浣花洗剣録 最終週

はぁっ。
終わってしまいました。
これから、DVDが発売される5月末までどうやって過ごそ?
とか言わないために『剣侠情縁』とか『詠春』とか、買ってあるんですけどね(^▽^;)

さて。いよいよクライマックスを迎えました『浣花洗剣録』ですが……

20-1

脱塵が呼延大臧たちの処刑場からの逃亡を助けたことで、さらに心を遠ざけあってゆく2人。
怒りをぶちまけ、すぐに後悔し、宥め――想いが通じないと知ると、相手を傷つける言葉さえ口にし、かき口説き、ついには、ただ涙を流す脱塵を抱きしめるしかない木郎。
愛してるのはわかるんですが、何もいうな、邪魔をするなって、それは、脱塵に心を持たないお人形になれというのと同じことで、それじゃあなたは、一体脱塵のどこを、何を、愛してるの? と、なんだか、そういうところまで行っちゃいますが。
というか、これはもう、愛なのか、ただの執着なのか……

なんにしても、この2人を見ていると、それこそ硝子か鏡の迷路だかで懸命にお互いを探してるのを見ているようなというか、もう、そこに実体はないのに、残された影というか幻を相手に、懸命に心を訴えてかき口説いているのを見ているようなもどかしさ、やりきれなさ、やるせなさを感じます。

あ~。もう。心臓が痛い。

そうして、ここにも、愛するものの求めた幸福がどんなものだったか、分からなかった男がひとり。

あれは本当に我が娘だったのか!?
侯風たちの後を追った白三空、そこで、自分が深手を負わせてしまった娘の白艶燭(はく・えんそく)と再会します。
生きていたのだったらなぜ家族の元へ帰ってこなかった。訊いた白三空、先代の白水聖母は魔教の教主だったけれど、あなたなんかよりはずっと情があったと、策略でもって霍飛騰(かく・ひとう)と引き離したこと、そのせいで飛騰が関外で横死したこと、さらには宝玉に自分の出世欲を押し付け、それでいて白の姓も名乗らせなかったことを責められます。

お前にはわからない事情があるといい、侯風に朝廷の手先となって武林を壊滅させたことを責められても、自分たちはただの碁盤の上の石のひとつと言い捨てた白三空ですが、やはり石のひとつとして扱った大臧が自分の孫であると聞かされ、さすがに運命の皮肉を――って、皮肉で片付けるな、皮肉で。
あんたが妙な画策をしたせいで、孫一回死にかけてるし ヾ(~O~;)

一方、羅亜古城の手がかりが断たれてしまった木郎は、あるいは珠児たちがそれを知っているのではないかと王巓を引き出し、父娘の情を利用して珠児からそれを聞き出すように――って、なんか、木郎もついにヤキが回たか? と思ったら、そういえば宝玉が金租揚と接触してましたもんねぇ。そっち路線から辿るつもりだったか。
でも、実際に珠児たちはそれを知らないし、仮に知っていても、王巓がそれを聞きに行ったら――叩き出されるよなぁ(^_^;)

それ以前に、武林の壊滅に一役を買わせられた王巓が、今更木郎の要求を聞き入れるはずはなく――はいいんですが、やった悪行に関しては、王巓のほうが木郎よりマシですかぁ?
身内に対して、それも母親と娘に対してやってる分、王巓のほうが人でなし度、高い気がします。

ともあれ、これは使い物にならないと処刑されそうになった王巓を、白三空が救います。
そうして、お互い欲の間違いで、娘たちには非道いことをしちゃったなぁ、などと反省会。
そこで白三空、王巓から、
「朝廷の忠義のというが、皇帝に会ったことがあるのか? ないだろう」
働いているのは錦衣衛のため。そうして、その錦衣衛は皇帝ではなく宦官のために働いていてと、衝撃の事実を突きつけられます。
欲が消えると、人間、事実が見えてくるんですねぇ。

そうして、最後に一目珠児に会いたいという王巓の望みをかなえるため、四合院を囲む衛兵たちの中を突破する白三空。

自分の欲望のためにお前を傷つけた。すまなかったと珠児に詫びた王巓、これまでのことは水に流してくれと、改めて大臧に珠児を託し、最後に一目見せて欲しいと借り受けた赤鬆宝剣で自害して果てます。
どうしてこんなことに。嘆く珠児に、因果応報と答え、後はただ抱きしめるしか慰める術のない大臧。

