蕭十一郎 第25集

ここから30集まで、目の離せない展開になってまいります。
同時に、人によっては見るのが辛い~という展開も……(/_;)


さて。

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連城璧の本性を思い知らされた老太君ですが……
連城璧に罪をかぶせようと云うのか。
一度は十一郎を追い出した老太君でしたが、
「喉がお渇きでしょう。さ、さ、さ。お茶をどうぞ」
徐姥姥の言葉に、城璧にお茶を飲まされたことを思い出した太君、まさか、と思いつつ、
「蕭十一郎。お戻り!!」
十一郎を呼び戻し、祖母の怒りに驚いて飛んできていた璧君と徐姥姥を退け、手を貸しておくれと、用意させた盥に靴をつけさせます。
と、水は見る間に真っ赤に染まり、
「血! さすれば、巷で噂の白髪魔女は、この私であったか!」
愕然とする老太君。
確定はできませんと言う十一郎ですが、あの表情を見るとな~

それでも、璧君に知られてはいけないと、これだけは2人の共通の認識で、
扉の外で気を揉んでいた璧君に、お祖母さまと何の話をと聞かれた十一郎、
「秘密」
と、冗談めかして誤魔化します。
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う~ん。強い男なんだけど、限界を超えてるだろう辛さや痛みを、こうやって人前では笑って堪えちゃうって、見てて痛々しいですねぇ。

一方、風四娘の家では、傷も癒えた楊開泰が、改めて四娘に結婚を申し込んだのですが……
自分は一生男に嫁ぐ気はない、あんたとの間も、一般的な友人以上の何もでもないと、断ってしまいます。
開泰を好きになってるのははた目からは明らかなんだから、素直に受けりゃぁいいと思うんですがねぇ。
――と云う次第で、誠心誠意の申し込みを断られて傷心の開泰、明日には例の店舗に移れるように、今日のうちに掃除をして準備を整えておくようにと泥鰍に命じます。
え~っっっ!? と、白髪魔女との遭遇の可能性に怯える泥鰍。

その夜、再び老太君を訪った十一郎、話しの様子からすると、朝、部屋を出て行ったときにはもう、相談はまとまってたんでしょう、
太君の睡穴を突いて、自分が外で見張りを務めましょうと言う十一郎に、
「一生、見張りを務めるわけにはゆきますまい」
ということで、十一郎が担いできた袋に入っていたのは、手枷のついた鎖。
太君の睡穴を点穴しておいて、体の方も鎖でぐるぐる巻きにして、寝台に繋いで、その上で自分は部屋の外で見張りを務めていたわけですが――
(これ、白緑両老頭だったら、絶対に途中で寝ちゃったでしょうがねぇ)
三更を過ぎ、十一郎が部屋を覗いたその時、ふいに顔を上げた老太君が、かっ、と目を見開くや、ものすごい力で鎖を引きちぎります。
その力たるや、止めようとした十一郎を、手刀の一撃で昏倒させるもの凄さ。

そうして、夜の街へさまよい出た老太君、夜警の男をはじめとして、白髪魔女を退治しようと待ち受けていた江湖の使い手を、片端から殺戮してゆきます。
――というの、もともとがかなりの使い手でもあったご婦人ですが――人間の体って、実はもっと力が出せるんだけど、そうして負荷を超えると、筋肉やらそっちの方が壊れてしまうので、ある程度以上の力は出せないように、いわばストッパーがかかってる状態だって言いますよね。
動かないはずの手足が動くのも、いくら使い手とはいえ、一老婦人がこれほどの武功を使えるのも、おそらくは薬の作用で、このストッパーが外れてしまっているのではないか、と思ったわけですが……
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十一郎が気絶しているのを確認して、太君の後を追う城璧(だから、人をまたぐなって ヾ(~O~;) コレ
意識を取り戻し、やはり太君の後を追う十一郎。
そうして、もう一人、この殺戮現場を目撃することになった運の悪い人物が、あの泥鰍。
店の戸締りをして出て来て、うわ~三更回ってる~と言ったところで、あそこへ行っちゃ死体に遭遇、こっちに逃げちゃ死体に遭遇。で、腰を抜かしそうになりつつ、這って逃げた先にあったのが、白髪魔女こと老太君の足で、立ち上がってゆくにつれ、お尻、背中、肩、頭――って、スプラッター・ホラーの常套を踏襲しつつも、なぜ、ここで喜劇? とも思うんですが、これが浮かないから凄い。

