蕭十一郎 第23集

悪の親玉(言い方が古いな)の割には大したことのない――というか、割とマトモな悪役の逍遥公に比べ、主人公の恋敵というだけの役割のはずの連城璧が、こんなに悪辣でいいのか!?
と思っていたら、考えたらこの話、恋愛の方がメインなんですな。
ということは、真の悪役、敵役は連城璧なわけで――なるほど、悪辣なわけだ(^_^;)

さて。



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逍遥公に扮した雪鷹と、彼の率いる戦闘員に襲われた風四娘と泥鰍でしたが、折よく戻って来た十一郎と、なぜか訪れた白緑両老頭に救われます。

でここで、“逍遥公”を相手にした十一郎が、錆刀の割鹿刀を、抜かないままでいかにも利刀のように扱って見せる、その型と、敵が去った後で刀を木の上に放り投げて隠す仕草が、もの凄くきまってて恰好いい。
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これは、演じる方も撮る方も作る方も、見せ方を心得てるからなんでしょうね。
(内心で、他のどの作品と比べているかというのは、言わぬが花ということにしておいて(笑)

璧君と開泰は? 十一郎の問いに、賈信が迎えに来てと答えた四娘に、それは変だと両老頭が口を挟みます。自分たちが璧君の守護のために遣わされたのだから、それはあり得ないというわけですが――あとから考えたら、あの男がそんな殊勝な真似をするわけがないのでした(-_-;)

ということは――
「あの輿か!?」
追う十一郎と両老頭。
ですが、ほんの一足だけ遅く、賈信の不意打ちに開泰は深手を負い、しかも敵は、出られなくなる仕掛けの輿を用意する周到さで、璧君は連れ去られてしまいます。

傷を負った開泰を両老頭に託し、直接連家堡に乗り込んだ十一郎でしたが、待ち受けた城璧、賈信はともに、昨日十一郎とともに去るのを見て以来、璧君の姿は目にしていないと言い張り、逍遥公の手下が賈信に化けて璧君を拉致したのではないかと言います。
璧君を救いに、一緒に逍遥窟行こうかとまで言われ、拒絶して帰る十一郎。
……考えたら、後ろから刺される可能性の方が大だものなぁ (~_~;)

で、これ、私、間を置いて二回り見て、事が賈信が絡んでるだけに2回とも引っ掛かったんですが(^^ゞ
やはり璧君を拉致したのは城璧。
そうやって璧君を取り戻すとともに、逍遥公の仕業に見せかけ、彼女を取り戻しに逍遥窟に乗り込んだ十一郎が逍遥公に殺されるのを期待する――って、そうは問屋が卸すか!

両老頭の霊薬のおかげで命は取り留めたものの、意識の戻らない開泰に、寝食を忘れて付き添う四娘。
そこへ戻って来た十一郎。。
2人ともに、璧君をさらったのは逍遥公ではなく連城璧と、察しを付けておりました。
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が、居場所がわからない状態では容易に動けず、璧君の身を案じるしかない十一郎。
出入り口も窓もふさがれた密室に閉じ込められ、十一郎との縁を繋ぐことになった掌の傷跡を眺めながら、
「あなたが一緒なんだもの。怖くない。怖くないわ」
十一郎を想い、懸命に耐える璧君。
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で、この璧君が、ただのお嬢様じゃない――どころか、並みの女性じゃないところが発揮されるのがこの後。
自分を捕えた相手は、何が目的にせよ、自分を害する気はない、どころか死なれては困るはず、と判断したんでしょう。手首を切って、差し入れられた食事にこれ見よがしに血をかけて、差し戻します。
これには、璧君を取り戻すのが目的ですからね、驚愕し焦る城璧。
(で、発作を起こすわけですな)

その頃、璧君を取り戻しに連家堡へ乗り込むと、剣を手に出て行きかけた四娘を止めた十一郎(こういうあたりは、四娘の方が直接的というか血の気が多いというか(^_^;)
自分と四娘の記憶を突き合わせ、(で、泥鰍も横から口を出してたけど、無視されてたような?)
かつて――といっても、1か月もたってないんだよね――自分と璧君が小公子に捕えられた一件は、城璧が糸を引いていたことを確信。璧君が捕えられているのは、その時の茅屋に違いないと、そこへ向かいます。

