秋水長天

 遊子帰客 夢断故郷雲水之間    西風古道 回首一片秋水長天

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蕭十一郎 第1集~第3集

え~。
実は、呉奇隆さんの『鏢行天下前伝』がかなり良かったので、そういえばこの人、これと若曦(じゃくぎ)の四爺意外にどんな役をやってるんだろう? と、Wikipediaを調べたのがきっかけ。
で、これが目に飛び込んできまして、
え~。古龍じゃん。見たい、見たい。見てみたい~~と、物は試しと、このごろは何でもアリのYOU TUBEで検索かけてましたら……
本っ当に、何でもアリなんですよねぇ。
という次第で、きっかりハマったというか、かなり萌えているわけですが……
(まあ、例によっての北京語音声、簡文字幕なので、半分くらいは予測と想像で見てるわけですが)
それにしても古龍モノって、楚留香をはじめとして傅紅雪とか西門吹雪とか、ネーミングが秀逸ですよね。

蕭十一郎2


さて。


朝まだき。楊家の営む牧場に、多数の鳥が乱入。その混乱に乗じて、鮮やかな軽功と武功で並み居る馬丁を蹴散らし、白馬・雪花騣(せっかそう)を奪い去った青年がありました。
その名を大盗蕭十一郎。
いわゆる侠盗です。

この蕭十一郎、キャラからいうとルパン三世というか、『PRIDE』の方の小魚児型。
(原作の小魚児は、まだ、あそこまで良い男じゃないし)
世の中ナメとるのかい!? つうくらい軽いノリで、危険な断崖絶壁を鼻歌まじりで綱渡りするような男ですが、それだけの腕も頭も持ち合わせてますからねぇ。
でもって情は深いし、ほんと、極上品の佳い男です。

で、その後の楊家牧場に現れ、雪花騣の所在を知らせると称して少主(若主人)の楊開泰から三万両をせしめていった艶やかな美女は、十一郎の相棒の風四娘。
十一郎をルパン三世とすると、こちらは峰不二子か、っつーキャラですが(^▽^;)
同時に、気風の良い姐さん気質が災いして、実は十一郎を“男性”として想っているのに、口にも態度にも表せません。
対する十一郎の方は……この相棒の性別が女性であるとは認識しているようですが、いわゆる意味で“女性”だと思っているかどうかは、はなはだ疑問ですな(^▽^;)
というか、年齢の近い姉と弟、というのが一番近い間柄かなぁ。
お互い、言いたいことを言うし、駄々もこねるし、でも、相手の身に何かあると、すっ飛んでゆきますしね。
(この2人のやり取りが、ふざけあってるのから、しっとしりしたのまで、とにかく全部好き(笑)

で、この風四娘から、沈家の一人娘のが武林の名家である連家堡へ嫁ぐのに際し、沈家の重宝である割鹿刀を持参すると聞いた十一郎、
四娘から開泰のもとへ置いてきてしまった手布を取り戻してきてと頼まれたのを幸い、その開泰を利用し、沈家から刀を奪おうとする逍遥公の手下の鼻先から、割鹿刀をかすめ取ります。
(んで、この十一郎と開泰の追いかけっこが、第1集の3分の一くらいを占めてた気がするんですが、これがコミカル、かつ見応えがありました。つか、ここだけでも見る価値十分です)

そうして隠れ家に戻ったところで、逍遥公の手下の一人である小公子が拉致した娘を載せて馬を飛ばしているところを目撃。これを救いますが、なんと、この娘、開泰との追いかけっこの最中に、彼の投げた(どうやら?)爆発物のせいで、屋根をブチ破って落ちていった、その部屋にいた娘。
そうして、彼女こそが沈家の一人娘で天下第一の美女といわれる沈璧君でした。

そうと知った十一郎、割鹿刀を彼女に返そうとします。
が、璧君を林間の隠れ家に置いて、刀を取りに戻った所へ四娘が来合せてしまってひと騒ぎ。
誰にも抜けない割鹿刀を、十一郎があっさり抜くという――これは後々の重要な伏線なんですが(笑)
ところが、抜けた刀は、いわゆる名刀赤鰯。すなわち真っ赤に錆びていて、四娘が試しに木を斬ろうとしたら、ぽきりと真っ二つ。
で、これは偽物かな~と言っていたら、十一郎が一人になったところで、折れた刀同士が引き合って一つになった上で、自力で鞘に戻るという……マジックアイテムですな(^_^;)
(というか、武侠でこういうのって……まあ、アリか。人間に武芸を教える鳥とかが存在する世界だし(^▽^;)

