秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

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書剣恩仇録 第3集~第4集

2週目です。

hochinton

さて。



初対面以来、どうやらホチントンに想いを寄せている様子の陳家洛(ちん・からく)。
それを見た師父の袁士霄(えん・ししょう)、弟子のことを思ってか、はたまた、単に面白いからなのか――このオッサンの場合、まず後者でしょうが、2人の仲を取り持とうとしますが、なかなか上手くは行きません。
って、当たり前じゃ(^▽^;)

なんたって、縛り上げた上に袋詰めにした家楽を、こっそりとホチントンの部屋の、それもベッドの中に放り込んできたり、彼女の師公である陳正徳(ちん・せいとく)への果たし状(これが、ホームズの『踊る人形』に出てきた暗号文を思わせる絵文字で(笑)で、双方の弟子同士を戦わせて、家楽が勝ったらホチントンは家洛の嫁になるって(^_^;)

そもそも、女の子の部屋にプレゼントを置いてくるのなら、きちんとカードをつけておリボンかけなきゃ――じゃなくて、二人を取り持つんなら、双方の性格を考えてやらなきゃ。
しかも、未だにヨメに言い寄る袁士霄を鬱陶しがってる――と云うか、ヨメを奪われるんじゃないかと気が気じゃない陳正徳が、何かと邪魔をしますしね~と云いつつ、この天山双鷹のご夫婦と袁士霄の間柄、成崑と陽頂天夫妻とは違って、陰険にならないあたりがよろしいですな♪
まあ、あの3人のでは、陰険になりようがないですが(笑)

で、そのあたりは関明梅(かん・めいばい)の粋な計らいで、家洛が立会いでホチントンの髪飾りの翠羽を取ることができたら、2人の付き合いを許して一緒に稽古もさせるということになります。

2-1

その頃、自身の復讐のための蠢動を続ける于万亭は、乾隆帝を困らせるためと、資金調達の目的もあるんですかな、常兄弟と追風七旗を使って西域からの隊商を襲わせます。
が、その中に、ホチントンの部族のものがあり、知らせを受けて駆けつけたホチントンに、家洛と、あとから袁士霄が助太刀に入り、おかげで、ホチントンと家洛は、ちょっといい雰囲気に(?)

直後、追風七騎が残していった武器が、関明梅の育てている植物の葉にそっくりなことに疑問を感じる袁士霄。
同じ頃、北京の乾隆帝路線も、この追風七騎の武器と血滴子の武器が似ていること、血滴子のうちの7人が姿を消した頃に追風七騎が現れたことなどから、この七騎の正体に迫りつつありました。

一方、これも復讐の一環として、新たな幇会を作ろうとしてる于万亭、喪服の青年が街中で家族の仇を討とうとして、多勢に無勢でやられかけているのを助け、代わって仇を討ってやり、青年を武当派に弟子入りさせてやります。
(え? 中国の場合、それでいいの!? と思ったんですが、極端な場合、相手を油断させるために自分の首を渡して、しかるべき人に代わって仇を討ってもらう話もあるので、いいんでしょうねぇ)

が、間に何やらチラチラと思わせぶりなシーンが挟まるなぁと思っていたら、実はこの青年――後の金笛秀才(きんてきしゅうさい)余魚同(よ・ぎょどう)の父、余九鴻(よ・きゅうこう)を殺したのは于万亭自身。
雍正帝(ようぜいてい)の弟の允禟(いんとう)としては、既に死んだことになっているのを、たまたま顔を知られている余九鴻にバッタリ会ってしまった――正確には何も知らない善意の人に引き合わされたんですが――ので、早々に口をふさいで、しかも、余家の娘に縁談を申し込んで断られた楊某に罪をかぶせたというわけで、
もう、非道さも悪辣さもここまでくるといっそ爽快――じゃない、ない、全く無い!
血刀老祖サマの正々堂々として気持ちがいいまでの悪党振りには及びもつきませんわ。
てか、外部から見てると、岳不羣(がく・ふぐん)路線ですな。
こ~れが、どのあたりで破綻して、どのあたりで家洛たちに正体がバレるか、どんなふうに破滅するかが非常に楽しみです ヾ(^o^;オイオイ・・・

