PRIDE-小魚兒與花無缺 第2巻(第4~第6集)

先ほど、日めくりカレンダーを見てみたら、旧暦ではまだ9月で、晩秋なんですが、体感的にはすっかり冬。
で、現在、ダウンのベスト着て、ひざ掛けをかけてPCに向かっております。
そろそろ、コタツも出さねば~。

さて。
PRIDE-小魚兒與花無缺DVD2巻ですが――
喜劇は、まだ続きます(^▽^)

以下、ネタばれが多数含まれております。ご注意ください。








仁義溢れる男・江別鶴が、実は唾棄すべき裏切り者の江琴であることを見あらわした――紅葉老先生によると、5年前からわかっていたそうですが――老先生、黙秘の条件として百万両を要求。
安全策として、証拠書類は50部複写され、各門派の掌門宛に配布する用意がされていると聞かされた江別鶴、条件を呑む代わりに、燕南天に託されたはずの、もう一人の赤子――すなわち、花無缺の双生児ふたごの兄の行方を調べることを要求します。

一方、行方不明の武林の盟主、鉄如雲の消息を求めて、慕容府を目指す小魚児一行、途中、通りすがった2人組のオ○マをだまし、食料を巻き上げますが、実はこの2人、慕容無敵に小魚児、花無缺、鉄心蘭の抹殺命令を伝えるため、劉大督主が派遣した宦官たち。

で、それを聞いた慕容無敵、以前にも劉公公に命じられて、江別鶴と一緒に鉄如雲を捕らえるのに協力した。それだけでも気の毒なことをしたと思っているのに、あの宦官はナニを命令してくるやら――と、おかんむり。
さらには、他の2人はともかくも、移花宮の砕心掌は――と、花無缺を用心している様子。

というコトを天井裏でそれを聞いた小魚児、花無缺がいれば無敵だ――って、無缺くんは別行動なのに、どうするのかにゃ~と思っていたら、男装させた心蘭を無缺に仕立て、自分は慕容家の使用人に化けて、無缺の相手をしようとする慕容家の息子(中だか正だかのどっちかね)庇う振りをして、隙を見てポカリ。
捕まえたのを、とんでもなくオソロシイ方法で脅し上げ、まんまと慕容家の秘密が隠されている墓所を開けさせますが、
(古龍モノって、こういう墓所とか地下の迷路とか洞窟とか、閉ざされたって言うか、範囲が限定された空間って、良く出てきません?)
中(だか正だか)の嘘に引っ掛けられ、墓所の中に閉じ込められてしまいます。
そうして、あれこれ探っても(って、指が痛くなるくらい、そこらじゅう押しまくったわけですが)扉を開ける仕掛けが見つけられなかった小魚児――って、よく考えたら、中からお墓を開閉する必要性って、ほとんどありませんものねぇ――成り行きで、心蘭相手に身の上話。

同じ頃紅葉斎では、2人の紅葉先生、18年間行方不明の燕南天の消息の一端を掴んでおりました。

というコトで、両方の話をあわせて、ざっくりと要約してみますると――
金壇鎮にいるから助けに来てくれとの、義弟の江楓からの手紙をもらい、馬を急がせた燕南天でしたが、そこに待ち受けていたのは赤子を連れた邀月と、江楓の死――正確には、移花宮の宮女を誘惑して子供を生ませたので成敗しました――という知らせ。
そうして、その折に、宿敵であり、江楓が移花宮の結界に入り込む原因ともなった『十二凶殺』の毒を浴びてしまい、唯一解毒が出来るという鬼医者こと常百草の行方を捜しますが――というところで、紅葉先生たちのほうの情報は途切れてるんですが、実際には燕南天、鬼医者の行方を追って悪人谷へ。
しかし、そこで哈哈兒ら十大悪人(実際には5人)たちと戦ったために毒が回り、常百草の手当てでかろうじて命をとりとめたものの、植物人間となってしまいます。

その折に燕南天が連れていた子供は、小魚児と名付けられ、実際には至極気の良い5人の悪人を義父、義母として、彼らの持つあらゆる知識を技術を教え込まれて育つこととなりますが――義父母以上に頭がいいものだから、逆に育ての親たちを振り回す日々。

――というコトで、視聴者に対してのみ、小魚児と花無缺が双生児の兄弟だということが提示されるわけですが――
これ、原作とか設定とか知らないで見た人、ひっくり返ったろうね~。
(原作設定知ってる人は、見る前か見た瞬間にひっくり返ってると思うし(~_~;)

そもそも、生き別れの双生児って云ったら、ドラマでは二役やるのがお約束――みたいな感じなのに、容姿から雰囲気から、ここまで対照的な2人を持ってくるなんて。
(いや、ディっキーさんも男前だと思いますよ?)
しかもそれが、なんともいい効果を上げてるんですからねぇ。
ホント、奇跡でも何でも――というか、奇跡的にこの話が最後まで崩れずに行ってくれたの、天に感謝です(笑)
というか、天の方も、この配役でのこの話が『雪山飛狐』的な崩れ方をしたら勿体無いと思ったに違いない(って、そんな大袈裟な(^▽^;)

