蕭十一郎 第19集

もう、丸々想像で台詞を書いて、どれくらい当たっているか、中国語のわかる人に見てもらうのも面白いんじゃないかな~とおもう昨今。
というのは、置いておいて。


19-5.jpg


今夜も泥鰍の助けを借りて、部屋を抜け出す風四娘。
野生馬を馴らそうとする楊開泰を密かに見守り、雨の中、ついに馬を乗りこなした開泰に、傘を差し掛けます。
(いつの間に、馬に“はみ”と手綱を――と言うのは、武士の情けで突っ込まないことにして(笑)

何度払い除けても傘を差し掛けて来る四娘に、開泰もついに、それを受け入れたかに見えましたが……

この雨じゃ、風姑娘が部屋を抜け出したのが少爺にバレちまう~と、じりじりして待っている泥鰍の前に、四娘と相合傘で戻って来た開泰、四娘のために熱い湯をと泥鰍に命じますが、

「あたしは、あんたの友人よ。敵じゃない」
言う四娘に、
「わかってる。ただ、自分が許せないだけだ」
言い捨てて去ってしまいます。

もし、自分がこれまで十一郎を想っていなければ、一切は違っていたのだろうか。
開泰に渡され傘を手に、やるせない思いを噛みしめる四娘。

一方、見知らぬ屋敷の見知らぬ部屋で目覚めた十一郎と璧君。
なぜか、その部屋にあったのは、どこかにある屋敷を持ってきて、そのまま縮小したような、見事な模型。
部屋の中には小さな掛け軸までかかり、庭に面した回廊の――ああいう建物は、なんていうんだろう? では、どこかで見たような2人が碁を打っています。

思わず見入る2人の前に現れたのは、素素と名乗る女で、2人を助けたのは自分の主人で“天”という姓の公子。2人は4日間も意識不明であったことを告げた上、持ってきた薬湯を勧めます。

この薬はと警戒を示す十一郎に対し、自分たちを害する気だったら意識のない間にできただろうと、薬湯を口にし、十一郎にも進める璧君。
ですが、飲んだ2人は、即刻昏倒。……いつものことながら、こういう薬ってもの凄く効きますよね~(^▽^;)

そうして再び目覚めた部屋には、先ほどの模型の部屋にあったのと同じ掛け軸が飾られ、回廊で烏鷺を戦わせているのは先ほどの人形にそっくりの2人、白老頭と緑老頭。
19-1.jpg
んで、覗きに行って、岡目八目で2人の碁に口を出す十一郎と、全く気付かない2人。
しかし、いまさらですが、十一郎もお茶目ですな

19-2_20130706145048.jpg

私たち、小さくされてこの屋敷に閉じ込められてしまったのかしら。怯える璧君に、必ず脱出路を見つけ出すと約束する十一郎。
「もし出られなくても、2人一緒なら、ここで一生涯暮らしてもいいんじゃないか?」
うん。本当に。何事もなければね……。

さて、この屋敷、逍遥窟から消えた白緑両老頭が捕らわれていたことからお気づきのように、逍遥公が作った屋敷。
で、2人の他に、小瑾と老太君――って、捕まえた人間ほぼ全員、ここへ放り込んでますな、逍遥公(^▽^;)

で、璧君と老太君は涙の対面。
それまで恍惚の人っぽかった老太君の世話をしながら、懸命に不安に耐えていたのでしょう小瑾は、死んだと思っていた十一郎の登場に、ここから連れ出して、お家へ帰りたいと、しがみついて泣きわめきます。
(ま……まあ、この気持ちはわかる)

と――どうやら蝕心草、喜びや悲しみや、極端な感情の振幅で発作を起こさせるようですな――と言うあたり、何やら情花の毒に似てますが。璧君が毒の発作を起こしてしまい、十一郎、璧君を抱いて部屋から走り出ます。
「両位前輩!!」
十一郎に呼ばれ、璧君の診察をした2人、十一郎を退けた部屋で事の次第――城璧に血を混ぜた蝕心草を飲まされ、残された時間があと4日であることを明かされます。
ここから脱出して城璧の元へ行かなければという2人に対し、十一郎のそばで死ぬことを選んだ璧君、このことは誰にも――特に十一郎と老太君には知らせないようにと頼みます。

判りましたと引き受けた2人ですが、人がいい分、イヤになるほど嘘が下手なんですよね~。人間長くやってるくせに。
で、それを、人並み以上に聡いこの男が気づかないわけはなく――おそらくは璧君の病状は死に至るもので、白緑両老頭にも救いようがないのだと悟ってしまった十一郎。
19-3_20130705183049.jpg
ですが、その一切を胸一つに収める覚悟を決めたようで、璧君の前では普段通りの顔で明るく振舞います。
漢だよねぇ…… (/_;)

そうして、お祖母様の様子を見に行こうかと、仲良く手を取り合って部屋を出た2人。
(老太君は興奮が激しかったので、璧君が発作を起こす前に、十一郎が点穴して眠らせています。……本当に使えたら、便利な技ですがねぇ)

