笑傲江湖 第一話 第二話

いよいよ始まりました!!
昨年から待ちかねておりました『笑傲江湖』
開始5分前からTVの前に待機して~のつもりでおりましたら、
ちょっと、直前に電話がかかってきたりして、時間を見誤りまして、
「三時だ!!」と、慌ててPCを終了してテレビの前に座ったら、
丁度、令狐冲が荷車から転げ落ちたところでした(爆)

と……


その頬に、ぽたりと一滴落ちてきたものは、
彼の大好物のお酒。
見れば木の枝に座し、小猿を引きつれ、悠々とひょうたんの酒をあおりながら琴を爪弾く仙人めいた老人の姿。
これが魔教の長老とは露知らず、いい酒だ、いい曲だと褒めちぎる令狐冲に、
「わかるのか?」
「わからん。でも好きだ」
………………あんたね(^▽^;)

まあ、この「好き、嫌い」というか精神的な「快、不快」というのが、令狐冲の生きていくうえでの基準のようでありますな。
しかも、この基準は、常の人のものとはいささか異なっていて、時に満身創痍、体はどれほど痛い目に合おうと、心が青空のように澄み渡っていれば、それは「快」。
たとえ師匠や正派のいう基準に則ることで、そちらの方向に進んだ方がはるかに道筋としては楽なことでも、自分の心に陰りが射せば、それは「不快」。
おかげで、とんだイバラの道を歩み、誤解も一杯受け、見たくないものも見ることになるのですが……
上手くは言い表せませんが、悩んだり、迷ったり、苦しんだり、時に泣いたりもしながら、それでも自分の心に従って(でも、決して真面目でも求道的でもなく)ひたすら進んで行くあたりが、彼が金庸作品一番の好漢と言われる所以でもありましょうか。
んで、意外とお調子者だし、ドラマでは原作ほどではありませんが、やんちゃで可愛い青年なんですよ。

で、この可愛い青年。美味しくお酒を戴いているところに、老人への追っ手として現れた魔教の面々から、このご老人が魔教――日月神教の長老、曲洋であると知らされ、
当の老人からは、これ以上自分にかかわりを持つなという意味のこと、
「わしが魔教の長老と知っても、この酒を飲む度胸はあるかね?
飲めば正と邪の区別を見失うだろう。善悪も見分けられず、白黒もわからなくなる。
敵を友と思うようになる」
(これ、後のことを思うと、かなり象徴的~というか、予言的な台詞です)
といわれますが、
「いいや、酒は酒だ。美味けりゃいいんだ」
曲長老に味方して、日月神教の追っ手の面々を退けます。

……ということで、原作からは随分離れておりますが、一滴の酒がこの後の彼の運命を変えるなんて、いかにも令狐冲らしくて、なかなかなもんじゃないかと思います。

さて、そのあと、師父には魔教の者とは剣で語れと言われていると、曲長老に剣を突きつける令狐冲ですが、突然その場に狩りに現れた~というか、なにやら若旦那に“よいしょ”をしている風の面々、その若旦那が福威鏢局ふくいひょうきょくの跡取り息子、林平之りんへいし(通称林ちゃん)と知って、慌ててその場を去ります。

実は、師父に命じられて、師父の娘で妹弟子の岳霊珊がくれいさん(小姉妹)と一緒に、茶店の父娘を装って、福威鏢局の様子を見に来ていたんですな。
すると、その茶店にやってきたのが、まずは予想通りの林平之の一向。
と、後から四川訛りの男たち、実は青城派の余滄海よそうかいの息子とその取り巻き……って、訛ってないようですケド(^▽^;)

その青城派の連中が、わざと醜い顔に作った小姉妹をからかったのを、林平之がたしなめたことから、ひと悶着~というか、ここで何度目のアクションシーンでしょう?
ともかく、自分ではかなりの使い手のつもりだった林平之、こてこてにノされたうえに、確かテーブルをひとつ破壊して~いや、それはいいんだ。
「大師兄、助けなきゃ」
「よし!」
……って、ちょっと冲さん、武林の使い手が、両手に大包丁じゃ、いくらなんでも拙いでしょ(^▽^;)
と思ったら、人を殺しちゃ拙いでしょと、小姉妹が止めてくれました。
そこで、手に取った酒器というか、どんぶりをひょい。
これが見事、余滄海の息子の後ろ頭に命中するんですが、そこのところへ折悪しく、林平之の短刀がぶっすり。
(刺さった位置と血の吹き出た位置がずれてるように見えたのは、気のせいということにして(笑)

そんなつもりじゃ……とパニくった林ちゃんですが、付き添っていた鏢頭ひょうとうたちの才覚で、慌てて死体を埋め、茶店の父娘には銀子を渡して口封じをし、全ては闇から闇~で済むはずと、当人たちは思っていたんでしょうが、
その日から、福威鏢局では鏢頭が、使用人が、平之の愛馬が、人足たちが、次々と不審な死を遂げてゆきます。

それが青城派の掌門・余滄海の技、摧心掌によるものであり、平之の殺してしまった男が、四川に鏢局の支店を開くために送った貢物に応え、余滄海が寄こした四人の弟子の一人、しかも余滄海の息子と知った平之の父の林震南りんしんなん、一時奥さんの実家である洛陽の金刀王家へ避難することにします。
そうして、人足と下女に身をやつして、ほかの使用人にまぎれて脱出。
(ですが、奥様~。髪形も変えないと、変装してもバレバレですよ?)