さて。
そんな具合で成人した小魚児、ある日、常百草から、燕南天を直す可能性がある『断腸草』(この名前は結構他でも見かけるんで、実在するっぽい?)の話を聞き、山にあるというこの草を手に入れた上で、広い世界を見に行きたいと義父母たちに告げますが、この養いっ子がいなくなったら、谷は今まで以上に退屈で寂しい場所になってしまう――と反対した彼らに追いかけられ、逃げる途中で整蠱大師の洞窟へ転落。

悪人谷の悪人たち、実はこの整蠱大師によって谷に閉じ込められているんですが、この大師が既に亡くなっていることを知り(で、遺体は本人が防腐剤飲んでて、保存してるんですな)
弟子入りの百回の叩頭の後(『天龍八部』かっ――て、あれは千回でしたっけ)
悪戯と発明の天才である大師の秘伝書と、いくつかのアイテムを手に入れます。
(なんか、R.P.Gみたい(笑)

というところで墓所が開く気配を感じた小魚児たち、慕容家先代の石棺の中にあった遺骨と火霊芝を人質ならぬ骨質、茸質(――は、たけじちと読ませるのかな~)に取り、慕容家を脱出しますが、その折に慕容無敵の『狂龍掌』から心蘭を庇った小魚児、瀕死の重傷を負ってしまいます。

懸命になって医者を探す心蘭。
で、このお嬢さんも、キレると、なかなか凶暴になるようで(笑)
そんな心蘭を恐れて、従業員全員が逃げ去った宿に、一人だけ居残っていたのが、まだ若い女医の蘇桜(そ・いん)。
小魚児を救った彼女と心蘭は意気投合、いつかの再会を約束して別れますが、自分を庇って深傷を負ったという心蘭の話に、そんな良い男がいるんだと、蘇桜は小魚児に心引かれてしまっておりました。

そうして、小魚児が回復した所へ、彼が傷を負ったと聞いてやってきた花無缺が合流。
だまされて売春宿へ売られた玉燕という娘を助けますが、これがなんと、江別鶴の隠し子――というか、分かれた愛人との間の娘。
父の行方を探しているという彼女を、江家へ送り届けた4人――って、一人増えてるのは心蘭の侍女の小小が合流したからなんですが――ですが、
江別鶴の正妻で劉公公の娘である劉氏が玉燕を憎み、彼女を子犬と名付けて下女にしてしまいます。

――というところで、これでラスボス含めて、大体の登場人物は出揃ったかな。
で、この巻は、小魚児の『いい男』ぶりが際立った巻でした。

心蘭を庇って『狂龍掌』を受けても、ギリギリまでこらえて、安全な所へ移動する馬車の上でも軽口を叩いてて、突然吐血しても、
「ぎりぎりまで我慢して、やっと血が出たか」
と、苦笑。
どうして――という心蘭に、
「口説けなくても、優しくすることは出来る」
い……佳い男だなぁ、ホント。極上品だ。
でもって、瀕死の状態になっても、死なないでと泣く心蘭に、
「小魚ちゃんと呼んでくれたら、死なないよ」
…………男の美学はやせ我慢って、ちゃんと心得てるんですねぇ(笑)

落ち込むときは地の底どころか、そこに穴掘って入っていて横になるくらいまで落ち込んで、大勢の人に慰められたり、叱咤激励―― 一回なんぞはブチ切れた花無缺に怒鳴られたってのがあって、マジ吃驚びっくりしました。てか、“花無缺が怒鳴った”というのに驚いて、あれをキレてると言うのかと気が付くまでに半日掛かった ヾ(--;)ぉぃぉぃ
そんな小魚児ですが、大抵はタフで陽気で賢くて(武芸も並以上に出来るんでしょうけどねぇ、もっぱら頭脳戦なのと、何しろ花無缺が凄すぎるから(^▽^;)

腕は立つんだけれど案外脆いところのありそうな花無缺とはいい対照です。
(あ、でも、花無缺のほうが自力で立ち直ってるか)

で、この小魚児が笑わせたり頑張ったりしていてくれるおかげで、花無缺ニコさんが、移花宮に連れ戻されたり、移花宮に監禁されたり、移花宮で冷凍保存(をい!)されたり、絶望のあまり自暴自棄になって消息不明になったりと、画面から消えてしまっている間も、結構面白く見ることが出来ました。
というか、この2人が揃って出てない、両親のエピソードの所なんて、思わず、「つまらねー」 ヾ(--;)ぉぃぉぃ