が、密室の存在にまでは思い至らず、璧君の姿がないのは、すでに他へ移されたのか――と失望して立ち去りかけたその時、城璧の発作に共鳴した璧君の悲鳴が耳に届き――
出入り口は見つけたけど、仕掛けが簡単に見つからず、焦って何かを投げつけたら、偶然に仕掛けに当たって開いたというあたりが……ご都合主義万歳(笑)
無事、璧君を救い出します。

城璧の卑劣なやり口が許せないと、再び連家堡へ乗り込む十一郎。
ですが、城璧は発作で倒れて寝込んでおり、
璧君の命を救うために口にした蝕心草のいわば副作用で、璧君と城璧、2人の心脈が繋がってしまった。つまり、一方が死ねば、もう一方も同時に死ぬと賈信から聞かされ、運命のもたらした皮肉に、十一郎は愕然。
この先、どんな悪辣な真似をやらかしても、城璧を始末するわけにゆかなくなっちゃったんですからねぇ。

ですが、つまりそれは、逆もまた真なりで、私が死ねば城壁も死ぬということですねと、そっと十一郎の後を追ってきた璧君。
「ならば、この先私は十一郎から一歩も離れず、城璧が髪一筋ほどなりと十一郎を害することがあったら、自ら命を絶って城璧の命脈を断ちましょう」
――って、たまに見せる璧君のこういう気概が凄く好き(笑)

十一郎の方も、何やら璧君の意外なというか、新しい一面を見たような雰囲気でしたが
(なんせ、守ってやらなきゃと思ってた女性から、自分が守られる立場になっちゃったわけだし? (^^)

という頃、開泰も漸く意識を取り戻し――もう、本格的に彼に心が傾いてるのに、照れくさいのか、それを隠そうとしている四娘の可愛らしさと、泥鰍とのどたばた、なんてのが愉しくも微笑ましかったんですが。
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そこへ戻って来た十一郎、璧君を沈家へ送ってゆくので、一言声をかけて行こうと思って――と云うところで、また投げ文が飛んできて、例の前輩との約束をすっかり失念していたことに気付きます。

で――ここの林のシーンって、いくつかまとめて撮ってたんでしょうね、昼間のはずが、いつの間にか夜だもの(笑)
大事な約束を忘れるとはと怒られた十一郎、
「人助けをしていたので」
「人助け? 誰を?」
「その――」
「言って見ろ。誰をだ?」
「前輩は、どうして蕭家の事情に詳しいんですか?」
って、そう切り返しますか(笑)

んで、明日もう一度この場所でということになって、割鹿刀の秘密を解き明かして逍遥公を倒すのは武林の平和にかかわる大事だからと、頭をはたかれ ヾ(~O~;)
「忘れるなよ。いいか」
念押しをされ――
おとーさんが行っちゃった後で、何なんだ、あの前輩は? という感じで口真似をして顔をしかめる十一郎というのが、なんか、やけに可愛かったです。
そういえば城壁には、薬にしたくも、こういう可愛らしさは無いなぁ。

そうして、璧君と一緒に沈家へ行ってからの、老太君と十一郎との舌戦というか、あの婆さま相手に一歩も引かず、普段は上長に対してはそれなりの礼を尽くしているのが、か~なり皮肉な物言いをしたり、というあたり、なかなか見応えがありました。
それにしても、とことん城璧の肩を持つ老太君、あの婿のどこをそんなに見込んだんだろう?
(というか、単に自分のメガネ違いを認めるのがイヤなだけだったりして)

で、その婿殿、見切られて見捨てられて、最後通告までされちゃったくせに、どうにも璧君が諦められず、十一郎との仲を裂く方法を考えに考えた末、白老頭から奇毒を脅し取り、お茶に混ぜて老太君に飲ませてしまいます。
……本当に人間辞めてるよね、この男(--;)
なんか、部屋に閉じ込めた小瑾には、食事も持って行かせてないみたいだし。

その城璧を訪れた司馬相、そもそも彼も、点穴されて小瑾と同じ寝床へ放り込まれただけという、いわば被害者なんだけど、小瑾と連家堡の名節のため――と云うんでしょうね、小瑾との縁組を申し込みます。
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というところで24集へ。




蕭十一郎 第23集

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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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