秋水長天

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永楽英雄伝 第7週

目下、また(またまた?)田中芳樹さんの『運命 二人の皇帝』を借りてきて読んでます。
瞻基(せんき)クン、ちらっと出てます。
夏大臣こと夏原吉(か・げんきつ)さんも出てます。
財務大臣でもって、永楽帝に諫言してブチ込まれてます。
そういうキャラなんですね(^▽^;)

さて。

7-1




永楽帝と洪淵に救い出された錦娘、毒を飲まされていたのか、はたまた気を失っていただけだったのははわかりませんが、洪淵さんの気付け薬で無事回復。
自分の救い主が今上帝と、その側近の護衛だったことは如意と二人だけの秘密にして、永楽帝にはこれまで通り接することに決め、救ってくれたお礼にとおもてなし。
(階下で控えていた近衛の隊員さんたちにも、おもてなし)
で、さりげな~く、そ知らぬふりで天賜が許されるように話を持ってゆくあたりも、実に賢いですなぁ。
そういう意味では、紀妃がライバル視する理由も、よくわかります。おツムの出来も桁違いみたいですが(笑)

と、そこで機嫌よく酔った永楽帝、今夜は帰らない。夜通し飲むから、錦娘に伝えて来い(つまり、夜の相手をしろってことだったんですね~)と言い出しますが、洪淵に水をぶっかけられ、
「錦娘に嫌われます」
それでは、助けてやった見返りを求めるようなものだと諫言され、はた! と正気に返り、
「いやぁ、よく酔いを醒ましてくれた」
錦娘相手に野暮なことを言っちゃいかんと、素直に引き上げます。

洪淵さんにしてみると、相手は皇帝でご主人だし、でも錦娘は守りたいしの、苦しい立場での行動だったんでしょうが、そこンとこは、物分りのいい主人でよかった。
というか、洪淵さん、それだけ信頼されてるんでしょうなぁ。
ともあれ、いい主従です。

一方、永楽帝によって錦娘が救い出されたことを紀剛に告げられた紀妃、破牢の罪を盾にとって、なおも錦娘を殺すように紀剛に迫り、錦娘には心に決めた相手がいるから、側室になることはないという兄の言葉に耳を貸そうとしません。
だから世の中、シンデレラになりたい女性だけじゃないんだけどねぇ。
狭い世界で、ひとつの価値観だけで生きてると、こうなっちゃうんですねぇ。
しかもアナタ、こっそり刺客でも雇うんならまだしも、まだ兄ちゃんにやらせようって――永楽帝の報復、考えてないだろ(~_~;)

さて。
翌日、朝議をやめにした永楽帝(二日酔い? と思ったら、そうでもないんですな(笑)
蛮姫の部屋を訪れ、天賜が逃げたことを伝えます。
最初は父の言葉を信じようとせず、さらには天賜が自分と結婚する気がないから、あっさり逃げたんだといわれて腹を立てた蛮姫ですが、
気持ちを切り替えると、やおら“もりもり”と食事。
(だから、ハンスト直後にそんな食べ方をすると、腹こわすよ ヾ(^o^;)
みんな寝なさいと女官たちを寝かせておいて、自分は堀に身を投げたように工作して皇宮を脱走。
しかも、父ちゃんは酒楼へ行くのに金を持ってゆかないお間抜けぶりだったのに、この姫さんは、どうやら装飾品を箱に詰めて持っていったようで――なかなかどうして、こういうところは並みの姫さんじゃありませんな。

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多多は連れて行きませんが

で、蛮姫の工作にあっさり引っかかった女官、宦官、永楽帝は、堀をさらうやら叫ぶやら走り回るやら、お前が探せと女官を堀に放り込むやら、
「誰がこんなものを作った!?」
「陛下です」
責任をぶつけ合うやら(?)の大騒ぎ。
と、そこへやってきた洪淵さん、蛮姫が残していった靴を見て、これは皇宮を抜け出すための工作とあっさり看破。
永楽帝の命を受け、姫を連れ戻すべく、天賜の故郷へと向かいます。