それで、この小魚児と花無缺との遣り取りで、今回ウケちゃったのが、玉燕を助けに行くくだり。
玉燕は部屋の中で、あわや2人がかりでのレ○プ(この2人が確か東邪・西毒ってんで、もう、笑わせてもらいました。小魚児も笑ってたけど(^▽^;)
という所を、小魚児と花無缺、庭を隔てた屋根の上から見てるんですが、この前に小魚児が助けに行ったときには玉燕、その手を拒んでるんですね。
なので小魚児は、玉燕が娼婦になる気だと思っていて、助けて~と悲鳴がしても、あれはそういうプレイだという。
で、そういう、自分はいかにも世間を知っています風の小魚児と、世間知らずの自覚はあるんでしょうね、そうなのか? とか云いつつ「叫んでる」とか言ってハラハラしている花無缺――結局、見かねて助けに行っちゃうんですが――というのが、なかなか笑えました。

あと、この玉燕を父親の所へ送って行ってやるという話になってから、その父親が江別鶴だと聞いて戸惑ったというか、ちょっと厭そうな感じで、自分はいいけど誰それは? って意見を順送りにしてゆく所も笑えました。

で、この玉燕という娘が、この時点においてはもう、バカで馬鹿で (-_-;)
毎度救いの手が目の前にあるのに、私って可哀そう、私って不幸って言いながら、悪い方、悪いほう選び取ってゆくんですよね~。
にもかかわらず、これが存外しぶとくて、でもって、彼女も花無缺に一目惚れ。
このせいもあって、とんでもない存在になってゆくんですが、最後まで見てしまうと、案外、彼女のこと、嫌いじゃないです。

対照的に、いい女だなぁ~と思うのが蘇桜で、彼女はこの先も、助け手として小魚児たちと大きく関わってゆくんですが、それはまた、後の巻で。

あ~。また、悪通天について、書き損ねちゃった~(^▽^;)

スポンサーサイト

コメント

No title

>安全策として、証拠書類は50部複写され、各門派の掌門宛に配布する用意がされている

こんなやり方、ずいぶん今風―というか、今のドラマや映画なんかでよく出てくる手法ですが、その当時はきっとなかったですよねぇ(笑)

>移花宮の砕心掌は――と、花無缺を用心している様子。

砕心掌って、いきなり出てきて、驚きました。花無缺、そんな技使ってなかったのに(^^;)
嫁衣神功じゃないんかぃ、と思ってたら、嫁衣神功は完成した技じゃなかったんですね。

>そもそも、生き別れの双生児って云ったら、ドラマでは二役やるのがお約束――みたいな感じなのに、容姿から雰囲気から、ここまで対照的な2人を持ってくるなんて。

ホント、いくら二卵性と言い訳しても、かーなーり無理ありますよね。
原作でもこんなに違う二人なんでしょうか。

>で、この巻は、小魚児の『いい男』ぶりが際立った巻でした。

瀕死の状態でも軽口を叩いて小魚儿らしく心蘭を気遣って、ホント、カッコよかったですねぇ。

>それで、この小魚児と花無缺との遣り取りで、今回ウケちゃったのが、玉燕を助けに行くくだり。

私もこの場面、すごく好きです(笑)
二人のこういう会話、楽しいですねぇ。

小魚儿と悪通天のやりとりも好きですけど。

ふく*たま さんへ

>こんなやり方、ずいぶん今風―というか、今のドラマや映画なんかでよく出てくる手法ですが、その当時はきっとなかったですよねぇ(笑)

印刷技術はあったといっても、おそらく手彫りですものねぇ。
あれ? というコトは、文書を印刷した人も、秘密を共有することになったりして(^_^;)

>砕心掌って、いきなり出てきて、驚きました。花無缺、そんな技使ってなかったのに(^^;)

3巻だったかな~で大宮主が使ってましたので、移花宮の技として有名&後の伏線、というコトでしょうか。

>嫁衣神功じゃないんかぃ、と思ってたら、嫁衣神功は完成した技じゃなかったんですね。

完成形は移花接木でしたっけ。で、この移花接木も、話の重要なポイントになってゆきます。

>原作でもこんなに違う二人なんでしょうか。

原作では、容姿のほうは、花無缺が小魚児に間違えられるシーンがありましたので、ちょっと見には分からないけれど、実は似ているんでしょう。
(ええと、確か小魚児は浅黒くて、顔に傷があって、服装なんかはちょっと小粋で、花無缺は白装束で貴公子然としてました)
で、性格のほうは、小魚児のほうは、こんな完成形のいい男じゃ無いし、花無缺のほうは、こんなに可愛くはないですが、量的というか幅的には、これくらいに対照的な2人ではあります。
(でも、やっぱり、比べるとドラマのほうがずっと魅力的ですよ、どちらも)

>瀕死の状態でも軽口を叩いて小魚儿らしく心蘭を気遣って、ホント、カッコよかったですねぇ。

ね。ね。いい男でしょ。

>私もこの場面、すごく好きです(笑)
>二人のこういう会話、楽しいですねぇ。

でしょ!
特に、小魚児が相手だと、花無缺がちょっとトボけた感じになったりするのがいいんです。

>小魚儿と悪通天のやりとりも好きですけど。

はい。こちらも、いい味出してますよね。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)