一方、王巓自害の知らせを聞いた白三空は、
「宝玉よ。祖父ちゃんが悪かったなぁ」
酒を呷りながらこれまでを思い、木郎のやり方は汚すぎると、これまでの借りを返すことを考えておりました。

また、その木郎が、どんどんとブラックの度合いを深めてゆくというか、力に酔っているというか、悪にひたっているというか……ヾ(--;)
そういえば、ずっと以前に、どこか外国の大学の心理学だかの実験で、生徒が囚人と看守に別れて精神状態だったかの調査をしたところ、看守役の生徒のほうが精神的な荒廃が酷かったというのを読みましたが、木郎の場合もそれに近いのかなぁ。

さて、そうしまして、その木郎に落とし前をつけさせる決意をし、艶燭にそれとなく別れを告げに行く白三空。
わしが間違っていたと艶燭に詫び、改めて侯風に娘を託し(考えたら、今回このパターンが多いような(^▽^;)大臧と宝玉に母と名乗ってやれと2人の居場所を明かします。
そうして、立ち去り際に「お父様」と呼ばれたときの、あの嬉しそうな表情。

結局はこの人、人一倍子煩悩、孫煩悩(という用語があれば)な人だったんですよねぇ。
ただ、家族の幸福=自分の描いた幸福図、と勘違いしちゃってたあたりに問題があっただけで。
しかし、その勘違いのせいで――云うのやめとこ。その勘違いがなかったら、そもそもこの話しが成立してない。

というコトで、ついに――というか、やっとのことで母子の対面となりましたが……
当然、息子たちは反発――で、す、が。
もう、宝玉、いい加減に慣れろよ。てか、キミの場合、高々正体を隠してたかーちゃんが名乗り出ただけだろうが。
兄ちゃんを見ろ、兄ちゃんを。奔月のときの比じゃない、育ての親が実は父の仇だった上に、国籍までが変わっちゃおうという、それこそアイディンティティー木っ端微塵の衝撃の事実を、台詞2つで斬って捨てたぞ。
しかも、本当に「信じません」って顔してたし。よくまああれで、木郎との決闘までに自分に折り合いをつけたよなぁ。
……ってことで、そのあたりを想像したのが件の二次小説と相成りました。
つか、本来なら物語のメインになるはずの主人公の一方の葛藤を視聴者の想像にゆだねるドラマって……ヾ(--;)

尤も大臧くんの場合は、葛藤してても口には出さないし、表情も動かさないもんねぇ(^▽^;)

その兄ちゃんとは対照的に、表情にも言葉にも出まくりの弟クンですが、
お祖父さまは江湖の大侠だと信じていたのに、ずっと騙されてたし――って、ま~た結局そこに戻るのかっ!?

でもって……もう、毎度毎度のことながら、本当に奔月のほうが大人ですよねぇ。
もう、信じられるのは君しないないという宝玉に、世の中は思いがけないことだらけ。現実を受け入れるしか無いし、生きてお母さんに巡り会えただけ良かったじゃない。ずっと苦難を味わってきた人だからと、宝玉を慰めた上で、聖母に対する思いやりすら見せます。
もう、宝玉、兄ちゃんの爪のアカはもらわなくていいから、奔月のを貰って煎じろや ヾ(--;)

と、そこへ侯風がやってきて――やっぱ、肉親の甥という以上に、宝玉のほうが精神的に危なっかしいと思ったんでしょうね。
艶燭の想いを語り、人を許すことを覚えるのも大切と諭した上、こちらは奔月に宝玉をゆだねます。
一人前の男だの大侠の器だのといいながら、やっぱ、宝玉の実態を見てたか?(笑)

その上で、さらに、大臧が実の兄だと聞かされた宝玉は――大丈夫かな、あの表情は?