更には、風四娘に一目ぼれして、結局家まで追いかけてしまった楊開泰から、四娘が十一郎のいないところで、
「弟(十一郎のことです(^▽^;)が不治の病で、お金が必要で~~)」
と、さらに二万両をむしり取るという騒ぎののち、
十一郎、璧君を割鹿刀とともに沈家へ送り届けます。
十一郎と璧君1

が、互いに一目――とまではゆかないけれど(なんせ、十一郎は屋根をブチ破って璧君の部屋に落ちてきたわけだし(^_^;)数語を交わしただけで惹かれあってしまった2人。この縁がこれだけで尽きるはずはなく――

再び訪れた開泰から、翌日、楊家牧場で開催される競馬大会に誘われ、風娘とともに出向いた十一郎、璧君と再会します。

一方、璧君と割鹿刀を迎えた沈家では、沈家を取り仕切る祖母の沈太君、割鹿刀を守るために(孫娘の救い主が、当の蕭十一郎とは夢にも思わず)蕭十一郎によって割鹿刀が盗まれたこととし、さらには、孫娘を囮に、割鹿刀を狙う悪人を釣り出す計画を立てておりました。
(璧君の両親は、割鹿刀を巡る争いで殺されたらしい)
……って、無理だって。相手の方が強すぎるっつーか、孫の守護を命じた連中が、なんか、頼りなさすぎるもん(^▽^;)

さて、そういたしまして……
楊家牧場の競馬大会で璧君と再会した十一郎でしたが、そもそも、この楊家牧場というのが、璧君が嫁ぐことになっている連家堡がオーナーらしいんですね。
というわけで、壁君の許婚の連城璧(れん・じょうへき)と、妹の連城瑾(れん・じょうきん)も登場。
連家堡兄妹
(城瑾こと小瑾、ここでは十一郎とは最悪の出会い方をしますが、この2人もまた奇縁で結ばれてるんですよね~)

で、この競馬大会、大会そのものも、かなり派手で勇壮で、ほんと、予算ってのはこういうところに使うんだよと、どこかのプロデューサーに言ってやりたい気がしたくらいですが(笑)
同時に、後の方で重要な役割を果たす人物が、もう、ここからチラっとですが登場してて、こういうあたりも上手いなぁと思って見ています。

というのは置いておきまして……

想いを寄せる璧君と再会はしたものの、もれなく許婚がついてきてしまって、内心面白くない十一郎、来賓たちが連城璧たちが馬術を競うのを見物するのに、一人背を向けて、離れたところから璧君の姿をチラ見。
そうして、婚家からの引き出物として贈られた雪花騣に璧君が試乗するのを、密かに追いかけます。

実はこの試乗、割鹿刀と引き換えにするために璧君を狙う連中を釣り出すために、沈太君が仕掛けたもので、刀の方は馬の腹に隠して持ってきて、密かに連城璧に渡されるんですが、
璧君の方は、逍遥公の手下というか弟子の3人組に捕まってしまいます。
(守護のために、本来は連家堡に使える白楊、緑柳の腕利き(?)の2老人を途中の道に配置してあったんですが、どうも璧君、そこへ達する前に捕まったようで?)
(でもって、この2老人が、頼りになるような、ならないような(^▽^;)
 味のある、いいジイ様たちではあるんですけどね~)

で、ここがですね。璧君、拉致される途中の馬車が、車輪が何かに引っかかったかして止まって、相手の目が逸れたのを幸い、こっそりと、すぐ横の、あれは川ですかね――に潜って逃れて、十一郎が水を飲もうとしたところへ、都合よく「ぷはぁ!」って感じで顔を出して、保護されるわけなんですが、
逃げる足跡を残さないためにと、咄嗟にこういう判断をする賢さと、十一郎に(びしょ濡れだし)服脱げって言われて、いやいやとかぶりを振るお嬢様ぶりとの対比、
あと、敵の目をくらますために、璧君の脱いだ服を木の枝に絡めて川に放り投げて、
「真聡明」(「俺って賢い」って感じかな)
という十一郎の自画自賛振りがかなり笑えました。
(つか、水の中に璧君の顔が見えて“ぎょっ”とした時の十一郎の顔が、一番の見ものだったかも(^m^)

