秋水長天

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倚天屠龍記 第11集~第12集

胃炎のせいで一週遅れです。急がなきゃ、急がなきゃ(^▽^;)

さて、





どうあっても屠龍刀のありかを知りたい朱長齢(しゅ・ちょうれい)は、自分の邸に火をかけた上、偽の謝遜(しゃ・そん)を仕立てて張無忌(ちょう・むき)を信用させようとします。
さすがに謝遜のことは見破ったものの(そりゃあ、義父ですからねぇ)すっかり朱長齢を信用してしまった張無忌、自分が張翠山(ちょう・すいざん)の息子であることを明かし、ともに謝遜が居るはずの冰火島へ行こうと朱長齢を誘います。

が、張無忌に対する九真の軽侮の念と、張無忌の好奇心から朱長齢の本心が明らかになり、密かにそれを立ち聞いていた張無忌は、その場から逃走――してるのに、何だって崖の上から『ここまでおいで』をやるんだ、この子は(~_~;)
おかげで、追いかけてきた朱長齢とともに崖から転落。
かろうじて岩棚に引っかかって命を拾いますが、さらに朱長齢に追われた張無忌は、偶々壁面に開いていた割れ目から、向こう側へ。
で、残された朱長齢は――原作では無理に割れ目を通り抜けようとして、引っかかって、にっちもさっちも行かなくなるんですが、ドラマでは、さすがにそこまではやりませんでしたな。
原作を読んだとき、そんな状態で数年って、トイレとかどうするんだって、妙な部分で突っ込んじゃいましたもの(^▽^;)

さて。

張無忌が岩の割れ目を通り抜けてみると、そこは花が咲き乱れ、豊富に果物が実り、白鳥、黒鳥が飛来する別天地。
体が大きい(張無忌比)せいで、通路を抜けられない朱長齢には、果物の一部を分けてやることとして、当分は、ここで暮らすことにした張無忌、
ある日、仲良くなった子猿に、ある場所へと引っ張ってゆかれます。
と、そこには、からだの具合を悪くした白い大猿……って、猿でかすぎ(^▽^;)
しかも、あの形態って、なんか、ゴリラでしょ。
まあ、崋山にオランウータンが生息し、北京にマングローブが生えてる世界だから、崑崙山の近くにゴリラがいてもいいケド、それにしても、あの大きさってものは……。
確かに原作には、異常に大きな体の猿って書いてはあるんですが、あそこまで大きくする必然性が分らない。
というのは、とりあえず置いておいて、

大猿の具合が悪い原因は、腹にある昔の縫合の痕が膿を持ったせいだと見て取った張無忌、その場所を切開し――って、いつの間に刃物を用意した、こら?
そうして、そこから取り出された異物は、張無忌にとって何とも運のいいことに『九陰真経』――って、これ、『神侠呂』の原作を読んでない人には、ワケ分らないですよね。

実は、原作の終了部分で楊過と郭靖たち、崋山に洪七公、欧陽鋒のお墓参りに行くんです。
で、お参り済ませて自由行動をしているときに、少林寺から経典を盗んだとして覚遠大師と弟子の張三宝(その頃は張君宝)に追われる瀟湘子と尹克西に遭遇。覚遠大師たちに協力して経典を取り戻そうとするんですが、結局経典は見つかりません。
その時、神が尹克西たちが連れていた大猿を追いかけてくるんですが、猿を哀れがった郭襄のとりなしで逃がしてしまうんです。
で、このときの猿がこれ……って、猿がそんなに長生きかい!?(^▽^;)
金庸先生自身、こういう突込みがお嫌だったのかどうか、この地に成ってた桃が蟠桃(ばんとう)だったとかなんとか、はあ、まあ、そうですか? みたいな言い訳っぽいことは書いておられましたケド、
ともあれ、ドラマ初回、冒頭部分で何足道(か・そくどう)が伝えに来た尹克西の遺言、
「経典は皿の中」と云うの、「経典は猿の中」だったわけなんですね。

これはまさしく天からのお与えと、早速経典の『九陽真経』を修行し始めた張無忌、おかげで玄冥神掌の寒傷も癒え、無事に二十歳の春(だか秋だか)を迎えることとなります。

それにしても、肝心なところをカットしてる割には、何やら余計なカットも多いようで。九陽真経の修行でグルグル回ってるときに大きくなるのかなと思ってたら、そこじゃなくて、猿たちとターザンごっこやってるところで大きくなるんだものなぁ(^▽^;)
というのは、またまた、置いておいて(笑)

まさにその頃。僧侶となって少林寺に潜んでいた成崑(せい・こん)は、方丈からと称する偽の手紙で哦嵋派、武当派を初めとする六代門派を動かし、明教を討たせようと画策――って、こんなに早く成崑の居所をバラしちゃっていいのかいな?
たしか原作じゃ5巻の、とーちゃん争奪武闘会になって、漸く正体を現したはずだったんだけど。
この成崑、元の王族の一人、汝陽王、チャガンテムールの走狗となっているようですが、
実は、明教の先代教主に愛する女性を奪われた恨みで、明教を潰そうともくろみ、そのためにあれこれ画策しております。
で、下げたくもない頭を汝陽王に下げた腹いせ、下賜された銀を、途中、道端で寝ている、やたら目立つ男――と思ったら、これも主要登場人物の一人、丐幇の弟子で陳友諒(ちん・ゆうりょう)――って、いくつ袋を下げてるの? (~_~;)
たしか丐幇は長老でも八袋だったはずですよねぇ?