……という頃、都掌塞の門前には、悠然、酒を呷る金租揚の姿が。
いよいよ剣閣を守るために木郎との対決に来たのか! と思ったら、わしは友人に会いに来ただけ――って、実際は何しに来たんだ、このオッサン?
でも、呑み仲間の敵討ちといいつつ剣を抜いたところを見ると、やっぱり木郎と戦いに来たんでしょうねぇ。
で、剣に酒を吹きかけた後、
(あれって、何か意味があるんでしょうか? こちらの時代劇で刀に水やお酒を吹きかけてるのは、あれは柄のところの目釘止めに湿りを与えてるんだそうですが)
水筒を傾けると、最後の一滴が、口にぽたり。
このシーンは実にいいんですけどねぇ。
そうして酔侠、錦衣衛を相手に見事な戦いぶりを見せますが、兵士の一人を犠牲にして、その影から相手の間合いに入るという木郎の卑劣な手にかかり、内傷を負わされたうえで、兵たちに切り刻まれるようにして息絶えます。

それを都掌塞の楼上から見守る白三空。

そうして、その水筒を手に、一人四合院を訪ねる木郎。
(あれ、大臧が気付いて出てくるまで、ずっと黙って立ってたわけじゃないよねぇ?)
金租揚を殺したと水筒を渡した後、
「義兄弟の契りを結んだのは、おぬしを篭絡して利用するためだ。図に乗るな」
…………それ、もう、いじめっ子の好きな子苛めというか、ガキん子が好きな女の子に振り向いて欲しくて、わざと「バ~カ」と言ったり、後ろから行って髪の毛ひっぱったりとか、そういうレベルだから ヾ(--;)
でもって、三日後の決闘約束し、紫衣侯と白水聖母には助けられたのに、恩を仇で返すのかという大臧に、成功のためには小さなことにはこだわらないとか言い捨てたくせに、
「義兄弟の情で、おぬしだけは逃がしてやってもいい」
あのね……。
本心では大臧を殺したくないのも、実は対人関係については意外に不器用かも、っていうのもわかる。わかるけど――
なんか、後ろから頭ひとつ張ってやりたい。というか、衿首掴んでかっくんかっくん揺さぶって、大臧くんなくしたくないなら本音で真心から――あ、ダメだ。大臧くんに舌戦で負ける人だし。
で、当然、大臧くんの返事は、口では「多謝(そうか)」と云いつつ、思い切り否定的なニュアンス。

そこへ、白大侠が高楼でお待ちですと部下が知らせに来て木郎は去り、
四合院の中では、血に染まった水筒を手に、刺し違えても敵を討つという宝玉に、木郎は策略に長けているから油断はできないという侯風。
そして、猶予は三日と、それだけを口にする大臧。

というところへ聞こえてくるのは、白三空の弾じる琴の音。
少林寺の、晴空大師が殺害されたときにも、この琴の音が聞こえたと宝玉。
これは間違いなく七煞琴音(しちさつきんおん)と口にする侯風。
大臧は無言ですが、おそらくは琴の音に含まれた殺気は確実に感じ取っていることでしょう。

そしてその頃の高楼では――
20-2
ああいうのを腹芸って云うんですよね。
宋代の古琴が壊れたら勿体無い、後悔しますよといいながら、実態は、このまま続けると白大侠、あなたの命が危ないですよという木郎。
というか、そもそもの最初、白三空が呼び出しをかけた時点で、木郎、これは自分を殺す気でかかってきてるなと感じていたんでしょう。
そうして戦いは次第に激化してゆき――あまりの凄さに、ところどころ音が飛んでおりましたが、これはウチのTVかCSの送信の不具合のせい?
もう、この段階に来てTVが壊れたらどうしようって、本気で心配しましたって(^▽^;)
でもって、木郎の後ろの建物が真っ二つに切れて落ちたときは、凄いと思うよりは、マジで笑いました。
つか、さすが中国武侠。日本の作品では、まず有り得ないわ(^▽^;)

ですが、軟蝟甲(なんいこう)を身に付けている上に、混元神功(という技の名前を見てひっくり返った人もかなり多いはず。これ、花無缺=ニコさんの技ですって)をも習得していた木郎のほうが、武功でも勝っていたらしく……

(誰がどうやって回収してきたかは不明ですが)
重傷を負った白三空、四合院で、娘と孫たちに囲まれて息を引き取ることとなります。
そこで、自分の過ちを詫びた白三空が最後に明かしたのは、白雲観での婚礼の夜、宝玉と珠児との間には何もなかったということ。
(まあ、確実にそうだろうとは思ってましたけど)
ここでの大臧の表情が――なんとも読みにくかったんですが、それなりの感慨はあったんでしょうね。一応は祖父だし。
で、反応に困ったときの癖みたいで、左見右見した挙句に珠児を抱き寄せたのが、いかにも大臧でした。

