秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

Entries

PRIDE-小魚兒與花無缺 第6巻(第16~第18集)

ここしばらく、実年齢に近いニコさんの映像ばかり見てましたので、久々にこれを再生して、改めて「若いな~」と、妙な感慨みたいなものを感じてしまいました。
二十代の前半から中にかけてって、一番男性の顔立ちが変わる時期なのかな。

というのは、置いておいて……

無缺と心蘭

小魚児、鉄心蘭たちを逃すため、一人その場に残った鉄如雲、劉公公・劉喜に深傷を負わせますが、自身も天談・地説たちに捕えら、再び東廠(とうしょう)の牢に繋がれてしまいます。

ここなら大丈夫と、小魚児、天女とともに慕容府に入った心蘭ですが、気がかりはやはり父のこと。何とか助けてと小魚児に泣きつき――登場時は男装で、割と気丈そうなところを見せてた心蘭ですが、結局、典型的なお姫様というか、助けられキャラ、足引っ張りキャラですかねぇ。
たまに自分から動くと、人に迷惑をかけるというか。
正真正銘のお嬢様で、性格としては蛮ちゃんみたいな天女のほうが、いざとなると気丈で、頼りになる気がします。
ここでも、騒ぐ心蘭がめったな行動をしないように、咄嗟に昏睡穴を点穴してくれてますし。
前回分で水牢に閉じ込められたときは、早く助けに来てよ、小魚児のばかぁ~(魚団子とか言ってたし)と泣き叫んでましたが、ここでは小魚児の常にない様子に、相手は難敵なんだと、小魚児を気遣う聡明さも見せてますし。

慕容家を潰そうと、劉公公が十三皇子を連れて乗り込んできたときも、自分に対する十三皇子の歓心を巧みに利用して父親の危機を救った上でその場を逃れ、しかも、劉公公に嫌がらせまでしてますし(笑)

何にせよ、今の状態では、天女を守ることは難しい。
天女には、宮中へ行って姉の淑皇后に保護を求めるようにと指示した小魚児、花無缺に協力を求めるために、移花宮へ。
(で、大宮主に見られたら只じゃ済まないから連れてゆかないって言ってたのに、結局心蘭も同行するんだものなぁ)

その移花宮の氷窟では、心蘭への愛の記憶を喪いながら、花無缺が昏々と眠り続けており――
二宮主・憐星は、その花無缺から『断愛絶情丹』を取り出そうとします。
が、それに気付いた大宮主・邀月。無缺から『断愛絶情丹』を取り出して憐星を安心させて氷窟から退けた上で、迷魂大法――じゃない、迷心大法でした。迷魂大法は『神鵰侠侶』の英雄大宴で楊過が使ったヤツでしたな。この迷心大法を使い、無意識下に小魚児と鉄心蘭は恋人同士で、ともに親友、恋人と偽って無缺を騙し、利用しようとしている悪人であると刷り込んでしまいます。
さらには、2人への復讐のためと称し、移花宮を訪れた心蘭に、無缺と偽りの婚礼を挙げさせます。
偽りの婚礼

そうとは夢にも思わず、親友と義妹が結婚すると、我がことのように喜ぶ小魚児。
その小魚児と、どちらかが酔いつぶれるまでと酒を酌み交わす花無缺。
そんな2人の――特に無缺の楽しげな笑い顔を見ていて、これが邀月に命じられて演じている偽りの笑顔かと思うと――
この先の無缺の辿る過酷な運命を思い、その人生の中の数少ない幸福な瞬間の、そのなにより貴重な一つを大宮主によって奪われているのかと思うと、なんとも無缺が哀れでなりませんでした。

さらには邀月、無缺に対し、小魚児と心蘭が不義を行っていたように見せかけて、小魚児を移花宮から追い出した上、無缺が鉄如雲を救うために移花宮を出た留守中に、嫁衣神功で心蘭の武功を奪ってしまいます。
自分の破れた恋の意趣返しのためだからって、酷すぎるぞ、大宮主。
――というより、父親の江楓と息子の無缺が同一視されてきて、無缺は誰にも渡さない、近づくものは全部苦しめた上で排除してやる――気分になってませんかな、大宮主。

