2008/02/12 (Tue) 笑傲江湖 第11話、第12話

まずは、前回の記事の訂正から。

前回で、冷狐冲と戦って、桃谷六仙に五つ裂きにされたの、成不優と書きましたが、これは原作の方の展開で、ドラマの方では殺されたのは封不平でした。
名前を忘れちゃったので、原作を読んで確認しながら書いてたので、こういうことになりました。お詫びして訂正します。

それにしても、桃谷六仙の『実』と『花』の兄弟順の入れ替わりといい、どうして、こういうことをやったかなぁ?

さて、






その封不平と桃谷六仙のおかげで重傷を負って、気息奄々(きそくえんえん)の冷狐冲に、あの時使った技は誰から伝授されたと訪ねる岳不羣。
(あとで、「何もこんな時に訊かなくても」と、師娘に抗議されてました)
風太師叔との約束があるので「独学で」と答える冷狐冲ですが、とーぜん疑われますわなぁ、師父には。こんな答えでは。

で、その後の師父の行動が……
『紫霞功』で、冷狐冲に注入された神気を消そうとしたところなんて、
初回は二番弟子の労徳諾の邪魔が入り、二度目は「師父の内功は、敵と戦うときのために備えておいて下さい」という冷狐冲の遠慮が入ったとはいえ、
実際に治療してやる気があったかどうか、大いに疑問ですね。

というところは一旦棚上げにしておいて、
師父、師娘ともに一番肝心の『桃谷六仙は何ものか』『敵なのか味方なのか』という点を全く考えず、冷狐冲にも訊こうとせず、
(訊いてれば、少なくとも敵ではないという答えが返ってきたはずなのに(^▽^;)
勝手に仮想敵とみなして考えて、ものごとをややこしくしたあげく、
この六仙――師娘が一人殺して五仙になったと、この時点で2人は考えてます――の復讐を避けるためと、
六仙が封不平を殺した=六仙は崋山派の味方である=崋山派は邪派とツルんでいる。
という図式で嵩山派からイチャモンを付けられるのを避けるため、崋山を降りて、直接嵩山へ乗り込むことを決めます。

重傷の冷狐冲と、彼と一番仲の良い六猿くんの2人だけを残して。

もっとも、この場合、誰も桃谷六仙の無茶苦茶ぶりを知らないから、まさか治療方針でモメたあげくに、こうなったと思い至らないのは仕方がないにしても、
原作の方なんて、あれこれ考えたあげくに岳不羣の出した結論が、
「冷狐冲の怪我を治療させることで、儂の内力を消耗させるためだ」
自意識過剰じゃ。


で、その冷狐冲ですが~
内蔵をやられてるのに、六猿くんに、
「酒を持って来い。酒は気を養うし、内臓にもいいんだ」
ワガママ言って、何て奴なんだろうと思っていたら、自分はもう助からないからと覚悟を決めてたんですね。
林ちゃんを呼んで、両親の遺言、
『向陽港の旧宅にあるものは、きちんと保管して欲しい。だが、くれぐれも読んではならない。読めば災難が絶えなくなる』
を伝え、小姉妹・岳霊珊を託します。
(原作では、うわごとで霊珊の心変わりを嘆いたり、結構“未練なヤツ”なんですが、ドラマでは“潔い漢”に路線変更してあるんですな)

そうして、這って出てまで、崋山を去ってゆく師父一行を見送る冷狐冲。健気……(T_T)


一方、冷狐冲の怪我の原因は、自分が助太刀を頼んだことにあると思っている岳霊珊、
父が、唯一冷狐冲を助けられる可能性のある『紫霞功』の伝授をせず、師娘が提案したように、独学できるよう秘伝書を置くということもせずに崋山を降りると知り、
秘伝書を持ち出して崋山へ取って返し、大師兄に読んであげてと六猿くんに渡します。

が、こういうところだけは妙に律儀な冷狐冲、師父の許しもないままに伝授を受けるわけには行かないと、とことん拒否。
ついには、六猿くんの膻中穴(だんちゅうけつ)を突いて気絶させ、その場を逃げ出します。

その頃、崋山を降りた一行は、成不優たちの襲撃を受けますが、これを撃退……したと思うんですが、このあたりの記憶が曖昧なんですよ、ワタシ。
コタツに入って見てたし、まさかと思うケド、ここだけ寝てた????