そうして、こちらは木郎と脱塵。
心を閉ざし、木郎と視線を合わせることすらしなくなった脱塵に、本心とは裏腹な言葉を口にし、脱塵を傷つけることでしか自分のほうに振り向かせることの出来なくなった木郎ですが、本心ではほとんど悲鳴を上げて、泣き喚いている状態なんですね。
愛してるのに。こんなに愛してるのに、どうしてわかってくれないって。
本当はわかってないのはあなただよって、愛した男がどんどん変わってゆくのに、それも友情も恩義も弊履のごとく捨て去れる冷酷な殺人者に変わってゆくのに、平気でいられる女がどこの国にいますかって、本当に言ってやりたい。
というか、実際に脱塵が言ってるのに、通じてないんですよね。

どうしてこんな男を愛してしまったのか。木郎の変貌を責め、嘆き、そうして脱陣は、おそらく漸く気付いたのでしょう。
冷酷な錦衣衛の都督の鎧の下、何があっても自分を愛すると約束したなと問う男の中に、まだ自分の愛した木郎が残っていることを。
わたしの愛であなたの魂を救ってあげる。言ったときにはおそらく、哀しすぎる決意を定めてしまっておりました。
20-3


一方こちらは対照的に、最後の夜を身も心も寄り添って過ごす大臧と珠児ですが、
「約束してくれ。もし別れ別れになったら、俺を探すな」
この大臧の台詞には、どきっとさせられました。
まさか、そうなったときには、もう自分は生きていないからって、そういう意味じゃないよね?

一方、侯風の元を訪れた宝玉は、自分が木郎を引き付けておくから、侯風には女性たちを連れて裏から脱出してくれるようにと依頼。
母をよろしく頼みますと、また少し、大人になった所を見せます。

息子たち、自分が犠牲になって愛するものを生かすことを考え始めてしまった……かな?

そうして――
細かい所を全部すっ飛ばして、いきなり始まっていた木郎と宝玉の決闘。
まあ、ゴチャゴチャやったって行き着くところはここなので、これはこれで、いっそスッキリしていいんですが、
それにしても、どう見ても木郎のほうが役者の格から格好良さから上に見える――というか、宝玉が、実際に十代の少年が兄ちゃんたちの胸を借りて頑張ってるようにしか見えない辺りが凄いっちゃ凄い。
(これで実年齢は喬振宇(チャオ・ジェンユー)さんのほうがニコさんより2歳上で、趙鴻飛(ザオ・ホンフェイ)さんと同年(由香さん調べ)って(^▽^;)

と、激闘が続く中、はっと気付いた木郎が軽功で飛び上がった直後、足場の回廊が崩れ――
初回見たとき、思わず「出たな」って呻きましたけど(笑)
当然駆けつけはやるとは思ってましたが、こういう登場の仕方をするとは。
なるほど、由香さんが十三代石川五右衛門云うわけだわ(^▽^;)

「来たか」
言う宝玉に、倒れた板を足場に飛び上がった大臧(軽功が不得手というか使えない設定の大臧の、こういう細かい演出が良い)兄弟力を合わせようといいます。

20-4
そうして、大臧も加わっての更なる激闘が続く中、間合いを取った大臧の刀が返され――
出ました、久々の燕返し!
けど、木郎は軟蝟甲をつけてるし、どうするの~と思っていたら、宝玉との連携で木郎を倒れていた柱に貼り付け。振り返りざま、抜き放った脇差しで木郎の腹を――って、どこから出した!? (@@!)
と思ったら、画像を確認したら、ここに駆けつけた時点でちゃんともう一本差してました。

そのまま、さらに宝玉との連携で軟蝟甲を引き剥がし、木郎をめがけての一太刀――は、長光の間合いにしてわずかに届かなかったかと思ったら、背後の丸太はものの見事に両断してました。一瞬早く木郎に逃げられていたんですね。

そうして、切り落とされて隔てられた回廊の向こうから、次々木郎によって送り込まれる錦衣衛を迎え撃つ大臧と宝玉。
……となると、当然二刀流の大臧のほうが動きが派手ですが。
そういえば『PRIDE』でも『流星剣侠伝』でも二刀使いの鮮やかな所を見せてましたものね、ニコさん。『剣侠情縁』でも短剣だけど両手使いを見せてたし。
というのはさておき、