しかも、あの人品。丐幇の弟子もまた時代とともに質が下がったようですな。
(と云うか、弟子の質は幇主の質に比例するのか(^▽^;)

ともあれ成崑、汝陽王からもらった銀を、その陳友諒の上にザラザラザラ。
「何するんだ!?」
と、一旦は怒った陳友諒ですが、大量の銀に目がくらみ、丐幇の情報網を使って成崑の役に立つことを約束してしまいます。
(冥府の洪七公や黄蓉が聞いたら、何といって嘆くか)

同じ頃、チャガンテムールの娘、ミンミンテムールこと趙敏(ちょう・びん)は、武林の殲滅に野心を燃やし――って、この女性の正体も、ばれるのはもっと後の方だったはずなのに。
それにしても、お父さんと話しながらのカーテンの向こうでのお着替えは、あれは視聴者サービスのつもりだったんでしょうかねぇ(^_^;)

と云う頃、寒傷も癒え、無事に二十歳になった張無忌は、桃源郷のようだった別世界に別れを告げ、陰謀渦巻く中原へ戻る決意。
身につけた九陽真経の中の筋骨を縮める技で入るときに使った岩の割れ目を逆行して、元の岩棚へ。
そこで、張無忌の投げてくれる果物で露命をつないでいた朱長齢と再会、和解を図ろうとしますが、またまた朱長齢に騙され、崖の下へ突き落とされます。
直後、力を使い果たした朱長齢、絶命。
何というか、こう、執念ですなぁ……。

……にしても、九真やら武烈(ぶ・れつ=偽謝遜になっていた男で、武三通の子孫)たち、朱長齢たちが崖から落ちたあと、安否の確認は無論、遺体の回収にも行こうとしなかったのね~。
薄情な身内だ┓(´_`)┏

さて、そんなわけで朱長齢に崖下へ突き落とされた張無忌、九陽真経のおかげで命は無事でしたが、両足を骨折。
已む無く骨を継いで、そのあたりで寝ておりますと、そこへやってきた青い服の娘が――お互い成長してわからなくなっておりますが、あの金華婆婆の性格の悪い侍女だった阿離(あり)。
成長しても相変わらず無茶苦茶な性格性格で、機嫌を取れば怒るし、怪我が治ったら居なくなるといえば怒るし(~_~;)
やっぱり乱暴だし(^_^;)

と思ったら実はこの子、少年時代のあの張無忌が好きだったんですね。
無理矢理島へ連れてゆこうとしたのも、金崋婆婆なら寒傷を治してくれるかと思ったから。で、ののしられて、血が出るほど手を噛まれても、張無忌のことが忘れられないって……なんかこの子も、男の趣味、あまりよろしくないような……。
ま、眸がお母さんによく似てるって理由で、この子に魅かれてる張無忌も、張無忌なんですが。

しかも、阿離の性格が無茶苦茶な理由は、父に愛されず、自分のせいで母を死なせてしまったと云う、その不幸な生い立ちから。
なので、素直に人に親切にしたり、好意を受けたりが、上手に出来なくなってるんですね。

だから、これ、お互いのことがわかれば上手くゆくカップルに思えるんですが、散々人に騙されたりで酷い目にあった張無忌が、用心のために曾阿牛(そう・あぎゅう)と名乗ってしまったことから、二人の関係は微妙なものに。
で、見ているこちらは、もどかしいこと、もどかしいこと(^▽^;)

ともあれ、何やらかやらで張無忌こと曾阿牛が気に入った阿離、彼が朱九真たちに酷い目に合わされたと聞き、一人で仕返しに。
そうして、一人で父の霊を弔っていた九真の顔を傷つけますが、駆けつけた武烈、青嬰たちのせいで命を奪うには至らず、さらには、明教を討つために崑崙まで出向いていた哦嵋派のうち、偵察に出されていた丁敏君までが戦列に加わったため、力及ばず捕らわれてしまいます。
(こういうときは、人品骨柄に係わらず、名家とか正派ってのはお得なんですねぇ。争いの理由に関わりなく見方が湧いて出るんだもの)

命は要らないけど、今家に居る男が、自分を娶る気があるかどうかだけを知りたい。
阿離の今生の願いに好奇心を覚えた衛璧たち、阿離を張無忌の居る小屋まで連れてきます。

何かと阿離や自分を馬鹿にする衛璧たちの態度に反発を覚えたのか、それとも阿離に対する同情か、恋情か、阿離を妻にしたい、大切に守りたいと答える張無忌。
しかし、阿離の本心は、少年の張無忌にあり、張無忌の心は複雑に揺らぎます。