で、さすがに見かねた二宮主、出発する無缺を呼びとめ、彼が大宮主の迷心大法にかけれていること、小魚児と心蘭は、大宮主が言うような人物ではないことを告げた上、邀月の嫁衣神功では、その武功を奪うことは出来ない、嫁衣神功にやられた人間も助けることができるという自分の武芸、混元真功――もとい、混元真気を伝授します。
混元真功も別口で出てきてたんですよね、確か(^▽^;)
というか、結構とんでもない固有名詞がとんでもない所で出てきて、『剣侠情縁』で蔵剣山庄の家伝の武芸が万剣帰宗(字が違ってるかも)みたいな台詞が出てきたときには、一瞬、目を疑いましたもの。
(字幕も一瞬で消えてますが(笑)

で、ここまで、どっちかというと冷酷、冷淡な表情(これがまた、似合うんだ~)を見せていた無缺が、吸功大法にも勝てますかと訊いて、勿論ですという答えに、にこっと笑う。この笑顔が実に良かったです。
(ホント、大宮主とは対照的に二宮主はいい人で……)

という頃、心蘭との仲を誤解した無缺に、殴る蹴るの暴行を受けた上で移花宮を放り出された小魚児は、後を追ってきた弟子の悪通天に助けられ、今後の対策を考えながら待機中。

そうして、大宮主の嫁いびりに遭っていた心蘭は、侍女の小小の助けで移花宮から脱出しますが、彼女を逃すために、小小は犠牲となり、命を落としてしまいます。
小小に思いを寄せていた悪通天は、悲しみに沈み、大宮主の罠にかかったと口惜しがる小魚児は、全くの別人に変わってしまった無缺に、それでも何とか自分たちの真意を知らせなければと、考えをめぐらします。

その頃、玉燕に対する劉氏の虐待はますますエスカレート。
ついに、玉燕の腕を折ろうとした劉氏を、見かねた江別鶴は殴ってしまいます。
私を殴るなんて~~と、怒り心頭の劉氏、散々に夫をののしり、主人である江楓を裏切って移花宮に売った上で、江家の武芸の秘伝書と財産を自分のものにしたことを、紅葉先生に書かせると脅し、自分の機嫌を取らせるために、玉燕の殺害を要求。
聞かなければ六面サイコロを隠し持っていることを劉公公に告げると言われ、江別鶴はついに劉氏を殺してしまいます。
そうして、2人の侍女まで始末した上で、その罪を、先刻訪ねてきた花無缺に擦り付けることを思いつき、玉燕までを巻き込んで一芝居。
花無缺に襲われて自分は負傷、自分を守ろうとした劉氏と侍女が殺されたと、劉公公に報告させます。

父さんのいう通りに口裏は合わせたけれど、花公子が殺されるのはイヤ!
東廠の弓兵がひしひしと押し寄せる宿の中、急を知らせに飛び込んできた玉燕に琴を弾かせ、悠然、酒を呷りながら敵の襲来を待ち受ける花無缺。
(ここが、呑むというより、かぱっと口に放り込んでるのが、演出なんでしょうが、不自然で惜しい(^_^;)

その宿に向けて、恐ろしいほどの数の弓兵から、指揮者の奏でる琵琶に合わせ、一斉に矢が放たれます。

――って、ここの弓兵の人数をそろえるために、王晶監督、移花宮とか宮城のセットをチープにしたか、ってくらいの人海戦術で……
それにも増して、打ち込まれる矢のほうはCGなんでしょうが、それを払いのけるニコさん=花無缺の動きがすごかった(@@;)
というか、ここのところは演舞というか、舞の優雅さで――
ああ、これは、実際に見てもらわないと、伝わらないですね。
兎に角ここは、作中3本の指に入る――いや、打ち込まれる矢で次々割れる酒瓶とか、その中で琴を奏でる玉燕の姿とかのかもし出す迫力と緊迫感、
すべての矢を払いのけて、武器のかわりに使っていた旗をパタリと倒し、すっ、すっと二、三歩引いて、はらりと扇を広げる無缺の仕草の優雅さとかからすると、随一といっていいアクションシーンだったと思います。

というところへ、ほとんど攻城兵器と言っていい矢が打ち込まれ、更なる攻撃が始まろうとしましたが、そこへやってきた小魚児、全軍の指揮に使われていた琵琶を奪って、めちゃくちゃにかき鳴らし、おかげで東廠の兵たちは同士討ち。
花無缺は玉燕を連れての脱出の機会をつかむことが出来ました。

が、玉燕は肩に矢を受けて負傷していて、途中、手当てをしようと花無缺は、矢を抜いたあとの傷口に唇を付けて毒を吸い出します。
これ……私が玉燕だったら、これだけでもう、死んでも何も思い残すことはない――って気になるんですけどねぇ。
欲張り玉燕、自分たちの後を追って来た心蘭が、この様子を見ているのに気付き、わざと無缺に抱きつき、その様子を見せ付けるんだものな~

