さんが物凄く気の毒に思えるシーンでした。

同感です~。
翠山夫婦の懸念もわからんではないですが、そんなあからさまな~って感じで・・・まぁ、謝遜さんには見えてないのかもしれないですけど(^^;)

武侠ドラマに可愛い子役って、滅多にいなくないですか?
『鹿鼎記』の韋小宝は、可愛かったですけど。
あ、『雪山飛狐』の子役もなかなかよかったっけ。

2011/01/05 22:37 | ふく*たま [ 編集 ]


ふく*たま さんへ 

>うん、ホント、突っ込み出したらキリがないですよねぇ(^▽^;)

ねぇ。
とくにあの、縫いぐるみ状に固まってたシロクマとか(って、まだ云ってる(笑)

>翠山夫婦の懸念もわからんではないですが、そんなあからさまな~って感じで

そう、そう。
謝遜さんに全く悪意がないのがわかってるから、余計に気の毒で(-_-;)

>武侠ドラマに可愛い子役って、滅多にいなくないですか?

演技力と顔は反比例ってワケでもないでしょうにね(^_^;)

>『鹿鼎記』の韋小宝は、可愛かったですけど。
>あ、『雪山飛狐』の子役もなかなかよかったっけ。

『碧血剣』の袁承志役の子もでしたよ。
とすると、今回の配役は……(^_^;)

2011/01/06 19:38 | rei★azumi [ 編集 ]


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ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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