次々、送り込まれる相手を倒していった大臧と宝玉でしたが、その最後の一組が左右に倒れたとき、その陰に隠れて近づいていた木郎が面前に。
はっ! と反応した2人ですが、懐深くに入り込んでいた木郎の動きのほうが早く、混元神功を受けた2人は吹き飛ばされます。
飛ばされながらも咄嗟に脇差しを投げる大臧。
このあたり、剣士の面目というか、宝玉に比べて、くぐってきた修羅場の数が違うというか(単に大臧のほうが武器を持っていただけだったからって?(~_~;)

ですが、狙いはわずかに逸れ、腕に刺さったそれを引き抜いた木郎、それを構えて宝玉のほうへ――
このあたり、やっぱり義兄弟の情が残ってたというべきか。
先に宝玉を殺して、大臧は逃がすつもりだったのか、改めて降伏を迫るつもりだったのか、
いずれにしても最大の危機――

と思ったところへ、突如、飛鳥のように舞い上がった脱塵の曲刀が、背後から木郎の背から腹を貫きます。
20-5
なぜ私を殺す。使命を果たしたら、二人で夢見た生活に入ろうと思ってたのに。
言う木郎に、あなたの魂を救ってあげると言った脱塵、約束通り永遠に離れないと、曲刀を我が胸に。
「信じてくれ。君への思いは全て真実だ」
「信じるわ。愛してる」
折り重なるように倒れる二人。哀しすぎる愛の終焉でした。
20-6

そうして、どこかの草原で、改めて約定の剣を交えることとなる大臧と宝玉。
引く気はないのかと問う宝玉に、師父の遺命をたがえることはできないという大臧。ですが、勝負は中原の掟に従って寸止めで行うことに。
で、純粋な腕比べだからかな、なんだか動きが伸び伸びとしているように見えたのは、気のせいでしょうか。
しかし……こう、すっと刀を構えなおすだけでも、どうして大臧=ニコさん、こう格好良いかなぁ ヾ(^o^;オイオイ・・・
20-7

その最中、宝玉の君子剣が大臧の長光の切尖から一尺ほどを両断。
と、そこから舞い上がったのは……
もう、思わず、師匠~、何てことするんですかーーっ!!! って叫ぶ所でしたよ。
こんな仕掛けして、戦ってる最中に刀が折れたら、命に関わるでしょうが!!
(で、日本人視聴者のかなり多くが、不可能だから~!! って叫んだことと思います。普通、日本刀の刀身に、それも後から手紙を入れるって、絶対に無理。あ。鍛えてる段階でも無理。ま、この物語の場合は蓬莱ですけどね。
しかし、剣や刀の刀身に何かを隠すって、最初にやりだしたの誰だろう?)

非常に絵になるシーンではありましたが(^_^;)

その手紙には、公孫梁が大臧を引き取り育てることとなったいきさつ、現状に満足せず、さらに剣士としての研鑽を積むようにとの命、そして中原に帰ることが自分と父である霍飛騰の願いであると記した上で、自分の遺言は守らなくて良いと結んでありました。

手紙の文面に、なにやら解き放たれたような大臧の表情が印象的。
とはいえ、手紙、舞い上がってそのまま川だか湖だかに落ちちゃったようなんですが、読めたのか大臧くん?
あれで読めたとしたら、大した動体視力だぞ(^▽^;)
(って、そういう問題じゃない?)

そうして、さらに幾日かが過ぎたのでしょう。
干将(かんしょう)莫邪(ばくや)の雌雄剣を携え、珠児と共に霍飛騰の墓に詣でる大臧。私の妻と言っていたところを見ると、晴れて祝言を挙げたんでしょうね。
それを彼方の丘の上から眺める宝玉と奔月。彼らは侯風の協力を得て武林の建て直しへ、そして大臧と珠児は2人の思い出の場所へ、それぞれが望んだ暮らしへ向かって歩き出したようです――というところで、余韻を残しながらの『浣花洗剣禄』全編の終了と相成りました。
20-8

長文へのお付き合い、ありがとうございました。

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今更だが『浣花洗剣録』まとめ

2月まで計春華兄貴なお爺ちゃん萌え全開の武侠ドラマ『浣花洗剣録』を見ていました! 一般的にいうところの主人公の若者達の事は他の方のレビューで萌えてください。 どんな...