さて。

家洛には武芸の素養があるからと、利用のし甲斐を見つけている于万亭、表向きは優しい義父の顔で、新しい服などを持って、時々様子を見に家洛を尋ねます。
で、武芸の進み具合を見たりなんかもしてますが、師父の奥儀を身につけるまでは下山は駄目~~ってのは、やっぱ自分のたくらみと正体に気付かれると拙いと思ってるからなんでしょうか。

で、その、下山を許されなかったはずの家駱が、なぜか、そこいら辺をほっつき歩いてるのは、軽功の腕をきそいがてら義父を送ったついでに、勝手に下山しちゃったんでしょうかね?
『関東六魔』のうちの三魔に襲われた陸菲青(りく・ひせい)に助太刀したり、
(しかし、あの状態でどちらに助太刀すべきか、よくわかったよね~)
一人千里を行く鉄心の女侠を自称する男装の少女・俏李逵(しょうりき=愛らしい李逵の意味。とんでもない綽名だ(^▽^;)こと周綺(しゅう・き)と出会ったり、
早速彼女と組んで人助けをしたり、

karaku&shuuki

その過程で趙半山(ちょう・はんざん)兄貴に助けられたり。
……こんなに早々と、主要人物たちに会っちゃって、いいんだろうか……(^_^;)
(しかし、趙半山兄貴強すぎ……(~_~;)

で、趙兄貴、急ぎの用があって船で江南へ――って云ってましたが、これがなんと、紅花会の結成式のためだったようですな。
『七人の侍』方式で、順に構成員が集まってくるところをやるのかと思ってたら、先週分プラス金笛秀才エピソードだけで、いきなり幹部全員集合。
全員でお線香をたいて、固めの儀式と相成っておりました。
ま、いいですケドね。

で、その金笛秀才は、美人で鉄火な鴛鴦刀(えんおうとう)の姐さんに片思い。
(当然駱冰(らく・ひょう)は全く気付かず、余魚同が自分の稽古姿を見てるのを、技を盗もうとしてるのねと好意的に勘違いする始末(^▽^;)

そんな余魚同を案じて、心配事があるなら相談に乗ってやろうと云う徐天宏(じょ・てんこう)趙半山、無塵道人(むじんどうじん)。
……いい人たちだなぁ。

対して、幇会は結成したけれど、あくまで連中は他人。密かに弱点を探しておけと命じる于万亭に、それを諾う衛春華(えい・しゅんか)常赫志(じょう・かくし)常伯志(じょう・はくし)石双英(せき・そうえい)。
……対照的な図だわ(~_~;)

と云う頃、己の腕に驕って武当派を抜けた一人の道士。
俗人となり、次々と滅満興漢の士を屠っていた火手判官こと張召重(ちょう・しょうじゅう)が、乾隆帝の御前侍衛 である白振(はく・しん)と出会い、その走狗になろうとしておりました。

――ということで、これで主要メンバー、ほとんど揃っちゃったんじゃないのかな?
んもう、小悪党で小悪党で、いい加減鬱陶しくって、とっとと殺されんかいなコイツ~と原作読んで思ってた童兆和(どう・ちょうわ)も、早々と家洛&周綺の人助けエピソードで登場しましたし。
(しかしコイツも、陳友諒並みに逃げ足が速いなー)

それと、張召重が、原作のほうじゃやや小悪党っぽい印象だったんですが、ドラマでは凄い存在感。
悪役は強いほど話が面白くなりますからね~。これは期待株です。
(もっとも、主人公が弱すぎちゃ、お話にならないわけですが(^▽^;)

あと、全体的に見せ方を心得てるって云うかな、広いものは広く、大きいものは大きく見せる方法を心得てるって感じがします。
それと、武芸と云うか、アクションシーンがやたら多いのが、前の『倚天屠龍記』が、どんどんメロドラマ化していっちゃったせいもあって、大変に嬉しいです。
(このへんは、『大旗英雄伝』の後で『笑傲江湖』を見た感激に近いかも(笑)