で、あわや殺されそうになる泥鰍――まだ死にたくない、助けてという泥鰍に、太君の表情が葛藤してるように見えたあたりも細かいんですが――そこで一番鶏の時を告げる声が聞こえ、太君は眠りにつき、命拾いをした泥鰍は……腰も抜かさずに逃げてゆくんだから、案外大した子かも(^▽^;)

そうして、すべてを見届けた後、わざわざ太君の点穴を解いた城璧、筋脈を断たれた手足が動くようになったことに、お祝いを申し上げる。これは小婿からのささやかな贈り物と、これがもう、見事に憎ったらしい悪役ぶりで。これに比べれば逍遥公どころかブラック木郎や調子こいてる時の劉督主、大宮主だってまだ可愛いもんだと言いたくなりますよ。
一足遅れて到着した十一郎が、城壁の行為と言葉に怒って打ち掛かるのに、自分が死ねがば君も黄泉路の道連れだと牽制するし。

更には、どうしてこんな仕打ちをという太君に、もし璧君が連家堡へ嫁がなければ、自分は今の苦しみを受けることはなかった。つまりそれは、太君のせいだから――逆恨みもいっそここまでくれば――やっぱり見事じゃない。
というか、死にさえしなければいいと言うんだったら、いっそ手足の筋切って、寝たきり状態にしてやっちゃあダメなのかと、視聴者の方が考えるほどの憎ったらしさでした。

で、逆に、家へ戻って対策を考えましょうと太君を抱き上げる十一郎の優しさが胸に痛いわけですが、
それに対して城璧、老太君を救うには首を刎ねるしかない。それ以外の方法では、たとえ死んでも、三更を過ぎるごとに墓からよみがえって人を殺戮して歩くぞと――こいつ、頚椎のあたりの急所を破壊して、植物状態ってダメ?

屋敷へ戻り、黙々と、老太君の顔に付いた返り血をぬぐう十一郎に、
「殺しておくれ」
老太君、涙ながらに訴えます。
沈家の先祖にも、武林の友人にも顔向けができず、まして、自分が手に掛けた無辜の人々には、死をもって償うしかない。このことが表に現れれば、残されることになる璧君にも――
かき口説く老太君の顔を、やはり無言のまま、極力表情を消して清める十一郎。ただ、濡らした手巾を絞る手にだけ、隠しきれない感情が現れていたようですが――
不意に席をけるようにすると、戻っておくれと呼び止める老太君の声に耳も貸さず、いずこかへ立ち去ります。

というころ、こちらは――様子からすると緑老頭、白老頭の告白を聞いたんですね。
そこへ、飛ぶようにして駆け付けて来た十一郎、
「白老前輩!」
名を呼ぶと、後は無言のまま跪きます。
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(こういう場面にもかかわらず、この姿勢のきまり方とかが恰好いいと思ってしまった)

「もし方法があれば、誓いを破ったと雷に撃ち殺されても、お助けしたよ」
涙ながらに言う白老頭。
「じゃが、方法はない。本当に、無いんじゃよ」
「首を胴から切り離す他にはは――ですね」
「少主(城璧)に聞いたのだね」
「そうなのですね」
確かめ、涙を――あるいは苦痛をこらえるように一瞬瞑目し、
「感謝します。前輩」
決然と立ち去る十一郎。

