蕭十一郎 第15集

本文を書くのに一生懸命で、マクラの部分を全く考えてませんでした。
ま、いいか(笑)

さて。

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ここも、かなり好きなシーン

一夜が明けて朝が来て、
目覚めた連城璧、どうして~と寝室に飛び込んできた妹を、バカなことを言うなと叱りつけます。
昨日口にしたのは、酒が言わせた虚言。連城璧の妻であり連家堡の夫人である璧君が、一回の盗賊である蕭十一郎と一緒に死ぬなどという、家名を汚すようなことをするはずがない――これ、多分に自身の希望が入ってる気がしますが。

違うもん。私知ってるもん。嘘言ってるのは兄様の方だもん。でも、どうして? 十一郎は私のことが好きなのに、どうして嫂子ねえさまと一緒に死んじゃったの? どうしてよ~!?
泣き出す小瑾を慰める霊鷹。
で、こんなところで泣いてちゃいけないから、部屋へ戻って思い切り泣こう? な。俺が送って行ってやるから――って、完全なお兄ちゃん体質ですな、この子は(^▽^;)

一方、ようやく巡り合った息子が死んだと聞いて、“かっさり”とまではゆきませんが、魂抜けて仕事ミスりまくり状態の二鍋頭こと蕭沛おとーさん。
ですが、庭の薔薇が全部伐られていたことから、はた! と思い付き、落ちていた花弁と風向きを追って、十一郎たちが飛び降りた崖にたどり着きます。
(十一郎の父親だけあって、この人の頭の回転も並みじゃない)
そうして、そうか、そうか。やってくれたじゃないか、臭小子――って、こら! 小僧とか若造(もっと直截に、ガキって訳してくれたサイトもあって(^_^;) って意味なんでしょうが、自分の息子だからって~ヾ(~O~;)

でもってナニかい? ここの崖は、飛び降りても絶対に死なないとかいう言い伝えでもあるのか?
ともあれ、元気を取り戻したおとーさんは、連家堡へと戻ります。
(敢えて2人を探そうとしないあたりは、粋なのかしら?)

その崖の下では璧君が、花びら集めて何をやっているのかな~と思ったら、他に食材がないのか? これがおかずの代わりだそうで。
で、料理などしたこともない――と言うより、食材によって煮炊きが必要だということすら知らなかったらしい、お嬢様な璧君、いちいち文字を検索したり、字引引くのもシンドかったんで、雰囲気だけで見てたんですが、生米を水に浮かべただけとか、妙なものを食べさせたらしいですな。
それを黙って食べて、璧君が口にしようとするのを笑いをこらえながら見ている十一郎というのが、なんとも楽しかった――と言うか、こういうあたりは微笑ましいですよ、このカップル。
(全部食べる前に、ちゃんと止めてるし)
あなたに一生涯こんなものを食べさせるわけにはゆかないから、料理を教えてという璧君。……って、なんかもう、ごく当たり前に、生涯を共にする話になってますな。

で、次の次のシーンぐらいでは、もう、璧君、結構ご馳走作ってて、十一郎に神速の進歩だって褒められてますが(ということは、教えた十一郎も、相当作れるってことですな(笑)
これはもうね、誰かのための料理というと、それだけで作る張りが違いますから、まして、最愛の人に食べさせようというのなら、それだけで腕も上がろうというものでしょう。
(一人暮らしでも、まめに料理をする人というのは、正真正銘の料理好きなんだなぁと思う今日この頃(笑)

それにしても十一郎の璧君に対する接し方というのがですね、ときどきは軽く璧君をからかいつつ、十一郎を愛してはいるけれど、まだ結ばれることにはこだわりを持っているらしい彼女に、自分に問うて愧じないことが大事なんだねと、じゃあ、君は部屋の中、俺は外で寝るからと、さらっと言って出て行くあたりとか、男性なんだし、惚れぬいてるんだから結ばれたいだろうに、こうまで彼女の気持ちを大事にしてるのか――
とまで書いて、そこで時間になったから仕事に行って、部品のネジ止めをしてて、ふいっと頭に浮かんだ言葉が、隆慶一郎先生の『一夢庵風流記』にあった“惚れて楽しんでいる”というの。
女性を(この場合は璧君を)愛しても、互いの気持ちが高まって、ごく自然に結ばれるようになるまで、それまでの過程から相手の反応、自分の気持ち、そういうのをじっくり味わって――ということなんでしょうか。
そう思うと、いちいちこう、納得も行くんですが、それにしても、余裕ですよね~。

という頃、こちら、話は戻って崖の上の世界(笑)
で、どうも、さらに何日かが経過したようで、連家堡を訪れた楊開泰、城璧に味方を頼み、一気に風四娘との婚礼の話を進めます。
人の言うことも聞かずに、この親不孝者が~と怒る楊天賛。
それを、まあ、まあと宥めた開泰、父親の腕に触れて、その異様な硬さに眉を顰めます。
そうして、箪笥の中にあった暗器を持ってきて、これはどういうことなのかと問いかけます。
父上は、あの逍遥公なのですかと。

対する楊天賛、この暗器は、自分は武芸を身に着ける機会は持てなかったが、こういうものは好きで、楽しみのために手に入れたもの。腕の堅いのは、怪我をしたばかりだからだろうと、誤魔化したうえ、婚礼の準備で忙しいだろうから、もう行きなさいと息子を追い払いますが、どうも何やらを決意した様子。