まず主人公の陳家洛がホチントンの部屋に放り込まれたところで軽く一戦、
(剣でもって切りかかってくるんだものな~、あのお嬢さん(^▽^;)
家洛がホチントンの部屋から逃げ出したところで、追いかけてきた師匠と一戦、
で、弟子同士で腕比べといわれて、師匠たちの家の前で一戦といった具合。
で、このシーンが、家の前に花弁が敷き詰めてあって、ちょっとヾ(--;)ぉぃぉぃとか思いましたが、綺麗でしたよね~。
スーッと2人がすれ違うシーンなんかは、一連の張P作品やら、『雪山飛狐』の胡斐と袁紫衣のシーンを思い出して、思わずニヤリとしてしまいましたが。

んで、花弁と一緒に舞い上がった花を受けとめた家洛が、それをすっとホチントンに差し出すところなんぞは実に粋で、ちょいと、張無忌あたりに爪のアカ煎じて飲ませてやりたいと思いました(笑)

それと陳家洛が、前回、いいところのお坊ちゃん風でいいなぁと思っていたら、何やらトボけた味が加わってきたみたいですね。
周綺との出会い(実は再会)のところでも、酒楼で、薄い酒を出されたと文句を云って暴れる周綺に、仲裁に入った家洛、誰だと聞かれて、
「薄い酒を出されても、文句を言えない男だよ」
…………やっぱり薄かったんだ、この店の酒(笑)

でも、弁償の金を取ってくるという周綺に、店の人質にされると、退屈だから何かして遊ぼうとウエイターを引っ掛けてちゃっかりと逃亡。
なかなか賢い(笑)
(しかも、逃亡するのに軽功を使ってるあたりが、いかにも武侠で嬉しい♪)

てな具合で、2週目もなかなかいい感触でありました。
3週目が楽しみです♪

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Comment

 

袁士霄と天山双鷹の御夫婦の関係が陰険にならないのはイイですよね。何十年もこんな三角関係を続けてるのに陰険になってないのが不思議(?_?)見ていても嫌らしさを感じない、こんな三角関係って滅多にないと思ってしまいました
けど、袁士霄の家洛放り込騒動には笑わされました(^w^)。常にいたずらを考えてる袁士霄は好きなキャラですね

ホチントンと家洛の花びらが舞う中での手合わせシーンは綺麗でした。特に、手合わせ中に花をホチントンに差し出す所は私も良かったと感じてます。
金庸先生の作品の中で陳家洛はあまり好かれないキャラだと言われるみたいなんですけど、見ている限りでは嫌ではありません。これって、ストーリー同様、家洛のキャラも変えてあるんでしょうか?

しかし、于万亭の人は自分自身の復讐の為の道具にしかすぎないって思ってるところや、非道なやり方を見ていると、凄まじいとしか言いようがありません。
この、于万亭の本当の正体が家洛や紅花会メンバーに、いつ頃どんな風にバレるのか?紅花会が最終的にどんな結末を迎えるのか?今後の展開が気になりますね

二週目もなかなか良かったしアクション多くて嬉しい限りです。
後半はかなりメロドラマ風になっていた倚天屠龍記お陰で、イラッとモヤッとしてた気持ちが中和されていく感じが致します。(三週目も楽しみです。)


  • posted by 由香 
  • URL 
  • 2011.05/09 06:38分 
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  • [Res]

由香さんへ 

3人のご老体(と云うには、少々若いですが(笑)本当に、イイですよね。
原作の方では、天山双鷹の夫婦仲は、もうちょっと冷えた感じですが、
ここでは、なんのかのと云いつつ(旦那さんをザルで殴ったりもしつつ(笑)イイ感じ――
というか、逆に袁士霄の存在が、いい刺激になってるみたいです。

> 袁士霄の家洛放り込騒動には笑わされました(^w^)。

無茶をやるなぁと思いつつ、ああいう設定大好き~(笑)
あの、偶然のチュ-☆ には、かなりウケてしまいました。


> ストーリー同様、家洛のキャラも変えてあるんでしょうか?

