スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大明帝国 朱元璋 第9話~第10話

回が進むにつれ、朱元璋(しゅ・げんしょう)の欠点などが段々表面化して行きます。
同時に今回は、奥さんの馬氏の賢婦人振りが際立った回でもありました。
それにしても、オトコってのは、どんな英雄でも、しょーもない面があるもんでして……


さて、

朱元璋に金陵を奪われたことから、賊軍、義軍に対する方針を、討伐から懐柔へと百八十度転換させた元の朝廷、方国珍(ほう・こくちん)を帰順させる為の貢物として、かつて元朝のために義軍を率いて彼と戦った劉伯温(りゅう・はくおん)の首を差し出そうとします。
で、それを命じられたのがトクトで、
礼装に身を包んで朝廷に出廷した劉伯温、問答無用でアタマに袋をかぶせられ、首切り台へ持ってゆかれ~この人、将来朱元璋の軍師になるんだから、あのバッサリ落ちた首は身代わりだろうなと見ていたら、案の定。
朝廷の命を是としないトクト、方国珍には、よく似た囚人の首を身代わりとして差し出すことで、劉伯温の命を救ったのでした。

と云う方針を、最初に座ってた椅子に戻されて聞かされた劉伯温が、袋をかぶせられるまでは結構強気だったのが、一気に腰抜け状態になっちゃったのが、かなり笑えました。
九死に一生を得た人間ってのは、やっぱりこうなるものなんでしょうねぇ。

そうして、方国珍が叛いたときには、また戦ってもらうから、それまで大人しく隠れてろといわれ、命からがら――というか、かなりよれよれになって自宅に戻ってきた劉伯温のもとに、今度は朱元璋の使いがやって来ます。
そこには李善長がしたためた便りがあり、「乱世に劉伯温の知恵をお借りしたい。金陵に赴き、共に朱元璋に力添えしてほしい」と書かれてありました。

今時は、大人しく家に座っていても、災難のほうから押しかけてくる。
朝廷に見捨てられた今、朱元璋まで敵に回したくはないし、かといって、今現在は協力する気にもなれないし……
さて、どうしたものかと考えた劉伯温は、朱元璋に白紙の手紙と「秘伝の酒」を届けることにします。

「秘伝の酒って、お父さん、我が家にはそんなもの、ありませんよ」
戸惑う息子に、お父さん、
「あるといったら、ある」
断言したものだから、さては~と思ったら、ここも案の定。
朱元璋のところに届いたのは、やはり、ただの水でした(^▽^;)
(てか、私に先読みされちゃう演出ってどうよ(笑)

その手紙と酒を受け取った朱元璋、軍師の李善長(り・ぜんちょう)に、どういう意味だと問い、白紙の手紙は「話すことは何も無い」、水は「ほどほどの付き合いを願う」と云う意味だと聞かされ、劉伯温と李善長を住まわせるための『礼賢館』を立てている最中だけあって、ガックリ。
が、どうしても諦めきれず、自分で手紙を書く! 筆をもってこい、紙は無いか、の騒ぎの末、手近にあった墨壷らしきもの(って、板に直線を引くための大工さんの道具ね)から“へら”を取り出し、劉伯温が送ってきた白紙に手紙を書きます。が、
横から除いて、盛んに首を振っていた李善長、この手紙を直接届けて欲しいといわれ、
「少し加筆してかまいませんか?」
なんと、僅か20字の手紙に、誤字脱字が9字(~_~;)
しかし、結論から先に言っちゃうと、この誤字脱字だらけの手紙が劉伯温を動かす第一歩になったのだから、世の中はわからない――と云うか、天運のある人は違うってことでしょうね。

この場では劉伯温、きてくれなくて、朱元璋、李善長を相手にヒスを起こしたりしてましたが。

と云う具合に着々、天下を目指し足場を固めようとしているかに見える朱元璋ですが、
やっぱ、人間、偉くなってきて、生活にゆとりが出来ると、気が緩むようでして……
湯和(とう・わ)に誘われて食堂に入った朱元璋、初期からの部下で養子に迎えた朱勇(しゅ・ゆう)が、大元帥の息子と云う地位を傘にきて傍若無人、食堂の付けは踏み倒すわ、婦女子に狼藉を働くわ――をしていることを知ります。
しかも、言うことを聞かなかったら自分が叱ってやるつもりで、食堂の主人に、かまわないから料金を要求しろといってやったのが仇、怒った朱勇が主人を殴り、階段から転げ落ちた主人が死んでしまうという事件が起きます。