ところでその天賜の故郷では……
天賜のせいで金――ってことは罰金かな? を払わせられた馮家は落ちぶれ――たようには見えませんな(^▽^;) おっ母さんは色々愚痴ってるけど。
柳夢如は一目見た寒煙を美青年と思い込んで恋わずらい。しかも、天賜に誘拐されたせいで傷物扱いされ、これでは嫁の貰い手がないと、両親は頭を抱えております。
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ま、夢如が見たの、これだけですから、仕方ないちゃ仕方ないんですが(^▽^;)

というところへ天賜が帰ってきたものだから、馮家がまず大騒ぎ。
夢如の父は、妙な噂を消すためにもと、娘を天賜に嫁がせることに決めます。

――はいいんだけど天賜クン、本当だったら皇帝に逆らった上に牢破りをした、第一級指名手配犯になっててもおかしくない――というより、なってなきゃおかしい人間だという自覚、まったくありませんな(^▽^;)
てか、本当に仕官して休暇をもらって帰ってきたつもりでいるのかな?
こりゃ、ふく*たまさん言われる所の頭に咲いたお花、満開ですな(^▽^;)
なんせ“あの”両親が、一旦にせよ、息子がおかしくなったと思っちゃったくらいですから。
(それにしても、騒がしい家族じゃ(^▽^;)

というころ北京では、錦娘の元を訪ねた瞻基が、寒煙の所在を問うていましたが――わかってりゃ錦娘、自分で行きますって。胡不帰に逢えるか、少なくとも、何処にいるかくらいはわかるもの。
で、瞻基が寒煙を探す理由、なんやかんや言っても、結局本心で根っこの所では寒煙が好きなんだと聞き出した錦娘、もし彼女の師匠と戦うことになった場合は、これを見せて自分の名を出せば命が助かるかも――と、自分の玉の腕輪を渡します。
(てことは、その腕輪もワケアリなんでしょうか?)

そうして、刺客の行方を追うという名目で永楽帝の許可を得た瞻基、まずは洪淵を探して必ず護衛にすることという永楽帝の命を受け、天賜の故郷へ――てことは、主要人物全員が天賜の故郷近辺に集まって、事件が起きることになるのかな?
なんか、建文帝一派の隠れ家も、近くにあるっぽい感じですし。

というのは兎も角も、その故郷の村では、馮一刀が、息子は正四品の官吏になったと吹きまくって皆に川へ放り込まれ、柳家からは爆竹とともに婚礼を申し入れる使者が訪れ、次に花嫁行列が――って、早っ!!(@@!)
さらには、付いた早々花嫁がブッ倒れるやら、お客から酒飲ませろ肉食わせろのブーイングが出るやら、一刀とーちゃんが子豚を捌こうとして逃げられるやら、花婿までが子豚を追いかけるやら、途中でとーちゃんとブタを取り違えるやら、花嫁が誘拐されるやら、探しに出た客が朝から食事もしてなきゃ祝い酒も飲んでないからもうヤだとリタイヤするやら、天賜が花婿の花飾りを川に落として――あ、あれ?

というわけで、花嫁な柳夢如ちゃん、ドサマギで誘拐されてしまったわけですが、その
誘拐犯、洪淵さんみたいだったけど、なんで~? と思っていたら、なんとなんと、蛮姫の命令だったんですね。
てか、永楽帝には諫言できる洪淵さんも、な~ぜか蛮姫の我が儘には弱かったってコトでしょうか(~_~;)

でもって、さらに驚いたのは、寒煙のときはスルーだった蛮姫が、夢如に対してはあからさまに嫉妬したこと。
ですが、さすが蛮公主、嫉妬のしかたも陽性で――っていってる場合じゃない!
こら、こら、こら、こら、洪淵さんの剣を勝手に抜いて、夢如を切り殺そうとするんじゃない! ヾ(^o^;)
でもって、攫ったついでに娶っちゃえって無茶苦茶を言って、洪淵さんを困らせるんじゃないの! 
ったく、いきなり我が儘姫モード全開になるんだからなぁ――って、いつもそうか(^▽^;)