傷の手当てを受け(そういえば璧君、落馬してた)言葉を交わすうちに、さらに十一郎に親しみを覚えた璧君でしたが、彼が“大盗蕭十一郎”と知り、警戒心を抱き、送らなくていいと、一人で屋敷に帰ってしまいます。
が、沈太君から、十一郎が彼女に近づいたのは割鹿刀を手に入れるために違いないと言われ、激しく反発。濡れた衣服のままで帰ったせいもあり、倒れてしまいます。
(だから、着替えないと病気になるって、十一郎が言ったのに)

この容態では婚礼(翌々日のようです)は延期すべきという乳母の徐姥姥に対し、そんなことはできないという太君。
(オニか、このババさまは(~_~;)
そうして、十一郎が璧君を訪れることを予測した白楊(白老頭)は、璧君の寝台の周りに毒を。

という頃、風四娘から、割鹿刀を盗んだ犯人として自分の名前が騙られたと聞いた十一郎、事情をただすために沈家へ。
しかし、璧君が病に倒れているのを見て、優しい言葉をかけただけで立ち去ろうとします。
が、当然のことながら毒に中ってしまい、帰り際を沈家の家人から白緑二老人、さらには沈太君にまで襲われますが――あっさり捕まるような男じゃないですな。まだ3話目でもあるし(笑)
というか、もう、ほんと、圧倒的い強い。しかも、結構余裕の戦い方。

割鹿刀は、璧君を助けた時に一緒に沈家へ戻しているし、自分にはあの刀が抜けたのだから、璧君に近づいてまで手に入れようとする理由がないという十一郎に対し、怒りを募らせた沈太君、沈家秘伝の金針を放ちます。
が、気になって密かに様子をうかがっていた璧君が、十一郎の前に飛び出し、金針を受けてしまいます。

咄嗟に、璧君をさらって逃げる十一郎。
(でもって、大半の金針は、内功で跳ね返されたのか、沈家の家人に刺さってるし(^_^;)

一方、戻りの遅い十一郎を案じた(らしい?)四娘も沈家へ忍び込み、徐姥姥と侍女の会話からこの状況を知り(で、十一郎が捕まったと思ったのかな? このあたり、台詞の意味が分からないと、なんとも(苦笑)
楊開泰を引っ張り出して沈家へ乗り込みますが、白緑2老人から体が痒くなる毒を浴びせられて、逆に捕まってしまいます。

が、風四娘、おとなしく捕まったまま、十一郎の助けを待つようなしおらしい女性じゃあありません。
痒い~。痒くて死ぬ~。と、右の袖を、肩のあたりからびびり。続けて左の袖もびりり。
更には、服も破り捨てそうな勢いに、焦りまくった2老人、思わず解毒薬を差出し……
という訳で、まんまと解毒薬をせしめた上に部屋を脱出した四娘、風姑娘が捕まって~~と、楊開泰から知らせを受け、十一郎に送られてきた璧君と入れ違いに沈家を後にします。

しかも、四娘を案じる開泰に対し、解毒のためにはお金が必要と、高価な薬剤の名前を並べ立て、さらに金を引き出そうとするあたり、ひょっとして峰不二子より上手じゃないのかなぁ(笑)
解毒のためには……
(で、会話してる2人のこちら側で、四娘の台詞を先取りしている十一郎。さすが、長い付き合い(^▽^;)

一方、もともと連城璧との結婚に乗り気でなかった璧君、一生の問題だし、苦労すると思うんだったら嫁に行かなくてもいいんじゃないの(と、言っていたと思う)という十一郎の言葉から、連家堡には嫁ぎませんと祖母に向かって宣言するのですが……


ということで……なるべく短くしようとは思うんですが、やっぱりいつもくらいの量になるなぁ。
(というか、『侠客行』のレビューの、あの短さが異例なんだよね。で、乗り気がしてないのがありあり(笑)