ともかく、岳霊珊コミで秘伝書の『紫霞秘笈(しかひきゅう)』がなくなっている~じゃない、『紫霞秘笈』を持ったままで霊珊が姿を消していることに気付いた岳不羣、林ちゃんを連れて崋山へ逆戻り。
(弟子の安否より、敵の襲撃に合う危険性より、秘伝書の方が大事なんだ、この人)

その師父を案じて~ということで、労徳諾も、一緒に行こうという師娘たちを残して、一人で後を追います。
(“ということで”というのがミソなんですが(笑)

で、その頃の冷狐冲。
体力尽きてるのに無理に歩いてるもんで、崖というか、路から転がり落ちたあげく、到達した先が田兄ぃの真上。つまり、田兄ぃをクッションにしちゃったんですな。
田兄ぃも災難や(^▽^;)

その田兄ぃはというと、不戒和尚(儀琳ちゃんの父ちゃんです)に毒を飲まされたあげく、桃谷六仙にまで捕まって痛めつけられ、崋山まで追い上げられたというさんざんの体たらく。(ホント、災難(^▽^;)

というところへやってきたのが、問題の儀琳ちゃんと不戒和尚。
「なんじゃ、このへなへなは? こんなモン、おまえの婿にはできん!」
という不戒和尚ですが、結局は冷狐冲の見せた気概と男気に、これならと治療をしてくれることになるんです……が…………

この人も、丘道士ほどじゃないケド、人の話を聞かない人ですね。
桃谷六仙に六つの気を注ぎ込まれたと説明しようとする冷狐冲に、
「人体に桃谷なんぞというツボは無い」
まあね。合谷(ごうこく。肩こりのツボ。字、合ってるかな?)ならありますが。

しかも、この人の治療もまた荒っぽいし。
でもって、冷狐冲が途中で吹き出してたの、胃液でしょうかね?
原作の方では、体がいかれる前に失血死するんじゃないかと思えるほど、吐血しまくってましたけど、それじゃ壮絶すぎるから、かな?

で、一応は、不戒和尚のおかげで治ったように思える冷狐冲。
不戒和尚に毒消しをもらって、崋山を去ってゆこうとする田伯光に、今後は良家の子女への手出しをやめるようにと諭し、田兄ぃもそれを受け入れ、友情を確認する二人ですが、
折悪しくも、そこへやってきたのが師父たちご一行様。

親しげに言葉を交わす二人の様子に岳不羣、自分の日ごろの教えをなんと聞いていると、冷狐冲に、田伯光を殺すようにと迫ります。
田兄ぃへの友情と、師父への忠誠心との板ばさみになり、結果、過失を装って自分を傷つけ、窮地を逃れる冷狐冲。
その冷狐冲を気遣う儀琳に、面白くなさそうな霊珊。
(これは……林ちゃんは恋人だけど、大師兄(お兄ちゃん)も、まだ私のものなのっ! ってとこでしょうか? 欲張りだなぁ)

冷狐冲の嘘などとっくにお見通しの岳不羣、
(でも、その苦衷を思いやるだけの情は無いのね)
彼の落とした剣を投じて、田伯光を殺そうとしますが、不戒和尚の投げた靴に妨げられます。
しかも、冷狐冲の治療に内力を使いすぎて、なおかつそれだけの力、という不戒和尚に、並みの達人ではないと悟って手控えることに(したんでしょう、おそらく)

その不戒和尚、冷狐冲をさんざん婿呼ばわりした挙げ句、当人には、そういう物云いは崋山派、恒山派、両方の名誉を傷つけるものだといわれ、果ては娘を怒らせて、結局娘の後を追いかけて退散。
(こういう、強面のくせに奥さんや娘に弱い男性って、可愛くて好き(笑)
(これに比べると、岳不羣って可愛げに乏しいなぁ。
 というか、金輪国師のほうがまだ可愛げがあったし、血刀老祖サマなんて、もはやラブリーと言っていい
 ……別にファンじゃありませんケド(^▽^;)

その可愛げに乏しい師父、冷狐冲が回復した様子に、とりあえず安心、
(てか、最初に体のことを訊けよな~仮にも師匠だったら)
冷狐冲が『紫霞秘笈』を見ていないといったことにも安心し、秘笈を取りに戻ると――
そこには、すでに冷たくなった六猿くんが……
しかも、懐に入れておいたはずの『紫霞秘笈』がありません。

