鏢行天下(ひょうこうてんか) 第5週

軒下の適当に植えたチューリップが、次々に花を咲かせて、目を楽しませてくれています。
が、なんか、花の色によって咲く順番があるようで……(^_^;)
(なんか、白→紫→赤 の順に開いて、どうやら次が黄色みたい)

さて。今回の『鏢行天下』は、


豪商の陳富(ちん・ふ)が広徳楼の女優である牡丹(ぼたん)と小紅(しょうこう)のために作らせた舞台衣装の輸送を請け負った天下鏢局でしたが、実はこの中には、塩の密売に関する帳簿――と見せかけて、実は偽者というあたりがまた芸が細かいんですが――が隠されておりまして、王振威(おう・しんい)が――あれは完全に油断ですね――している間に、刑部尚書の崔天鵬(さい・てんほう)の命令で塩の密売について調べていた順天府知事の李雲聡(り・うんそう)、振威の部下と、塩の密売の、あれは黒幕のほうの配下かなぁ、二組の賊に荷を荒らされ、後のほうに賊には荷の目録と型紙を焼かれてしまいます。

衣装は無事だったのだから契約通りの料金を払うという陳富に対し、それでは気がすまないと振威、1ヶ月間広徳楼の用心棒を無料で引き受けます。
が、直後、陳富が急死してしまい、用心棒を勤めるうちに、その陳富の死に小紅と牡丹が関わっていることを知った振威は、それが黒幕の命令による毒殺であること、さらに、その黒幕が崔天鵬であることを暴き出し(というより、黒幕が自分で尻尾を出したんですが)李雲聡と協力してこれを捕らえます。

というわけで今回は、振威を探偵役にした芝居小屋が舞台のミステリーという感じでしたが……

あ~。やれ、やれ。沈飛燕(しん・ひえん)の動きと、振威、飛燕、雲聡の3角関係(牡丹も絡んできてるから四角関係かな?)のゴタゴタを省略すると、スッキリまとまるわ(^▽^;)
(てコトは、今回飛燕はジャマーの役割だったわけかな?)
というか、振威は雲聡に、飛燕は牡丹に、それぞれ一方的に焼餅を焼いているだけで、でもって、これは、お互いの気持ちを口に出して確認し合っていないところに問題があるのであって――といっても、振威が勇をふるって結婚してくれと言おうとし時には、飛燕ってば逃げちゃってるしねぇ。
ともあれ、青少年の、それも自分たちの気持ちだけが問題点な恋愛のゴタ、こちらは別口の同時進行で、運命に引き裂かれた切ない恋やらを鑑賞してたりするもので、ほほえましいよりはむしろ鬱陶しい。
(さすがに5話目だし、振威の台詞じゃないけど、お互いの気持ちはわかってるはずだし)
というか、別段2人がくっついちゃっても、舞台は鏢局だから、話は作れるんですよねぇ。
つーか、夫婦喧嘩しながらの鏢局経営でも、別段かまわないと思いますが?

しかし振威クンもねぇ、婚礼用品店へ連れてゆくんだったら、そりゃ、先にプロポーズしてからじゃないと拙いでしょ ヾ(~O~;)

という話はここまでにしておいて、
とーちゃんがいると、結構暴走したりしますが、そうじゃないと振威、かなり優秀ですね。
小来の頬についた指輪の痕から、牡丹が陳富の死に関わってるのを割り出したりして。

あと、用心棒の選抜で、店のものを壊すといけないので、3手で相手を倒せる腕前でないといけない、という説明が面白かったです。
……の割には振威、小紅を捕まえに来た黒幕の手下を倒すのに、椅子を壊してたけど(^▽^;)
それと、振威に倒された用心棒候補の使ってた武器って、九節鞭とか七節鞭とか、そのあたりですかね?
(今、丁度、中国の武器に関する本を借りてるんです)
こういうものがさりげなく出てくるあたりが、この作品の魅力のひとつなようです。

(そういえば短槍の2本使い、『岳飛伝』を読み返してたら、出てました。結構あるもんなんですね~)

あとは……
実は黒幕の正体、話の真ん中あたりで分かっちゃったんですが、これは登場人物が圧倒的に少ないから仕方がないとして、
この崔天鵬役が、欲を言えばこう、もうちょっと文人というか士大夫然とした美中年だったら、あの役がもっと映えたのになぁと、そのあたりがちょっと惜しまれます。
キャラとしては結構面白かったというか、単純な悪役じゃないあたりが、素材としては好みですし、牡丹とのドロドロというか、裏に隠されたせめぎあいというか、