そうして、物陰から目を光らせてそれを眺めた連城璧、ようやく逍遥公の正体を掴んだと、そして、おそらくは開泰と四娘との婚礼を潰すために、何かを仕掛けてくるはずだからと、賈信に花嫁の行列の護衛を命令します。
これで逍遥公を始末して、愁いの元を消し去れるというのに。
なのに、璧君。君はもういない……。
一人になると、悲しみに沈む城璧。

その城璧の悲しみをよそに、崖の下では十一郎と璧君のままごとめいた蜜月が続いていて――という
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こういうシーンが、城璧が辛そうに璧君の名を口にするたびに映し出されて、
ここで城璧を可哀想だと思うか、自業自得じゃ、ザマミロと思うかは、人それぞれでしょうが(笑)
私は、ちょっとだけ可哀想だと思いました。が、これだけ好きだったら、どうして素直に口に出して、もっと優しくしなかったのか、璧君の心を得るために努力しなかったのかと、そう思う。
まあ、どれだけ好きでも、尽くしても、報われない例はあるけど、少なくとも、こういう形の後悔だけはしなくて済む。
もっとも、死なれてみて、ああ、自分はここまで惚れていたんだと、そう気付く。そういうことは人間、往々にしてあるわけなんですが。

という間に、逍遥窟では、逍遥公が雪鷹に内功を伝授していて、それを見た小公子が、師父は不公平だと怒って、命じられた雪鷹に練習代替わりに叩きのめされる――報われないよねぇ、この子も。
そりゃもう、小賢しい上に邪悪で残酷なんだけど、その行為のほとんどが、師父に気に入られたいからか、師父が歓心を向ける誰かへの嫉妬から、なんですもんねぇ。
しかし、それにしても、ここの弟子たちは仲が悪い……ヾ(--;)

と、そうこうするうちにやってまいりました婚礼の日、
で、支度中の四娘は、髪に挿されようとする釵を、あれもこれも気に入らないという感じで取っ払っちゃったり、決まりごとのあれこれが鬱陶しいのかな、もう嫁がないとか言い出して――ひょっとして、これってマリッジブルー……というには、反応がかなり過激ですが。
んで、「好、好。消气、消气」って宥める泥鰌。駄目だよ、この場合は「いー」でなきゃ(笑)
それでも、迎えに来た開泰に、今日は本当に綺麗だ――と言われると、そこはそれ女性ですから、悪い気はしないわけで(^m^)
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こういうときの四娘、かなり可愛いです。

が、この婚礼で、またまたトラブルメーカーの役回りを演じたのが、例によっての小瑾。
城璧が逍遥公と戦うために、変装して婚礼の場へ行ってしまったため、花嫁行列を追いかけた小瑾、命じられて護衛をやっている賈信に、
「ねえ、兄様はどこへ行っちゃったのかしら?」
までは良かったんですが、嫂子が死んでからずっと変、とやらかしてくれたもので、それを聞きとがめて輿から顔を出した四娘、もう、半月も前に十一郎と璧君が崖から落ちて死んだ(ということになっている)ことを知ってしまいます。

花嫁衣装をかなぐり捨て、崖へ飛んでゆく四娘。
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開泰の慰めの言葉も耳に入らず――って、この高さでは骨も拾えないだろうって、全然まったく慰めになってないし(^_^;)
で、四娘、十一郎た死んだのに、祝言なんか挙げてられるかと、止める開泰を振り切って去ってしまいまいます。
まあ、そうなるでしょうねぇ。
惚れたはれたを差し引いたって唯一の身内なんだし。

一方こちら、花嫁の輿が来ないねぇと待っているうちに夜になってしまった楊家牧場。
あまりに遅すぎるから見て来いと、天賛おとーさんが番頭さん格の趙毅に命じた、その刹那、どこからか飛んできた火球が厩に命中。一気に火事になります。
そうして、現れた逍遥公、えっ? 天賛が逍遥公じゃなかったのかと驚く城璧と、ようやく戻ってきた開泰の目の前で天賛を引っさらい、2人が後を追って、あれは厩なのか納屋なのか、その建物に飛び込んだときには、天賛は縊られた死体となって梁からぶら下げられており、しかも逍遥公の投げた爆弾によって、跡形もなく吹き飛びます。

父親の血が降らせる赤い雨の中、茫然と立ち尽くす開泰。

そして逍遥公を負った城璧は、一撃を浴びせ、寸でのところまで追い詰めますが、狙いが楊家牧場だけだと思うのかとの言葉に、連家堡が危ない! と、その場から取って返します。
が、屋敷は、人手を楊家の婚礼に貸してしまったので、いつもよりひっそり、静か。

実は――跡をつけて来た小公子が正体を暴くのですが、楊家に現れた逍遥公、じつは師父に命じられた雪鷹の変装だったんですね。
(与えた内功、そのためのものだったんだ)

そうとは知らず、先には璧君と十一郎との仲を疑って、結果として璧君を死に追いやり、今度は楊天賛を逍遥公と思い込んで死なせてしまった。
また同じ間違いを――と、激しく公開する城璧。

――璧君。わたしは疲れたよ。本当に疲れた。

それでも翌日、城璧を案じる小瑾を退け、疲れた心身に鞭打つように、燃え落ち、人を失った楊家牧場のためにと、城璧は動き始めます。
……こういうところは至ってまともなんだが……。

一方、あの後の時間を家にこもって過ごしたらしい四娘、
この花嫁衣装は楊家が整えてくれたもの。十一郎を殺した犯人を捜しに行く前に、返さなければ。
楊家牧場まで赴きますが、そこに見出したのは、家事場の後始末に走り回る人々と、その指揮を取る賈信。
これが逍遥公の仕業だと聞いた四娘は――
というところで、16集へ続きます。



蕭十一郎 第15集





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