自分は誤って六猿君を殺してしまったのか!?
ショックを受け、自害しようとする冷狐冲の剣を跳ね飛ばした岳不羣の口から出た、まさかの一言。
「紫霞秘笈をどこへやった。出しなさい」
……………………あんたな……。
何年コレを育てておった? というか、コレのどこを見てたわけ?
……というだけ無駄なんでしょうね。
実質、冷狐冲を育てたのは師娘なんでしょうし、師父の目には、おそらく色つきの魚眼レンズのヒビの入ったやつが、それのも内側に向けてはめ込まれてるんでしょうから。

なんとしても秘伝書を探し出し、見たものが10人あれば10人、百人あれば百人殺しますと誓う冷狐冲を、一旦許した様子の岳不羣、ともに崋山を降りますが、それ以降の態度はどんどん冷たくなってゆきます。


というところで舞台は移って、雨の中、盈盈ちゃんのお家を訪ねて来たのは向門天。
この人、盈盈ちゃんのお父さんが日月神教の教主だったときのナンバーツー、でしたよね、たしか?(って、誰に聞いてるの(^▽^;)

で、ここで、盈盈ちゃんが黒木崖(こくぼくがい)に戻らないのは、十二年前に東方不敗に教主の座を追われて行方不明になったお父さんを探していること、日月神教は東方不敗の腹心の楊蓮亭に牛耳られていること、そして、盈盈ちゃんはさらに『笑傲江湖』の楽譜を手に入れようとしていることがわかります。

(ところで、この向門天を演じている方、神侠侶で金輪国師を演じられた方なんですね)
(若いな~って言うか、案外男前だったんだ~♪)


で、話は戻って冷狐冲。
誤って六猿君を死なせてしまった罪悪感からか、自然、崋山派の弟子たちとも距離を置くようになっており、一夜の宿を借りた薬王廟でも、ただ一人建物に入らず、外で雨に打たれております。
(で、本気で案じているのが師娘だけというのがね~。他の弟子は師父に従順すぎるのか、大師兄とはあまり仲が良くなかったのか……)

というところへやってきた、黒装束に黒覆面の謎の面々。
岳不羣は辟邪剣譜を手に入れるために林平之を弟子にしたと決めつけ、その辟邪剣譜を見せろと迫ります。

桃谷六仙の六つの気のほかに、不戒和尚から新たに注ぎ込まれた二つの気のせいで、内力を全く使えなくなり、蹴り倒されたまま、戦うことも出来ない冷狐冲。
剣を取って立ち向かうものの、力及ばず、次々に穴道を突かれ、動きを封じられる崋山派の弟子たち、霊珊、林平之、師娘。
そして、ついに岳不羣までも~
(あれだけ打ち倒してるのに、誰も戦闘不能に出来てないこの人の内力って……弱っ(^▽^;)
(いや、あののえ。黄薬師おとーさまとかぁ、郭おじさんとかぁ、楊過クラスと比べちゃいかんということはわかってるんですよ、一応は。一応ですケド)

……というところへ、これまた折悪しくやってくるのが成不優と陸柏率いる崇山派の面々。
で、この成不優が岳不羣が動けないのをいいコトに、なにやら言ってると、冷狐冲が、それ以上の勝手はさせないと飛び出してきて、

「独孤九剣!!」
………………叫んじゃっていいのかなぁ? まあ、いいんでしょうね。

ということで、冷狐冲と成不優との戦いは、
「気功派の弟子が剣術の技に優れ、剣術派の成不優が気功を使っておるぞ」
陸柏その他を呆れさせた上で、独孤九剣で服をボロボロにされた成不優の負け~。
で、「岳先生、掌門の座を冷狐冲に譲り渡してはどうかな」
なんて捨て台詞を吐いて、成不優、退散。
その後を追って、陸柏その他も退散。

後に残った黒装束たち、よせばいいのに、ここで倒しておかないと後の仕返しが怖いと、一斉に冷狐冲に襲い掛かり、全員が独孤九剣の破箭式(はせんしき)で目を潰されてしまいます。

「やつ等の足の筋を断て」
捉えて背後関係を聞き出そうと、冷狐冲に命じる岳不羣ですが、
力を使い果たした冷狐冲、その場に倒れて気を失ってしまいます。
その隙に、互いの帯に捕まって、その場を逃れる黒装束たち。