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>剣や刀の刀身に何かを隠す
倚天屠龍記でもありましたね。柄の中とかはほかでも見るので、もしかしたら倚天からかもしれません。
金庸先生も設定に無理があると思ったのか、日本語版小説が出たあとに出した改訂版では、隠し場所が書かれた鉄片が屠龍刀の中に入っていたことに変えてありました(^^; (隠し場所は桃花島)
さすがに布とか紙を刀身に仕込むのは無理ですw
もともと私は、武術や武器への興味から香港映画や時代小説歴史小説…そして武侠小説に入ったので、刀などの武器の製作なども知っていたので、倚天屠龍記を読んだときは「それはないわ」と思いました(^^;
武蔵ネタであるなら「小次郎、負けたり」のところのように、捨てた鞘が割れて手紙が出てくる、なら説得力もあったかも。
武侠ものだけでなく西洋でも日本刀への幻想が大きいからか、勘違いが多いですね。

八雲幇主へ

毎度、コメント&レクチャー、ありがとうございます。
実は、この手の話題は幇主のコメントがいただけるのではと、密かに期待しておりました(^^)

>倚天屠龍記でもありましたね。

はい。わたしも真っ先にこれを思い浮かべました。すると、やっぱり、倚天からでしょうか。

>柄の中とかはほかでも見るので、

はい。私も昔見ました。日本の時代劇でしたが。
なので、隠すのなら普通、柄の中だろうと。
でも、そうすると、刀の手入れしてる段階で見つかっちゃうよなぁ、と。
あれ? 柄の中まで見るような手入れって、滅多にないのかな?

>金庸先生も設定に無理があると思ったのか、日本語版小説が出たあとに出した改訂版では、隠し場所が書かれた鉄片が屠龍刀の中に入っていたことに変えてありました(^^; (隠し場所は桃花島)

う~む……。これでも、かなり無理がありそうですが。
刀を鍛える段階で中に入れて、溶けも癒着もしない、刀を折ったらそのままの状態で出てくる金属って、どんなんですか(~_~;)
というか、あちらの刀剣も日本刀みたいな鍛え方をするんだったら、無理ですよねぇ?

>倚天屠龍記を読んだときは「それはないわ」と思いました(^^;

金庸先生なので、レビューではスルーしましたが、実は私もです(^▽^;)

>武蔵ネタであるなら「小次郎、負けたり」のところのように、捨てた鞘が割れて手紙が出てくる、なら説得力もあったかも。

本当ですね。
ただ、折れた刀身から手紙が舞い上がる~程の絵になるシーンにはならなかったかなと。
というコトは、ドラマというのは絵になりさえすれば、天地宇宙万物の理(ことわり)さえ曲げる? (笑)

>武侠ものだけでなく西洋でも日本刀への幻想が大きいからか、勘違いが多いですね。

そうなんですね。
わかっていてやる『うそ』ならいいんですが、知らなくてやる『間違い』や『勘違い』は~~いずれにしても、突っ込みの対象になることには違いはないようですが、ってヾ(--;)ぉぃぉぃ

刀の中に何か文字を刻んだ鉄片を入れるというのは、技術的には可能だと思います。あとで読めるくらいにするなら数文字で、打ち延ばすときのことを考慮してできるだけ鍔元寄りに入れるなどしないといけないですが。
ただパキンと折れたらコロンと出てきた、みたいになるようでは、とても名剣とかの類にはなれない実用に耐えないものなので飾りにしかならないでしょうね。
使えるものだとしたら芯金と皮金が分離しないので、刀身を研いでいくうちに地金が出てきて文字が浮かんでくるというのはあるかもしれません。

中国でも、明代には日本刀に近い作り方はありましたが、日本の室町後期から江戸期に更に複雑化した作り方までは伝わっていません。
中国は大量生産重視ですし、日本の刀鍛冶のストイックなまでのことは誰もやらなかったでしょう(^^;
中国のドラマなどでは刀剣を研ぐとか手入れするシーンはあまり見られませんね。名剣を量産ものみたいに扱ったりしてていいものかと心配になりますw

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八雲幇主へ

再度、ありがとうございます。

さすが幇主、色々詳しくていらっしゃる。
なるほど、納得です。

>日本の刀鍛冶のストイックなまでのことは誰もやらなかったでしょう(^^;
あはは……。言えてそう(^▽^;)
(ドキュメンタリー番組で日本刀を鍛える所を見ましたが、何から何まで凄かったですものね)