その後の、無人になった鏢局に、京劇の音楽に乗って現れる青城派の弟子たち。
屋根の上で変面をつけて見得を切る余滄海……って、ここの演出。遊んでますなぁ。
しかも、それを令狐冲と岳霊珊が、屋根の向こうから覗き見してるし。

鏢局がああなったのは自分のせいだから、何とか助けなきゃという岳霊珊。
あれやこれやのやり取りの末、実は助ける方法は考えてあるという令狐冲。
結局はまた、父娘を装って、茶店で待ち受けることに。
と、そこへ、こけつまろびつ、必至の形相で逃げてくる林平之。
追って来る青城派の弟子たち。令狐冲を店の親父と思い込んで、飯を作れ――って、こういう場面で信じられないくらいの余裕っぷりですケド。

後から追ってきた林震南夫妻も、あっさりと捕らえると、店の物置に放り込んで、また、令狐冲たちに向かって「飯」って、よっぽどお腹が空いてるんですな。
はいいケド、飯を食い終わったら、茶店の父娘を始末しろって、あんたらな……(-_-;)

あの連中は自分が何とかするから、その間に林一家を助け出せと小姉妹に言った令狐冲、
「あんかけでも作るか」
ということで、令狐冲特性、福州風あんかけ豆腐のレシピですが、

まずは白菜(多分)を適当に刻んだものを、土鍋に擦り切れ一杯。
そこに、お豆腐一丁(多分、入れたと思う)黒酢適量、塩、男性の手で一掴み、女性の手で一掴み。
地面の土一掴みに、靴底の土少々。
唐辛子は刻むと辛味がでますので、丸のまま、へたをつけたまま、約一掴みほどを入れて、よくかき回します。
さらに、そのあたりにあるもの適量と、卵一個。カルシウムも必要ですので、殻も忘れずに入れて、よ~~くかき回してください。
鼻を近づけて、「うっぷ!」と、吐き気を催す匂いがしたら、完成です。
……って、生だがね、これ。しかも、“あん”かかってないし(^▽^;)

しかも、青城派の弟子の二人、口に入れて「もぐもぐ」噛まなきゃ異常だって気付かないって(~_~;) 
そこで『青城四秀せいじょうししゅう』を『青城四獣せいじょうしじゅう』と罵った令狐冲、
(ここは原作通りに、「猪熊野豚いのくまのぶた、青城四獣」とやってほしかったところです)
青城派の弟子たちから余滄海までを向こうにまわして大立ち回り~の寸前、今度は曲長老に救われます。
(あの、青松葉が飛んでくるシーンは、なかなかでした(@@))))
が、前には自分が助けたんだから、これで貸し借り無しと曲長老に言う令狐冲。
これからはあんたとは無関係。次に会ったときには剣で語るという令狐冲に、曲長老、
「無関係なら、剣で語る必要もないわけじゃな」
女性とお年寄りに、口で勝とうとしても無理ですから、多分(笑)

と、そこへ、物凄い風を伴って聖姑が現れます。
(って、あの風は聖姑の内功の深さをあらわしたいのかにゃ?)

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んで、このドラマでは曲長老が、聖姑こと任盈盈じんえいえいちゃんの琴のお師匠さんなんですかね?
まだ教えてない曲が一曲あるとか言ってましたから。

日月神教教主・東方不敗の命として自害を要求する盈盈。
正派の使い手、劉正風と知音ちいんの仲であることを語り、しばしの猶予を願う曲洋。

ちなみに、この『知音』と申しますのは、春秋戦国時代の琴の名手、伯牙はくがが、親友で琴の理解者であった鐘子期しょうしきの死を悲しみ、以後、自分の琴を理解してくれるものはいなくなったと琴の弦を絶ち、二度と引かなくなったことに由来しており『伯牙絶弦』などという言葉もあり、以後、自分をよく知る友のことを『知音』と言うようになった、とのとこです。
なので、ここではまさに相応しい言葉なんですね~。

が、二人のやり取りを聞き、『なんて残忍な女なんだ』と、思わずしゃしゃり出る令狐冲。
目下のところ、剣の腕前は盈盈のほうが数段勝っており、あわや……のところを再び曲洋に救われます。
その曲洋、実は劉正風とともに作曲中の『笑傲江湖』に、まだ手直しをしたいところがある。ついては、この琴を預けるから、衡山こうざんへ赴き、劉正風に琴を渡して城外へでてきてくれるよう言付けてくれと令狐冲に頼みます。