それを誤解した心蘭が小魚児に泣き付いているのを見て、無缺はさらに誤解。
冷たく決別の言葉を告げて、去って行ってしまいます。
あ~あ……

という頃、こちらは安全な宮中に入ったはずの天女でしたが、皇族の、それもわがまま放題に育てられた皇子ってのは、小魚児や慕容無敵が考えていた以上に厄介な代物でして、宦官に命じて天女のお茶に薬(媚薬か催淫薬か、そんなものだったらしい)を入れさせた十三皇子、天女を手篭めにしようとしますが、抵抗された上『狂龍掌』を受けて負傷。
その掌打の痕を見て、これはチャンス到来とほくそ笑んだ劉公公、皇子に止めを刺した後、天女の仕業だと皇帝に報告。

捕えられようとした天女を庇って、淑皇后も一緒に逃亡しますが、逃してやれと命じた皇帝に対し、劉公公は二人の逮捕と実家である慕容家の覆滅を進言。
皇帝、対して考えもせずに、それを諾ってしまいます。

  昏主バカ皇帝 ┐( ̄ヘ ̄)┌

というコトで、勅令を盾に慕容一族を捕えた劉公公、淑皇后と天女を引っ張り出すために、慕容父子に枷を付けた上で街中を引き回し、水を求める息子に腐った水を飲ませようとするなどの屈辱を与えます。
(また、この息子たちが、姉や妹と違って、気概のカケラもないんです(~_~;)

見かねて飛び出した淑皇后でしたが、父と弟を救い出すには至らず、退却。
2人の行方を捜していて、宿の2階からそれを見ていた小魚児、悪通天とともに情報を得るために東廠の間近にある茶店に張り込みます。

と、狙いはたがわずにやってきた尼僧、姉妹の師父である南海神尼と親交のある尼寺の師太のはずが、東廠に姉妹を売って金品を得ようというわけですから、まったく……。

入っていったときと、出てきたときの様子の違い――行きは空手で帰りは包みを持って、輿で送られて――から、それを悟った賢い小魚児、早速尼寺へ行って天女たちと合流。

(ここでも、小魚児を見て、これは夢なのという天女に、夢だから、すぐに来てキスしてくれなきゃ消えちゃうよと言って、アゴに噛み付かれるというギャグが入ってます(^▽^;)
救出へ
さらに、姉妹の師父の南海神尼とも合流、処刑場から慕容父子を救い出そうとしますが、
(ここも、内力が弱いという設定の小魚児には火薬を使わせるとか、天女は新体操のリボンみたいなのを武器にするとか、色々工夫がされていました)
息子2人は矢を受けて絶命。
劉公公と手を交えた南海神尼は深い内傷を負い、かろうじて救い出せたかに見えた慕容無敵は、実はとうに処刑されており、代わりに無敵に化けていたのは、劉公公が雇っている冲天という刺客。

手を交えた淑皇后は、そのまま捕えられ、神尼の犠牲で小魚児と天女だけはその場を逃れますが、2人が逃れて行く先には、疫病で全滅したという村があって――
というところで、次巻に続きます。

全く、大宮主が余計なことをしてくれなくて、無缺が無缺のままだったら、もうちょっと犠牲は抑えられたのにぃ ∑( ̄皿 ̄;; ンガァーーー!!!
スポンサーサイト

Comment

 

>登場時は男装で、割と気丈そうなところを見せてた心蘭ですが、結局、典型的なお姫様というか、助けられキャラ、足引っ張りキャラですかねぇ。

武功も失くして、フツーの娘になってしまいましたね。その上、お嬢さまだから家事も何も出来ないし、却って使えないっていう……(^^;)

>しかも、劉公公に嫌がらせまでしてますし(笑)

劉督主がますます憎たらしくなってきていたので、ここは小気味よかったです~(笑)

>この先の無缺の辿る過酷な運命を思い、その人生の中の数少ない幸福な瞬間の、そのなにより貴重な一つを大宮主によって奪われているのかと思うと、なんとも無缺が哀れでなりませんでした。

えぇぇ~、そうなのですか。。。この先見るのが辛くなりそうな…(^^;)

