蕭十一郎 第22集

当たり前のように「暑いね~」が挨拶になっている昨今。
でも、どちらかというと「熱い」の文字を当てたい気が (^▽^;)
(本当に、外に出ると、焼かれるというか、蒸されるというか……)


さて。

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連家堡には一切頼るなという父の遺言(遺言?)のせいもあったんでしょうね。堡の傘下を離れると決めた楊開泰、同行させた番頭さん格の趙総監趙毅に土地家屋その他牧場関係の契約書一切を差し出させ、父の遺品と亡母が嫁入りに持ってきたもの、張毅と泥鰍以外は一切置いてゆきますと、別れを告げます。
勝手な真似は許さないと、咄嗟に開泰を庇った張毅に、そして開泰に、鉄拳を浴びせる連城璧。
それに対し、お世話になりました、お元気でと礼を述べて去ってゆく開泰。

開泰が一回りも二回りも大きく見えた一幕でした。

そうして怪我をして帰った2人に、天然痘に感染したかも~、もう死にそうかも~とぐったりしていた泥鰍どじょうも、思わず立ち上がるんですが、
これが連城璧の仕業で、原因となったのが、開泰たちが牧場を出て行くと決めたことと聞いて、さらにびっくり。――言ってなかったんだね、この子には。
少爺が牧場をなくして、生活をどうするんですかという泥鰍に、そんなもの、路上で乞食をしたって飢え死にするようなことはないわよと――風四娘がついてて、そんな事態になることは、間違ってもあり得ないんですが、
「乞食~っ!?」
思わず声を上げる泥鰍に、お前はここに残ってもいいんだぞという開泰。

そして翌朝。
去り際、この牧場での父との思い出、抱いていた憧れを四娘に語る開泰。
で――その、大好きだった父親が現在あれで、そうとは知らずに敵対関係になってゆくわけで――これも、かなり切ない。
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思いを断ち切るように馬に乗り、去ってゆく3人と、それを見送る泥鰍。
お前は行かないのかという二鍋頭アルコウトウに語った泥鰍の言葉によると、泥鰍の一家は何やら災害から逃れてきて、実際に物乞いをしていたんだそうで。
また乞食をすることになるなんて――って、実際にそんなことにはならないって ヾ(^▽^;)

それでも、一緒に行くべきだと二鍋頭に諭された――んだと思いますが、実際にはからかわれたようでもありますな。何か、道端で見かけたら、銅銭ぐらい投げてやるよと言ってたような感じですから。
ともあれ、
「少爺~~間って~~」
3人の後を追う泥鰍。
(で、たいして遅れもせずに到着したんだから、結構駿足かも、この子(^▽^;)

そうして、四娘の家に着いた3人を出迎えたのは、蕭十一郎と沈璧君の2人。
途中で倒れた璧君の体を気遣って、四娘の家で2日ほど休んで、それから沈家へ戻ろうと、十一郎が決めたわけですが、
璧君が無事に解毒されたと聞いた四娘、ちょっとおいでと、十一郎の胸ぐらをむんずとつかんで引っ張って行くや、
「あんたに良心はないのか!?」
例によってのぼかすか殴りと「いー」(今回は3回ぐらい言わなきゃおさまらなかったな)の後、四娘の怒る、怒る。
人が知らない間に勝手に出て行って、生きてたっていうのに一言の挨拶もなく、今度はいつの間にやら璧君を連れて来てて――って、まあ、結果からすればそうですが(^▽^;)
でも、十一郎の方にも(ご承知のような)事情はあるわけで、

「わざとじゃないんだって」
「わざとやられて堪るか!」
「俺の身内だろ? 姉さんだろ?」
「誰が姉さん!? あんたは蕭。あたしは風。どうやったら姉弟になるの!?」
「そう言うなよ~」
って、こら、こら、こら。大の男が、それも大侠と呼ばれて違和感を感じさせないほどの男が、そうやって子供みたいに甘えない ヾ(^▽^;)
……でもって四娘も、しょうがないわね、この子はって感じで、結局は籠絡されるし(^▽^;)

てな具合で――ここ何話かが緊迫してたり切なかったり、十一郎も悲壮な表情を見せることもしばしばだったので、なんか、久々に笑わせてもらいました。
(って、書いてる最中にも、ついニヤニヤしちゃうんですが)