といいますか、実はもともとは、5集ごとくらいで区切ってレビューするつもりだったんですよ。ところがこれが、3から6集が、好きなエピソードが満載で(^▽^;)
で、そこをじっくり書きたいと、こういうことになりました。

で、見ていて感じたのは、まずドラマってのは、主人公が魅力的じゃないといけませんね。
(まあ、私の場合はもともとは脇役惚れのタイプだったので、脇役が主人公より魅力的でも、それはそれで歓迎なんですが)。
その点、この蕭十一郎は、実にいいです。
が、それにしても呉奇隆さん、若曦(じゃくぎ)の四爺とか鏢行天下前伝の王兆興とかで、生真面目というか、硬い役の印象を受けてたのが、こちらでは一転して(って、この作品の方が前ですが)より格好良くなった小魚児というか、お茶目で軽妙で表情豊かで――という役柄で、なんか新鮮でした。

対して、ヒロインの沈璧君を演じているのが『雪山飛狐』で袁紫衣を演じていたアテナ・チュウ。で、こちらは袁紫衣ではおきゃんな印象だったのが、逆に芯は強いけれど楚々たる佳人の役で。
ホント、向うの役者さんは芸の幅が広いというか……

あと、小道具の使い方がね。
十一郎と璧君の出会いの場で重要な役割(というか、あそこは2人とも、右掌の同じ場所に怪我をするだけですが)を果たす釵(かんざし)とか、
十一郎が璧君の傷を縛ってやる紅紗の切れ端とか(って、試着中の花嫁衣装の領巾を破いてるんですが(^_^;)
これが、実に効果的に使われていて、こういうあたりも上手いなぁと思って見ています。

なんか……ますます『侠客行』、見る気が失せそう(^_^;)

蕭十一郎 第1集
蕭十一郎 第2集
蕭十一郎 第3集
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| 蕭十一郎 | 2013-06-19 | comments:4 | TOP↑

うわぁ~侠客行より面白そう!!

主人公も格好良くて魅了たっぷりって感じですね。
それにアクションも良さそうだし…

侠客行の次は鏢行天下前伝、又は、簫十一朗が良いですね

しかし、北京語音声、簡文字幕で見てレビューを書かれるとはreiさんは凄いです!!
半分くらいは予測と想像で見てるって本当ですか?完全に北京語を理解しして書かれる感じがします。素晴らしい!!

| 矢神由香 | 2013/06/19 18:21 | URL |

蕭十一郎は、元々映画(1971年)の脚本として書いたものを小説に直したものです。
古龍は蕭十一郎のラストに自分で納得がいかないところがあったため、続編の火並蕭十一郎を書いています。
なお1978年のドラマ版では謝霆鋒の親父さんが蕭十一郎をやっています。

| 八雲慶次郎 | 2013/06/19 20:49 | URL | ≫ EDIT

由香 さんへ

はい。本当に面白かったですよ。
繰り返しの鑑賞にも耐えますし、アクションも、ワイヤー使いまくりですが、決めどころはきっちり見せてくれますし。

> 侠客行の次は鏢行天下前伝、又は、簫十一朗が良いですね

同感です。
というか、こういう面白いドラマがいくらでもあるのに、なんで“あの”侠客行?
って思います。
(ほかに小李飛刀だって関西無極刀だってあるのに)

> しかし、北京語音声、簡文字幕で見てレビューを書かれるとはreiさんは凄いです!!

いや、いや、とんでもない。
というか、モノが武侠だから、見てると意外に内容はわかったりするものです。
(あと、気になる単語は辞書を引いたり、ですね)
これが史劇だったりしたら、さすがに歯が立ちませんが(^_^;)

| rei★azumi | 2013/06/19 22:12 | URL |

八雲幇主へ

いつもながら、情報ありがとうございます。

> 古龍は蕭十一郎のラストに自分で納得がいかないところがあったため、続編の火並蕭十一郎を書いています。

あ、それで。DVDをどこかで売っていないかなと書虫さんを当たったら、原作本が2種類あったのは、そういうことだったんですね。
(読んでみたい気はしますが、歯は立たないでしょうねぇ(^_^;)

> なお1978年のドラマ版では謝霆鋒の親父さんが蕭十一郎をやっています。

わぁ。これも見てみたいなぁ。

| rei★azumi | 2013/06/19 22:16 | URL |















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