大明帝国 朱元璋 第17話~第20話

はや5月ということで、季節的には初夏。
本来ならブラウスかTシャツ一枚にサンダル履きでうろつけるはずが、まだまだ上着が要るやら、コタツが活躍してるやら。
PC入力するにも手がかじかんで、タッチミスが多くなって、往生いたしました(^▽^;)

さて。


いよいよ直接対決となりました朱元璋と陳友諒(『倚天屠龍記』のイメージを引きずって見ると、すんごいキャラが違うので、笑えますよ~)。
まずはハ陽湖での水戦からですが……

敵の大船団の前に、朱元璋軍は惨敗。
洪都での防衛戦より巨大な被害を出してしまいます。
原因は敵船の巨大さ――と、徐達は云うんですが、小さい船も小回りが利くし、大砲の射程の内側へ入っちゃえれば決して不利ではないはずなので、つまりは操船に慣れてないからなんでしょうな。
が、それを味方の臆病さ、巨大な敵船を前に怯んだからだと思った朱元璋は、特に戦闘に参加しなかった船団十隻の隊長の斬首を決定。
自分の部下であり、同郷の友であるからと彼らを庇う徐達の言葉も聞き入れません。

逆に、彼らの斬首の役を命じられてしまった徐達は、彼らの名誉回復のため、とんでもない作戦を思い付きます。
それは、それぞれに火薬を積んだ10隻の船で、敵船に体当たりすること。

命がけどころか、命を捨てたこの作戦は図にあたり、敵の船団は炎に包まれ――てるはずなんですが、朱元璋と一緒の船の上で見てる劉伯温さんもそう言ってるんですが、一向にそうは見えませんな(^▽^;)
確かに体当たりされた敵船は爆発炎上してるけど、一隻ずつバラけてるから、あまり効果がありそうに見えない。
てか、んな具合に敵の砲撃をかいくぐって船の横腹に取り付けるんだったら、そのまま斧とか銛とかで船腹をざくざく刻んで転覆させちゃってもよかったんじゃないかと思えてしまいます。

というのはともあれ(笑)

実際には陳友諒の船団は莫大な被害を出し、双方はそのまま、しばしの睨み合い。
朱元璋の方は、天幕に劉伯恩さんやら李善長さんやらを呼んで、金陵にいるときみたいにお勉強をするやら、魚釣りを楽しむやら、息子(後の永楽帝となる四男坊の朱棣(しゅ・てい)らしい)が、僕も戦に参加したいとお母さんに内緒で訪ねてきて陣中を引っ掻き回し、お守り役を命じられた常遇春が迷惑するやら(笑)

対する陳友諒の方は、湖からの脱出を図って常遇春に妨げられたり、自分の方が勝ってるから~と嘘ついて張士誠に救援依頼をして、窮状を見破られて援軍を断られたりと、悪あがき。

で、あちらもそろそろ兵糧が尽きてくるから、そろそろ降伏勧告なんかしてみるか~と思いついた朱元璋、そういう文章なら劉伯温の方が上手いですよと云う李善長の勧めで、劉伯恩にそれを命令。

そういうことなら、明日が陳友諒の誕生日ですから、その日にあわせ、誕生祝いもしてやりましょうという劉伯温に、
「何で、そんなコトを知ってるの?」

実はこの理由、朱元璋の夫人の馬氏にありました。
聡明で気配りと内助の功な夫人、ダンナの義兄弟から義子、配下からその家族の誕生日を全て把握していて、その日にはちゃんとお祝いを贈っているとのこと。
偶然それを知った劉伯温、いたく感心し、自分もそれを見習おうと思い、ついでに陳友諒の誕生日も調べたのだとか。

奥様の内助の功は一個師団の軍隊に比肩しますといわれた朱元璋、実は――と、以前夫人に言われながら却下した、若い戦争未亡人の再婚を許可して欲しいという話を相談。
奥様が正しいと一言の元に言われ、憮然としながら許可することを決意します。

そうして、陳友諒の誕生日。
誕生祝いの酒と料理とともに贈られた降伏勧告状に激怒した陳友諒、表向きは、身辺整理もあるのでと期日を切って投降を承諾。
実際には最後の決戦――というか、油断させといてボコっちゃおうと云う作戦ですな――を決め、投降すると約束した日の前日、捕虜を焼き殺した上、出撃の準備をします。

一方、陳友諒の性格から考えても投降は偽りと見破っている朱元璋、
こちらは対照的に、捕虜に食事と酒を与え、本来は目的を同じくする義軍の兄弟が争うのは愚かなことだと言い聞かせ、解き放とうとします。
(んで、陳友諒軍の内部崩壊を狙ったわけですな)

と、そこでハタと陳友諒の目論見に気付き、出撃は今日だと、迎撃の準備をさせます。
(で、大元帥はこと戦のニオイに関しては、軍師なんぞは不要なくらい優れていると、劉伯温を感心させるんですが)

そうして、もう勝ったつもりの陳友諒が出撃してきたときには、湖の上には、悠然と帆を張る朱元璋の旗艦が一隻。
得たり! と鉤綱を引っ掛け、陳友諒とその他一同が乗り移ってみれば、その船上、平然と後ろ姿を見せていたのは――