さて、話は前後しておりますが、岳霊珊に救い出された林平之はといいますと、馬で逃げる途中に疲労のあまり気を失い、横の林(?)に転げ落ちて、霊珊とはぐれてしまいます。
(それにしても、三人まとめて閉じ込められてたんだから、何で三人とも縄を切って、助け出さなかったんですかね、小姉妹?)
そうとは気づかない霊珊は、一路衡山へ。
一方の青城派も、捕らえた林夫妻を伴って衡山へ。
そうして林平之もまた、いつの間にか衡山へ来ており~って、原作の林ちゃんの苦労話、見事にすっ飛ばしましたな。まあ、いいですケド。

で、話は戻りまして、琴を預かった令狐冲はといいますと、ヒーローの条件に則って、またまた途中でトラブルに巻き込まれております。
(あ、あのね。以前に映画のパンフで見たんですが、ヒーローの五つの条件っていうのがあって、それのひとつがトラブルに巻き込まれやすいこと、だったんです)
(確かに、何らかの形でトラブルに巻き込まれないヒーローって、いない気がしますから)

今度のトラブルは、レ○プの常習犯、万里独行こと田伯光。彼が恒山派こうざんはの尼僧、儀琳ぎりんちゃんを追い掛け回し、儀琳ちゃんがきゃあきゃあと逃げ回っている声を、たまたま聞いてしまったんですな。
で、名門正派は皆兄弟姉妹。義を見てせざるは勇なきなりと、助けに乗り出したんですが、まだまだ剣の腕では田兄ぃにも適わない令狐冲、あれこれ奇計を弄しますが、儀琳ちゃんがなかなか逃げてくれないせいもあって負傷~というか、あちこちざくざく刻まれてしまいます。
それでも、小屋をひとつブチ壊して、何とか儀琳ちゃんを逃します。
(よく、預かった琴が壊れなかったことだわ……)

が、衡山の街中で、いきなり捕まってるんだものな~儀琳ちゃん。
で、雁回楼なる酒楼に連れてゆかれると~
(このあたりの田兄ぃの台詞というか、喋り方が面白くて好きです)
そこにいたのは、何と冷狐冲。
ここで、当然のことですが、なんとか儀琳ちゃんをものにした田兄ぃと、
「尼に会うと運が落ちる。尼僧なんて縁起が悪い」
さんざん悪口を言って、なんとか儀琳ちゃんを逃がそうとする冷狐冲、
この色魔め、俺が退治してやるとの泰山派の乱入をきっかけに、田兄ぃと賭けを始めます。
それは、座ったままで戦えば武林第二の腕前と豪語した冷狐冲、この剣法はトイレで用を足している時に、うるさいハエを突き刺すために編み出したんだといい、
「この田伯光はかわやのハエか!?」
田兄ぃを怒らせ、挑発しておいて(だよね?)互いに座ったまま戦って、勝負の方はどうでも、先に椅子から尻を上げた方が負け。で、負けたほうは恒山派の定逸師太ていいつしたいの孫弟子、つまり儀琳ちゃんのお弟子になるというもの。
(もう一つの、『刀でバッサリ一振りして、自ら宦官となる』と言うのは、省略したんですな)
なんですが……
「だ……駄目ですぅ。私の武功はまだ低くて、弟子など取れません。それに、恒山派に男は入門できません」
………………このお嬢さんというか、尼さまは……(^▽^;)
さすがに、あんた俺に勝って欲しいのか欲しくないのかと怒鳴りつける冷狐冲ですが、
ともあれ、テーブルを横の川へ放り込んで~
次回、勝負が始まります。

それにしても……器物の損壊率の高いドラマだわ~♪♪
いや、こんなところを楽しんでちゃいけませんケド。
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コメント

>(ですが、奥様~。髪形も変えないと、変装してもバレバレですよ?)
あ・・・そういえば!彼女の髪型『奥様』でしたね!
だからすぐ捕まったのかぁ!

>儀琳ちゃん
彼女が、邪魔だなぁと少しばかり思ったシーンもあったのですが、
あのおとぼけは、面白いですね~。
いい味出しています。

Dさまへ

>あ・・・そういえば!彼女の髪型『奥様』でしたね!
そうなんですよぉ。DVD見せていただいた初回から、突っ込みを入れておりましたが、あれ、ズラを外して~じゃなくて、髷を崩して布を巻くだけで良いのに。
>だからすぐ捕まったのかぁ!
おそらくは。だって、目立ちますよねぇ(笑)

儀琳ちゃん、いらっ……とさせられる部分もありますが、あの天然ぶりは捨てがたい。
一途ですしね。
原作を読んだときは、なんで彼女が冷狐冲と結ばれないのかな~と思ったくらいでした。

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