秋水長天

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孔明のヨメ

孔明のヨメ。 (1) (まんがタイムコミックス)孔明のヨメ。 (1) (まんがタイムコミックス)
(2012/06/07)
杜康 潤

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まず、タイトルがよろしいですな。
『孔明の妻』ではなくて『孔明のヨメ』。
な~んとなく、路線が想像できます。

でもって、裏を見ても面を見ても、本の外側には孔明さんの嫁さんの絵が出ていない所も、興味を誘って購買意欲を掻き立てます。
なんせ、『孔明の妻』といったら、聡明で心栄えも極上なんですが、当時のあのあたりでは評判の“。ブ”(さだまさしさんの落談寄席『まっさん版三国志』による表現。で、いわれた孔明さんが、ブで止めるなと怒ってました)。
てことで、買いましたよ、当然。2~3回本の近辺をウロウロした挙句ですが(笑)

期待は裏切られず、か~なり面白かった――というか、しっかりツボでしたが。


さて。



荊州の大豪族、黄家の一人娘で、刺史の義理の姪にも当たる月英ちゃん、
当時の美人の基準から大きく外れている上に、学問と家の防衛設備の製作(これが、ハンパないんだ(^_^;)やら工作やらに夢中な上、財産、家柄狙いの婿候補を端から追い返してしまうので、適齢期崖っ縁の二十歳になっても、なかなか婿が決まりません。

心配した黄承彦おとーさん、自ら婿探しに乗り出すのですが、手持ちのリストの婿候補は、すでに全員月英ちゃんにアタックして追い返されていて、全滅済み。

茫然自失して“かっさり(口から魂魄が飛び出して、即身仏状態ってカンジかな?)”となっていたおとーさんが、偶然の出会ったのが、アタマはいいけど変わり者と評判だからと一旦は婿候補からはずしていた孔明さん。
娘の学問に理解を示され、
「こんな人はじめて!!!!!」
感激した黄承彦おとーさん、折り入って頼みがあると言うや、いきなり、

「結婚してください!!」 ヾ(--;)ぉぃぉぃ

あとで娘に「父さまが嫁に行くわけじゃないわよね」と言われるくらい孔明さんに惚れこんだ黄承彦おとーさん、畳み掛けるようにして三日後の婚礼を承知させてしまいます。
(おかげで孔明さん、知恵熱を出したり――って、おいおい(^▽^;)

ところが、自ら(こっそり)未来の夫を確認に行った月英ちゃん、弟の均ちゃんと孔明さんを取り違えた上、孔明さんには恋人があって、自分との結婚を迷惑がっていると思い込み。父さまが押しの一手で結婚を承諾させたのか、はたまた、黄家を利用しての出世狙いか。どちらにしても、このまま結婚しては自分も孔明さんも不幸になると、この婚礼をブチ壊すことを決意。
婚礼当日、花嫁衣裳に、恐ろしげな鬼のお面を付けるや、

「おまたせしました。行きましょう、父さま」
「どこに行く気だ!?」
「嫁ですが、何か?」(あのな……(^_^;)

門前で破談にして帰る気満々で花嫁の牛車に乗り込みますが……

頭はいいけど結構天然な月英ちゃんと、やっぱり天然入ってる? なカンジで、生真面目だけど世間の常識からなちょっとズレてる感じの孔明さんとのギャグ満載なほのぼの結婚生活(常識人な同居人の弟、均ちゃんのはらはら、ドキドキを含む)。
とにかく、とにかく、とにかく、読んでて楽しかったです。

大の婿殿ファンになってしまった黄承彦おとーさんも、凄く可愛いですし――って、
わたし、黄承彦おとーさんについては、凄く枯れたイメージを持ってたんですが、
なんでかな~と考えてみたら……
シバレンさんの三国志にチラッと登場してたんですけどね、この人、
登場したのが孔明さんの亡くなったあと。玄ちゃんが陸遜に大敗して白帝へ逃げ込んで、それを追いかけた陸遜が孔明さんの作った石兵八陣へ踏み込んじゃった所。
そりゃぁ、枯れてますわねぇ(^▽^;)

あと、関羽、張飛が、ちょっといい(しかも、いかにも“らしい”)役どころでゲスト出演していて、このエピソードも楽しいデス。

ところで、CSのほうで今日から『人形劇三国志』の放送が始まりますし、
このごろまた三国志ブームなんですかね?

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Comment

NoTitle 

他所でもこちらの本を紹介されてて、
是非読んでみたいと思っていた所です!
探してみよう…

三国志の英雄豪傑のお嫁さん、って
なかなか表に出て来ないから、
興味ありますよね!
その分、創作のしがいがある、
って事でしょうか。
  • posted by 阿吉 
  • URL 
  • 2012.06/12 20:59分 
  • [Edit]
  • [Res]

面白そう! 

「なか見!検索」でちらっと読みましたが、面白そうですね!
昔と今では美人の基準が違うってトコもミソですね(笑)
私も探してみよう。
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2012.06/13 11:08分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

>探してみよう…
ぜひ、ぜひ。
ホント、これはお勧めです。

>三国志の英雄豪傑のお嫁さん、って
>なかなか表に出て来ないから、
ですよね。
関羽、張飛なんかも、いつのまにヨメさんもらった?
って感じで、
(特に張飛の結婚話なんて、凄いドラマチックなエピソードがありそうなのに)

孔明さんのヨメさんだけでなく、他の奥さんたちについても、これからどんどん書く人が出てきたりして。

NoTitle 

面白かったですよ~。
是非、探してみてください。

>昔と今では美人の基準が違うってトコもミソですね(笑)
あと、地域や国によっても、ですね。
ちなみに月英ちゃん、西域美人なんだそうです。

読みました 

たまたま友達の家にあったので読みましたが、面白くて続きが気になります。
登場するキャラクターもいいし、純情なところが読んでてキュンとなりました。

  • posted by 葉子 
  • URL 
  • 2012.07/16 18:37分 
  • [Edit]
  • [Res]

葉子さんへ 

コメント、ありがとうございます。
私も丁度読み返してたんですが、面白い上に飽きないですよね、これ。

>純情なところが読んでてキュンとなりました。
本当に。
従来のイメージとは違うけど、こういうのもいいなって(^^)

続きが待ち遠しいですよね。(って、1年後くらいかな(^▽^;)
  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2012.07/18 09:02分 
  • [Edit]
  • [Res]

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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