と云うところで翌週に続いて、翌週分のこの最初のところ、台所で片付け物をしていて、船に乗っていたのが朱元璋だったか他の誰かだったかを見逃しちゃたんですが(^^ゞ
火薬を満載した船室に松明を放り込んだその“朱元璋”、驚く陳友諒軍を尻目に、湖にドボン。
一代の梟雄陳友諒、呆気なく爆死。

本陣に残されていた、漢の武帝のものだったという黄金の椅子を見た朱元璋、大元帥のものにされたらという部下たちに、
「切り株に座っても皇帝は皇帝。金の山に座っても猿は猿。尻が赤いと皆が笑うだけ」
なかなか辛辣な名言を吐くと、椅子は溶かして軍資金にするように命じます。

さらに、自分を縛って投降してきた陳友諒の息子の陳理の命を助け、帰順を勧める使者として張士誠の元へ赴かせます。
呆れる張士誠に向かい、殺されるよりは使者の方がいいかな~と思ってという陳理ですが、
朱元璋に命乞いするときの、私はまだ17歳なので死にたくありませんと云う台詞、ものすご~く説得力がなかったな。
うすぅ~い感じだけど、年齢不詳のおっさん顔なんだもん(笑)

さて、そうしまして、勢いに乗った朱元璋、数年後には張士誠に総攻撃をかけ、これを打ち破り、城内で自害を図った張士誠は――あれ、ここで死んじゃうの? と思ったら、案の定、首を吊ろうとした帯に火がついて焼け落ちまして、腰を打って動けなくなったんでしょうかねぇ。徐達に捕らえられた上で、朱元璋の贈った弓の弦で自害します。

前後して、宮廷内の内紛に巻き込まれたトクトも命を落とし、元朝は実質的に崩壊。
朱元璋は事実上、中華の支配者となります。
そんな元璋に、北伐に赴こうとする徐達が、皇帝に即位してくれてと依頼。
さらに、後宮には美女も多いだろうが、皇后には是非に馬嫂さんをと云われ、月は陽と一緒に輝くものだ、わざわざ当たり前のことを云う名と怒る元璋。
それを聞いて安心し、意気揚々と出征してゆく徐達。

と云う頃、李善長と劉伯温も、やはり、そろそろ大元帥に帝位についてくれるように勧めるべきだろうかと相談。
と云うところへ、朱元璋からの呼び出しを受け、いきなり国号やらについて相談され、国号は『明』、都は当面の間は金陵(今の南京)で、次期を見て大都に移す等、様々のことを定めます。

そんな中、皆は忘れているけど、大元帥は忘れていないよなぁと、今は濠州にある、朱元璋の名目上の主君である小明王・韓林児の処遇についてを安じる劉伯温。
内心は、あのまま飼い殺しでもいいから、忘れておいてくれたらいいなと思っていたのかもしれませんが……

予想通り、小明王のことを忘れていなかった朱元璋、長年自衛をつとめてきた忠実な大虎に、皆より一足先に大将軍、忠義公の位を与えた上、即位の儀式に参加してもらうよう、小明王を迎えに行くように命令。
そのあと、宮殿の建設等で忙しい胡惟庸のところへ出向き、大虎を追いかけ、城外で“ある命令”を伝えるよう、因果を含めます。
その命令とは、事故を装っての小明王の暗殺と、その責任を負っての大虎の自害。
なんて陰険なんだ(-_-;)

城外でその(婉曲に)その命令を伝えられた大虎は激怒。しかし、胡惟庸を罵りながらも、命令に従うことを約束します。

と云う具合に、段々と暗黒面を見せ始める朱元璋ですが、奥さんの馬氏には頭が上がらないんですな。
プレゼントにと、新宮殿の後宮に菜園を作らせれば、皇后になってまで農作業をやらせる気かと怒られ、
後宮は表の政治に口を出さないのが決まりだと反論すれば、今まで物資の補給から兵士の世話まで、後方支援を一切合財やらせておいて、出世したからって勝手を云って仕事を取り上げるのかと怒られ――って、怒られてばっかやん(笑)

でも、ほど良いところでさらりと切り上げ、菜園を見てくるわと、けろりと部屋を出てゆくあたりが、馬氏の賢いところ。
国を平定するまではと遠ざけておいたを倩児(チエンアル)を、折りを見て呼び戻してやったり、
(でも、女性として、妻として、哀しくないわけがないのよと云うあたりを、侍女の玉児を使って見せるあたりの演出が上手い)

新しく暦を造ったんですが(これも、皇帝のやるお仕事なんですな)大元帥は忙しすぎて見てくれないんですという呂昶(リュチャン)さんの愚痴を聞けば、
早々に暦を示し、農業には必須のものだし、即位より先に暦を印刷して配れば、これまでに例のないことをやった朱元璋は凄いなぁと、皆が称えると思うわと、さりげに示唆。
上手に旦那をおだてつつ、お仕事を進める――なるほど、これじゃ頭が上がるわけがありませんな。

と、そうこうするうちに宮殿も完成し――と云うあたりで、次回に続きます。

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