その2人の睦まじい様子に、ショックを受けたのが小瑾。
宿で私の手を握って離れないでくれと言ったのに、私を好きなはずなのに、これは一体どういうことと、十一郎に食って掛かり、あれは全部誤解で、宿のことは意識がなかったから璧君と間違えたのだと言われ、泣きながら部屋を飛び出してゆきます。

「連姑娘は誤解をしてる」
「ええ。わかってる」
でも、傷ついているのを放っておけないから、慰めてあげたいのと言って、小瑾の後を追った璧君、

「本当に十一郎が好きだったら、泣かないで私の言うことを聞いてね」
4日間だけ時間を欲しい。そのあとは、十一郎と別れることになるからと頼みます。
十一郎をお願いねと――当人が聞いたら、勝手に譲渡契約を結ぶなと言うでしょが(^▽^;)
あの人は時々大きな子供みたいだからという璧君の言葉、どれほど彼女が十一郎を愛し、愛しく思っているかが感じられて――これは相当に胸が痛いぞ。
19-4.jpg

……にしても、十一郎って、かなりの女性にとって理想形ですよね。
なんか、生活力もありそうで――と云うのは、ちょっと横によけておくとしても(笑)
何かがあったときは全力で守ってくれて頼りになって、それでいて普段は結構世話が焼けて可愛らしくて(佳い男は大概可愛ゆらしいものだっていうの、真理だなぁと、このごろつくづく思います)どうしてここまで、というくらい際限なく優しくて……

それにしても、誓いをかけらも破ってないのに、天はどうしてこれほどの痛み、苦しみを与えるのかと、天を呪いたいのはこの2人の方でしょうにねぇ。
城璧のはほとんど自業自得だけど、この2人の場合は偶然に出会って、愛し合ってはいけない立場が、どうしようもなく惹かれあってしまったという、それだけのことで、
しかも、おそらくは老太君の、「孫は引き上げさせる(離婚させる)」の一言があれば、ほとんど解決するんでしょうに。
(いや。それであきらめる城璧じゃないか(--;)

その老太君、小公子の言葉を鵜呑みに、十一郎は逍遥公と結託して自分をこんな立場に追いやったのだと思い込んだまま、小公子が嘘をつくのなら十一郎だって嘘をつくだろうと、璧君の説明にも、小瑾のとりなしにも、耳を貸そうとしません。
……いるんだ、こういう人、実際に。
何故だか他人の言うことは鵜呑みにして、身内の言うことは聞かなくて、それで身内に迷惑をかけ倒すっていうのヾ(--;)
というか、ここまでの年齢になってりゃ、口をきいてみれば、その人物の人となりは、ある程度分かると思うんですがねぇ……。
(こういう人がいると、亀の甲より年の劫って、信用できないなって思う(--;)

当人に聞く気がないのなら言うだけ無駄。老太君はご不快なようだから、自分は下がっていましょうを部屋を出た十一郎、璧君にはお祖母様についているようにと言い、とりなしてくれた小瑾に、
「さっきと違って、落ち着いているね」
「4日だけって嫂子ねえさまが言ったもの」
………………こういうあたり、小瑾ってお子ちゃまだなぁと思うんですが ヾ(--;)
この言葉で十一郎、璧君に――自分たちに残された時間が、あと4日しかないことを悟ってしまいます。
目の前の砂時計の砂が、さらさらと音を立てて落ちて行く――おそらくはそれを見つめる思いで、脱出路を探る十一郎。

同じく、璧君に残された時間を、わが身を削られる思いで数える連城璧。(あなたの場合は自業自得)
未だ割鹿刀が見つからないことにいら立つ逍遥公、その城璧に璧君が落としていったかんざしを示し、彼女の身柄と引き換えに割鹿刀を要求します。
が、城璧の場合、割鹿刀と璧君をを秤にかけて、刀の方を選ぶ可能性があるからと、使いに出されたのは、一緒に捕えられていた霊鷲でした。
城璧、信用されてないというか、本性を読まれとるというか(^_^;)

一方、楊家牧場では、度々姿を見せる逍遥公――しかも、目撃者は決まって泥鰍と二鍋頭――に、二鍋頭=蕭沛、逍遥公と開泰の間には、何らかのかかわりがあるのではないかと、疑いを抱き始めます。
(さすがは十一郎の父親)

一方、開泰が野生馬を手名づけるのを見届けた四娘は、楊家牧場から立ち去ろうとします。
風姑娘、行かないで。
どうでも行くなら、この泥鰍を踏み越えて行ってくださいと、四娘の前に大の字に寝転がる泥鰍。
それを、つかつかと跨ぎ超す風四娘 ヾ(~O~;) おいおい。

その四娘の行く手を遮ったのは、
「霊鷲?」
四娘に願いがあって来たと告げ、どうぞどうぞと四娘を引き留めたい泥鰍に正堂に通された霊鷲、簡単に言えば割鹿刀を探すための協力を要請します。
その話の中で、昨日まで十一郎と一緒だったと聞いた四娘、
「十一郎が生きているの!? 今、どこに?」
「私は逍遥公の手中に落ちたので、わかりませんが――」

割鹿刀の捜索に向け、物語が動き始めます。



蕭十一郎 第19集


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)