で、とにかくここからどこかへ連れて行って、煮るなと焼くなといいように処分せいといわれ、やむなく夢如を連れて蛮姫の元を離れた洪淵さん、か~なり途方にくれた様子でしたが、夢如には天賜と結婚する気はなく、想い人があると聞いて、その想い人を探すのに協力することにします。が……
まったく何処の誰とも――どころか、探す相手、性別まで間違ってるんだものなぁ、前途遼遠というか、前途多難というか……(-_-;)
(しかし洪淵さん、女性に対してはかなり“うぶ”なようで(^m^)

一方、夢如を探し回る天賜を散々からかって遊んだ果てに、ようやく再会した蛮姫、
夢如を誘拐したのはお前だろうという天賜に、
「え~? 私にそんなコトができるわけがないじゃない。腕利きの護衛? そんな人がいたら、さっさと皇宮に連れ戻されちゃうわ。あんたに会いたくて、父上の目を盗んで抜け出してきたんだもの」
全部が全部ウソじゃないあたり、姫さんもなかなか狡猾ですな。
んで、自分に会いたくて――といわれて、さすがに天賜もまんざらじゃないようですが……
というところで、以下次週。

しかし姫さん、卵好きですな(笑)
(川に落ちた天賜が着物を乾かしてる横で、ゆで卵を作ってるんですもん)

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Comment

 

>そこンとこは、物分りのいい主人でよかった。

本当、物分りのよいご主人様でよかった。下手すりゃ逆切れされちゃいますよね。
永楽帝の、家臣たちへの態度と洪淵さんや牛公公への態度とは、やはりビミョーに違いますね。

>しかもアナタ、こっそり刺客でも雇うんならまだしも、まだ兄ちゃんにやらせようって――永楽帝の報復、考えてないだろ(~_~;)

やはり、お頭の出来も錦娘とは雲泥の差ですな。

>天賜クン、本当だったら皇帝に逆らった上に牢破りをした、第一級指名手配犯になっててもおかしくない――というより、なってなきゃおかしい人間だという自覚、まったくありませんな(^▽^;)

本当にねぇ。この緊迫感というか緊張感のなさ。。。お花満開な上にチョウチョも飛んでますよね(笑)

>てか、永楽帝には諫言できる洪淵さんも、な~ぜか蛮姫の我が儘には弱かったってコトでしょうか(~_~;)

相手は姫さんだし、年若い娘だし、加減がわからないんでしょうねぇ。
夢如のときも、おろおろしてたし。見てて面白かったですけど(ヒトが悪い私・笑)

>(川に落ちた天賜が着物を乾かしてる横で、ゆで卵を作ってるんですもん)

そうそう。あぁ、そうやってゆで卵を作るんだ~!と感心してしまいました。
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2012.03/02 16:42分 
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  • [Res]

ふく*たま さんへ 

>本当、物分りのよいご主人様でよかった。下手すりゃ逆切れされちゃいますよね。

ですよね。
洪淵さんが水を引っ掛けたときには、一瞬、どうなることかとドキッとしましたもの。

>永楽帝の、家臣たちへの態度と洪淵さんや牛公公への態度とは、やはりビミョーに違いますね。

やはり、信頼の度合いが違うってことなんでしょうかね。
もっとも、洪淵さんに、楊栄さんに対するように蹴りを――って、ちょっと出来ませんものね。(そもそも、風格も違うし)

>お花満開な上にチョウチョも飛んでますよね(笑)

ですねぇ……と書いたとたんに、満開の菜の花畑にモンシロチョウが飛んでる図が脳裏に(^▽^;)
頭ン中がアレじゃダメだわ、天賜クン(^▽^;)

>夢如のときも、おろおろしてたし。見てて面白かったですけど(ヒトが悪い私・笑)

いや、いや。実際、面白かったですし ヾ(^o^;オイオイ・・・
まさに生真面目、無骨、あと『いい人』ってのを固めて人型にすると洪淵さんって感じですかね~。

>あぁ、そうやってゆで卵を作るんだ~!と感心してしまいました。

竹を使って、結構器用にやってましたね~。
それにしても、意外とサバイバル能力に長けてるみたいですね、この姫さん。
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2012.03/04 15:39分 
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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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