2013/03/17 (Sun) 鏢行天下(ひょうこうてんか) 第3週

F井さん曰く、年齢を重ねると時間の経過を早く感じるのは、それまで生きてきた年月に対する1日の時間の比較のせい。つまり、6歳児の6年に対する1日の割合と、50歳の人の50年に対する1日の割合では、50歳の人の1日の割合のほうが少ないので、時間の経過を早く感じるのだというコト。
(彼も何かでこれを聞いて、いたく納得した、とのこと)

ということで……、例によって、一日が早い、一週間が早い、一月が早い……(^▽^;)
(その分『浣花洗剣録』の発売日が早く来るか(笑)

さて。
というわけで早くも3週目を迎えた『鏢行天下』ですが……


なんだろ?
一話完結モノというコトで、それぞれに脚本家とか監督が違って、競作みたいなかたちで作ってるんでしょうかね?
と思わせるくらい、いきなり毛色の違った話というか、
怪談がかった冒頭部分は、かなり期待させたんですが……

沈飛燕(しん・ひえん)が天下鏢局の一員となってから、三月。
あるじが旅に出ている間、屋敷の警護に女の鏢師を雇いたいと、仕事の以来が舞い込みます。
父親を亡くしてからまだ三ヶ月しか経っていないからと、鏢頭の王振威(おう・しんい)は依頼を受けることを渋りますが、
みんな優しいけど、役立たず居候になった気がすると、身の置き所のなさを感じていた飛燕、さらには、幽霊めいた謎の男から事前に、依頼を請けるなと警告されていたこともあり、仕事を引き受けることにします。
……だから、こういう気の強いお嬢さんには、そいうい警告は逆効果だから ヾ(~O~;)

そうして、小来(しょうらい)をお供に仕事に赴いた劉家では、なにやら施しごとをしていた当主の頭に、いきなり屋敷の額(って、考えたらあの巨大なのが表札代わりなんですよねぇ)が落ちかかったりと、のっけから波乱含み。

しかも、幼い跡取り息子の霊児には、叔叔(おじさん)という、夜毎に訪れる、他の誰にも姿を見せない遊び相手がいたり、
若奥様の梅娘には他に想う相手がいて、密かに手紙の遣り取りをしていたり、
旅に出たはずの当主は、実は密かに墓参りに行っていて、その墓の主が若奥様の想い人だったり――って、ここまで来ると、大概内容は読めちゃいますけどね(^▽^;)
幽霊男は思わせぶりに出没して、飛燕に警告――という形を取っては、内容を小出しに提示してゆきますし。

……というコトで、幽霊男が警告した8月2日の夜、一同の前で明かされた真相は……

若奥様の梅娘と若い画家の陸顔青は相愛の中でしたが、梅娘は借金のカタとして劉家に嫁がされてしまいますが、梅娘を諦められない顔青は、雇われ画家として劉家へ。
密かに結ばれた2人は、梅娘の妊娠を機に劉家から逃げ出そうとしますが捕らえられてしまいますが、当主の母である大奥様により、梅娘の胎の子は、劉家のことすることと、今後一切2人が会わないことという2つの条件を呑むことで命を救われます。

が、これは、当主が若い頃の遊びのせいで不妊症(って、男性の場合にも使うんだね(^_^;)になっているため、子孫を得るために大奥様が選んだ苦肉の策――って、自分以外のものにだけ痛い思いをさせて、何が苦肉だ(-_-;)

わざと相愛でありながら生木を裂かれた2人を屋敷において不義を犯させ、子供を得たうえで、当主である息子に妻の不義を知らせ、相手である陸顔青とその一族を始末させ、嫁の梅娘には、顔青が生きているように見せかけるため、手紙の遣り取りを許し、自分が顔青に成り代わって手紙の返事を書いていた――なんか、命令するだけで自分が直接手を汚さないと、どこまで非道いことが出来るかの見本みたいですな。

そうして、こういう展開になってくると、これはほぼ当然のお約束で、幽霊男は死んだはずの陸顔青。九死に一生を得、何やら武芸を習得して復讐に来たわけですが……事前にあんまり色々やって脅しすぎたせいで、ダンナの劉大鵬(りゅう・たいほう)ピストルを用意してましてね~~
梅娘は大鵬のピストルで撃たれ、顔青自身も傷を負いながら大鵬と決闘をし、相打ちのかたちで斃れ、梅娘と抱き合って息を引き取ります。