>中国のドラマなどでは刀剣を研ぐとか手入れするシーンはあまり見られませんね。名剣を量産ものみたいに扱ったりしてていいものかと心配になりますw

あらっ! そう言われれば……。
剣の手入れをしているシーンも絵になるのに……じゃなくて(^_^;)
本当に、大丈夫? って思わせられますね。
(いや、大丈夫じゃないですか…(--;)

ニコちゃん二刀流は革兄ぃ師匠が宮本武蔵との戦いの時に
宮本武蔵の二刀流を見たからか?とか想像して変なところでニヤニヤしてましたw

刀を肩に預けるような構えは日本の時代劇でも見る構えなので
蓬莱チックでいいかも~とかまたニヤついていましたw

にしてもお爺ちゃん、かっこよかったわぁ❤

どぅいちゃんへ

>ニコちゃん二刀流は革兄ぃ師匠が宮本武蔵との戦いの時に
宮本武蔵の二刀流を見たからか?とか想像して変なところでニヤニヤしてましたw

なるほど。
師匠、自分の持てるものは全部教えたと言ってましたものねぇ。
また、いい具合に愛弟子は左利きだし(笑)
あ。
公孫師匠に、「大臧。箸は右だ」と修正されている、少年期の大臧くんを想像してしまいました(^▽^;)
(でも、治ってないんですよねぇ。確か36集で左手にお箸持ってましたし)

>刀を肩に預けるような構えは日本の時代劇でも見る構えなので
>蓬莱チックでいいかも~とかまたニヤついていましたw

はい。こういうあたり、研究されてますよねぇ。
萌えポイントでした (^^ゞ

>にしてもお爺ちゃん、かっこよかったわぁ❤

うふふ……。
ここが、最重要ポイント、ですね (^_-)-☆

>というか、これはもう、愛なのか、ただの執着なのか……

本当にね。自分の想いをただただ脱塵にぶつけ、それが受け入れられず自分の思い通りにならなければ怒り…。確かに愛してはいるのでしょうけれど、脱塵の気持ちが置き去りにされていて、身勝手な愛に変わっちゃってますよね。

>自分たちはただの碁盤の上の石のひとつと言い捨てた白三空ですが、

所詮は皆碁盤の石って、達観しているのだか自虐的なんだか(^▽^;)
普通そういう石扱いされるより、石を打つ方になりたいのじゃないかなぁ、と思ったりしたんですが、白三空にそんな野望はなかったんですね。

>仮に知っていても、王巓がそれを聞きに行ったら――叩き出されるよなぁ(^_^;)

そうそう、そんな作戦成功するわけないやん!と思いました(笑)
木郎も、珠児と王巓の親子関係を知らぬわけじゃないだろうに…、それこそヤキがまわったか?な作戦ですよね。

>結局はこの人、人一倍子煩悩、孫煩悩(という用語があれば)な人だったんですよねぇ。

でしたねぇ。
こういうのにありがちな、どうせ狙いは権力なんだろうと思っていたら、その行動の動機が家族にあったっていうのが、意外でした。
あの強面で実は家族思いっていうのも、いいですよね。まぁ、その方向がちょっとアレですけど…(^▽^;)

>つか、本来なら物語のメインになるはずの主人公の一方の葛藤を視聴者の想像にゆだねるドラマって……ヾ(--;)

全くです。もうちょっときちんと描いて欲しかったですよね。
よく考えてみたら、珠児も奔月もみんな親との確執を抱えてたんですねぇ。

>もう、宝玉、兄ちゃんの爪のアカはもらわなくていいから、奔月のを貰って煎じろや ヾ(--;)

同感(爆)
こんないい娘が宝玉のどこに惚れたんだろうか?最大の謎です。

>そうして戦いは次第に激化してゆき――あまりの凄さに、ところどころ音が飛んでおりましたが、これはウチのTVかCSの送信の不具合のせい?

