朱温 ー夕陽の梨ー

朱温 上 (朝日文庫)朱温 上 (朝日文庫)
(2009/10/07)
仁木 英之

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朱温 下 (朝日文庫)朱温 下 (朝日文庫)
(2009/10/07)
仁木 英之

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僕僕先生の作者の手になる歴史小説は、唐朝に止めを刺し、五代十国の一つ、後梁の太祖となった一代の梟雄朱全忠の生涯。
あまりに長いし、群雄割拠の時代なので、人物色々入り乱れて、もう、下巻どころか、上巻の半ば過ぎたあたりで、もう、何がなにやら~(?o?) 

だったので、

疾駆する草原の征服者―遼 西夏 金 元 中国の歴史 (08)疾駆する草原の征服者―遼 西夏 金 元 中国の歴史 (08)
(2005/10/21)
杉山 正明

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と、

チャイナ・イリュージョン (中公文庫)チャイナ・イリュージョン (中公文庫)
(2002/05)
田中 芳樹

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収録されていた短編で、ちょっとお勉強。
登場人物に関する予備知識を得て、なんとか読みきることが出来ました。

で、途中で、ワケがわからなくなったのって、主人公の朱温より、ライバルである李克用や楊行密の方に多く筆が裂いてあるシーンがあったからなのでした。
しかも、同姓の人間が敵だったり、味方だったり、途中で裏切ったり表がえったり、
さらには、義理の親子になって姓名が変ったり、寝返ってもとの名前に戻ったり(^_^;)

てなところを、なんとか無理矢理クリアして、どんどん読み進んでゆきましたら……
奴隷同然の貧しい生活の中で、良き師を得、黄巣の乱の中で頭角を現してゆく青年期は、まあ、なかなか魅力的かな? だった主温なんですが、
愛してくれた姉を、頼りにしていた次兄を、愛した女性を、貧しさや戦乱の中で喪い、ひたすら権力を追い求める冷酷な人間になってゆく過程で、どんどん魅力を失ってゆき、

その分、ライバルの李克用や、楊行密、その周囲の人間の方が、欠点が多くてポカもやる分、魅力的に見えてきちゃいました。
特に楊行密の周囲の、ほとんど楊行密ファンクラブといっていい、おっさん集団。
もう、楊行密が好きで好きで、大好きなあまり、もっと積極的に勢力拡大に乗り出せやと、自分達で勝手に、どこかへ戦争を仕掛けに行ってしまったりとか、
結果として、楊行密に対して反乱を起こしてしまったりとか、
困ったちゃんな集団なんだけど、で、やってくれるてことは笑い事じゃすまないんだけど、
何とも憎めないおっさんたちなのでした(^▽^;)
(『僕僕先生』シリーズでも感じましたが、仁木さんもキャラ立ちの人なんですね~)

あと、李克用の息子の李存勗(り・そんきょく)が、ちょっと颯爽とし過ぎてる感じなのが、どうよ? って感じでした。




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