一方、もう、殺されてもかまわないと九真たちに立ち向かった阿離ですが、やはり敵うはずがなく危機に陥ります。
と、そこで張無忌の九陽真功が発動。
どこかに達人が隠れているのかと勘違いした衛璧たちは、その場を逃げ出します。

そのあと、この二人の仲がどうなるか、というところで次週につづきます。


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Comment

 

張 無忌が子供から成長(青年)になるシーン…ターザンをやってていきなりだったから、ビックリして思わず「うわっ!」って言っちゃいましたよ(^_^;)

成長のさせ方もう少しカッコよくして欲しかったな…(´⌒`)

阿離ちゃんみたいな、無茶苦茶で暴走しそうな娘って、私好きなんです。なので神雕侠侶の曲ねえやみたいなキャラも好きです。
(あっ!ねえやも心に傷があって我が心ここにあらずの人だった…(^▽^;))

乱暴になっているのは、幼い時の愛情不足やらで心が荒んでいる様なので、愛情不足が解消出来たら
基本は素直で優しい
おてんば娘っていった所なんでしょうか

それと、reiさんの張無忌の性格のよく分析されており、「なるほど」と思いながら読ませいたたきました。(ありがとうございましたm(_ _)m)
でも、殷梨亭と不悔ちゃんは以外な関係になるんですね。驚きです。
歳の離れたカップルですが幸せになって欲しいですね(^_^)
ちなみに、私の旦那の祖父と祖母も23歳も歳が離れた夫婦でしたからね。
(さて、reiさん。この場合、祖父と祖母どちらが年上だったでしょうか?
ヒントは楊過と小龍女す(^w^))
  • posted by 由香 
  • URL 
  • 2011.01/23 15:02分 
  • [Edit]
  • [Res]

由香さんへ 

>成長のさせ方もう少しカッコよくして欲しかったな…(´⌒`)
同感です。
というか、もう、スタンダードでいいから、『九陽真経』習得でくるくる回ってるシーンで成長させてくれた方が良かった気がします。

少なくとも、ターザンごっこはやめてくれと(苦笑)

>基本は素直で優しい
>おてんば娘っていった所なんでしょうか
ですね。
現在ですら、結構な世話女房振りを発揮してますものね。
だから、本来の阿離は、ちょっと我が儘だけど面倒見の良い、優しい娘なんだろうと思います。

>殷梨亭と不悔ちゃんは以外な関係になるんですね。驚きです。
でしょ(笑)
でも、殷梨亭は意外にかわいいし、不悔は案外しっかり者だしで、いい夫婦になりそうですよね(^_^)
というか、あのカップルならきっと上手くゆきます。

>ヒントは楊過と小龍女す(^w^))
由香さん、それ、ヒント易しすぎ(^▽^;)
というか、どちらが上でしょうと訊かれた段階で、大体察しがつきますって(笑)
それにしても、お祖母さまがそれだけ年上と云うことは、やはり恋愛結婚?
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2011.01/24 18:34分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

>肝心なところをカットしてる割には、何やら余計なカットも多いようで。

同感です。あの別天地でのシーンはちょっと冗長気味だったですね。
しかし、中国の人は、みかんの皮を剥かないのかなぁ?皮ごとかぶりついてるけど…と、そんなことが気になってしまいました(^^;)

>これも主要登場人物の一人、丐幇の弟子で陳友諒(ちん・ゆうりょう)

あの人も、実在の人物だったのですか!

>丐幇の弟子もまた時代とともに質が下がったようですな。

ホントですねぇ。
正派といわれる人たちの人品については、疑問符がいっぱいついちゃいますねぇ。
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2011.01/31 21:43分 
  • [Edit]
  • [Res]

ふく*たま さんへ 

>同感です。あの別天地でのシーンはちょっと冗長気味だったですね。

白鳥が飛んでるところろか、同じシーンを3度も使ってましたしね。
(一昔前のアニメじゃないって(-_-;)
無忌は、いつまでもぐるぐる回ってるし、
思わず、もうちょっと要領よく撮らんかい v-359 と(笑)

>しかし、中国の人は、みかんの皮を剥かないのかなぁ?皮ごとかぶりついてるけど…と、そんなことが気になってしまいました(^^;)

う~ん……。ミカンの皮は珍皮とかいって、薬になる……と云うことは、多分、皮を剥いて食べるんですよね。
剥いた後の皮を、干して薬にするわけですから。
ということは、張無忌が皮ごと食べていた理由って、何なんでしょ?

>あの人も、実在の人物だったのですか!

はい。
見覚えのある名前だったので、朱元璋の幕僚だったかなとググってみたら、そういう人でした。

>正派といわれる人たちの人品については、疑問符がいっぱいついちゃいますねぇ。

ねぇ。
この時代の正派でマトモな人って―ー武当派の一門だけみたいですね(~_~;)
まさに世も末。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2011.02/01 18:48分 
  • [Edit]
  • [Res]

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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