あ~、ウチもでした!ウチのテレビ、いよいよ寿命か!?と思ってたんですが、先方の不具合だったんですね。

>混元神功(という技の名前を見てひっくり返った人もかなり多いはず。これ、花無缺=ニコさんの技ですって)

なるほど、そうでしたか。何だか当たり前のようにさらっと木郎が口にするので、この技、どこかで見たかしら?と思ってたんですが。有名な技ってことですかね。

>折り重なるように倒れる二人。哀しすぎる愛の終焉でした。

こうなるんだろうな、と予想はできましたが、本当に哀しすぎる二人でしたね。
それにしても、錦衣衛の人たちがその場に立ち尽くしているのに気づいたときには笑いました。大臧や宝玉を捕らえようとするでもなく…。お頭がいなくなると自分たちで動くってことはしないわけね。

>もう、思わず、師匠~、何てことするんですかーーっ!!! って叫ぶ所でしたよ。

えぇぇ~!?って叫んじゃいましたよ(^▽^;)
刀が折れるとなったら絶体絶命のときですよねぇ。そんな手紙、読む余裕あるのか!?って。寸止めの果し合いだからよかったようなものの…。

>長文へのお付き合い、ありがとうございました。

お疲れ様でした~!
大臧くんへの愛に満ちたレビュー、堪能しました!

ふく*たま さんへ

>確かに愛してはいるのでしょうけれど、脱塵の気持ちが置き去りにされていて、身勝手な愛に変わっちゃってますよね。

先日読んだ本で、こんな文章を見つけました。
『愛には思いやりや自制、責任や勇気、それになにより慈悲がなくてはならないし、愛のもっともよい面は誰かや自分を温かく育むという時の過ごし方だ。それがない愛など、愛ではない。それはただの一方側の利益追求だ』
『一方がその関係性に音を上げているのに、もう一方が改めないのであれば、それは邪悪というものだ』

なんだか、木郎と脱塵のことを言っているようで……。
木郎、気持ちでは愛しているんでしょうけど、その正しい育て方を知らなかったんでしょうね。

>所詮は皆碁盤の石って、達観しているのだか自虐的なんだか(^▽^;)

この時点では、かなり自虐的になってましたね、ジイさま。
打たれる石としても、時と場合によっては打ち手を選びたい――という部分はなかったのかな。
>あの強面で実は家族思いっていうのも、いいですよね。

しかも、演じているのが悪役専門の春華兄貴!
この意外性もまた、良かったですよね。

>まぁ、その方向がちょっとアレですけど…(^▽^;)

たしかに! (--;)

>全くです。もうちょっときちんと描いて欲しかったですよね。

しかも、ギリギリまで引っ張ってのあれですからねぇ。
本当に、もうちょっと何とかならなかったのかと……。

>何だか当たり前のようにさらっと木郎が口にするので、この技、どこかで見たかしら?と思ってたんですが。有名な技ってことですかね。

いや。多分これも、一種のオマージュか遊びか、そんなものではないかと。
(で、PRIDEでの混元神気も、もしかするとどこかからのパクリだったりして(^▽^;)

>それにしても、錦衣衛の人たちがその場に立ち尽くしているのに気づいたときには笑いました。

私もです。
おいおい、大臧たちを捕まえなくてもいいのかよ、って。
ひょっとして、やれやれ、もう、これで戦わなくても良くなった~~って、安心して立ってるんだったりして(笑)

>刀が折れるとなったら絶体絶命のときですよねぇ。

いや。刀そのものは、前の戦いでちょっとした傷が入ってたとか、そんなのが原因でポッキリ折れることはあるらしいんですが、
そうすると、あの場合、師匠が手紙を仕込んだせいで、刀身の強度が落ちて折れやすくなってた、という可能性は出てくるわけですよね。
で、相手の刀を受けた、と思った途端に折れたら、そのまま斬られるとか、
達人同士の立会いなら、折れた! と動揺した一瞬の隙が命取りになるとか、
そういう可能性が出てくるわけですからねぇ。
(本当に、返す返すも師匠、なんてコトを~ ヾ(--;)

>そんな手紙、読む余裕あるのか!?って。

まあ、読むのは、果し合いが終わって生き残っていたら、というコトでしょうが。

>寸止めの果し合いだからよかったようなものの…。

ついでに、相手が宝玉だから良かったようなものの。
(多分宝玉、大臧以上にびっくりして、動きが止まっちゃったんじゃないかと(笑)、

>お疲れ様でした~!
>大臧くんへの愛に満ちたレビュー、堪能しました!

こちらこそ。
読んでいただいて、ありがとうございました。
プロフィール

rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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