しかし、天下広しと言えど、十一郎がこうやって甘える相手というのも、四娘だけでしょうねえ。

と、こちら、いつの間にか来ていた小瑾こと連城瑾。
沈家を訪ねて、2人が来ていないと聞いて、こちらへ回ってきたわけですが、ちょっと来てと林の中へ璧君を引っ張ってゆき、
嫂子ねえさまの嘘つき。4日って言ったのに!!」
璧君を責めたてます。
事情が変わったとか、このお子ちゃまな嬢ちゃんには、知りようも察しようもないですからねぇ。
(しかし……毎度小瑾が頭を突っ込んでくるたびに、「空気読め」と思った視聴者は、相当数いるんじゃないでしょうか)

で、ここを運悪く小公子に見つかちゃうわけですが、

ここへ、こちらは漸く四娘宅へ到着した泥鰌が、今日は女の人がみんなキツイ。連姑娘も少夫人(璧君)も風姑娘も、誰も返事をしてくれないと、ぶつぶつ言いながら荷物の片づけをしているのを聞きとがめた十一郎が、小瑾が璧君を連れ出したと聞いて、やってきます。

で、自分が死ぬと思っていたから、小瑾に十一郎を譲ろうと思ったのでと璧君が言いかけたところへ、
「たとえ彼女が死んだとしても、俺がほかの女性と一緒になることはあり得ない」
璧君の言葉を遮ると、自分の言動が誤解を与えたのなら謝るが、自分があなたを好きでないことは明らかだ。それを了解してほしい――言うだけ言って璧君の手を引いて戻ろうとした、
そこを、身を隠していた小公子に、小瑾をさらわれてしまいます。

――って、考えたら小公子も、わざわざ十一郎の目の前で、小瑾さらわなくてもいい気がするんですが(^▽^;)

んで、馬で逃げる小公子を十一郎が軽功で追いかけて、追いつきそうになるあたりが、さすが武侠なら(笑)
小公子が馬上から煙玉を投げて足止めするあたりは、東籝忍術、ですかな(^m^)

で、さらには、普通のドラマなら、あそこで諦めちゃうんですが、馬蹄の跡を追っていったのかなぁ、遅くはなっても、ちゃんと小瑾が連れて行かれた先まで辿り付くあたりが、さすが蕭十一郎(笑)

一方こちらは、早急に逍遥公に対抗出来うる勢力を取りまとめたい連城璧。
江湖の中にも逍遥公に恨みを抱くものは多いが、その中で、手を組むだけの価値のある相手は――と白羽の矢を立てたのが、司馬山荘の若主人である司馬相。
で、実はこの人、第2集の楊家牧場での競馬大会と、4~5集の連家堡での婚礼から、ちゃんと登場しておりまして、後から見直すと、こういうあたりはきっちり作ってるなぁと感心します。

で、実は小瑾が昨日からいないんですと、心配して言ってきた霊鷲を、あんなものには構うなと叱りつけ、それでも一応小瑾の捜索と回収を両老頭に命じた城璧、霊鷲を供に司馬山荘へ赴きます――って、霊鷲は師父に毒掌を受けたを連家堡に救われたと、それを恩義に感じて留まってるのに、すっかり使用人扱いしてますよ、城璧は(^_^;)

ところがその司馬山荘、昨夜のうちに逍遥公(の恰好をした雪鷹です、実は)に襲われ、家人皆殺しとはゆかないまでも、かなりの被害を出しておりました。
が。
では、当主は無事かと部屋へ駆けつけてみれば――
寝室の前で、使用人たちが入るのをためらっているわけで(--;)
外であんな事件が起きていたにもかかわらず、当主は女性と同衾。半裸のままで眠りこけております――って、普通、ありえない状況でしょ(~_~;)
しかも、その相手が、あろうことか昨夜から家を空けている小瑾。

慌てた霊鷲が使用人を退け、扉を閉ざそうとしたその瞬間、
「城瑾は?」
まさに“ひょい”という感じで、十一郎が顔を覗かせます。
小公子の痕跡を追ってきたらここに着いた――と云うことで、見ている方には、ああ、司馬相と小瑾は嵌められたなとわかるわけですが、この後がね。

話しも何も聞こうとせず、自分の身に起きた異変に、ただ、家へ帰りたいと泣きわめくしかない妹を見捨てて、とっとと帰る連城璧に対し、半裸の小瑾を、取り敢えずそのあたりにあった服で包んでやり、家まで連れ帰ってやる十一郎。
こちらの方が余程兄ちゃんみたいですな。
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んで、傍にいてと言われてるし(^▽^;)