一方、最近は忙しいと称して、なかなか食事も一緒に出来ない夫を待つ馬氏、ふと目に入った馬車が気になり、付き添っていた兵士が、これは帳簿なんですぅ~と言うのを無理にあけさせてみれば、
この時代の帳簿ってのは、頭と手足がついてて、裙子を穿いて、風呂敷包みを抱えてる――違うって(爆)
朱勇が元璋への貢物として、近隣の豪族、胡家からさらってきた玉児(ユアル)と倩児(チエンアル)という二人の娘さんでした。

それ以外にも、何人女を囲ったら気が済むの?
(こんなにいい奥さんを持ってて、そういう時代とはいえ、おめかけさんを囲ったりしてるのね (~_~;)
 しかし、胡軍さんにそういう設定って、似合わんな~(^▽^;)
私が知らないとでも思っているのですか?
最近、軍紀が乱れてきているのは、皆があなたの真似をするからですよ。
それに、豪族からの略奪を許すのもよくありません。彼らも、農民や一般庶民と同じように保護をすべきです。
彼らが義軍に反感を覚えて、朝廷側に回れば義軍にとっても不利になる。
懇々と諭す夫人に、先ほど起きた事件が事件だけに、深く反省した元璋、兵士達がさらってきた女性達に銀10両を与え、兵士に嫁ぐ女性には毎月食糧を渡すことを約束し、彼女達を開放します。
(玉児と倩児は、行くところがないからと、屋敷に残って夫人の侍女になりました。この先も登場するみたい)

また、豪族の家から奪った家具、貴重品などを返させた上、全員を元帥府に呼び集めますが――
当然、これまでがこれまででしたからね、みんな、行くのを嫌がりまして、
それを無理矢理駕籠に乗せて拉致って来たものだから、元帥府に着いた頃には、皆さん怯えまっくっちゃって、腰を抜かしかけてる人なんか、両腕を取られて引きずってゆかれて――と云う演技が、妙にリアルでした(^▽^;)

で、何だって豪族たちを呼び集めたかと云うと、軍紀を犯し領民を脅かした兵士らを、彼らや一般民衆の前で公開処刑にするためでした。

目と耳をそばだてる民衆の前で読み上げられる罪人達の赫々たる軍功と罪状。
処刑を命じられ、昨日まで苦楽をともにした仲間に、刃を振り下ろしかねる処刑人役の兵士。
仲間の剣を俺たちの血で汚してはいけない。みんな、俺に続け。朱勇の言葉と行動に続き、次々城壁から身を投げ、自ら命を絶ってゆく兵達。

その一切を、民衆に混じって眺めているのは、密かに金陵にやってきた劉伯温でした。
そうして、独り慟哭する朱元璋の元を訪れた劉伯温、今度のことで朱元璋に帝王の器を見たと、軍師となることを受諾します。

これには大喜びに朱元璋、自ら手を取って、出来上がったばかりの『礼賢館』を案内。
劉伯温の方も、ほどよく元璋の期限を取り結ぶものですから、元璋はホクホクですが、ちょっと忘れられた――というか、ないがしろにされた感じの李善長さんは苦い顔。
こういう、新しい人、珍しいもの好きの人って結構いますが、それにしても元璋さんにも困ったもんですな。
見てて、李善長さんが気の毒になりましたもの。

で、これは旧部下達も同じ思いだったらしく、李善長を訪れた湯和と徐達(じょ・たつ)、上位の劉伯温への傾倒ぶりはどうよ、なんてことを口にしますが、
その辺は上手に本心を押し隠したらしい李善長、あの手の文人は騒がしいのや俗っぽいのは大嫌い。いずれは我慢できなくなって、自分の方から出て行きますよと宣言します。

男性の嫉妬ってのは、なかなか凄まじいそうで。この先、波乱を巻き起こさなきゃいいんですが(^_^;)


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。