ああ。あの青年は、たとえ血の涙を流しながらでも、老太君の首を刎ね、その魂を救うだろう。だが、そのあとは――十一郎と老太君の受ける苦しみ、残される璧君の苦しみと嘆きを思い、少主はなんということを――悲憤の声を上げる両老頭。
これ以降、しばらく十一郎の登場シーンになるたびに、わたくし、本当に胸を押さえて見てました。実際にね、心臓じゃなくて、本当の胸の中心あたりが痛くなるんだね。

そうして――
婚礼の当日、司馬相との結婚に抗議して食を断ち、倒れた小瑾を見た緑老頭、
「十一郎も老太君も少夫人(璧君)も、少主のために、酷い、辛い目に遇わされている。幼い時からこれまで、ずっと成長を見守って来た小瑾までが不幸になるのを、見過ごしにする気か?」
白老頭を説得。城璧への造反を企てます。
それは、小瑾を、彼女を心から愛している霊鷲に託すことでした。

その頃、ふらりと四娘宅を訪れた十一郎は、開泰が新店舗に移ろうとしているところへ来合せます。
新店舗の所書きを渡す開泰に、何の商売をするつもりかと聞く十一郎。まだ決めてはいないがと答えた開泰。それでも、
「ご安心を。蕭兄の金は、1年後には必ずお返しします」
――って、開泰の十一郎に対する呼び方、蕭兄弟(これは、目下に対する呼び方ですな)から、いつの間にか蕭兄になってる。
ちなみに十一郎の方は、楊公子→楊兄→開泰で、それぞれの中での相手の位置(と、親しさ)の変化が感じられて、面白いです。というのはさて置き。

「一年後――」
世の転変は常ならず。一年先がどうなっているか、誰にわかるだろう。
呟く十一郎。
常にない様子の十一郎に怪訝な顔になる開泰に、わずかに表情を戻すと、四娘は一緒には行かないのかと問う十一郎。
それに、彼女は行きませんとだけ答えた開泰、
「どうぞ訪ねて来てください。歓迎します」
言い置いて、四娘に――と云うより、四娘と開泰の仲がこのまま終わってしまうことに心を残す様子の泥鰍を引き連れ、去ってゆきます。

そうして家の中では、一人、酒を呷る四娘。
どうやら、開泰を本気で好きになってしまった四娘、自分は開泰の妻に――と云うよりも、人の、それも堅気の男の女房になるような女じゃないと、自分から身を引いてしまったようで。そうして、十一郎にはそれがわかったようで。
そうして四娘の方も、何が起こっているか、詳しいことは言わないけれど、十一郎が酷く辛い思いを抱え込んでいることはわかった様子。
で、以前にも、何かがあるとこんな風に、並んで呑んでたんでしょね。
一緒に飲もうか、並んで酒瓶を傾ける二人。
ですが、さすがの四娘も、十一郎が密かに別れを告げに来たことには、気づいていないようで……。
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こういう感じの2人も、かなり好きです

という頃の、一方こちらは逍遥窟。
連家堡と司馬山荘の縁組を壊そうと、逍遥公、花嫁の行列の襲撃を命令。
と、ここで、お前は留守番と言われた小公子が激しく抗議。
雪鷹は連城瑾を憎んでいるから殺してしまうに違いない――とか言ったようですねぇ。
兎に角仲の悪い逍遥窟の弟子たち、襲撃の場でも、何かをやらかしてくれそうです。

という計画があることも知らず、花婿である司馬相の迎えを受け、花嫁の行列は出発します――って、普通はこういう風に婿さんが迎えに行って、行列に付き添うものなんだよねぇ。
何故だか連城璧の時は、璧君を迎えに行ってなかったけど。

ところが、輿の中の花嫁、実は緑老頭の変装で――と云うところで、話は26集へ。



蕭十一郎 第25集



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rei★azumi

Author:rei★azumi
ヒト属ネコ科 コタツ猫亜種 読書ネコ
『神鵰侠侶』で金庸にハマった、金庸初心者。
とりあえず、金庸の小説全作品読破を目指すも、突如神鵰侠侶二次小説にハマる。
さて、この先、どうなりますことやら。

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