結局、自分の策略のせいで息子を死なせてしまった大奥様は発狂、血のつながらない孫息子と共に劉家で生きてゆくことになるわけですが……

ぶっちゃけ言いますと、私この手の、しかも後味の悪い話ってダメ。
どこにも救いがないじゃないですか。ねぇ。
しかも、飛燕と小来、色々調べたりと、一生懸命に動いてはいましたが、結局は、際立った活躍はできなかったし――というか、どっちかというと謎に振り回されてた感じはあるし、結果としては、誰も救えなかったし。
話しの展開から行くと、終盤で救援依頼を受けた振威が駆けつけて、何らかの形の大団円になるかと期待したのに、それもなかったし。
アクションにしても、飛燕が落ちてきた額を受け止めた所以外、みるべきものはなかったし。
というコトで、今回は、「あら? 怪談仕立て?」と、期待させた割には、見事にツボを外してくれた作品でした。
(おまけに、とーちゃん出ないわ、振威の出番は少ないわ……ヾ(--;)

んでも最後のね、この仕事は失敗だったという振威に、旦那様なら誉めてくださったと思いますよと小来が言って、じゃあと謝った振威に、罰として飛燕が詩を要求する、
それに対する振威の「いっそ殺せ」って、その台詞が一番ウケました。

というコトで、今回はこれまで。
次回、春華兄貴の登場に期待します。


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何?今回は怪談話?もしかして…霊幻道士みたいな感じ?
って想像してたんですが、なんか全然解決してなくて後味が悪くて溜め息が出てしまいました…(´д`|||)


相愛の二人が結ばれたことだけ見れば、まぁ良かったかなって感じなんですが、でも、その二人は結局結ばれても絶命してるし、狂った大奥様と血のつながらない孫ちゃんはそのままだし…
なにを描きたかったのか、ピン!!と来ませんでしたね。(霊児の将来がどうなるのか心配)

飛燕ちゃんを中心に描くのはいいんですが、幽霊騒動がきっかけで劉家の悪巧みが露見されて最後クライマックで駆けつけた振威&王パパさん率いる天下鏢局とアクション開始!の内容だったら良かったのになぁ…と思ってしまいました。
今回は待ハズレだし不発…。
四話目に期待するとしますね。

それと、何日か前から鏢行天下のDVDがAmazonで予約注文が開始されてて、買おうかなぁ…と考えてたんですが、今回の話で辞めようかな…どうしょうかなと迷っております。
これは、全部見終わってからじゃないときめられません。
後の話がアクション満載でキレがある展開だったら買うかも…

2013/03/18 00:13 | 矢神由香 [ 編集 ]


由香さんへ 

1話完結モノには時々一風変わった鬼子的話が紛れ込むことがある、とは、ある本で読んだことがありましたが、3話目にしてそれ、というのはいいんですが、本当にこの展開でこの結末はねぇ……。
見終わってから、多分由香さん、こういう話嫌いだよなぁと思ってしまいました。
本当に、後味の悪さばかりが残って……。
これならいっそ、本物の幽霊を出してくれて、最後で、振威、飛燕、小来が声をそろえて「ええーっ!???」な結末のほうがよかったかも(笑)

>なにを描きたかったのか、ピン!!と来ませんでしたね。

でしょ。
特に昔の中国では、ご先祖様を祀ってゆくのが子孫の最大の義務なので、そのためにずっと血脈を繋いでゆかなければいけない。ゆえに、後継ぎの子供を作るというコトも、子孫の最大の義務である、という大前提を知っていないと、余計に分かりにくいですよね。
で、知ってたらどうかというと、余計に後味が悪くなったりして ヾ(--;)

>飛燕ちゃんを中心に描くのはいいんですが、幽霊騒動がきっかけで劉家の悪巧みが露見されて最後クライマックで駆けつけた振威&王パパさん率いる天下鏢局とアクション開始!の内容だったら良かったのになぁ…と思ってしまいました。

まったく同感。
パパはともかく、振威だけはクライマックスに間に合うと思ってましたのに (--;)

>四話目に期待するとしますね。

はい。お互いに、そうしましょう。

で、ホント、DVDはねぇ……。
よ~く考えられた方がいいと思います。
まあ、武芸大会とか、他の鏢局絡みの話とかもあるようなので、アクションは増えてくるかと思いますが……。

というか、増えて欲しいなぁ。

2013/03/18 08:09 | rei★azumi [ 編集 ]


 

今回は後味の悪い話でしたね~(_ _;)
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』っぽく決めてくれるのかしら?と思ってたのに、期待はずれでした。
ホントに、いっそのこと、本物の幽霊だった方が面白かったでしょうね。

2013/03/26 14:56 | ふく*たま [ 編集 ]


ふく*たま さんへ 

> 今回は後味の悪い話でしたね~(_ _;)

でしたね~。
しかも、話の出来自体も、身も蓋もない言い方をすれば、岩窟王か乱歩の白髪鬼型の話に、無理やり鏢局を関わらせて失敗してるという…… (--;)
前の2作の出来が良かっただけに、余計ガックリ来ました。

> ホントに、いっそのこと、本物の幽霊だった方が面白かったでしょうね。

同感です。

2013/03/26 16:56 | rei★azumi [ 編集 ]


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Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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