>自分の破れた恋の意趣返しのためだからって、酷すぎるぞ、大宮主。

全くです。そもそも、自分が好きになった相手は自分のものだという、お子ちゃまの論理で行動されたんじゃ(しかも使い手が)、堪ったものじゃないですよね。

>(ホント、大宮主とは対照的に二宮主はいい人で……)

同感です。この人のおかげでずいぶん救われてますよね。

>小小に思いを寄せていた悪通天は、悲しみに沈み、

この時の悪通天は、本当にかわいそうでした(ノ_<。)
普段能天気なだけに、悪通天がこんな目に遭うとは想像もしていませんでした。

>随一といっていいアクションシーンだったと思います。

ニコさんのアクションシーンは、やはり秀逸ですね。
雨のように降り注ぐ矢に一本も当たらんて、そりゃ、ありえんやろ、と突っ込んでしまいましたが(^^;ゞ
私は、心蘭を東廠の番人から助けたときのシーンも好きでした。

>欲張り玉燕、

この辺がやはり父親に似ていると言われるワケですね。

>あ~あ……

三角関係の常套手段ではありますが、何てことするんだ、全く…と思わずため息ついてしまいました。

>  昏主(バカ皇帝) ┐( ̄ヘ ̄)┌

全くもって同感!!
夫婦の情にも心を動かされないとは、何てヤツだ!夫婦の甲斐がないじゃないですか。

>(ここでも、小魚児を見て、これは夢なのという天女に、夢だから、すぐに来てキスしてくれなきゃ消えちゃうよと言って、アゴに噛み付かれるというギャグが入ってます(^▽^;)

このシーン、好きです(笑)
さすが、仙ちゃん!
  • posted by ふく*たま 
  • URL 
  • 2013.05/28 17:09分 
  • [Edit]
  • [Res]

ふく*たま さんへ 

>お嬢さまだから家事も何も出来ないし、

あれで、ちゃんと料理はできるようですが、武功と一緒に気概まで吸い取られたのか、この娘は!? というところが、なんともはや……(-_-;)

>劉督主がますます憎たらしくなってきていたので、ここは小気味よかったです~(笑)

同感です。さすが仙ちゃん。

>この先見るのが辛くなりそうな…(^^;)

いや。これがですねぇ。
見てるのが本当にキツかったのは、無缺が行方不明で、小魚児が地の底まで落ち込んでた時だけで、それも、話自体は喜劇になっていて(ただ、“あの”小魚児が、と思うと、どうにも笑えなかっただけで)あとは、そんなに辛くなく見られますよ。
ただ、ここまで悲劇にせんでも~というところは、多々ありましたが。

>お子ちゃまの論理

なるほど……。
大宮主、18歳の小魚児より、17歳の蘇桜より、ずっとずっとお子ちゃまだったわけですね~。
誰か、しつけ直してやってくれ~ ヾ(--;)

>同感です。この人のおかげでずいぶん救われてますよね。

全くです。
お子ちゃまな姉ちゃんのおかげで、早く大人にならざるを得なかったんでしょうね、この人。
おかげで、本当に、無缺も、話全般も、救われています。

>普段能天気なだけに、悪通天がこんな目に遭うとは想像もしていませんでした。

そう、そう。
いじられ、笑わせキャラだと思っていたのが、こんな悲劇キャラに……。
……してみると、それから立ち直って、相変わらずのふるまいを見せている悪通天、精神面で相当に強い男だということになりますね。

ニコさんのアクションシーンは、やはり秀逸ですね。

>雨のように降り注ぐ矢に一本も当たらんて、そりゃ、ありえんやろ、と突っ込んでしまいましたが(^^;ゞ

あっはっは……。
そういえば、武芸面では、無缺はほとんど怪我をしませんものねぇ。
(というより、大臧君が怪我が多すぎたのか……(-_-;)

>私は、心蘭を東廠の番人から助けたときのシーンも好きでした。

あそこも凄かったですねぇ。

この辺がやはり父親に似ていると言われるワケですね。

>夫婦の情にも心を動かされないとは、何てヤツだ!夫婦の甲斐がないじゃないですか。

ほかのドラマを見ていたら「狗皇帝」というものすごい罵言が出てきたんですが、まさに、そんな感じですね。
コレ、紂王とどっちが酷いんだろう……。

>さすが、仙ちゃん!

同感。
小魚児LOVEなのに、ただ甘くないところがいいですよね(笑)

  • posted by rei★azumi 
  • URL 
  • 2013.05/29 08:33分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

最近の記事

FC2カウンター

月別アーカイブ

あし@

Pika_Mouse

powered by
3ET

右サイドメニュー

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索