実はこれ、小瑾に兄ちゃん取られた仕返しと、連家堡と司馬山荘、城璧と小瑾の兄妹仲に亀裂を入れ――ほかにも何か言ってたな、兎に角一挙何得かを狙って雪鷹が仕掛けたものだったんですが、
(で、一番の痛手を蒙ったのは、密かに小瑾を想っていた霊鷲)
城壁、少なくとも小瑾のことに関しては、まんまと引っ掛かったようで、知る範囲の状況を説明して、小瑾は純潔のはずだと執り成す十一郎を追い帰し、小瑾を、割鹿刀が納めてあった密室に閉じ込めてしまいます。

という、今頃になってようやく気づいたんですが、連家堡って見事に女っ気がないんですよね。普通なら小瑾の乳母か小間使いか、兎に角世話をする女性がいるはずなのに。
ということは城璧、おかーさんが亡くなったあと、妹の教育に関して、手ぇ抜いたな。
(で、野放しにしといて、今頃責めたって、そりゃ、責める方が間違いだ)

んで、この家で一番小瑾を可愛がっている両老頭も、最終的には城璧の言いなりだし。で、多分小瑾、些細な勘違いから遮二無二十一郎が自分を好きだと思い込んだのも、霊鷲に懐いちゃったのも、いろんなことに口や頭を突っ込むのも、寂しくて、自分を第一に考えて構ってくれる人が欲しかったから、なんでしょうね。

一方、連家堡で東来から開泰の独立の話を聞いた十一郎、
(十一郎が連家堡に入り込んだときに、蕭大哥と呼んでくれと言って以来、この2人、割と仲がいいんです)
その夜、開泰に、ポンと十万両分の銀票を差し出します。
しかも、お金の出し方がなかなか粋で、受け取れないという開泰に、この金で1年間、開泰の母が嫁入りに持ってきたという書画骨董の類を借り受けたい。
「知っての通り、俺は盗賊だろ? 書画骨董珍宝貴宝の類が大好きで」
1年間しっかり鑑賞して、その期間が終わったら、金と引き換えに返すというもので、
「これは、蕭兄の蓄えでは?」
という開泰に、
「余り。余り」
とか言ってますが、こういうタイプは、街で困ってる人を見かけても、ポンと財布ごと渡しちゃったりしますからねぇ。
で、開泰が思ったように、ひょっとしてこの金、実は四娘の懐から――とも考えたんですが、だったら、ドラマだから、その場面がありますものねえ。

で、四娘が向うで食事の支度をしているし、
「飯にしようぜ」
部屋へ入りかけたところで、何処からともなく投げ文が飛んできて、それを見た十一郎、先に食べていてくれと、手紙の主のところへ。

その手紙の主、林の中で十一郎を待ち受けていたのは、黒衣の前輩こと蕭沛おとーさん。
割鹿刀を示し、逍遥公を倒すには、この刀の謎を解かなくてはと言います。
護刀之家族にも、それは伝わってなかったんですねぇ。
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その留守中に、狙ったように、輿を従えた賈信が璧君を訪ねて来てしまいます。
昼間の騒ぎのせいで小瑾が自殺を図ったので、彼女を慰めるために来てほしいというのです。
当然、こういう頼みを璧君が断れるはずがなく、案じた四娘の、十一郎が戻ってから一緒にという提案は、小姐(小瑾)が蕭大侠をひどく恨んでいるのでという賈信の言葉で没。
結局、それではと開泰が付き添ってゆくことになります。

その姿を林の中から見かけた十一郎でしたが、そこで蕭沛が逍遥窟にあった刀台のことを思い出したため、追いかけ損ねます。
(ここで追いかけてたら、エピソードが一つ省略になったわけですが(笑)
逍遥窟は本来、代々の護刀之家族の住まいだった場所。言われた十一郎、洞窟内の仕掛けのいくつかを知っていた理由を納得。
逍遥窟の探索のため、明日再びここで会う約束をして、刀は十一郎の手に渡ります。
(ここもね~父と名乗れない父と、それを知らない息子と云うんで、やり取りがちょっと笑わせてくれます)

その頃、家に残った四娘と泥鰍は、手下を引き連れた“逍遥公”に襲われ――
というところで、話は33集に。



蕭十一郎 第22集


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