そして、一夜明けて、雨も止んで――
「先生。儂らの点穴を解いてくれんかな」
皮肉な口調で言う岳不羣。
……こういう物言いをするやつって、大っ嫌い(笑)

おまけに、一生懸命に這っていって「どこの穴道ですか」と訪ねる冷狐冲に、
「もういい!」
なにスネてんの、このオッサン、いい年して。
しかも、最終的に自分で解けるんなら、病み上がりの弟子に負担をかけるんじゃない。
結局、色眼鏡モード全開で、田兄ぃのときと同じことをしたんじゃないかと冷狐冲を疑ってる――以上に、プライドを傷つけられて、腹を立ててもいるんでしょうな。
これ以降、冷狐冲への扱い、さらに冷たくなってゆきますし。

唯一、自分を気遣ってくれる師娘に、今は師父に疑われていても、いつかはきっとわかってもらえると言う冷狐冲ですが、彼に襲い掛かる運命は、ますます苛酷なものとなってゆきます。

というところで、来週に続き。

スポンサーサイト

笑傲江湖 | trackback(0) | comment(4) |


<<神鵰SS 落ちこぼれ話 | TOP | 慣れってスゴい?>>

comment











管理人のみ閲覧OK


 

再度、こんばんわー。

笑傲江湖の記事を読みながら、忘れている部分が大半ですが、
そうそう、こんな話だったなと思い出しながら、
楽しく読ませていただいています。

>「独孤九剣!!」
の所は、「言ったらあかんがな!」と
つっこみを入れたような気がします・・・。

しかし、岳不羣って、やな奴ですよねぇ~。
奥さんは良い人なのに、一緒にいて、気づかないのかなぁ。
夫婦だから、あばたもえくぼなんじゃろうか・・・。

では、(^-^)ノシ

2008/02/14 00:11 | 陸無双山 [ 編集 ]


陸武双山さんへ 

いや~。私なんて、10月から11月くらいにかけて見てたんですが、それでも結構忘れてますよ。
というか、見終って記事にしようとすると、もう台詞とか忘れてるし(^▽^;)

>>「独孤九剣!!」
>の所は、「言ったらあかんがな!」と
>つっこみを入れたような気がします・・・。
あ、やっぱり(笑)
でも、外部の人~~少林寺のお坊様やら武当派の掌門は知ってたのに、五嶽剣派の面々は知らなかったみたいですからね。
言っても良かったのかな(笑)

>夫婦だから、あばたもえくぼなんじゃろうか・・・。
……なのか、よっぽど上手に本性を隠してたんでしょうね。
どっちにしても、なヤツです、岳不羣。


2008/02/14 11:39 | rei☆azumi [ 編集 ]


 

>若いな~って言うか、案外男前だったんだ~♪
男前っすよ!野人パーマン!(爆)

そうでしょ?桃谷六仙の末っ子の名前は気になりましたよね?
まぁ、原作じゃあ三男か四男か訳わからなくなってる彼等だから
あれも「別にいいじゃん」位なノリなんですかねぇ?作った人も。

あの「独孤九剣!!」には私も吹き出しました。
秘密なんじゃないのかい?って…(笑)。

2008/02/18 02:31 | どぅいちゃん [ 編集 ]


どぅいちゃんさまへ 

野人パーマン……(^▽^;)
でも、本当に男前♪ 
金輪国師の時に気付かなかったのは、演技でそれだけ憎々しく見せてたんですねぇ。でも、ちょっと可愛かったケド(笑)

>そうでしょ?桃谷六仙の末っ子の名前は気になりましたよね?
はい。あれ? と思ったんで、こちらでは、あえて名前を書かずに、末っ子としましたが。
六仙や剣術派の名前の入れ替わりや、神のその他キャラの体格の入れ替わり(痩せてるはずのダルパ君があれで、大男のはずの馬光佐アニキがコンパクトサイズで~)とか、はたして意図があるのやら、ないのやら、全く不思議です。

「独孤九剣!!」 やはり、突っ込みの対象になりますよねぇ。
しかも、叫んでも全く意味がなかったし(笑)
師父は知らなかったみたいなので、幸いでしたけど。

2008/02/18 10:10 | rei☆azumi [ 編集 ]


trackback

trackback_url
http://reiazumi.blog112.fc2.com/tb.php/67-97e0d6cf

| TOP |

プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

最近のトラックバック

月別アーカイブ

あし@

Pika_Mouse

powered by
3ET

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索