男は、いずれはどこか静かな所で、お前と2人だけで風雅に暮らすのだから、そのためには自分に従えと言い、女の方は、それを嘘と承知で従っていて、でも一番大切なのは他にあって、というあたりとか、
最後の牡丹の決断の凄まじさと切なさ――崔天鵬に殺されるのを予測して毒を盛る。で、毒消しのありかは牡丹しか知らないので、牡丹が死ねば、必然的に天鵬も死ぬという――あたりは、話のつくりとして、結構好きでした。

見せ場も上手く作ってあったし、牡丹の願い通りに小紅が助かったことで、後味に爽やかさも残りましたしね。

さて。次回はどんなパターン……という前に、雲聡、小紅を送って京城を離れちゃったようですが、帰ってくるんでしょうね?


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コメント

はじめまして。
最近、こちらのブログにたどり着きました。

昨日から解説?を楽しみに待っていました。
今日、読めてスッキリしました^^

ドラマだけでなく、本も読んでみたいと思いつつ
なかなか、手が出ないでいます。

みどりさんへ

コメントありがとうございます。
&、こんな、独断と偏見のみの解説というか感想を楽しみにしていただいていて、恐縮です(^^ゞ

これを励みに、今後も頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

読書のほうは……こういう太い筋金入りの活字中毒者というか、物語中毒者は、あまり手本にされませんように(笑)
(自分が楽しめる範囲、というのが一番です)

No title

>というか、別段2人がくっついちゃっても、舞台は鏢局だから、話は作れるんですよねぇ。
つーか、夫婦喧嘩しながらの鏢局経営でも、別段かまわないと思いますが?

くっつきそうでくっつかない距離を保ちつつ、最後まで行くのかな~?と思ってましたが、確かに、夫婦で鏢局経営ってのも充分話が成り立つし、それはそれで面白そう!

>しかし振威クンもねぇ、婚礼用品店へ連れてゆくんだったら、そりゃ、先にプロポーズしてからじゃないと拙いでしょ ヾ(~O~;)

そうそう。こういうことに外堀から~なんて回りくどい手段を使ったら、怒るに決まってますよね。
というか、振威がそんな手を使うとは意外な。小来の入れ知恵でしょうか?(^^;)

>あと、用心棒の選抜で、店のものを壊すといけないので、3手で相手を倒せる腕前でないといけない、という説明が面白かったです。

私も、この話は興味深かったです。ウソかホントかわかりませんが、なるほど~!と、説得力ありました(笑)

>この崔天鵬役が、欲を言えばこう、もうちょっと文人というか士大夫然とした美中年だったら、あの役がもっと映えたのになぁと、そのあたりがちょっと惜しまれます。

同感です!
やはり、看板女優とつりあう、二枚目の殿方であってほしかったですねぇ。

>雲聡、小紅を送って京城を離れちゃったようですが、帰ってくるんでしょうね?

私、テレビに向かって、おいおい、知事自ら送っていくんですか?と思わず突っ込んじゃいました(^▽^;)

ふく*たま さんへ

>確かに、夫婦で鏢局経営ってのも充分話が成り立つし、それはそれで面白そう!

でしょ。
夫婦になったら、恋愛中とはまた違う問題点とか喧嘩の種とか事件とかが出てきそうですし、喧嘩の仕方もこれまでとは違ってくるでしょうし。
大いなるマンネリも、話によっては良いかもしれませんが、ここはやはり、新鮮味を求めたいなぁと(笑)

>というか、振威がそんな手を使うとは意外な。小来の入れ知恵でしょうか?(^^;)

……ぽかったですね。小来、お店の人に手数料を請求してたようでしたし。

>やはり、看板女優とつりあう、二枚目の殿方であってほしかったですねぇ。

ですよね~。
あれが、演じているのが申し分のない美男美女だったら、また、話の雰囲気も変わってきたでしょうし。

>私、テレビに向かって、おいおい、知事自ら送っていくんですか?と思わず突っ込んじゃいました(^▽^;)

そう、そう。まさか知事自らとは……。
しかも、振威たちに向かって「さらば!」とか言ってましたよね。
なので、え? まさか転勤? と思ってしまいました。
(いや、あの時代に転勤という言い方はないか(^_^;)

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