もう、思い切り(笑)
原作の方は、些か優等生過ぎて。
ただ、キャラとしては、家洛に魅力がないというより、他のキャラの方がドラマチックな目にあってる、と云う部分がが多いからだと思いますが、
評判が悪い点についてはですね~、終盤、当人としては苦渋の選択をするんですが、
それが評判を地に落としてるところだといわれています。

> 後半はかなりメロドラマ風になっていた倚天屠龍記お陰で、イラッとモヤッとしてた気持ちが中和されていく感じが致します。

アクションそのものも、「おっ!」と云う技や動きがあって、見応えがありますものねv-238

>(三週目も楽しみです。)

同感です。


  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2011.05/09 19:34分 
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  • [Res]

 

>じゃなくて、二人を取り持つんなら、双方の性格を考えてやらなきゃ。

ですよねぇ。
袁士霄にしてみれば、自分の二の舞はさせまい、という親心が爪の先ほどはあったのか・・・。
大部分は面白がってやってる気がしますが(笑)

>こ~れが、どのあたりで破綻して、どのあたりで家洛たちに正体がバレるか、どんなふうに破滅するかが非常に楽しみです ヾ(^o^;オイオイ・・・

人を人とも思わぬ非道さ、やはり、それなりの報いが用意されていて欲しいです。

>(しかし、あの状態でどちらに助太刀すべきか、よくわかったよね~)

私も思いました~!
あれが勘だったとしたら、素晴らしい勘です(笑)
3人と1人だったから、1人の方に味方したんでしょうかねぇ?

>……こんなに早々と、主要人物たちに会っちゃって、いいんだろうか……(^_^;)

ほんと、 あの人もこの人も!って感じで、てんこ盛りでしたね。

>で、このシーンが、家の前に花弁が敷き詰めてあって、ちょっとヾ(--;)ぉぃぉぃとか思いましたが、綺麗でしたよね~。

また、とってつけたような花畑にして~、と思いましたが、一味違った演出でよかったですよね。
私は、家洛がホチントンにぼ~っと見とれるシーンが好きでした。しかし、、、ここまで丁寧に描いておいて、後半どうなるのやら。

>それと陳家洛が、前回、いいところのお坊ちゃん風でいいなぁと思っていたら、何やらトボけた味が加わってきたみたいですね。

お師匠様に影響されたんでしょうか(笑)

今回のドラマは、なかなかいい感じですね!
OP・ED映像を見る限り、期待は裏切られない気がします。
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2011.05/13 16:46分 
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  • [Res]

ふく*たま さんへ 

>大部分は面白がってやってる気がしますが(笑)

きっとそうです、袁士霄なら(笑)

>人を人とも思わぬ非道さ、やはり、それなりの報いが用意されていて欲しいです。

ですよね~。
それか、何かで自分の非を悟るか。

>あれが勘だったとしたら、素晴らしい勘です(笑)
>3人と1人だったから、1人の方に味方したんでしょうかねぇ?

でしょうか。
それにしても、感が当っていたからいいようなものの……(^▽^;)

>……こんなに早々と、主要人物たちに会っちゃって、いいんだろうか……(^_^;)

ほんと、 あの人もこの人も!って感じで、てんこ盛りでしたね。

>また、とってつけたような花畑にして~、と思いましたが、一味違った演出でよかったですよね。

ほんと、雰囲気も出て、なかなか効果的でしたよね。

>私は、家洛がホチントンにぼ~っと見とれるシーンが好きでした。

私もです(^_^)

>しかし、、、ここまで丁寧に描いておいて、後半どうなるのやら。

ねー。
と云うか、ここまでホチントンに思いを寄せてて、後半ああなったら、それは恨まれて当然ですよね。

>お師匠様に影響されたんでしょうか(笑)

そう思います。
そういう点では、素直な弟子で(笑)

>今回のドラマは、なかなかいい感じですね!
>OP・ED映像を見る限り、期待は裏切られない気がします。

はい。大掛かりな見せ場もありそうですし。楽しみです。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2011.05/13 19:20分 
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  • [Res]

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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